JPS5937507Y2 - 多段式液体貯蔵槽 - Google Patents
多段式液体貯蔵槽Info
- Publication number
- JPS5937507Y2 JPS5937507Y2 JP13024780U JP13024780U JPS5937507Y2 JP S5937507 Y2 JPS5937507 Y2 JP S5937507Y2 JP 13024780 U JP13024780 U JP 13024780U JP 13024780 U JP13024780 U JP 13024780U JP S5937507 Y2 JPS5937507 Y2 JP S5937507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- liquid
- pipe
- liquid storage
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は殺虫剤や液体肥料などの農業用薬液、界面活
性剤や合成エマルジョン、ゴムラテックス、凝集剤など
の薬液または飲料水などを大量に貯蔵するのに便利な多
段式の液体貯蔵槽に関する。
性剤や合成エマルジョン、ゴムラテックス、凝集剤など
の薬液または飲料水などを大量に貯蔵するのに便利な多
段式の液体貯蔵槽に関する。
工場や作業現場にお・いて、農業用薬液や合成エマルジ
ョン、ゴムラテックスなどを大量に貯蔵するため、従来
では第6図のような剛直、堅牢な金属製タンクTが使用
されているが、そのタンクTは一般に杭打ちや土台作り
を行った基礎Gの上に構築されており、そして、貯蔵液
の品質維持のために、内部には攪拌機aやバッルプレー
)bが配設されると共に外周面には断熱材Cが施され、
天井部には液量変化に対処するための通気口dが設けら
れ、側部には液面計eが取付けられている。
ョン、ゴムラテックスなどを大量に貯蔵するため、従来
では第6図のような剛直、堅牢な金属製タンクTが使用
されているが、そのタンクTは一般に杭打ちや土台作り
を行った基礎Gの上に構築されており、そして、貯蔵液
の品質維持のために、内部には攪拌機aやバッルプレー
)bが配設されると共に外周面には断熱材Cが施され、
天井部には液量変化に対処するための通気口dが設けら
れ、側部には液面計eが取付けられている。
このように、従来の貯蔵タンクTの建設には大がかりな
基礎工事を必要とし、その完成までには相当の日数がか
かり、そして一旦構築されてしまうと不用になっても撤
去し難いものであり、またタンクTは容積が不変のもの
なので、どうしても通気口dが必要であり、そのため貯
蔵液は常に空気にさらされることになり、液の蒸発また
は酸化、環元を生じ液の被膜が形成され易く、これを防
ぐべく攪拌機やバラツルプレートなどの手段を備えなけ
ればならず、これを備えても余り有効とは云えず、品質
が不安定であると共に液量を伴い、液面計eも内面被膜
の形成によって有効に作用しなくなる恐れがあり、更に
貯蔵液を変更するにはタンクT内を必ずクリーニングし
なければならないなどの欠点がある。
基礎工事を必要とし、その完成までには相当の日数がか
かり、そして一旦構築されてしまうと不用になっても撤
去し難いものであり、またタンクTは容積が不変のもの
なので、どうしても通気口dが必要であり、そのため貯
蔵液は常に空気にさらされることになり、液の蒸発また
は酸化、環元を生じ液の被膜が形成され易く、これを防
ぐべく攪拌機やバラツルプレートなどの手段を備えなけ
ればならず、これを備えても余り有効とは云えず、品質
が不安定であると共に液量を伴い、液面計eも内面被膜
の形成によって有効に作用しなくなる恐れがあり、更に
貯蔵液を変更するにはタンクT内を必ずクリーニングし
なければならないなどの欠点がある。
そこで、この考案は従来設備の欠点を解消すべく案出さ
れたもので、犬がかりな基礎工事を必要とすることなく
簡単に設置でき、撤去や貯蔵液の変更が容易であり、し
かも液質の変化や液量を伴わない新規、有用な液体の貯
蔵槽を提供するものである。
れたもので、犬がかりな基礎工事を必要とすることなく
簡単に設置でき、撤去や貯蔵液の変更が容易であり、し
かも液質の変化や液量を伴わない新規、有用な液体の貯
蔵槽を提供するものである。
図面参照の上その実施例について説明すれば、第1図に
おいて1は型鋼などにより地面上に載置式に組立てられ
た所要広さの多段の架台であって、その各床面1a、l
b、lc・・・・・・上には後述のようなフレキシブル
のコンテナ2がそれぞれ載置されており、そして各床面
1a、lb、lc・・・・・・には第2図に示すように
中央部側方寄りの位置に各コンテナ2の下面に形成され
た注入口2cを挿入するための通孔3が穿設されると共
に長手方向両側縁には適宜数のフック金具4がそれぞれ
取付けられている。
おいて1は型鋼などにより地面上に載置式に組立てられ
た所要広さの多段の架台であって、その各床面1a、l
b、lc・・・・・・上には後述のようなフレキシブル
のコンテナ2がそれぞれ載置されており、そして各床面
1a、lb、lc・・・・・・には第2図に示すように
中央部側方寄りの位置に各コンテナ2の下面に形成され
た注入口2cを挿入するための通孔3が穿設されると共
に長手方向両側縁には適宜数のフック金具4がそれぞれ
取付けられている。
コンテナ2は第4図イ9口に示すように強靭な基布2a
の表裏両面にゴムまたは合成樹脂2bをコーティングし
た柔軟な生地によって水密な角形などの袋状に形成され
ており、内部容積は大体において20m3〜30m3の
液体を貯蔵できる大きさであり、内部がからのときの平
面広さは架台1の各床面1a、lb、lc・・・・・・
よりも若干小さくなされていて、下面−側方寄りの位置
には貯蔵液の注入口2cが一体に形成され、上面中央部
には液体注入に際して内部空気を放出するための空気抜
き弁5が取付けられている。
の表裏両面にゴムまたは合成樹脂2bをコーティングし
た柔軟な生地によって水密な角形などの袋状に形成され
ており、内部容積は大体において20m3〜30m3の
液体を貯蔵できる大きさであり、内部がからのときの平
面広さは架台1の各床面1a、lb、lc・・・・・・
よりも若干小さくなされていて、下面−側方寄りの位置
には貯蔵液の注入口2cが一体に形成され、上面中央部
には液体注入に際して内部空気を放出するための空気抜
き弁5が取付けられている。
このようなコンテナ2は下面の注入口2cを第3図のよ
うに架台1の通孔3に嵌め込むようにして各床面1a、
lb、 lc・・・・・・上にそれぞれ載置され
、それらの注入口2cにはL字状の継手管6がバンド金
具6aによって水密に取付けられ、各継手管6は所要長
さのパイプ7および仕切弁8を介して第1図のようにポ
ンプPを有する本管9にそれぞれ接続されている。
うに架台1の通孔3に嵌め込むようにして各床面1a、
lb、 lc・・・・・・上にそれぞれ載置され
、それらの注入口2cにはL字状の継手管6がバンド金
具6aによって水密に取付けられ、各継手管6は所要長
さのパイプ7および仕切弁8を介して第1図のようにポ
ンプPを有する本管9にそれぞれ接続されている。
前記のように薬液または飲料水の貯蔵に当たっては、各
仕切弁8を開きポンプPを駆動すれば、液体は本管9、
パイプ7、継手管6を通って第4図のようにからの状態
の各コンテナ2中に入り、各コンテナ2を逐次膨張させ
第5図のように内部一杯に充填される。
仕切弁8を開きポンプPを駆動すれば、液体は本管9、
パイプ7、継手管6を通って第4図のようにからの状態
の各コンテナ2中に入り、各コンテナ2を逐次膨張させ
第5図のように内部一杯に充填される。
その際、各コンテナ2中に人っていた空気は液体の増量
に伴って空気抜き弁5から外部に放出され、また液体が
充満するに至ればその一部が空気抜き弁5からにじみ出
るようになるので、その時点で各仕切弁8を閉鎖する。
に伴って空気抜き弁5から外部に放出され、また液体が
充満するに至ればその一部が空気抜き弁5からにじみ出
るようになるので、その時点で各仕切弁8を閉鎖する。
また、液体の充填に当たって、上記のように全部の仕切
弁8を開いて各コンテナ2に同時に充填することなく、
各別に順次に行うようにしてもよい。
弁8を開いて各コンテナ2に同時に充填することなく、
各別に順次に行うようにしてもよい。
各コンテナ2によって貯蔵液体を異にする場合は勿論個
別充填方式になる。
別充填方式になる。
なお、液体が貯蔵された状態で各床面1a、 lb。
1c・・・・・・上の前後のフック金具間に緊締バンド
10を施せば、各コンテナ2はより安定して各床面上に
据付けられるが、これは必ずしも必要としない3一方、
貯蔵された液体の使用に当たっては、所望の段のコンテ
ナ2に対する仕切弁8を開き、図示しないが本管9に連
なる排出管上の別のポンプを駆動すれば、当該コンテナ
2中に貯蔵された液体は継手管6、パイプ7および排出
管7を通って所要の場所に送られる。
10を施せば、各コンテナ2はより安定して各床面上に
据付けられるが、これは必ずしも必要としない3一方、
貯蔵された液体の使用に当たっては、所望の段のコンテ
ナ2に対する仕切弁8を開き、図示しないが本管9に連
なる排出管上の別のポンプを駆動すれば、当該コンテナ
2中に貯蔵された液体は継手管6、パイプ7および排出
管7を通って所要の場所に送られる。
その際、当該コンテナ2は内部に空間を作ることなく、
液体の減量に追従して収縮していき、また空気抜き弁5
は逆止弁の作用をするものなので、外気がコンテナ2中
に入る恐れなく、貯蔵液体は空気にさらされることなく
処理される。
液体の減量に追従して収縮していき、また空気抜き弁5
は逆止弁の作用をするものなので、外気がコンテナ2中
に入る恐れなく、貯蔵液体は空気にさらされることなく
処理される。
そして、貯蔵液を変更する際、同種の場合にはコンテナ
2の全部を、また異種の場合には一部を別のものと取替
えればよく、また不用になった際にはコンテナ2と配管
とを分離し、からのコンテナ2は巻き込むか折畳んで撤
去し、架台1も適宜の装置によって移動させればよい。
2の全部を、また異種の場合には一部を別のものと取替
えればよく、また不用になった際にはコンテナ2と配管
とを分離し、からのコンテナ2は巻き込むか折畳んで撤
去し、架台1も適宜の装置によって移動させればよい。
以上のようにこの考案では、地上に型鋼などにより組立
てた多段式架台の各床面上に、柔軟な不透水性の生地に
より所要大きさの水密な袋状に形成した膨縮自在なコン
テナ2をそれぞれ配設し、各コンテナの下面の一部に形
成した注入口には各床面を通して継手管を取付け、各継
手管をパイプおよび仕切弁を介して液体供給用の本管に
それぞれ接続したので、貯蔵槽の設置に当たって従来の
ように大がかりな基礎工事の必要がなく、簡単に設置で
き、液体は空気にさらされることなく各コンテナに貯蔵
されるので、攪拌機などの手段を用いることなく液質の
変化や液膜の形成を有効に抑制することができ、また種
類の異なる液体をコンテナ別に貯蔵することが可能であ
り、そしてコンテナのふくらみの具合によって液体の収
容量を簡単に認識することができ、更にコンテナの取替
えや撤去が甚だ容易であって、各種薬液や液体の貯蔵に
好適なものである。
てた多段式架台の各床面上に、柔軟な不透水性の生地に
より所要大きさの水密な袋状に形成した膨縮自在なコン
テナ2をそれぞれ配設し、各コンテナの下面の一部に形
成した注入口には各床面を通して継手管を取付け、各継
手管をパイプおよび仕切弁を介して液体供給用の本管に
それぞれ接続したので、貯蔵槽の設置に当たって従来の
ように大がかりな基礎工事の必要がなく、簡単に設置で
き、液体は空気にさらされることなく各コンテナに貯蔵
されるので、攪拌機などの手段を用いることなく液質の
変化や液膜の形成を有効に抑制することができ、また種
類の異なる液体をコンテナ別に貯蔵することが可能であ
り、そしてコンテナのふくらみの具合によって液体の収
容量を簡単に認識することができ、更にコンテナの取替
えや撤去が甚だ容易であって、各種薬液や液体の貯蔵に
好適なものである。
第1図はこの考案の実施例の斜視図、第2図は架台床面
の平面図、第3図はそのX−X線に沿った断面図、第4
図イはコンテナの断面図、同図口はその生地の一部の断
面図、第5図はコンテナに液体を充填したときの断面図
、第6図は従来のタンクの設置状態を示す断面図。 図中、1・・・・・・架台、la、lb、lc・・・・
・・その床面、2・・・・・・コンテナ、2c・・・・
・・注入口、3・・・・・・通孔、5・・・・・・空気
抜き弁、6・・・・・・継手管、7・・・・・・パイプ
、8・・・・・・仕切弁、9・・・・・・本管。
の平面図、第3図はそのX−X線に沿った断面図、第4
図イはコンテナの断面図、同図口はその生地の一部の断
面図、第5図はコンテナに液体を充填したときの断面図
、第6図は従来のタンクの設置状態を示す断面図。 図中、1・・・・・・架台、la、lb、lc・・・・
・・その床面、2・・・・・・コンテナ、2c・・・・
・・注入口、3・・・・・・通孔、5・・・・・・空気
抜き弁、6・・・・・・継手管、7・・・・・・パイプ
、8・・・・・・仕切弁、9・・・・・・本管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 型鋼などにより組立てた多段式架台1の各床面la、l
b、lc・・・・・・上に、柔軟な不透水性の生地によ
り所要大きさの水密な袋状に形成した膨縮自在なコンテ
ナ2をそれぞれ配設し、各コンテナ2の下面の一部に形
成した注入口2cには各床面1a。 lb、 lc・・・・・・を通して継手管6を取付け
、各継手管6をパイプ7および仕切弁8を介して液体供
給用の本管9にそれぞれ接続したことを特徴とする多段
式液体貯蔵槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13024780U JPS5937507Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 多段式液体貯蔵槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13024780U JPS5937507Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 多段式液体貯蔵槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5767992U JPS5767992U (ja) | 1982-04-23 |
JPS5937507Y2 true JPS5937507Y2 (ja) | 1984-10-17 |
Family
ID=29490569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13024780U Expired JPS5937507Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 多段式液体貯蔵槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937507Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-09 JP JP13024780U patent/JPS5937507Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5767992U (ja) | 1982-04-23 |
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