JPS5938889A - 紙幣または同様な対象物の識別検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 紙幣や同様な貴重なシート状体を識別して検イトする装
置、特に無人給油所や駐車用建物等のような自動機械、
両換機、銀行用時間外集金装チ゛イ、および同様な目的
に対する要求が増えつつある。

ドイツ連邦共和国特許公告第２８２４８４９号によって
この種の装置が既に知られているが、この装置は検査さ
れるべき紙幣を移送する駆動製砂を備えた案内製鎖と、
紙幣の移送通路を横切って光線を発する光源と、前記通
路の他側に配置されて少なくとも紙幣の最大幅に等しい
長さを有する１列の光感応セルと、前記光感応セルの出
力信号を処理しかつそれらを記憶装置に記憶された基準
値と比較する処理装置と、紙幣の少なくとも１つの寸法
および色を決める装置とを有している。

この既知の装置は紙幣の長さおよび幅を測定する装かを
備え、この測定は欠陥のある部分たとえは、無効印があ
る時、検査されるべき特定範囲を選択するのに利用する
ことができ、前記範囲は２方向座徐によって表わされ、
また付加の装置は選択された範囲に対して鏡面対象を有
する望ましくない範囲を削除するように設けられる。

この既知の装置は光を発して測定する測定方法に特有の
一般的な利益を利用していない、すなわち紙幣の両面に
おける相違した非整合パターンを１回の走査動作で検査
できないことであシ、両パターン間の特定の関係に紙幣
が本物であるかまたは偽造されたかどうかを試験するの
に信頼できる基準となる０そのうえ、この既知の装置は
汚れたり擦り切れたシした紙幣やま新しい紙幣の有効性
を検査するには不適当であシ、しかもその動作は紙幣の
有効性を表わすものと考えられ得る特定範囲の存在に左
右される。紙幣は装置に記憶された前記範囲の座標に対
応する向きで挿入される。

フランス国特許公告第２２１８５７９号によって、金額
を示す特有の印刷を有する紙幣の特定範囲を検査するよ
うにされた装置が既に知られており、この装置において
は光電センサが反射光を利用して光を走査するのに用い
られている。このような装置はこの方法で分析されるの
に適当な印刷パターンを持つ特定の国の紙幣にしか利用
できず、そのうえ紙幣を所与の方向で挿入する必要があ
る。

この発明は、例外なく使用でき、かつ検査されるべき紙
幣を特定の方向に挿入する必要のないこの種の装置を提
供する。さらにこの装置は紙幣等に対して極めて信頼で
きる検査を行なうことができ、またそれにもかかわらず
新しい紙幣や使用した紙幣の品質に関係なく、広く使用
することが可能である。

この発明による装置は、処理装置が光感応セルと同じ数
の多数の列を持つマトリックスバッファ記憶装置を鳴し
、前記セルの横方向の寸法が検査されるべき紙幣の最大
範囲の長さに含まれる数に行列の数が対応し、前記バッ
ファ記憶装置が紙幣の伝達パターンのデジタル画を形成
するようにして各記憶装置のセルが光感応セルによって
測定された様々な光強度に対応する多数のデジタル値を
含むようにされ、前記記憶装置の内容が紙幣の向きに関
係なく、それぞれ特定の紙幣の金額に対する基準パター
ンを有する部分記憶装置と比較器で比較され、前記比較
装置が統計的相関動作を行なうようにされた回路に接続
され、前記回路がより大きな範囲における色および（ま
たは）紫外線反射を測定する比較器回路に接続され、前
記相関回路が両パターンが十分に合致した際許容信号を
発するようにされることを特徴としているロマトリック
スハッファ記憶装置を用いることによって検査されるべ
き紙幣のデジタル画が装置に現われ、そしてこれは繰返
し読取ることができるため、非常に多くの比較動作を連
続して行なうことが可能となり、またバッファ記憶装置
の各セルは多数の光強度に等しいデジタルを含んでいる
ので、印刷パターンの変化に対して優れた識別力を得る
ことができる。完全な画が作られることから、装置は紙
幣の種類とは無関係であシ、可変要素は検査されるべき
紙幣の種類に適合される基準記憶装置であり、これらの
基準記憶装置は装置内でいくつでも形成することができ
る。

スペクトル分析によシ紙幣の色を検査することで本物に
対する付加の基準を得ることができ、またそのような検
査は紙幣の種類や金額およびその汚れ程度を決めるのに
も利用することができる。

紙幣の検査をその向きに関係のないように簡略化するた
めに、各部分記憶装置は様々な紙幣の向きに対応する少
なくとも４つの副記憶装置から成るのが好ましい。紙幣
の金額が向きおよび（またけ）色のような他の特性から
決定される場合には、用いられる特性の部分記憶装置は
そのような特性に基いて選択することができる。

バッファ記憶装置の読取シ順序の制御は、紙幣上のパタ
ーンの位置変化および（または）光感応セルに対する紙
幣の向きの変化を可能とするように、連続した読取り動
作を１つ捷たはそれ以上の行列によシすらして行なうよ
うにされ得る口部分記憶装置は測定地点に関する基準情
報を有するのが好ましく、前記測定地点は紙幣の少なく
とも一部に実質的に自由に分配されており、比較作業は
これらの地点においてのみ行なわれる。竹にこれらの測
定地点は最適の検査が最小数の測定地点で得られるよう
に選択される◎また測定地点は様々な紙幣で異なってい
る。これらの地点を自由にかつ可変に分配することによ
シ、偽造者か前述した既知の装置の場合のような検査区
域に集中することを防ぐことができる。

特に相関動作は測定の全範囲における一致した相対的な
偏差を容認し得るようにして行なわれる個々の測定値の
比の相関動作を有し、これによシ古い紙幣の摩耗や汚れ
を許容することかできる。

特に比較器における比較動作は紙幣の一部特に紙幣の半
分に対して行なわれ、そしてこの動作がほとんど決定的
でない場合には別の部分に対して異なった基準により繰
返すことができ、この結果部分的に損傷した紙幣が容認
される。

特に比較動作は紙幣の寸法、色、紫外線反射等が基準に
合致した場合のみ行なわれ、これは明らかに許容できな
い紙幣の場合に時間を節約することができる。

特に色測定装置は検査されるべき紙幣の幅の実質的部分
にわたって秋分を行なうようにされており、これにより
色を詳細に検査する必要のないことが理解される。

最後に、色測定装置は紙幣が到達する前に光源強度の測
定に基いて光強度の測定を行なうようにされている・こ
のようにして光源強度の低下を補償することができる。

以下この発明を図面を参照して一層詳細に説明する。

第１図に概略的に示すこの発明による装置は検査すべき
紙幣を供給する案内板１を翁している左側においてこの
案内板１はこの発明の−Ｂ１＼を成す自動装置の挿入口
（図示してない）に通じており、また挿入口と案内板１
との間には機械的方向決め装置（図示してない）が設け
られ、この装置は、挿入された紙幣が案内板１０案内縁
部２に対して真直ぐに供給されるのを保証する口この案
内板１には駆動輪３が包含され、これらの駆動輪６は軸
４に連結され、軸４はひも、歯伺ベルト、チェーン等を
介して図示してないモータに連結される。

必要ならば、供給された紙幣を確実にグリップできるよ
うにするため案内板１の上に一つまたはそれ以上の従動
押えベルト等を設けることができる。

案内板１にはセンサ５、特に電子−光学センサが設けら
れ、このセンサは、案内板１上に紙幣が入ってきた際に
駆動モータを作動させおよび（または）他のスイッチン
グ動作を行なわせるようにされる。

センサ５からある距離の所で案内板１の上方にランプ６
が設けられ、このランプ６は金属化されるか或いハミラ
ー７の前に取付けられ、また必要ならば、しや熱装置を
設けることができる。必をならば、ランプ６の下側には
集光レンズ８を取付けることができる。

ランプ６の下方において、案内板１にはスロット９が設
けられ、このスロット９ｄランプ６から放出された光を
通す。スロット９の下側にはホトダイオードのような一
連の光感応セル１０が設けられ、これらのセル１０に′
ｉ互いにできる限夛近接して配列され、各セルは組合さ
った測定面を画定するコリメータとして働く管状包囲体
１１内に収容されている＠ スロット９を越えてランプ６からの光ビームの範囲内に
は第２のスロット１２が設けられ、この第２のスロット
１２Ｆｉ、損傷され得る紙幣の縁領域を除くため第１の
スロット９よシ狭くなっている。

この第２のスロット１２の下側には概略的に示す光学系
１３が設けられ、この光学系１３は通過してまたビーム
を三つの感応セル１４に向け、これらの感応セルのうち
の二つには色フィルタ１５が組合され、これらの色フィ
ルタ１５は相互に異なったスペクトル伝達領域をもって
いる・これらの感応セルによって、第２のスロット１２
の上ニ位僧゛シた紙幣部分の色が測定され得、フィルタ
を備えてないセルはフィルタ１５によって伝達される部
分領域における強度を決める基準値を供給する。

紫外線放射から成るランプ６によって放出された光の一
部は光学系１６によって案内板１の領域１７に向けられ
る。照射した放射線は紫外線吸収フィルタ１９を備えた
感応セル１８によって年収される。

紙幣の入・つてきたことがセンサ５によって確認される
とすぐに、駆動輪３およびそれと組合った押えボルトが
作動される。ランプ６が点灯しなければ、それは作動さ
れ、または節約回路がオフ状態にされる。さらに、以下
に説明する処理回路が作動される。紙幣はランプ６の下
を通過し、それで放出された光は紙幣を通過し、そして
被印刷パターンに相応して吸収または透過され、また移
送速度に相応して、伝送中紙幣の幅にわたってスロット
状の走査が行なわれる。透過光の強度は個々のセル１０
の出力信号に影響する。

第２のスロット１２を通過した光はセル１４に達し、そ
してフィルタ１５を備えてないセル１４は広いスズクト
ル領域内における総透過光強度を検出することができ、
また他の二つのセルはスはクトルを部分領域に分ける。

ランプ６は近紫外線にわたる放射スペクトルをもつラン
プであシ、例えばハロゲンランプである０光学系１６は
動いている紙幣に紫外線放射を向け、この放射によ・シ
紙に存在する螢光成分が発生され得る◎そして螢光放射
の強度はセル１Ｂによって検出される。特に紙幣に用い
られる特に冒品質の紙類は螢光を発しないかまたは単に
弱い螢光を発するだけであシ、それでこのようにして他
の紙による偽造は検出され得る。

案内板１の右側端には許容された紙幣を促成された年収
容器に向ける補助装置（図示してない）が設けられ、ま
た拒絶された紙幣は通常のように戻しスロット等に向っ
て戻される。

検査される紙幣は透照されるので、紙幣の両側の印刷は
透過光の強度に影響を及ぼす０少なくとも実質的な部分
における印刷は複紳なパターンから成！ｌｌ得、そして
両側のパターンは通常実質的な部分で一致せず、十分に
多くの数のセル１０を用いた場合に許容性に関する有効
な検査を得ることができる・走査は紙幣のできる限り大
きな幅にわたって行なわれるので、印刷パターンおよび
すかしの最も特徴とする部分の位置した部分領域は確実
に走査される。さらに紙幣の局部損傷は拒絶とする必要
のないようにされ祷る＠この目的で、セルの測定信号は
、安全弁別限界を適用できるように、すなわち実際の紙
幣に基づいて固定された規格との所望の数の局部一致か
ら認容が得られるようにして統計的に処理される必要が
ある。

上述のこととは別に、検査は紙幣の差し込向きに関係な
く行なわれ得ることが保証されるべきである０透照にお
いてどちら側が上であるかは関係ないが、印刷パターン
は一般に標準値と測定値との比較が紙幣の方向によって
影智を受けるような程度に非対称である。さらにこの発
明はプロセス回路の構造を簡単化し得るような装置の使
用を除外しないが異なる金額（の紙幣）用に異なる挿入
口または個別に操作されることになる選択ボタンの用い
ることは一般にさしされシがあると考えら詐るので、紙
幣の金額は一般に確認されることになる。

この発Ｅ！Ｉｊに従って紙幣の識別と検査の行なわれる
仕方について以下詳しく説明する０第２図に二つの異な
る図Ｔｉｎに符号２０で概略的に示すように例えば２５
フローネのオランダ国紙幣を参照して説明する。この紙
幣は両側に実質的に印刷されてない広い縁部２１を備え
ておシ、この縁部２１には金額を表わす印刷２２、−側
における盲人用の触覚記号２３および他側における一連
の番号２４が設けられ、また紙にはすかし２５が設けら
れているロー側の横綴部２６は全く印刷されてなくまた
他側の横縁部２６は部分印刷されてなく、また比較的狭
い他の端縁部２７も印刷されてない。中間部分２８は両
側において異なる複雑な線格子パターンが形成されてい
る。色は金額の特徴である。

オランダ国の紙幣は全て幅が同じであるが金額に１４、
じて長さが長くなる。紙は実質的に、実質的な紫外線螢
光を発生する成分を含んでない〇このような紙幣がラン
プ６の下に移送されると、セル１０ｔｊ：局部透過率に
関係した多少強い信号を発生し、またセル１４＃１、％
に紙幣の幅の一部に対してフィルタ１５で決まるスはク
トル領域における平均透過率を表わす信号を発生する。

第３図に概略的に示すように、セル１ｏの信号は弁別器
２９（信号の強さを多数の群に分け、その結果デジタル
信号を発生するようにされる）を介してセル６１をもつ
バッファすなわち中間記憶装置３０に供給され、上記セ
ル６１は例えば行列に分けられている。連続したコラム
（＆Ｉ）への信号の書き込みは駆動輪３の駆動装置に接
続したセンサ３２の制御でなされ、それでこの操作は紙
幣の移送速度に一致させて行なうようにされる◎紙幣を
完全に走査した後、セル３１の内容は格子の形状の紙幣
の画を形成し、紙幣の両面の印刷パターンは当然互いに
重なシ合っている口記憶セル３１の内容は測定セル１０
で測定した透過率の測定である。記憶セルは特に各々２
８の容量をもち、従って測定値の細かな分類を得ること
ができる。

セル６１におけるこれらの測定値の分布は挿入されたと
きの紙幣の方向に関係し、上下および左右のような幾つ
かの可能性がある。紙幣の縁部分２５．２７に相応した
記憶セルの仮の走査によって、これらの部分の位置が決
定され得、また例えば金額印刷２２および例えば触覚記
号２６の位置からどちらの側が上に向けられているかが
確証され得るＯ バッファ記憶装置６０はそれぞれ行および列接細部３３
．３４によって走査され得る。決定された紙幣の方向に
関連して行および列における走査を行なうことによって
、特定の記憶セルはその転換において常に案内板１上に
おける紙幣の方向に関係なく走査シーケンスの同じ点に
ある。

比較のために用いた基準値は多数の記憶装置３６ａ−−
−ｄにデジタル形で記憶され、各記憶装置け所与紙幣金
額に相応し、その数はたとえば５フローネ、１０フロー
ネ、２５フローネ、１００フローネ等のような、識別さ
れるべき金額の数に左右される。バッファ記憶装置３０
から連続して読取られるデータはたとえば相関処理によ
り、適当な記憶装Ｗ３６から順次耽増られる対応する値
と比較器３７で比較される。

従って補正記憶装置３６に切換えるため、紙幣の金額が
まず最初に決定される。オランダ国祇幣の場合には、こ
れはたとえば紙幣の長さを測定することで行なうことが
できる。これはセル３１のマトリックスにおける行列の
内容で得ることができる。このため第３図における最後
の行列端子３４′は計数器６８に接続され、この計数器
３８は比較器６７にセット信号を送って関連した記憶装
置３６との接続部を付勢するようにされている。

線図で示されたセンサ５および時間測定回路３９によっ
て紙幣の長さを測定することも可能であり、その時期は
センサ６２により回路３９に与えられ、またセル１０間
または回路３９と計数回路６９との間は直接接続するこ
ともできる◎ 金額の決定は色の測定によって行なうこともできる０セ
ル１４は、強度比を決定しかつそれから色の情報を発す
るようにされた回路４０と接続きれている口この回路４
０は補助回路４１に接続され、この回路は全範囲にわた
って積分を行なった後必要に応じて、記憶装置４２に記
憶された′ｊｓ準値との比較動作を行なうことができる
口まだ回路４１はバッファ記憶装置の形を有し得、これ
は紙幣の多数のストリップに関する情報を記憶し、この
情報を記憶装置４２からの対応する情報と比較するよう
にされる。色の測定、または所望されるならば初めに検
査した紙幣の部分の色の測定だけを金額の％徴として用
いることができ、これは接続部４６を経て回路３７に送
られ、金額の調整を行なうようにされる。両方の特徴す
なわち長さおよび色を共に使用することもまた可能であ
シ、それで記憶装置６６間の選択は両者の相関関係を十
分にするように行なわれるだけである。

装置の測定はたとえは紙幣がスロット９に達する前に行
なうことができ、（紙幣なしで）測定された光強度はた
とえばランプ６の強度が減少した場合に測定結果を新し
くすることで８！準値として用いられ得る。バッファ記
憶装置４２が用いられ。

る際に、適当な値が正しい時にそこから発生されること
ができる。

回路３７は比較結果を処理決定回路４４に送シ、この回
路４４でこれらの結果が処理される０色の測定をする比
較器回路４１もまた回路４４に接続され、色の測定結果
を判断できるようにされている。測定用セル１８は再び
バッファ記憶装置の形を取シ得る処理回路に接続され、
この回路はまた回路４４に接続される。

回路４４ではそれに供給された情報に基いて決定がなさ
れ、また出力４６では制御信号が作られ、これは収集容
器かまたは返却スロットかに紙幣を向けるゲート装置を
作動するのに用いることができ、収集容器に向ける場合
には、品物の供給、ゲートの開放、両換金の払い戻し等
のような機械の別の動作が開始されることができる。

記憶装置３６．４１　（および場合によシ４５）は次の
ように調整することができる。様々な紙幣を考慮して種
々の測定値が決定されて数値に変換される。そのうえ、
特に色値については、新しい紙幣とまだ使用できる古い
紙幣との間に存在する偏差が決定され得る０これらのデ
ータは適当な記憶装置に記憶され、その記憶装置から装
置の記憶が入れられる。従って様々な国に適合した記憶
を作ることができ、それらは必要に応じて装置に挿入さ
れて取出されることができる。

装置内で統計的処理を行なっている間、様々な地点で測
定された値とそれに対応する記憶値との相関関係が全範
囲にわたって決定され、そして必要な場合には許容され
た変化範囲の幅が固定される。この幅は局部的な損傷、
折υ線、銘刻、汚れ等が許容し得る範囲内ならば紙幣は
拒絶されず、はとんどの部分を失なった紙幣が拒絶され
ることになるようにして決められるべきである◎所望さ
れるならば、種々の重量ファクターを様々な範囲の処理
に用い、Ｍ要なパターン要素を持つ範囲に対して検査の
結果多大な影響を与えるようにすることができる。

たとえば検査プログラムは次のように組立てられること
ができる。センサを通過した後紙幣が所与の時間内で光
線に到達し、そしてたとえば、螢光発光が許容範囲内に
残存すると、寸法測定が行なわれ、その後で表面全体に
わたって色測定が行なわれる・これらの測定が完了する
と、透かしおよびこれに続いてパターンが検査されるこ
とができる口これまでの基準の１つが既に拒絶の原因と
なる場合には、その後の測定は省略され、また紙幣は復
帰地点に直ぐに戻される口もちろん重要度は変えること
ができる。

明らかなように、第３図のブロック線図の様々な回路は
多くの方法で実施することができ、特にそれらは特定の
仕事および（または）動作を持つ部分回路から成シ得、
また相互の応動性やフィードバックが望まれる場合には
これらの回路間の付加の接続を行なうことができる。

パターンの組立てが異なった紙幣が検査されることにな
る場合には、対応するデータが挿入されるが、装置の構
成は修正する必要はない口たとえば様々な金額の紙幣が
アメリカドル紙幣のように同じ寸法および色を有する場
合、金額は完全にパターン検査で読取られる◎しかしな
がらこれらの紙幣が磁気マークを備えているならば、こ
れに適合したセンサを通常のように装置に付加すること
ができる。様々な金額のドイツ紙幣の場合のように紙幣
が長さだけでなく幅も異なる場合には、所望ならＩ／′
ｆ長さと幅の比を測定することもできる。

向きの検知が不可能な場合または望まれない場合、各部
分記憶装置３６は、それぞれ紙幣の船足の向きに対応す
る４つの副記憶装置に分割されることができ、前記副記
憶装置は同時に比較動作を行なうようにされ、そして所
定の変化範囲内にある比較値だけが用いられる口比較動
作の始めでは既にどの副記憶装置が用いられないかがわ
かっており、それで副記憶装置は切換えられることがで
きる◎これと同じことは異なった金額のパターンの場合
にも行なうことができ、その後金ての部分記憶装置３６
が付勢された後金額が確認される。

前述したように、色および紫外線試験の一方または両刀
が不合格である場合にパターン検査を省略すると、適当
な接続部４７は回路４５を比較器３７の制御入力に接続
し、また接続部４３は色測定に限シその目的のために使
用することができる。

一般的には、バッファ記憶装＊３０の完全な内容を記憶
装置３６内の対応する基準値と比較する必要はない。実
際には、それぞれ中心線４８（第２図）の−側における
２組の１６の比較地点が用いられ、前記地点は表面部分
に自由に分配される。

分配は紙幣の様々な金額に対して異なっており、また時
々変更することができる。この分配は記憶装置の内容だ
けで決定され、他の回路の組立ては同じままである。

芙際上比較動作は紙幣の半分だけで行なうのが普通であ
る。しかしながら結果が疑わしいか思わしくない場合に
は、比較動作は所望に応じて異なった相関動作によシ、
他の半分についても繰返され、そして第２の比較動作の
結果もまた不十分である場合には最終釣力拒絶作用が行
なわれる。しかしながら、装置がたとえば発行光の中央
銀行によって、使用した紙幣の品質を検査するのに用い
られる場合には、検査を表面全体に拡大することが望ま
しく、また多数の基準地点を用いることも好ましい。

さらに、同じ情報であるが所望位置に偏位された紙幣に
関する情報を有する多数の副記憶装置を記憶装［３６に
使用することが可能である。たとえばこれは、パターン
の位置が変化し、そして最良の相関結果との比較動作だ
けが用いられる場合には有用である。たとえば折曲′げ
によって伸長された使用した紙幣の場合にも、偏位位置
における比較動作の反復が有用であシ得る。制御回路３
５はまたその目的で特によシ大きな偏差または斜角を補
正するのにも利用することができる◎相関動作は汚れた
紙幣の場合により良い基準となる、個々の測定値と基準
値との間の比に基いて行なうこともできる。全体として
比の相関関係が合致した場合には、紙幣は無事許容され
得る。

明らからことは、このような装置が紙幣とは別のシート
材料たとえば小切手等を識別するのにも利用し得ること
である口そのうえ、光のカーテンを形成し、および（！
たは）光を発するためには、光案内部材を用いるのが有
利であシ、この光案内部材はたとえば隣接した測定地点
間における光の損失および（または）反作用を避けるか
、または測定用セルを一層好ましい地点に配置できるよ
うにするため、光を所望地点に対して正確に向けるよう
にされているロバツファ記憶装［３０を走査する装置を
設けかつその記憶装置３０を十分に太きく作ることで、
検査は紙幣を斜めに挿入した場合にも行なわれることが
できるが、これは当然装置の構成を複雑にする。従って
これには案内縁部２を用いるのが好ましく、まっすぐに
挿入された紙幣をさらに遠くに移送することもこれによ
シ簡略化される。

第３図にブロック線図として概略的に示された様々な電
子回路の特定の構造がこの発明の一部を形成しないため
、その詳細な説明は不要であｐ、またそのような回路は
それ自体既に知られているか、または画業者が既知の市
販されている構成要素で組立てることができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発ツ」による装置の概略切欠斜視図であシ
、第２図は紙幣を示す２つの概略図であり、第３図はこ
のような装置の処理部分の極めて簡略化したブロック線
図である０ １０：光感応セル、　２１：紙幣、　３０＝マトリツク
スバツフア記憶装置、　３１＝記憶装置のセル、　３６
：部分記憶装置、　３７：記憶朽。 ４１．４５：比較回路、　４４：回路。 手続補正書（方式） 昭和５８年　８月３１日 特許庁長官殿 ■、事件の表示 昭和５８年　特許願　第　１３１１４’ｉ’号２、発明
の名称 紙幣または同様な対象物の識別検査装置３、補正をする
者 事件との関係　　　特許出願人 住所’−ランＭ、ハーグ、ジュリアナ・パン・ストルベ
ルグフーン、１４８ ４、代理人 〒１０５住所　東京都港区西新橋１丁目１番１５号物産
ビル別館　電話（５９１）　０２６１（６６４５）氏名
　八本１）　茂 ５、補正の対象 明　　細　　書 ６、補正の内容

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　検査されるべき紙幣を移送する駆動装置を備えた
   案内装酋と、紙幣の移送通路を横切って光線を発する光
   源と、前記通路の他側に配置されて少なくとも紙幣の最
   大幅に等しい長さを持つ１列の光感応セルと、前記光感
   応セルの出力信号を処理してそれらを記憶装置に記憶さ
   れた基準値と比較する処理装置と、紙幣の少なくとも１
   つの寸法およびその色を決める装置とを有する紙幣また
   は同様な対象物の識別検査装置において、前記処理装置
   が光感応セル（１０）と同じ数の多数の列を持つマトリ
   ックスバッファ記憶装置（３０）を有し、前記セル（１
   ０）の横方向寸法が検査されるべき紙幣（２１）の最大
   範囲の長さに含まれる数に行列の数が対応し、前記バッ
   ファ記憶装置が紙幣（２１）の伝達パターンのデジタル
   画を形成するようにして各記憶装置のセル（３１）が光
   感応セル（１０）によって測定された様々な光強度に対
   応する多数のデジタル値を含むようにされ、前記記憶装
   置の内容が紙幣（２１）の向きに関係なく、それぞれ特
   定の紙幣の金額に対する基準パターンを有する部分記憶
   袋！　（！１６）の対応内容と比較器（３７）で比較さ
   れ、前記比較器（３７）が統計的相関動作を行なうよう
   にされた回路（４４）に接続され、前記回路（４４）が
   よシ大きな範囲における色および（またｌｌ１）紫外線
   反射を測定する比較回路（４１，４５）に接続され、前
   記相関回路（４４）が両パターンが十分に合致した際に
   許容信号を発するようにされることを特徴とする紙幣ま
   たは同様な対象物の識別検査装置。 ２、各部分記憶装置（３６）が様々な紙幣の向きに対応
   する少なくとも４つの副記憶装置から成る特許請求の範
   囲第１項に記載の装置。 ３、制御回路（３５）が様々な向きと一致してバッファ
   記憶装置（３０）の読取多動作を制御するようにされる
   特許請求の範囲第１項または第２項に記載の装置。 ４、　部分記憶装置（３６）がそれぞれ、紙幣の少なく
   とも一部に対して実質的に自由に分配された測定地点に
   関する基準値を有する特許請求の範囲第１〜３項のいず
   れか１つに記載の装置０５、　相関動作が個々の測定値
   の比における相関動作を含む特許請求の範囲第１〜４項
   のいずれか１つに記載の装置。 ＆　比較器（３７）の比較動作が紙幣の一部特に紙幣の
   半分について行なわれ、この動作がほとんど決定的でな
   い場合には別の部分に対して異なった基準によ！ｌｌ繰
   返される特許請求の範囲第１〜５項のいずれか１つに記
   載の装置。 Ｚ　比較動作を紙幣の寸法、色、紫外線反射等が基準と
   合致した場合にのみ行なう特許請求の範囲第１〜６項の
   いずれか１つに記載の装置。 ８、　色測定装置（１２〜１５）が検査されるべき紙幣
   の幅の実質的部分にわたって積分を行なうようにされる
   特許請求の範囲第１〜７項のいずれか１つに記載の装置
   。 ９　色測定装置（１４，１５，４０〜４２）が、紙幣（
   ２１）が到達する前に光源（６）強度の測定に基いて光
   強度の測定を行なうようにされる特許請求の範囲第１〜
   ８項のいずれか１つに記載の装置。