JPS5938297B2 - 蹄鉄 - Google Patents
蹄鉄Info
- Publication number
- JPS5938297B2 JPS5938297B2 JP12330976A JP12330976A JPS5938297B2 JP S5938297 B2 JPS5938297 B2 JP S5938297B2 JP 12330976 A JP12330976 A JP 12330976A JP 12330976 A JP12330976 A JP 12330976A JP S5938297 B2 JPS5938297 B2 JP S5938297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horseshoes
- horseshoe
- present
- fire
- making
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蹄鉄、特に競走馬用に適用して有用な蹄鉄に関
する。
する。
従来から競走馬の蹄鉄は炭素含有量０．２０％（以下重
量係）の低炭素鋼である軟鋼の板材から短冊状に切断し
、火造りによりいわゆる馬蹄形にして針溝、釘孔を作成
し、後各馬の蹄に合わせて形状を整え鉄層等を形成して
造られている。
量係）の低炭素鋼である軟鋼の板材から短冊状に切断し
、火造りによりいわゆる馬蹄形にして針溝、釘孔を作成
し、後各馬の蹄に合わせて形状を整え鉄層等を形成して
造られている。
このように蹄鉄の製造には多くの労力と費用とを要し、
また軟鋼で作られた蹄鉄は硬く、そして剛性が高いため
蹄とのなじみ性が悪くまた釘のしまり性も悪い。
また軟鋼で作られた蹄鉄は硬く、そして剛性が高いため
蹄とのなじみ性が悪くまた釘のしまり性も悪い。
そのため落鉄や蹄と蹄鉄の隙間に砂等をかんで蹄に損傷
を与えまた脚部に故障を生ずることが多かった。
を与えまた脚部に故障を生ずることが多かった。
競走馬に於いては脚部の故障は全故障の約７０％を占め
、更に脚部の故障のうち装蹄の不良に起因するものは約
５０％を占めていると云われている。
、更に脚部の故障のうち装蹄の不良に起因するものは約
５０％を占めていると云われている。
これらの問題の解決と同時に蹄鉄の軽量化を計ることか
らアルミニウム製の蹄鉄が開発されたがこれは耐磨耗性
に欠は耐久度に大きな問題があった。
らアルミニウム製の蹄鉄が開発されたがこれは耐磨耗性
に欠は耐久度に大きな問題があった。
本発明者は上記技術的課題を克服するべく種々研究を重
ねた結果、粉末冶金法を適用して特定の条件下で成形し
焼成した焼結金属の蹄鉄が極めて優れた品質を有してい
ることを見出し、鼓に本発明を完成するに至ったもので
ある。
ねた結果、粉末冶金法を適用して特定の条件下で成形し
焼成した焼結金属の蹄鉄が極めて優れた品質を有してい
ることを見出し、鼓に本発明を完成するに至ったもので
ある。
本発明は、実質的に炭素を含有しない鉄からなる、１２
５０℃以上の温度で焼結された成形焼結体であって、８
０〜９５係の密度比を有し、且つ表面にニッケル又はク
ロムのメッキ被膜を有していることを特徴とする蹄鉄に
係る。
５０℃以上の温度で焼結された成形焼結体であって、８
０〜９５係の密度比を有し、且つ表面にニッケル又はク
ロムのメッキ被膜を有していることを特徴とする蹄鉄に
係る。
本発明に係る蹄鉄は、第１図及び第２図に示す通りの構
造を有し、図に於て１は粉末冶金法を適用して成形し焼
結された馬蹄型の蹄鉄主体、２はその裏面に形成された
針溝、３は該針溝２内に適当な間隔で形成された釘孔で
ある。
造を有し、図に於て１は粉末冶金法を適用して成形し焼
結された馬蹄型の蹄鉄主体、２はその裏面に形成された
針溝、３は該針溝２内に適当な間隔で形成された釘孔で
ある。
上記釘孔３は馬蹄型の附与並びに針溝２の成形時に同時
に成形してもよいが、一般には下記の火造りによって形
成される。
に成形してもよいが、一般には下記の火造りによって形
成される。
競走馬は通常２週間に１回の割で前締が行なわれ、この
前締時に蹄鉄の新しい打替が行なわれる。
前締時に蹄鉄の新しい打替が行なわれる。
本発明蹄鉄は、蹄への打ち付けに先立ち火造りにより装
蹄に合うよう形状の修正が行なわれ、更に上前の附与並
びに鉄層の打出し加工が行なわれる。
蹄に合うよう形状の修正が行なわれ、更に上前の附与並
びに鉄層の打出し加工が行なわれる。
第３図は火造り加工された本発明蹄鉄を示し、図中、４
は鉄層、５は上前部である。
は鉄層、５は上前部である。
本発明蹄鉄は粉末冶金法を適用して成形焼結される。
焼結原料粉末としては鉄粉が使用される。本発明に於て
実質的に炭素を含有しないとは、上記原料粉末に積極的
に炭素粉末を添加しない意味であり、上記鉄粉には通常
０．１５重量係若しくはそれ以下の炭素が含有されてい
る。
実質的に炭素を含有しないとは、上記原料粉末に積極的
に炭素粉末を添加しない意味であり、上記鉄粉には通常
０．１５重量係若しくはそれ以下の炭素が含有されてい
る。
この原料粉末には常法通り少量の潤滑剤が添加混合され
る。
る。
上記原料粉末は金型中に充填され焼結体の密度比で８０
〜９５％となるように成形される。
〜９５％となるように成形される。
この成形によって馬蹄形状が附与され且つ針溝が形成さ
れる。
れる。
上記密度比があまり低くすぎると、空孔が多くなり過ぎ
て材料特性が低下し火造り加工に耐え得くなり、１方高
（なりすぎると重量が大きくなって軽量性に欠けると共
に剛性が大きくなってなじみ性が損なわれる。
て材料特性が低下し火造り加工に耐え得くなり、１方高
（なりすぎると重量が大きくなって軽量性に欠けると共
に剛性が大きくなってなじみ性が損なわれる。
上記密度を上記の範囲内に保持するときは、適度の材料
特性を保持し火造り加工に充分に耐え得ると共に、空隙
によって軽量性がもたらされ且つ剛性を低下して良好な
なじみ性が得られる。
特性を保持し火造り加工に充分に耐え得ると共に、空隙
によって軽量性がもたらされ且つ剛性を低下して良好な
なじみ性が得られる。
上記成形体は、通常の焼結温度より高めの１２５０℃以
上の温度で焼結される。
上の温度で焼結される。
焼結温度が低いと焼結の進行が十分でなくなり、火造り
加工を行うには拡散不足で人造時に割れを生ずる等の問
題を生じ、焼結温度は通常の焼結温度より高くする必要
があるが、あまり高くなりすぎると経済的に負担となる
ばかりでなく焼結に支障を来す虞れを生ずるので、焼結
温度は１３００〜１４００℃が適当である。
加工を行うには拡散不足で人造時に割れを生ずる等の問
題を生じ、焼結温度は通常の焼結温度より高くする必要
があるが、あまり高くなりすぎると経済的に負担となる
ばかりでなく焼結に支障を来す虞れを生ずるので、焼結
温度は１３００〜１４００℃が適当である。
この焼結は常法通り真空、中性又は還元ガスの雰囲気中
で行なわれる。
で行なわれる。
焼結して得られた焼結体の表面にはニッケル又はクロム
メッキが施される。
メッキが施される。
このニッケル又はクロムメッキ被膜は、焼結体の表面を
封孔し火造り加工時に於て焼結体の空孔を通して内部ま
で酸化されることを防止する。
封孔し火造り加工時に於て焼結体の空孔を通して内部ま
で酸化されることを防止する。
この酸化防止効果により人造時に延性を欠いて割れを生
ずる等の問題はなくなる。
ずる等の問題はなくなる。
上記メッキ被膜は蒸着法を適用して形成してもよい。
このようにして得られた本発明蹄鉄は多孔質で剛性が低
いため火造りに於ける熱間加工を容易にして蹄の形状に
合わせやすく、また装鉄後蹄へのなじみ性が良く釘のし
まり性も改善され競走馬の致命傷である蹄の損傷や脚部
の故障を防止することができる。
いため火造りに於ける熱間加工を容易にして蹄の形状に
合わせやすく、また装鉄後蹄へのなじみ性が良く釘のし
まり性も改善され競走馬の致命傷である蹄の損傷や脚部
の故障を防止することができる。
その他溶製材に比べて軽量のため競走馬用として有利で
ありまた耐磨耗性も前締周期にも十分耐えられ、蹄鉄と
して極めて優れた品質性能を有している。
ありまた耐磨耗性も前締周期にも十分耐えられ、蹄鉄と
して極めて優れた品質性能を有している。
図面は本発明実施の１例を示し、第１図はその平面図、
第２図はその底面図、第３図は火造り加工した後の状況
を示す斜面図である。 図に於て、１は蹄鉄主体、２は針溝、３は釘孔、４は鉄
層、５は上前部である。
第２図はその底面図、第３図は火造り加工した後の状況
を示す斜面図である。 図に於て、１は蹄鉄主体、２は針溝、３は釘孔、４は鉄
層、５は上前部である。
Claims (1)
- １ 実質的に炭素を含有しない鉄からなる、１２５０℃
以上の温度で焼結された成形焼結体であって、８０〜９
５％の密度比を有し、且つ表面にニッケル又はクロムの
メッキ被膜を有していることを特徴とする蹄鉄。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12330976A JPS5938297B2 (ja) | 1976-10-13 | 1976-10-13 | 蹄鉄 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12330976A JPS5938297B2 (ja) | 1976-10-13 | 1976-10-13 | 蹄鉄 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5347308A JPS5347308A (en) | 1978-04-27 |
| JPS5938297B2 true JPS5938297B2 (ja) | 1984-09-14 |
Family
ID=14857339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12330976A Expired JPS5938297B2 (ja) | 1976-10-13 | 1976-10-13 | 蹄鉄 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5938297B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105638596A (zh) * | 2014-11-10 | 2016-06-08 | 香港生产力促进局 | 全面贴合马蹄面的马蹄铁及其制造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2534873B (en) * | 2015-02-02 | 2017-11-08 | The 3Rd Millennium Ltd | Improvements in and relating to horseshoes |
| JP6482923B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2019-03-13 | Ntn株式会社 | 軸受装置 |
-
1976
- 1976-10-13 JP JP12330976A patent/JPS5938297B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105638596A (zh) * | 2014-11-10 | 2016-06-08 | 香港生产力促进局 | 全面贴合马蹄面的马蹄铁及其制造方法 |
| CN105638596B (zh) * | 2014-11-10 | 2018-09-04 | 香港生产力促进局 | 全面贴合马蹄面的马蹄铁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5347308A (en) | 1978-04-27 |
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