JPS593876Y2 - 発泡合成樹脂用成形型 - Google Patents

発泡合成樹脂用成形型

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Publication number
JPS593876Y2
JPS593876Y2 JP9537277U JP9537277U JPS593876Y2 JP S593876 Y2 JPS593876 Y2 JP S593876Y2 JP 9537277 U JP9537277 U JP 9537277U JP 9537277 U JP9537277 U JP 9537277U JP S593876 Y2 JPS593876 Y2 JP S593876Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
side wall
foamed synthetic
foaming
wall plates
Prior art date
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Expired
Application number
JP9537277U
Other languages
English (en)
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JPS5423168U (ja
Inventor
実 稲本
四郎 菊池
啓一郎 高取
Original Assignee
ニチアス株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ニチアス株式会社 filed Critical ニチアス株式会社
Priority to JP9537277U priority Critical patent/JPS593876Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はバッチ方式により発泡合成樹脂パン(bun
5tock)を製造するためめ成形型に関するもの
であり、その目的とするところは均質性に富んだ発泡合
成樹脂パンを経済的に製造するための成形型を提供する
ものである。
また、この考案は曲面を有するタンクに使用される台形
の発泡合成樹脂断熱材を、容易かつ経済的に製造するた
めの成形型を提供するものである。
従来、ポリイソシアヌレートフオーム、ポリウレタンフ
ォームなどの発泡合成樹脂パンをバッチ方式で製造する
手段としては、発泡圧に耐えるに十分なる強度を有する
0、5〜1.5m3程度の箱状成形型に発泡原液を注入
し、発泡、固化、養生後、脱型する方法などが採用され
ている。
しかしながら、従来の方法においては、発泡合成樹脂生
成過程において、気泡の自由な成長が強固な成形型によ
って抑制されるため、気泡自体が大きな方向性を有する
とともに生成したパン各部において物性が著しく異なり
、そのためパンをボード、パイプカバーなどに二次加工
して断熱材として使用した場合に著しい変形や亀裂など
断熱上有害な現象が発生する危険性があった。
かつまた従来の方法は強固な成形型内での拘束発泡のた
め大きな内部応力が発生し、そのため、それがパンに残
留して物性を低下させるとともに、パンがこの応力を自
己保持可能な強度発現するまでパンを成形型中で養生す
ることが必要であり、一般にこの養生時間は3〜10数
時間で、そのため成形型の回転率が低く、多数の高価な
成形型を必要とするなど、従来の方法は物性面において
も、経済面においても欠点があった。
この考案は、前述のすべてを解消するためになされたも
のであって、以下にその実施の様態を示す添付図面に基
いて詳細に説明する。
図面において、1は底板であり、その外縁部には3〜1
0 mm程度の厚さの合板などよりなる側壁板2が囲繞
樹立して、その下端で外側に折りたたみ自在に開くよう
に蝶番3などを介して連結されて箱状囲壁5をなし、成
形空間6を形成している。
成形空間6の大きさは特に制限はないが、通常底面lX
1m”〜2 X 4 m”、深さ0.5〜1mである。
また複数の側壁板2はその上部外側がゴムバンド、スプ
リングなどから成る伸縮自在な止め具4によって保持さ
れており、発泡圧によって容易に伸長して外側に開くよ
うに構成されている。
止め具4の必要強度は、使用する発泡原液の発泡特性に
よって決められるものであって、これは実験的に容易に
決定することができる。
前記底板1と側壁板2との合せ部および側壁板2相互の
合せ部13には、型に注入された発泡原液の漏洩を防止
するためにシール材10が配置されている。
発泡原液は初期は水のような流動性を有するが、発泡が
20〜30%に達すると流動性が低下してクリーム状に
なり、前記合せ部から漏洩しなくなるので、側壁板相互
の合せ部13に配置するシール材10の底板からの高さ
は、パンの最終発泡高さの30〜50%でよい。
シール材10としてはプラスチックフィルム、クラフト
紙、各種ラミネート紙などを、第3図に示如く隅部に折
りたたみ部11を持たせて伸長可能な箱状にした離型箱
12が好適である。
この離型箱12を第2図に示す如く成形室の底部8およ
び側壁下部9にわたる位置に配置し、折りたたみ部11
を側壁板2の合せ部13に挟置して用いれば、型に注入
された発泡原液は離型箱でシールされて合せ部から漏洩
しない。
また、発泡原液の底板1と側壁板2あるいは側壁板相互
の合せ部よりの漏洩防止のため、各々の合せ部にポリエ
チレンフオーム、軟質ウレタンフオーム、軟質塩化ビニ
ルフオームなどのシート材より成るクッションガスケッ
トをシール材として介在させてもよい。
発泡原液の発泡初期の流動性の高い時点においては、側
壁板の外側への移動がないので、合せ部より原液の漏洩
は防止される。
また、シール材10として粘着テープを底板と側壁板と
の合せ部および側壁板相互の合せ部を覆うように貼り付
けて、合せ部からの発泡原液の漏洩を防止しても良い。
粘着テープは側壁板に発泡合成樹脂の発泡圧がかかれば
簡単に剥がれるので、側壁板が発泡圧によって外側に移
動することを妨げない。
また、箱状囲壁の内面7には発泡合成樹脂パン14の取
り外しを容易にするために離型剤が施されている。
かくして構成された成形室に発泡原液を注入すると、発
泡原液は30秒ないし数分以内に発泡を開始し、氷状の
発泡原液が次第にクリーム状になって成形空間6の上方
に向って膨張していく。
この時点では発泡合成樹脂は氷状あるいはクリーム状の
流動性を有しているので、発泡による体積の膨張は開放
されている上方にのみ向い、側壁板には発泡圧がほとん
どかからないので、側壁板は外側に移動しない。
発泡が最終発泡率の70%程度に達すると、クリーム状
の流動性が急速になくなり、発泡合成樹脂は半硬質のス
ポンジ状になって更に膨張するので、側壁板に大きな発
泡圧がかかり、側壁板の上部が外側に開いて発泡合成樹
脂は側方にも膨張する(この時折りたたまれた離型箱1
2も外側に広がる)。
この時点では発泡合成樹脂は半硬質の状態なので、側壁
板相互の合せ部が開いても、その隙間から発泡合成樹脂
が流れ出すことはない。
次いで、発泡合成樹脂は硬質のスポンジ状になりながら
発泡を完了する。
なお最終発泡率の30〜70%まで発泡した原液上面に
10〜100 kg/m”の重量の浮き板(図示せず)
を乗せると、上面彎曲の少ないパンが生成されるので、
収率が向上する効果がある。
この考案によれば、成形室は発泡合成樹脂の発泡に応じ
てその発泡圧によって容易に膨張するように構成されて
いるので、気泡は何物にも抑制されることなく自由に戒
長し、そのため等方性に富む気泡を有する均質で使用上
弱点を持たないすぐれた物性を有するパンが生成され、
がつ自由発泡に近い状態でパンが生成されるので、内部
応力の発生がほとんどなく、そのため従来の方法のよう
な成形型内でのパンの養生の必要性がなく、発泡終了1
0分ないし60分後には脱型が可能であり、成形室の回
転率がきわめて高く、少数の成形室で効率的にパンを製
造することが可能である。
かつまた容易に入手できる安価な材料で容易に実施する
ことが可能であり、また円筒形あるいは球形など曲面を
有するタンクに取り付けられる台形の発泡合成樹脂断熱
材を、容易かつ経済的に製造することができるなど、数
多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例を示す斜視図、第2図はそ
の要部縦断面図、第3図はこの考案の離型箱の形状の1
実施例を示す斜視図、第4図は型の上部が外側に開いた
場合の斜視図、第5図はその要部縦断面図である。 図面中1は底板、2は側壁板、3は蝶番、4は伸縮自在
な止め具、5は箱状囲壁、10はシール材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板および側壁板よりなる発泡合成樹脂用成形型におい
    て、底板の外縁部に囲繞樹立して箱状囲壁を形成し、発
    泡合成樹脂の発泡圧によって外側へ開く複数の側壁板が
    その下端で折りたたみ自在に連結されており、かつ複数
    の側壁板の上部外側が伸縮自在な止め具によって保持さ
    れており、前記底板と側壁板との合せ部及び側壁板相互
    の合せ部にシール材が配置されていることを特徴とする
    発泡合成樹脂用底形型。
JP9537277U 1977-07-18 1977-07-18 発泡合成樹脂用成形型 Expired JPS593876Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9537277U JPS593876Y2 (ja) 1977-07-18 1977-07-18 発泡合成樹脂用成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9537277U JPS593876Y2 (ja) 1977-07-18 1977-07-18 発泡合成樹脂用成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5423168U JPS5423168U (ja) 1979-02-15
JPS593876Y2 true JPS593876Y2 (ja) 1984-02-03

Family

ID=29028249

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JP9537277U Expired JPS593876Y2 (ja) 1977-07-18 1977-07-18 発泡合成樹脂用成形型

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JPS5423168U (ja) 1979-02-15

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