JPS5937184A - 瓶の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として、空瓶に酒類などの内容物を充填す
る自動充填ラインにおける充填工程の前工程ζして瓶の
内面を洗浄する方法とその方法の実施に使用する装置に
関する。

従来の瓶の自動充填ラインにおける瓶の洗浄は直立姿勢
で搬入された空瓶を回転円盤の外周に等角度間隔で取付
けられた保持具に順次に受は渡し回転円盤とともに回転
する途中でその外周に捩りながら配置された溝カムに係
合して進行方向（回転円盤の円周方向）と直角な面内で
１８０度回転して上下反転した瓶の下向きの開口に、回
転円盤とともに回転する上向きのノズルを順次に上昇さ
せて挿入し、そのノズルから噴出する加圧空気や洗浄液
等の洗浄流体によって瓶の内面を洗浄した後、ノズルを
順次に下降させて瓶外に抜き出し、他の溝カムとの係合
により瓶を１８０度回転して直立させて直線搬送ライン
に受は渡し、内容物の充填工程に移送するようになって
おり、多数のノズルを回転円板とともに一方向に回転し
つつ上下運動させるために複雑な構造を必要とし、また
、回転運動するノズルに対する洗浄流体の供給と停止を
切換えるために、その回転中心にロークリバルブを装置
する必要があるが、このバルブの摺動部に供給する潤滑
油が洗浄流体に混入して瓶の内面を汚すことがあった。

本発明はこのような欠点を除去し、ノズルを方形の経路
で循環走行させるようにした瓶の洗浄方法及びその方法
の実施に使用する洗浄装置を提供することを目的とする
ものである。

以下、本発明装置の一実施例を添付図面に基づいて説明
し、その作用の説明によって、本発明方法の一実施例を
明らかにする。

第１．２図に示すように、上下一対ずつの連結リンク２
と取付リンク３が上下方向の連結ビン４によって水平方
向に交互に接続されて構成されたチェーンコンベア１が
、各連結ビン４の上下両端および中央部に軸支されたロ
ーラ５を後面に設けられた垂直な案内面６に、また下側
の取付リンク２の前面に軸支したローラ７を水平な案内
面８に夫々触転させて水平方向に間欠的に走行するよう
になっており、チェーンコンベア１の前面には複数の保
持具９が等間隔で取付けられ−Ｃいる。保持具９の一部
を構成する基板１０は上下一対の取イ］リンク３に差し
渡されて固定されており、その前面中央に突設された軸
１１に割出板１２と瓶受台１３が一体となって回転自由
に装着されていて、基板１０の前面に装着された図示し
ないラチェットが割出板１２の外周面に１８０度間隔で
形成された溝に係合して瓶受台１３を直立姿勢と倒立姿
勢に位置決めするようになっている。瓶受台１３は割出
板１２と結合される背面板１６のド端部前面に水平な支
承板１７を突設し、支承板１７と背面板１６の上端の間
に上下摺動自由に挿通した左右一対の昇降杆１８に差し
渡して固定された連結棒１９の前面に、長さ方向の中央
部が細く括れた左右一対の肩押棒２０が突成され、さ、
らに、支承板１７の下面と左右一対の昇降杆１８の下端
を連結する連結棒２１の間に圧縮コイルばね２２が装着
されていて、その弾拡力により昇降杆１８とともに肩押
棒２０の支承板１７側への押圧力が付勢さレテ、支承板
１７上に載せられた瓶Ｂの肩を左右一対の肩押棒２０で
押して直立姿勢に保持するようになっているこの保持具
９が、第１図の左方において、チェーンコンベア１の走
行路が屈曲していて、隣り合う保持具９同士が互いに干
渉することのない反転位置に移送されると、前記割出板
１２の軸１１と同一高さを中心として回転する図示しな
い振回しピンが前進して支承板１７の前面に形成した割
溝２８に嵌入し、その１８０度回転により瓶受台１３を
上下反転し、第１図および第２図に示すように瓶Ｂを倒
立させ下向きにした状態で第１図の右方向に間欠的に移
送されるようになっている。この間欠走行のピッチは、
各保持具９の取付間隔と同一であって、第１図において
、チェーンコンベア１の一間欠走行ごとに、左側の保持
具９が相隣り合っていた右側の保持具９の原位置に順次
に移動しつつ同図の右方向に移動していくようになって
いる。

チェーンコンベアｌの下方には、第２図、！：第８図に
鎖線で示す平板状のフレーム２５の先端部上面に、垂直
な背面板２６の上下両端に前方に突出して互いに対応す
る上面板２７と下面板２８が固定された基体２９が背面
板２６の後面に突出した取付板３０に通した数本のボル
ト３Ｉによって固定されており、この基体２９の左右両
側には、上面板２７と下面板２８を貫通して左右一対の
昇降案内杆３２が固定されている。この基体２９の前面
には、垂直板３３の前面の上下に夫々水平方向の取付孔
３４を形成した左右一対ずつのブラケット３５が突設さ
れた昇降体３６が、垂直板３３の左右両側に突設した上
下一対の腕３７の先端に嵌着したメタル３８を前記昇降
案内杆３２に嵌合して上下移動自由に装着されている。

昇降体３６の上側ノ一方の腕３７に螺着されたピン４２
には、その先端に設けたポールジヨイント４３を介して
ロッド４４が揺動自由に取付けられており、このロッド
４４の上端に軸４５によってフレームニ揺動自由に支持
されたレバー４６の一端が軸４７によって連結されてお
り、このレバー４６の他端には図示しないカム等によっ
て上下方向に駆動されるロッド４８が軸４９によって連
結されている。

昇降体３６の前記した上下のブラケット３５の取付孔３
４には、上下一対の水平案内杆５１が嵌入されて固定さ
れており、この昇降体８６の前面には、４個の窓孔５２
を透設した平板状の水平移動体５３が、後面の上下両側
の左右両端部に夫々突設したブラケット５４に嵌合した
メタル５５を前記上下一対の水平案内杆５１に嵌合して
、昇降体８６に対して水平方向の移動自由に装着されて
いる。この水平移動体５３の一側面に水平に突設された
ロッド５６の先端には、ボールジヨイント５７を介して
ほぼ水平方向に往復移動するロッド５８が連結されてお
り、このロッド５８の往復運動によって、水平移動体５
３が前記チェーンコンベア１に対する保持具９の取付は
間隔と同一の距離だけ水平方向に第１図の右方と左方に
交互に移動するようになっている。また、水平移動体５
３の前面の下端には受板６０が固定されているとともに
、その上方の左右両側にブラケット６１が突設されてい
て、このブラケット６１と受板６０の間に左右一対のガ
イドバー６２が挿通されて固定されている。さらにこの
水平移動体５３には、水平方向に細長い取イ」部材６３
が、その下面に固定した保持筒６４を前記左右一対のカ
イトバー６２に嵌合して上下移動可能に装着されている
とともに、受板６０の中央に回転のみを自由に垂直に支
持されたねし棒６５がこの取付部材６３を貫通して、そ
の上面に固定された内周面に雌ねじを形成した筒体６６
と螺合しており、受板６０の中央部に取付けられたブラ
ケット６７に回転のみを自由に支持された前後方向の軸
６８の後端に固定された傘歯車６９が、前記ねじ棒６５
の下端部に固定された傘歯車７０に噛み合っており、さ
らに前記前後方向の軸６８の前端にはハンドル７１が取
付けられている。

この取付部材６３には、前記チェーンコンベア１に対す
る保持具９の取付間隔と同一の間隔で、噴孔７７を上向
きにした６本のノスル７４が固定されている。各ノズル
７４は、第５図に拡大して示すように、取付部材６３の
上面に１７一般した筒体７５内に大径の第１パイプ７６
が上下摺動自由に嵌合され、さらにこの第１パイプ７Ｇ
の１文［に先端に噴孔７７を備えて上方に突出する小径
の第２パイプ７８が上下摺動自由に嵌着されており、筒
体７５の上面と第１パイプ７６の上端に嵌着されたリン
グ７９の間に第１コイルばね８０が装着されているとと
もに、この第１パイプ７６内には、その下端に螺着した
プラグ８１と第２パイプ７８の下面との間に第２コイル
ばね８２が装着されており、また、前記プラグ８１には
可撓性のホースを介して加圧空気の供給源に接続される
空気供給孔８３が形成されており、この空気供給孔８３
から供給された加圧空気が、第１パイプ７６および第２
パイプ７８を通ってその先端の噴孔７７から上方へ噴出
するようになっている。

次に本実施例の作用を説明すると、上下駆動されるロッ
ド４８と連結されたレバー４６の揺動により昇降体３６
が昇降し、かつ、ロッド５８により水平移動体５３がこ
の昇降体３６に対して水平に移動することにより、水平
移動体５３に取付部材６３を介して取付けられた６本の
ノズル７４は、上昇してその上方で対応する瓶Ｂの開１
」内に噴孔７７を挿入する上昇行程と、噴孔７７を瓶Ｂ
の開口内に挿入したまま瓶Ｂとともに第１図の右側へ１
ピツチだけ移動する往動行程と、この往動行程の終了後
に下方へ移動して噴孔７７を瓶Ｂの開口から下方へ抜き
出す下降行程と、水平方向に移動して元の位置に戻る復
動行程の４つの行程からなる方形の経路で循環走行し、
ノズル７４の噴孔７７を瓶Ｂの開口内に挿入した状態で
加圧空気を瓶Ｂ内に噴出してその内面を洗浄するのであ
る。ここで、チェーンコンベアｌは、ノズル７４の往動
行程と下方における夜勤行程の両方において、第１図の
右方へ保持具９の取付間隔の１ピツチだけ間欠的に移動
するようになっていて、各［Ｈには１個おきのノズル７
４が挿入されて、この洗浄装置の上方を通過する間に３
回洗浄が行なわれることになる。

なお、本実施例においては、瓶の肩を左右一対の肩押棒
２０で圧縮コイルばね２２の弾拡力により支承板１７上
に押し付けて保持するようにしたから、瓶の大きさや形
状が変った場合でも、肩押棒２０が瓶に当たる位置が変
わるｔごけで通常使用されている種類の瓶の大きさおよ
び形状においては共通して使用することができ、このよ
うにして瓶の高さが変って、反転してこの洗浄装置上を
走行する際の瓶の開口の位置が変った場合には、ハンド
ル７１を回転することによって、一対の傘歯車６９．７
０を介してねじ棒６５が回転し、これに螺合した筒体６
６とともに取付部材６３が上下動して、゛シズル７４の
噴孔７７の高さを瓶口の高さに合わせて調整することが
できる。

また、何らかの異常により保持具９が反転されないで、
瓶Ｂが直立したまま搬送されてきた場合などには、取付
部材６３とともにノズル７４が上昇すると、そのノズル
７４の先端が瓶１３の底面に衝突するのであるが、この
とき、まず第２パイプ７８が第１パイプ７６内の第２コ
イルばね８２を弾縮して第１パイプ７６内に入り込み、
さらに、第１パイプ７６の先端が瓶Ｂの底面に当ると、
その外側に装着された第１コイルばね８ｏが縮んで、第
１パイプ７６自体が取付部材６３の下面側へ後退するこ
とによって、ノズル７４の破損が防止されるようになっ
ている。

なお、本実施例においては、保持具９がチェーンコンベ
ア１等の搬送部材の前面に水平に設けられた軸１１を中
心とする１８０度回転により上下反転するようにしたか
ら、瓶１３がその前面を正面Ｇど向けたままで反転する
ため、瓶Ｉ３の洗浄状態を目視してトラブルの発生を容
易に発見し、かつ対策を構することができる利点を有す
る。

また、本実施例では、ノズル７４の往動工程と復動工程
の両方において瓶Ｂが間欠的に移動するようになってい
るために、チェーンコンヘア１の搬送速度を速くするこ
とができる利点を有するのであるが、瓶の洗浄回数およ
び時間を長くするためには、ノズル７４の復動工程にお
いてはチェーンコンベア１の走行を停止し、ノズル７４
の往動工程においてのみチェーンコンベアｌが前方に走
行するようにして、各瓶が洗浄装置の上方を通過すると
きにすべてのノズル７４が挿入されるようにしても良い
。また、上述したチェーンコンベアｌの間欠走行の移動
タイミングに加えて、ノズル７４の間隔および移動距離
を変えることによって、洗浄回数を適宜変更することが
できるのであるが、少なくともノズル７４の間隔および
その水平方向の移動距離は、保持、具９の取付間隔と同
一が、或いは２倍、３倍といった整数倍にしておく必要
があることは明らかである。

上記実施例によって具体的に説明したＪ：うに、本発明
の瓶の洗浄方法は、倒立姿勢に保持して水平方向に等間
隔で並列した一連の瓶をその並列方向に一定距離ずつ間
欠的に走行させつつ、その走向経路の下方に一連の瓶の
並列間隔の整数倍の間隔で並列した複数の上向きのノズ
ルを、その各ノズルの噴孔を対応する各瓶の開口に挿入
する上押行程と、その各噴孔から洗浄用の流体を噴出し
つつ一連の瓶とともに水平移動する往動行程と、その各
ノズルを各瓶の開口から抜き出す下降行程と、原位置へ
水平移動する夜勤行程とからなる方形の経路に沿って循
環移動させることを要旨とするものであって、複数の瓶
にノズルを同時に挿入して能率良く洗浄することができ
る効果を奏し、また、本発明の瓶の洗浄装置は、水平方
向に一定距離ずつ間欠的に走行するチェーンコンベア等
の搬送部材に多数の瓶の保雨具を等間隔で上下反転可能
に装置するとともに、搬送部材の下方に、その搬送部材
へ接近する上昇行程と、その搬送部材の走行方向へ水平
移動する往動行程と、その搬送部材から離間する下降行
程と、原位置へ水平移動する夜勤行程とからなる方形の
経路に沿って循環移動する取付部材を設け、その取付部
材に複数の上向きのノズルを保持具の装着間隔の整数倍
の間隔で取付け、その各ノズルを洗浄流体の圧送管に接
続したことを要旨とするものであって、取付部材を一定
範囲内で方形の経路で循環走行させるようにしたから、
ノズルを一方向に回転させつつ上下動させるようにした
従来のロータリ式の洗浄装置に比べて、ノズルの駆動機
構が簡単であるとともに、そ゛のノズルを固定位置にあ
る洗浄流体の供給源に可撓性のホースによって接続する
ことができて、ロータリバルブ等を使用する必要がない
から、その摺動面に供給する潤滑油などが洗浄流体中に
混入して洗浄流体を汚すといった恐れが全くなく、瓶の
内面を綺麗に洗浄することができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は一部切欠正面図、第２図は一部切欠側面図、第３
図は要部の一部切欠平面図、第４図は同分解斜視図、ま
た、第５図はノズルの拡大断面図である。 １；チェーンコンベア　９；保持具　１１；軸６３；取
付部材　７４；ノズル　７７；噴孔Ｂ；瓶

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　倒立姿勢に保持して水平方向に等間隔て並列した一
   連の瓶をその並列方向に一定距離ずつ間欠的に走行させ
   つつ、その走行経路の下方に前記一連の瓶の並列間隔の
   整数倍の間隔で並列した複数の上向きのノスルを、該各
   ノスルの噴孔を対応する前記各瓶の開口に挿入する」二
   昇行程と、該各噴孔から洗浄用の流体を噴出しつつ前記
   一連の瓶とともに水平移動する在勤行程と、該各ノスル
   を前記各瓶の開口から抜き出す下降行程と、原位置へ水
   平移動する夜勤行程とからなる方形の経路に沿って循環
   移動させることを特徴とする瓶の洗浄方法 ２　前記一連の瓶及び前記複数のノズルの並列間隔と前
   記一連の瓶の間欠走行距離を同一とし、前記一連の′瓶
   の走行中に前記複数のノズルが前記夜勤行程を移動する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の瓶の洗浄
   方法 ３　水平方向に一定距離ずつ間欠的に走行するチェーン
   コンベア等の搬送部材に多数の瓶の保持具を等間隔で上
   下反転可能に装着するとともに、前記搬送部材の下方に
   、該搬送部材へ接近する上昇行程と、該搬送部材の走行
   方向へ水平移動する往動工程と、該搬送部材から離間す
   る下降行程と、原位置へ水平移動する夜勤行程とからな
   る方形の経路に沿って循環移動する取付部材を設け、該
   取付部材に複数の上向きのノズルを前記保持具の装着間
   隔の整数倍の間隔で取付け、該各ノズルを洗浄流体の圧
   送管に接続したことを特徴とする瓶の洗浄装置 ４　前記保持具が前記搬送部材の前面に水平に設けら′
   れた軸を中心とする１８０度回転により上下反転する構
   成としたことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の
   瓶の洗浄装置