JPS5940080Y2 - 風力を利用した紙工品玩具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は風力を利用した紙工品玩具に関する。

従来から紙工品玩具としては数多くのものがあるが動的
なものは意外と少なく、中でも移動するというものは特
に少ない。

近時の移動する玩具はぜんまいや電気的な動力によるも
のが多く、きわめて機械的なものが多いのは承知のとお
りである。

本考案は上述の如き事情に鑑みて案出したものであって
構造はきわめて単純であるにもかかわらずその動きにき
わめておもしろい趣きかあり、動力として上記のような
ぜんまい等も一切使用しない風力を利用した紙工品玩具
を提供するものである。

以下に本考案の実施例を添付図面につき説明すると、１
は本考案紙工品玩具（以下本玩具という）を総括的に示
し、該本玩具１は長方形状の紙２又はそれに類するシー
トに例えばコ字状の切り込み３．３を連続的に形成し、
これら切り込み３，３を外側に折り起し、しかして折り
起した紙片部を羽根４，４とし、同時に開口部５，５を
形成し、紙２の両端を接着剤等により接合して全体をリ
ング状に形成してなるものである。

なお第３図及び第４図は他の実施例を示すものであって
第３図のものは切り込み３’、３’を紙の長手方向に対
して斜方向にし、かつ３列状に形成□し、従って羽根４
’、４’及び開口部５’、５’も斜方向かつ３列状に形
成されるものであり、第４図のものは羽根４，４を全く
形成しないものを示し、切り込みを口状にして切落し開
口するものである。

なお使用する紙の紙質は望ましくは耐水性のものが良い
。

紙面に模様や色彩を施すこともある。本考案は上述の如
きものであり、これを例えば地面等に置けば第２図、第
３図及び第４図のように紙白体の重みにより言わゆるキ
ャタピラ状の長円形に自然に形成される。

この状態で風が当ると長円形状を維持しながら回転し前
進する。

上記運動形態は恰も戦車等のキャタピラのようでもあり
・又ユーモラスでもある。

更に又全体はきわめて柔軟な構造であるため倒れにくく
、例えば走行面が多少凸凹していても弾むようにして進
んで行く。

本玩具はこのように自然的で単純なものではあるが、そ
のおもしろみはきわめて大なるものがあり、玩具として
きわめて好適なものである。

又本玩具はその構造から明らかなように帽子のように頭
に載置したり、腕章のように腕に通したりして携帯でき
るのでその多様性が上記の効果に付加され、そのおもし
ろみは倍加されると共にノペルテイ等にも応用できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本玩具を展開した状態を示す正面図、第２図は
本玩具の実施例を示す斜視図、第３図及び第４図は本玩
具の他の実施例を示す斜視図である。 符号の説明、 ある。 ２は紙、 ４は羽根、 ５は開口部で

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長方形状の紙２等のシートの全面に多数の開口部５，５
   を並行状に連続に形成し、上記シートの両端を接合して
   シート全体をリング状に形成してなる風力を利用した紙
   工品玩具。