JPS5938085B2 - 中空コンクリ−ト柱体の製法 - Google Patents
中空コンクリ−ト柱体の製法Info
- Publication number
- JPS5938085B2 JPS5938085B2 JP14066376A JP14066376A JPS5938085B2 JP S5938085 B2 JPS5938085 B2 JP S5938085B2 JP 14066376 A JP14066376 A JP 14066376A JP 14066376 A JP14066376 A JP 14066376A JP S5938085 B2 JPS5938085 B2 JP S5938085B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formwork
- hollow concrete
- hollow
- concrete
- manufacturing
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコンクリート原料を円筒状型枠に装入して遠心
力成型し、養生して得られる中空コンクリート柱体の製
造法に関するもので、その目的とするところは、コンク
リート層の骨材分布を均一ならしめて高強度の柱体を得
るとともに、柱体成型時の排出物であるセメントスラッ
ジの発生を皆無ならしめ、かつ成型に関連する諸装置の
保全を簡略化するにある。
力成型し、養生して得られる中空コンクリート柱体の製
造法に関するもので、その目的とするところは、コンク
リート層の骨材分布を均一ならしめて高強度の柱体を得
るとともに、柱体成型時の排出物であるセメントスラッ
ジの発生を皆無ならしめ、かつ成型に関連する諸装置の
保全を簡略化するにある。
従来、コンクリート原料から遠心力成型によって中空コ
ンクリート柱体を製造するに際しては、コンクリート原
料を湿式混合し、これをニラ割りの円筒状型枠内にポン
プ注入して高速回転を行ってきたが、このような方法で
は図面に示したように、ニラ割り型枠１のフランジ部分
２から若干量のセメントスラッジが漏出し、その通路と
推察される部分にクラック３を生じたり、あるいは更に
、粗骨材４は比較的周辺部に偏在し、かつコンクリート
層と中空部との境界には、粗骨材を含有しないセメント
ペースト層５を遊離介在させる現象が見受けられた。
ンクリート柱体を製造するに際しては、コンクリート原
料を湿式混合し、これをニラ割りの円筒状型枠内にポン
プ注入して高速回転を行ってきたが、このような方法で
は図面に示したように、ニラ割り型枠１のフランジ部分
２から若干量のセメントスラッジが漏出し、その通路と
推察される部分にクラック３を生じたり、あるいは更に
、粗骨材４は比較的周辺部に偏在し、かつコンクリート
層と中空部との境界には、粗骨材を含有しないセメント
ペースト層５を遊離介在させる現象が見受けられた。
遠心力成型時に発生するこれらの現象は、中空コンクリ
ート柱体としての強度低下をもたらすとともに、柱体の
運搬時や付設時にコンクリート層の一部を剥離；あるい
は破壊させる原因となっているし、またコンクリート原
料を湿式混合するので、型枠への注入パイプ内でコンク
リート原料が硬化したり、注入ポンプの閉塞、あるいは
コンクリート原料混合槽の清掃など、関連装置の保全作
業も厄介であった。
ート柱体としての強度低下をもたらすとともに、柱体の
運搬時や付設時にコンクリート層の一部を剥離；あるい
は破壊させる原因となっているし、またコンクリート原
料を湿式混合するので、型枠への注入パイプ内でコンク
リート原料が硬化したり、注入ポンプの閉塞、あるいは
コンクリート原料混合槽の清掃など、関連装置の保全作
業も厄介であった。
本発明は以上の諸欠陥を解決すべくなされたものであっ
て、その要旨とするところは、型枠にコンクリート原料
を装入して遠心力成型し中空コンクリート柱体を製造す
るに際し、コンクリート原料を乾式混合して型枠に装入
し、型枠の回転遠心力により型枠内で中空形状を形成さ
せつつ水を添加して固結成形することを特徴とする中空
コンクリート柱体の製法にある。
て、その要旨とするところは、型枠にコンクリート原料
を装入して遠心力成型し中空コンクリート柱体を製造す
るに際し、コンクリート原料を乾式混合して型枠に装入
し、型枠の回転遠心力により型枠内で中空形状を形成さ
せつつ水を添加して固結成形することを特徴とする中空
コンクリート柱体の製法にある。
本発明の技術内容について更に説明する。
本発明の方法はコンクリート原料の混合を乾式で行い、
移動式ベルトコンベアでこれをニラ割り円筒状型枠内全
域に均一量になるように装入する。
移動式ベルトコンベアでこれをニラ割り円筒状型枠内全
域に均一量になるように装入する。
ついで、型枠の回転を始動すると、コンクリート原料は
直ちに、該回転型枠の内壁に遠心力によって一定の肉厚
をもって中空柱状を形成して付着するので、注水を開始
する。
直ちに、該回転型枠の内壁に遠心力によって一定の肉厚
をもって中空柱状を形成して付着するので、注水を開始
する。
注水の実態の一例は、注水パイプを型枠内に設け、その
先端ノズルから加圧水を霧状に噴出させつ５、この注水
パイプを型枠の奥から移動させつ５引抜くものであって
、引続き回転速度を増加して遠心力成型工程を終了する
。
先端ノズルから加圧水を霧状に噴出させつ５、この注水
パイプを型枠の奥から移動させつ５引抜くものであって
、引続き回転速度を増加して遠心力成型工程を終了する
。
このような遠心力成型法に従えば、コンクリート原料を
ポンプ注入する必要がないから、従来の湿式混合・成型
法と比較してコンクリート原料に配合する水量を著しく
少くすることができ、コンクリート強度の向上に寄与す
るし、水分が少ないため遠心力成型中に、粗骨材が周辺
部に偏在し中心部にセメントペースト層を遊離させる現
象の発生を防止できる。
ポンプ注入する必要がないから、従来の湿式混合・成型
法と比較してコンクリート原料に配合する水量を著しく
少くすることができ、コンクリート強度の向上に寄与す
るし、水分が少ないため遠心力成型中に、粗骨材が周辺
部に偏在し中心部にセメントペースト層を遊離させる現
象の発生を防止できる。
また、従来技術では、中空コンクリート柱体を遠心力成
型する際に、製品ｔｏｎ当り３０〜４０ｋｇのセメント
スラッジ（固型分として換算）を排出したが、本発明の
方法ではこれが皆無となり、環境保全的見地からのセメ
ントスラッジ処理設備が不要となる利点がある。
型する際に、製品ｔｏｎ当り３０〜４０ｋｇのセメント
スラッジ（固型分として換算）を排出したが、本発明の
方法ではこれが皆無となり、環境保全的見地からのセメ
ントスラッジ処理設備が不要となる利点がある。
更には、コンクリート原料を乾式混合するため、従来技
術による注入ポンプ・パイプ類の閉塞などのトラブルか
らも解放され、保全業務も大巾に簡略化される。
術による注入ポンプ・パイプ類の閉塞などのトラブルか
らも解放され、保全業務も大巾に簡略化される。
従来の方法と本発明の方法によって、外径が２００朋、
コンクリート肉厚が４０ｍｍとなるごとく中空コンクリ
ート体にそれぞれ成形し、予備養生（６０℃の湿空中で
７ｈｒ’）ののち脱型し、更にオートクレーブ養生（１
８０℃、１０ ａｔｍ、 １０ｈｒ）した比較結果を次
表に示す。
コンクリート肉厚が４０ｍｍとなるごとく中空コンクリ
ート体にそれぞれ成形し、予備養生（６０℃の湿空中で
７ｈｒ’）ののち脱型し、更にオートクレーブ養生（１
８０℃、１０ ａｔｍ、 １０ｈｒ）した比較結果を次
表に示す。
表から明らかなように、本発明の方法による中空コンク
リート柱体は従来品に比較して粗骨材の分布は均一であ
り、セメントペースト層の存在は認められず、またセメ
ントスラッジの排出は皆無であり、製品の強度も犬で注
目に値するものである。
リート柱体は従来品に比較して粗骨材の分布は均一であ
り、セメントペースト層の存在は認められず、またセメ
ントスラッジの排出は皆無であり、製品の強度も犬で注
目に値するものである。
図面は中空コンクリート柱体の型枠内部分断面図である
。 １・・・・・・型枠、２・・・・・・フランジ部分、３
・・・・・・クラック、４・・・・・・粗骨材、５・・
・・・・セメントペースト層。
。 １・・・・・・型枠、２・・・・・・フランジ部分、３
・・・・・・クラック、４・・・・・・粗骨材、５・・
・・・・セメントペースト層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 型枠にコンクリートを装入して遠心力成型し中空コ
ンクリート柱体を製造する方法において、乾式混合した
ジンクリート原料を、型枠の回転遠心力により型枠内で
中空柱状を形成させつつ水を添加して団結成形すること
を特徴とする中空コンクリート柱体の製法 ２ 型枠内で形成される中空部分全体に亘って水を特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の中空コンクリート柱
体の製法 ３ 型枠内で遠心力成型し、ついで養生し固結成形する
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の中空コン
クリート柱体の製法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14066376A JPS5938085B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 中空コンクリ−ト柱体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14066376A JPS5938085B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 中空コンクリ−ト柱体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5365316A JPS5365316A (en) | 1978-06-10 |
| JPS5938085B2 true JPS5938085B2 (ja) | 1984-09-13 |
Family
ID=15273862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14066376A Expired JPS5938085B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 中空コンクリ−ト柱体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5938085B2 (ja) |
-
1976
- 1976-11-25 JP JP14066376A patent/JPS5938085B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5365316A (en) | 1978-06-10 |
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