JPS594041B2 - リユウタイヨウアツリヨクチヨウセイキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内部に調整弁とこの調整弁を操作する調整作動
体とを内蔵したケーシングを有する流体用圧力調整器で
あつて、調整作動体が出口圧の調５ 整のための調整装
置を備えており、この調整装置は調整作動体の上刃に配
置されていて作動部材を介して外部から調節可能である
形式のものに関する。

このような形式の公知の圧力調整器においては、１０調
整弁は調整作動体によつて圧力比に関連して調節され、
この調整作動体は調整ピストンからかまたはダイヤフラ
ムから構成されている。

調整装置は調整作動体へ作用し、この場合この調整装置
から調整弁へ向かつて開放力向で作用する力の前調１５
整が可能であり、これによつて所望の出口圧または調整
特性を調整することができる。調整装置の操作はハンド
ル車を介して行なうことができ、このハンドル車は圧力
調整器のケーシングの上部に配置されており、圧力調整
器の中心軸線内にある２０作動部材を介して調整装置と
接続されている。このような圧力調整器をスイツチボー
ドヘ取付けることは比較的困難であり、というのは通常
スイッチボードの他の機器、例えば出口圧の測定用のマ
ノメータが圧力調整器と接続されねばならないか２５ら
である。このためには圧力調整器のケーシングとマノメ
ータとの間に測定導管を設ける必要があり、この測定導
管は確実にシールされていなければならない。更に、大
きなスペースが必要とされ、また、ハンドル車の調節は
直接的な作動によるこ３０とに基づき通常大きな力を必
要とし、これによつて、微細な調整が困難である。本発
明の目的は上記の圧力調整器を改良して、他の装置と一
緒に有利にスイッチボートに取付け可能にしかつ、圧力
調整器の調整が僅かな力で行３５なえるようにすること
である。

この目的を達成するために本発明の構成では、調整装置
のための作動部材がケーシング内またはケーシングカバ
ー内でほぼ直角に転向しているとともにケーシングの片
側で外部へ案内されており、ケーシングのこれと同じ側
が平らに製作されていて、ケーシングのこの同じ側にお
いては上記作動部材とほぼ同じ平面に測定器例えばマノ
メータのための接続部が設けられており、この接続部の
軸線は調整装置の作動部材の調節軸線に対して平行に配
置されている。この構成によれば圧力調整器のケーシン
グが片側でスイツチボードに取付けられることができ、
この場合測定器は直接的に圧力調整器のケーシング内へ
接続されることができ、この結果特別な測定導管が必要
なくなる。更に測定器をスイツチボードに固定するため
の特別な固定部材が必要なくなる。スイツチボードに測
定器と圧力調整器を取付けて接続させることはこの形式
によれば極めて簡単かつ容易になる。本発明の１実施例
では作動部材の転向部は互いに交わる２つの移動路上で
移動可能な２つの滑動体から構成されており、これらの
滑動体はそれぞれその移動路に対して傾斜した滑動面を
有していてこれらの滑動面に沿つて互いに当接している
。

これによつてスイツチボードへの取付けに特に適した調
整装置用作動部材が構成されている。滑動面の傾斜角の
選択によつて任意の伝達比を有する作動部材を構成する
ことができ、この結果調整装置は僅かな力で調節される
ことができ、比較的小さな操作部材しか必要とされず、
このことはスイツチボードの機器としては極めて有利で
ある。更に、このような転向部においては極めて正確に
微細な調整を行うことができる。調整の正確さは本発明
の別の実施例によれば次のようにして更に改善されるこ
とができる。即ちこの実施例においては、両刃の滑動体
の一力がばねによつて負荷されていてこのばねがこの一
力の滑動体を他方の滑動体に押し付けている。これによ
れば作動部材内に Ｊ生じることのある遊びが補償され
、更に振動による不慮のずれが阻止される。本発明の転
向部は製作が容易であり、というのは簡単な形状の部材
が使用されているからである。次に図示の実施例につき
本発明を説明する。

図は、スイツチボードに取付けられた圧力調整器をスイ
ツチボードの平面に対して垂直な平面によつて中央を縦
方向に断面して示したものである。図示されている圧力
調整器はケーシング１を有しており、このケーシング１
は組合わされた３つの部分から構成されており、即ちカ
バー３によつて閉鎖されているケーシング下部２とケー
シング上部４とから構成されている。ケーシング下部２
内には調整弁が配置されており、この調整弁は弁座５と
閉鎖ばね６によつて負荷されている閉鎖体７とを有して
いる。この閉鎖体７は調整作動体によつて操作され、こ
の調整作動体は本実施例では平らな調整ピストン８とし
て構成されており、この調整ピストン８はカバー３によ
つて構成されたシリンダ内で隙間なく案内されている。
調整ピストン８の下刃の中空室９は圧力調整器の出口１
０と接続している。入口はケーシング下部２の背面側に
あり、これは図示されていない。この入口は弁座５の下
刃で環状室１１内へ開口している。調整ピストン８の上
刃には中空室１２があり、この中空室１２は閉鎖体７内
の通路１３を介して環状室１１と接続している。中空室
１２内の圧力は調整装置１４によつて調整され、この調
整装置１４は調整ピストン８上に配置されていて、本実
施例ではばね１５によつて負荷された絞り弁１６から構
成されている。ばね１６の初ばね力は作動部材１７と調
整筒１８とを介して外側から調整可能である。作動部材
１７はケーシング上部４内で直角に転向しており、ケー
シング１の片側でこのケーシング１から外部へ延びてい
る。転向部は２つの滑動体１９，２０によつて構成され
ており、これらの滑動体１９，２０はケーシング上部４
内で互いに直角に交わる２つの移動路上で移動可能なよ
うに案内されている。両刃の滑動体１９，２０は移動路
に対して傾いた滑動面２１に沿つて互いに当接している
。絞り弁１６の弁体は滑動体１９によつて保持されてお
り、この滑動体１９は同時にばね１５を支えている。滑
動体２０内へはねじスピンドル２２がねじ込まれており
、このねじスピンドル２２は調整筒１８によつて回転さ
せられることができる。更に曲りばね２３がカバー３と
ケーシング上部４との間に緊定されており、この曲りば
ね２３は滑動体２０を滑動体１９に向かつて押し付けて
おり、これによつて作動部材１７内に生じることのある
遊びが補償されており、誤差調整の必要がない。ケーシ
ング１の、作動部材１７の調整筒１８が突出している側
においてはケーシング下部２内に接続部２４が設けられ
ており、この接続部２４の軸線は作動部材１７の調節軸
線に対して平行に、即ち調整筒１８の軸線に対して平行
に延びている。

接続部２４内には測定器２５、例えばマノメータがねじ
込まれている。更に図から分るように、圧 ９力調整器
はケーシング１の、調整筒１８と測定器２５とのある力
の側でスイツチボード２６に取付けられている。このス
イツチボード２６は、測定器２５の接続管片と調整筒１
８とが貫通するための切欠きを有している。これによつ
てスイツチボ １ード２６はケーシング下部２と測定器
２５との間に緊定されている。必要に応じて付加的な固
定用ねじを設けて、この固定用ねじによつてケージング
１をスイツチボード２６に固定するようにすることがで
きる。調整筒１８と測定器２５はスイツ １チポート２
６上で直接的に隣り合つて位置しており、この結果圧力
調整器はスイツチボード２６の小さな面しか占めない。
更に測定器２５が直接的にケーシング下部２内にねじ込
まれているので、スイツチボード２６へ測定器２５を固
定するためシの特別な固定部材およびケーシング１と測
定器２５との間の特別の測定導管を設ける必要がない。
従つてスイツチボード２６への圧力調整器の組付けが簡
単である。図示されていない接続部材を介しで環状室１
１二内へ供給された圧力媒体は貫通孔２７と閉鎖体７内
の通路１３とを介して中空室１２内へ達し、調整ピスト
ン８の上面へ作用する。

これによつて閉鎖体７が閉鎖ばね６の力に抗して下方へ
動かされ、弁座５が開放される。このため圧力媒体は中
空室．９内へ達し、出口１０へ向う。この場合に中空室
９内に形成された圧力は調整ピストン８を介して弁座５
と閉鎖体７とを閉鎖させる力向で作用する。この結果調
整ピストン８および閉鎖体７は中空室９内と中空室１２
内との圧力の比に相応した位置に調整される。中空室１
２内の圧力は調整装置１４によつて制御され、絞り弁１
６のその都度の位置に関連している。

この絞り弁１６またはこの絞り弁１６のばね１５は作動
部材１７を介して調整筒１８によつて調節される。作動
部材１７内に設けられていて滑動体１９と２０とから成
る転向部が設けられていることによつて正確で微細な調
節が可能であり、この転向部の伝達比は滑動面２１の構
成形式に従つて任意に選ぶことができる。この結果調整
装置１４を介して、中空室１２内の圧力ひいては出口１
０の所での圧力調整器の出口圧を微細に調整することが
できる。スイツチボード２６上で調整筒１８に近接して
取付けられている測定器２５を介してその都度の圧力値
を読取ることができる。

【図面の簡単な説明】

添付図面はスイツチボードに取付けられた本発明の１実
施例の圧力調整器をスイツチボードの平面に対して垂直
な平面によつて中央で縦力向に断面した図である。 １・・・・・・ケーシング、２・・・・・・ケーシング
下部、３・・・・・・カバー、４・・・・・・ケーシン
グ上部、５・・・・・・弁座、６・・・・・・閉鎖ばね
、７・・・・・・閉鎖体、８・・・・・・調整ピストン
、９・・・・・・中空室、１０・・・・・・出口、１１
・・・・・・環状室、１２・・・・・・中空室、１３・
・・・・・通路、１４・・・・・・調整装置、１５・・
・・・・ばね、１６・・・・・・絞り弁、１７・・・・
・・作動部材、１８・・・・・・調整筒、１９，２０・
・・．・・滑動体、２１・・・・・・滑動面、２２・・
・・・・ねじスピンドル、２３・・・・・・曲りばね、
２４・・・・・・接続部、２５・・・・・・測定器、２
６・・・・・・スイツチボード、２７・・・・・・貫通
口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 内部に調整弁とこの調整弁を操作する調整作動体と
   を内蔵したケーシングを有する流体用圧力調整器であつ
   て、調整作動体が出口圧の調整のための調整装置を備え
   ており、この調整装置は調整作動体の上刃に配置されて
   いて作動部材を介して外部から調節可能である形式のも
   のにおいて、調整装置１４のための作動部材１７がケー
   シング１内またはケーシングカバー内でほぼ直角に転向
   しているとともにケーシング１の片側で外部へ案内され
   ており、ケーシング１のこれと同じ側が平らに製作され
   ていて、ケーシング１のこの同じ側において上記作動部
   材１７とほぼ同じ平面に測定器２５のための接続部２４
   が設けられており、この接続部２４の軸線は調整装置１
   ４の作動部材１７の調節軸線に対して平行に配置されて
   いることを特徴とする、流体用圧力調整器。