JPS5937273Y2

JPS5937273Y2 - パチンコ機の景品球受皿

Info

Publication number: JPS5937273Y2
Application number: JP2087679U
Authority: JP
Inventors: 利男安藤
Original assignee: 株式会社三共
Priority date: 1979-02-20
Filing date: 1979-02-20
Publication date: 1984-10-15
Also published as: JPS55119779U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は景品球貯留部と、該景品球貯留部の一側に一体
的に形成された灰皿を支持する灰皿支持部とを有するパ
チンコ機の景品法受皿に関する。

従来よりパチンコ機の景品法受皿にはタバコを吸う遊技
者の為に灰皿が設ゆられており、この灰皿は多数の吸殻
を収納し得る程の大きさを有さす、特にヘビースモーカ
ーの場合には直ちに灰皿が満杯となって遊技場をタバコ
の灰で汚す場合が多く、又新規の遊技客が入って来た場
合に１〜２本のタバコの吸殻でも灰皿に残っている事は
遊技者を不快な気分にさせる事が多く、従って従業員が
タバコの灰皿をパチンコ機の１台１台につき清掃して歩
かなければならず、この場合に、遊技者の遊技の邪魔を
しない様に簡易迅速に清掃しなげればならないものであ
る。

このために従来より第１図及び第２図Ａ、Ｈに示す如く
パチンコ機１の前面に形成された景品法受皿２０景品球
貯留部３と隣接して灰皿支持部４を形成し、この灰皿支
持部４に灰皿５を反転自在に取り付けたものが存在し、
即ち上記灰皿支持部４の前面及び上方が開放された凹状
切欠部６が形成され、この凹状切欠部６によって形成さ
れた両測部６，６ｂにて支持される灰皿取付軸１が上記
灰皿５の底部に形成された取付片８を貫通していて、上
記灰皿支持部４に対して灰皿５を反転し得る様になされ
たものが存在している。

然し乍ら上記景品法受皿２がプラスチック等の合成樹脂
材にて成形されているので第２図Ｂに示す如く灰皿支持
部４０両側部６ａ、６ｂの先端開放長さが合成樹脂の収
縮、ひずみ等によりＬｌよりＬ２に狭１す、この灰皿支
持部４０両側部６゜６ｂ間に反転自在に取り付けられた
灰皿５０反転が困難となったり、反転しない事により灰
皿５又は灰皿支持部４を破損せしめたり、清掃作業が迅
速に行えない等の欠点を有し、更に灰皿支持部４に灰皿
５を支持させる作業が比較的面倒である等の欠点を有し
ていた。

本考案の目的は灰皿支持部の変形、ひずみにより灰皿の
反転が困難となる虞れがなく、灰皿及び灰皿支持部を破
損する事がない強固で然も清掃作業が簡易迅速に行え、
更に灰皿支持部に灰皿を極めて容易に取り付ける事が出
来るパチンコ機の景品法受皿を提供するもので、以下第
３図以下を伴なって詳述する所より明らかとなるであろ
う。

第３図及び第４図には、本考案に係るパチンコ機の景品
法受皿の第１実施例が示されており、この景品法受皿１
１はパチンコ機の景品球流出口と連通し、所定数の景品
法を貯留する事が出来る景品球貯留部１２と、この景品
球貯留部１２に隣接して形成された灰皿支持部１３とを
有し、この灰皿支持部１３には前面及び上方が開放され
た略々凹状の切欠部１４が形成され、該切欠部１４によ
って形成された灰皿支持部１３０両側部１３．Ｌ。

１３ｂの前方寄りの位置に後述せる幅規制部材１６の支
持ピン挿入溝１５が形成されている。

第３図Ｂには第１の幅規制部材１６が示されており、こ
の幅規制部材１６は全体形状が略々Ｕ字状に形成されて
おり、この幅規制部材１６は中央部が水平に形成されて
おり、その両端部に平行状態に形成され、上記凹状切欠
部１４０幅より拡い間隔を置いて形成されたｌ対の規制
片１６１１６゜を有し、この一方の規制片１６ａは他方
の規制片１６ｂに比較して小さく形成され、又他方Ｑ規
制片１６．には取付部１７が形成され、又上記灰皿支持
部１３に取り付げる為のねじ孔１８が一方の規制片１６
８に近接する位置及び他方の規制片１６ｂの取付部１７
に夫々形成されており、更に上記一方の規制片１６８に
は上記切欠部１４方向に向う支持ピン１９が植設され、
他方の規制片１６ｂの上記支持ピン１９と対向する位置
には透孔２０が形成され、上記取付部１７に形成された
ねじ孔２１にねじ２２止めされる支持ピン２３がこの透
孔２０に挿入されて着脱自在に取り付けられている。

又、灰皿２５は第３図Ａに示す如く、その両側の比較的
前面寄りに上記１対の支持ピン１９．２３の挿入し得る
ｌ対の支持孔２６．２７が夫々形成され、該支持ピン１
９．２３にて灰皿２５が支持されて上記灰皿２５が灰皿
支持部１３にて反転自在に取り付けられているものであ
る。

従って、上記灰皿支持部１３の凹状切欠部１４に上記幅
規制部材１６を横架してねじ孔１８に固定ねじ２８を螺
合せしめて固定し、この幅規制部材１６の一方の規制片
１６ａに植設された支持ピン１９と灰皿２５の一方の支
持孔２６とを嵌合した後、幅規制部材１６の他方の規制
片１６ｂに形成された透孔２０及び灰皿支持部１３の側
部に形成された支持ピン挿入溝１５を貫通して支持ピン
２３を灰皿２５の他方の支持孔２７に嵌合せしめ、この
状態で上記支持ピン２３を取付部１７のねじ孔２１にね
じ２２止めされる事により、上記灰皿支持部１３に灰皿
２５を反転自在に取り付ける事が出来る。

以上が本考案のパチンコ機の景品法受皿の第１実施例に
依る構成であるが、斯る構成に依れば、灰皿の着脱が簡
易迅速に行え、灰皿支持部の凹状切欠部が幅規制部材の
ｌ対の規制片の存在により狭筐ったりする事がなく、従
って灰皿の反転が困難となったり、反転しなくなる事も
なく、更に灰皿又は灰皿支持部を破損する虞れがなく、
又清掃作業が迅速に行えるので従業員の作業能率を向上
せしめる事が出来るものであり、更に幅規制部材の中央
部にて灰皿の下端部が支持されるので灰皿が所定の位置
で保持されて反転しすぎる虞れがない強固な景品法受皿
を得る事が出来る。

第５図乃至第７図には本考案の第２実施例が示されてお
り、この景品法受皿３１は第１実施例と同様に景品球貯
留部３２と、この景品球貯留部３２に隣接して形成され
た凹状切欠部３４を有する灰皿支持部３３と、この灰皿
支持部３３にて反転自在に取り付けられた灰皿３５とを
備え、上記灰皿支持部３３は凹状切欠部３４の前方付近
に上記切欠部３４を横切って一体的に形成された幅規制
部材としての硬質の支持棒３６を有゛し、この支持棒３
６が灰皿支持部３３０両端部３３Ｂ＊３３１ｙに形成さ
れた比較的肉厚の固定部３７．３８に固着される様に上
記灰皿支持部３３が硬質プラスチック等の合成樹脂材で
成形される際に挿入されて一体的に成形されているもの
である。

又灰皿３５の底部に１対の取付金具３８＠＊３９ｂがね
じ止め又は接着等により取り付けられており、この取付
金具３９１３９ｂは第７図Ａに拡大して示す如く、取付
面４０より下方に延びる１対の略々Ｌ字状の弾性片４１
．４２が夫々対向せる形で形成され、該り字状の弾性片
４１．４２が対向して形成される空間４３に下方より上
記支持棒３６が押圧されて挿入され得る様に構成されて
いる。

尚このＬ字状の弾性片４１．４２の下端を予め上方に少
し傾斜せしめてその先端を少し重合せしめる様になし、
更に弾性片４１．４２を夫々その側部が互いに当接せる
状態で対向せしめる様になされている。

尚本実施例に於いては取付金具を２個用いたものが示さ
れているが、この取付金具の取付面４０を延ばしてその
両側に１対の弾性片４１．４２を夫々形成せしめた取付
金具４４を用いる事も出来る（第７図Ｂ）。

従って上記灰皿支持部３３に一体的に形成された支持棒
３６に灰皿３５底面に取り付けられた取付金具３９．ｌ
、３９ｂ又は４４を押圧せしめて取付金具３９．．３９
ｂ又は４４の弾性片４１．４２により形成される空間部
４３に支持棒３６を挿入せしめる事が出来、灰皿３５を
灰皿支持部３３に反転自在に取り付ける事が出来るもの
である。

以上が本考案のパチンコ機の景品球受皿の第２実施例に
依る構成であるが、斯る構成に依れば、灰皿支持部の成
形時に硬質の支持棒が挿入されて一体的に形成され、こ
の支持棒が凹状切欠部の幅規制部材として作用するので
第１の実施例と同様に灰皿の反転が困難となり又は反転
しなくなる事がなく、灰皿支持部を破損する事がなく、
又取付金具を支持棒に押圧せしめるだげで灰皿を灰皿支
持部に取り付けられるので灰皿の取付作業を迅速化せし
める事が出来著しく経済性に豊む景品球受皿を得る事が
出来る。

第８図Ａ及びＢには本考案に係るパチンコ機の景品球受
皿の第３実施例が示されており、この景品球受皿５１は
第２実施例に於ける支持棒３６を用い、又この支持棒３
６に取付金具３９ａｓ３９ｂ又は４４を取り付けた灰皿
３５を反転自在に取り付けた構成を有するも、上記支持
棒３６は灰皿支持部５３の成形時に第８図Ｂに示す如き
第２の幅規制部材５４と共に挿入されて取り付けられて
おり、上記第２の幅規制部材５４は灰皿支持部５３の凹
状切欠部５５に沿５Ｕ字状部５６と、このＵ字状部５６
の両端部付近より上方に延びる突起片５７と、この突起
片５７に形成された支持棒３６の貫通孔５８とを有する
。

従って支持棒及び第２の幅規制部材とによって、第２実
施例に於ける場合に比較して更に強度のある凹状切欠部
の幅規制を行う事が出来、灰皿の反転が困難となり又は
反転しなくなる事がなく、灰皿支持部を破損する事がな
く又取付金具を支持棒に押圧せしめるだけで灰皿を灰皿
支持部に取り付ける事が出来るものである。

尚上記第２及び第３実施例の支持棒３６に図示せざるコ
イルばねな取り付けて灰皿３５を通常時は灰皿３５上面
が上方に向く方向即ち灰皿３５底部が灰皿支持部３３又
は５３にて支持されている状態を保つ様に付勢し、上記
灰皿３５がコイルばねの付勢に逆らって反転せしめて、
灰皿３５の清掃を行い、清掃等が終了した場合に反転を
解除せしめればコイルばねの復起力により再び灰皿３５
の上面が上方に向く様になす事も出来、この場合に灰皿
３５と灰皿支持部３３又は５３との当接面に弾性体を取
り付けておく事により震動と騒音を防止せしめる事が出
来、清掃の際に反転せしめた灰皿３５を再び元に戻す作
業を必要としない景品球受皿を得る事が出来る。

第９図Ａ及びＢには本考案の第４実施例が示されており
、この景品球受皿６１は灰皿支持部６３の四状切欠部６
４に沿って設けられたＵ字状の第３の幅規制部材６５を
有し、この第３の幅規制部材６５は灰皿支持部６３が成
形される際に挿入されて一体的に灰皿支持部６３に取り
付けられており、又上記灰皿支持部６３０両側部６３１
６３ｂ前方付近にはその先端が相互に対向する様に１対
の支持ピン６６．６７を貫通させる透孔６８．６９が夫
々形成され、上記１対の支持ピン６６．６７は夫々灰皿
支持部６３の両測部６３ａ＊６３ｂの上記透孔６８
，６９に近接する位置に取り付けられた固定金具７１．
７２に溶接、カシメ等により固着せしめられて、上記透
孔６８．６９を貫通して凹状切欠部６４方向にその先端
を対向せしめて取り付けられている。

上記１対の支持ピン６６゜６７に灰皿３５の底面に取り
付けられた取付金具３９ａ＊３９ｂを押圧せし
めれば、灰皿３５を上記灰皿支持部６３に反転自在に取
り付ける事が出来る事明らかである。

斯る構成に依れば支持ピンと第３の幅規制部材とが別体
に構成されているので支持ピンが強引に押し曲げられた
りした場合に支持ピンのみを交換出来る効果を有し・更
に上述せると同様に灰皿の反転が容易でしかも強度を有
する景品球受皿を得る事が出来る。

第１０図Ａ及びＢには本考案の第５実施例が示されてお
り、この景品球受皿８１は第２及び第３実施例と同様に
支持棒３６を幅規！Ｉ擲材として用いると共に、灰皿支
持部８３０両側部８３ａｍ８３ｂに夫々対向する１対の
透孔８４．８５が穿設さへこの透孔８４．８５に支持棒
３６の両端が貫通され、上記灰皿支持部８３０両側部８
３ｍｍ８３ｂに夫々ねじ８６止めされたｌ対の
固着片８７、８８に上記支持棒３６の両端が溶接、カ
シエ等の取付手段に依って固着せしめられており、上記
１対の固着片８７．８８が上記灰皿支持部８３の両側部
８３ａｅ８３ｂと当接した状態でねじ８６止め
されているので、支持棒３６、固着片８７．８８及び灰
皿支持部８３とが一体的に強固に連結されて灰皿支持部
８３０両側部８３ａｅ８３ｂの強度を増加させ
ると共に幅規制部材として作用するものである。

尚本実施例に於いても第３実施例と同様のＵ字状の幅規
制部材を凹状切欠部に沿って一体的に形成せしめたもの
を用い、又支持棒３６にコイルばねを取り付けて灰皿３
５に復帰力を与える様になす事が出来るものである。

斯る構成に依れば１対の固着片が灰皿支持部の両側部に
当接しているので灰皿支持部の強度が増加し、灰皿の反
転が容易で破損の少ない景品球受皿を得る事が出来る。

尚上述に於いては本考案の一実施例を示したに留まり本
考案の精神を脱する事なしに種々の変型変更をなし得る
事明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図はパチンコ機の概略的正面図、第２図Ａ及びＢは
従来の景品球受皿の底面図、第３図Ａは本考案に係るパ
チンコ機の景品球受皿の第１実施例を示す分解斜視図、
第３図Ｂは第１の幅規制部材の斜視図、第３図Ｃは側面
説明図、第４図は第１実施例の底面図、第５図は第２実
施例の分解斜視図、第６図は第２実施例の底面図、第７
図Ａ及びＢは取付金具の斜視図、第８図Ａ及びＢは第３
実施例の説明図、第９図Ａ及びＢは第４実施例の説明図
、第１０図Ａ及びＢは第５実施例の説明図である。図中、１１．３１，５１，６１．８１・・・景品球受皿
、１２、３２・・・景品球貯留部、１３，３３゜５３
．６３．８３・・・灰皿支持部、１４，３４．５５゜６
４・・・凹状切欠部、１６，５４．６５・・・幅規制部
材、１９．２３・・・支持ピン、２５・・・灰皿、２６
゜２７・・・支持孔、３６・・・支持棒、３７．３８・
・・固定部、３９，５３９ｂ＄４４・・・取付金具、６
６、６７・・・支持ピン、７１、７２・−・固定金具
。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）景品球貯留部と、該景品球貯留部の１則に一
体的に形成された灰皿を支持する灰皿支持部とを有する
パチンコ機の景品法受皿に於いて、上記灰皿支持部に形
成された切欠部と、該切欠部の対向する両側部を平行状
態に保つ幅規制部材とを備え、上記灰皿を灰皿支持部に
て反転自在に支持している事を特徴とするパチンコ機の
景品法受皿。
（２）上記幅規制部材が切欠部の両側部の外側に位置す
る１対の規制片と、該ｌ対の規制片に設けられ、且つ上
記切欠部の両側部の対向する方向に延びる支持部材とを
有し、上記灰皿が上記支持部材を中心に反転自在に設ゆ
られている事を・特徴とする上記実用新案登録請求の範
囲第１項記載のパチンコ機の景品法受皿。
（３）上記幅規制部材が上記切欠部に横架された支持棒
により形成されている事を特徴とする実用新案登録請求
の範囲第１項記載のパチンコ機の景品法受皿。
（４）上記灰皿支持部に設けられた支持部材に対向する
灰皿の底部に取付金具が取り付けられている事を特徴と
する上記実用新案登録請求の範囲第２項または第３項記
載のパチンコ機の景品法受皿。
（５）上記灰皿支持部の上記切欠部の外周面に沿う形状
を有する幅規制部材が上記灰皿支持部の成形特に挿入さ
れて形成された事を特徴とする実用新案登録請求の範囲
第１項記載のパチンコ機の景品法受皿。