JPS5938133Y2 - 農業用マルチフイルム - Google Patents

農業用マルチフイルム

Info

Publication number
JPS5938133Y2
JPS5938133Y2 JP11433678U JP11433678U JPS5938133Y2 JP S5938133 Y2 JPS5938133 Y2 JP S5938133Y2 JP 11433678 U JP11433678 U JP 11433678U JP 11433678 U JP11433678 U JP 11433678U JP S5938133 Y2 JPS5938133 Y2 JP S5938133Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
yellow
blue
colored
mulch film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11433678U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5531643U (ja
Inventor
勝久 田中
直彦 木下
Original Assignee
三菱化成ポリテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱化成ポリテック株式会社 filed Critical 三菱化成ポリテック株式会社
Priority to JP11433678U priority Critical patent/JPS5938133Y2/ja
Publication of JPS5531643U publication Critical patent/JPS5531643U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5938133Y2 publication Critical patent/JPS5938133Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は黄色と青色のフィルムよりなる農業用マルチフ
ィルムに関する。
従来、農業用マルチフィルムとして透明なフィルムや黒
色に着色したフィルムが知られている外に、例えば緑色
に着色したフィルムが地温上昇効果と雑草生育抑制効果
の両効果を同時にみたすことができるフィルムであるこ
とも知られている(特公昭51−13688号)。
マルチフィルム用素材樹脂としては、塩化ビニル樹脂が
知られているが、経済性、成型性の観点からポリエチレ
ン樹脂又はエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(以下、
PE系と記す)が多く用いられている。
しかし、緑色着色剤を用いて着色したPE系フィルムは
耐候性に乏しく、比較的短期間でフィルムが劣化すると
いう欠点があり実用的に問題があった。
本考案者等はかかる現況に鑑み、地温上昇効果と雑草生
育抑制効果に加えて耐候性にも優れたPE系マルチフィ
ルムを得るため鋭意検討の結果本考案を完成したもので
、本考案の要旨は黄色及び青色に着色した複数枚のPE
系フィルムよりなる農業用マルチフィルムにある。
本考案を理解し易くするために図面に基づいて更に詳細
に説明する。
第1図は本考案農業用マルチフィルムの一例の断面拡大
図、第2図及び第3図は同じく他の例の断面拡大図であ
る。
図中、1は本考案の農業用マルチフィルム、2は黄色に
着色したPE系フィルム、3は青色に着色したPE系フ
ィルムである。
即ち、第1図のマルチフィルムは黄色と青色のフィルム
各1枚からなり、第2図のマルチフィルムは真中が青色
、上下が黄色フィルム計3枚のフィルムの積層体、第3
図のマルチフィルムは真中が黄色、上下が青色の3枚の
PE系フィルムよりなることを示す。
本考案の農業用マルチフィルム1を構成する着色したP
E系フィルム2並びに3を製造するための材料合成樹脂
としては高圧重合法によって得られた低密度ポリエチレ
ンが最も好ましいが、他の例えば中低圧重合法で得られ
たポリエチレンであつてもよい。
またエチレン−酢酸ビニル共重合付樹脂としては、成型
性、溶融特性(メルトインデックス)、柔軟性等の性質
を考えて酢酸ビニルとエチレンの含有比率の適当なもの
を選択使用すればよい。
着色したPE系フィルム2並びに3を製造するための着
色剤としては、無機系顔料類、有機系顔料類から適宜選
択すればよく、例えば青色としてはコバルトブルー、銅
フタロシアニンブルー、インダンスロンブルーなど、黄
色としてはポリアゾエロー、パーマネントエロー等を用
いることができる。
なお、本考案において黄色に着色したフィルムと述べて
いるフィルムの色は顔料の種類、配合量によっては着色
度が黄色〜橙黄色の色迄含まれることは理解されるべき
である。
第1図、第2図、第3図に示した構造のマルチフィルム
1を製造するには、黄色に着色したフィルムと青色に着
色したフィルムをそれぞれ別々に造っておき、これを積
層するか、或は複数枚の着色フィルムを押出しと同時に
積層するいわゆる多層共押出し法によって製造するなど
適宜の方法を採ることができる。
本考案のマルチフィルム1を用いるには、例えば第1図
に示したものの場合は、黄色に着色したPE系フィルム
2が上側に、地面には青色に着色したPE系フィルム3
が接するように用いるのが好ましい。
その理由は、青色着色剤は緑色着色剤はどではないが、
フィルムの耐候性を若干低下させる傾向を示すものがあ
るので、黄色に着色したフィルム2を上側にした方がマ
ルチフィルム1としての耐候性の点から好ましいばかり
でなく、黄色に着色したフィルム2を上側にした方が、
太陽光線を反射する量が多く、ビニルハウス内で使用す
るときはハウス内を明るくすると同時に植物体を下から
反射光で照射することになり植物の生成促進上好ましく
丸陽光線の有効利用になるからである。
従って、第2図と第3図の製造のマルチフィルム1を比
較するとマルチフィルム1としては、第2図に示した構
造のフィルムの方が好ましい。
なお、本考案のマルチフィルムの耐候性と、従来から知
られている緑色の単一フィルムの耐(MEを比較する為
に、黄色の着色剤として、ポリアゾエロー、青色の着色
剤として銅フタロシアニンブルーを、そして緑色の着色
剤としてシアニングリーンを用いて、下記表1に示すマ
ルチフィルムを造り耐候性の試験を行った。
結果を表1に示す。第1表に示したように、マルチフィ
ルムを通過し、地上に到達する光が同じ緑色であっても
、緑色に着色した単一層フイルムよりも本考案のフィル
ムのように黄色と青色と別々に着色したフィルムを積層
した方が耐候性の点からはるかに有利なことが分り、雑
草生育抑制効果、地温上昇効果に加えて、耐候性にすぐ
れたマルチフィルムであり、その利用価値は甚だ犬であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案農業用マルチフィルムの一例の断面拡大
図、第2図及び第3図は同じく他の例の断面拡大図であ
る。 1・・・・・・農業用マルチフィルム、2・・・・・・
黄色ニ着色したPE系フィルム、3・・・・・・青色に
着色したPE系フィルム。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)黄色に着色したポリエチレン又はエチレン−酢酸
    ビニル共重合樹脂よりなるフィルムと青色に着色したポ
    リエチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂よりな
    るフィルムとを積層してなる農業用マルチフィルム。
  2. (2)1枚の黄色に着色したフィルムと1枚の青色に着
    色したフィルムとを積層してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の農業用マルチフィルム。
  3. (3)2枚の黄色に着色されたフィルムの間に1枚の青
    色に着色されたフィルムを挟持積層してなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の農業用マルチフィルム。
  4. (4)2枚の青色に着色されたフィルムの間に1枚の黄
    色に着色されたフィルムを挾持積層してなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の農業用マルチフィルム。
JP11433678U 1978-08-21 1978-08-21 農業用マルチフイルム Expired JPS5938133Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11433678U JPS5938133Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 農業用マルチフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11433678U JPS5938133Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 農業用マルチフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5531643U JPS5531643U (ja) 1980-02-29
JPS5938133Y2 true JPS5938133Y2 (ja) 1984-10-23

Family

ID=29064972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11433678U Expired JPS5938133Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 農業用マルチフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5938133Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5531643U (ja) 1980-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU596637B2 (en) Mulching film for repelling insect pests
JPS5938133Y2 (ja) 農業用マルチフイルム
CN207875040U (zh) 一种高性能eva多功能双色复合棚膜
US20160029753A1 (en) Sunshade type of device with a transparent or translucent film which allows sunlight to pass but filters out ultraviolet rays
CN206061690U (zh) 一种强反光型双色农用地膜
KR200460055Y1 (ko) 실온 변화에 변색하는 가구용 몰딩재
CN209563268U (zh) 一种农用光学高分子薄膜
JPS6141530A (ja) 地温降下マルチングフイルム
CN107076891A (zh) 回归反射性材料
JPS6230927Y2 (ja)
JP3204049U (ja) 農業用光変換ハウスフィルム
JPH03155717A (ja) 農業用緑色フィルム
CN218959623U (zh) 一种双色地膜
JPH0458934B2 (ja)
JP3698450B2 (ja) 多機能性マルチフィルム
GB2240745A (en) Improved mulch film
JP3610107B2 (ja) 多機能性マルチングフィルム
JPS62122545A (ja) 害虫忌避フイルムまたはシ−ト
JP2000184830A (ja) 農業用マルチフイルム及びその製造法
JP2590722Y2 (ja) 農業用マルチングフィルム
JPH0325566Y2 (ja)
JP2552855Y2 (ja) 着色複層偏平糸
JPS5849097Y2 (ja) マルチングフイルム
JP2000139242A (ja) 休耕田用保護シート
CN206218437U (zh) 一种环保包