JPS5937140B2 - ホツトトツプ鋳造装置 - Google Patents
ホツトトツプ鋳造装置Info
- Publication number
- JPS5937140B2 JPS5937140B2 JP3861680A JP3861680A JPS5937140B2 JP S5937140 B2 JPS5937140 B2 JP S5937140B2 JP 3861680 A JP3861680 A JP 3861680A JP 3861680 A JP3861680 A JP 3861680A JP S5937140 B2 JPS5937140 B2 JP S5937140B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molten metal
- wall surface
- receiving tank
- casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
- B22D11/0401—Moulds provided with a feed head
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
- B22D11/049—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds for direct chill casting, e.g. electromagnetic casting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はホットトップ鋳造装置に係り、特にホットトッ
プ鋳造手法により連続的に形成される鋳塊の鋳肌表面程
度の向上と鋳肌近傍の成分偏析領域の幅(厚さ)の低減
を効果的に達成し得る装置を提供することにある。
プ鋳造手法により連続的に形成される鋳塊の鋳肌表面程
度の向上と鋳肌近傍の成分偏析領域の幅(厚さ)の低減
を効果的に達成し得る装置を提供することにある。
従来から、アルミニウム及びアルミニウム合金等の金属
の鋳塊はよく知られた連続鋳造法によって鋳造されてい
るが、中でも、最近、鋳型の上部に断熱耐火物製の溶湯
受槽を設けて、金属の凝固層の上に高い静水圧の溶湯を
保持するようにした所謂ホットトップ鋳造法又は密閉鋳
造法と言われる鋳造法が採用されつつあり、その代表的
な装置は第1図に示される如き構造を有している。
の鋳塊はよく知られた連続鋳造法によって鋳造されてい
るが、中でも、最近、鋳型の上部に断熱耐火物製の溶湯
受槽を設けて、金属の凝固層の上に高い静水圧の溶湯を
保持するようにした所謂ホットトップ鋳造法又は密閉鋳
造法と言われる鋳造法が採用されつつあり、その代表的
な装置は第1図に示される如き構造を有している。
即ち、耐火物製の金属溶湯受槽Fが筒状の直接冷却鋳型
りの上方に設けられ、且つ該溶湯受槽Fの内周下端部が
該鋳型りの内壁面より内側に張り出してオーバーハング
部を形成しているような溶湯受槽F付き直接冷却鋳型り
が用いられ、そしてその溶湯受槽F内に鋳造すべき金属
溶湯Mが溜められる一方、該鋳型り内においてその内壁
面に供給路りを通じて供給される潤滑油によって形成さ
れた潤滑界面に近接して該金属溶湯Mを柱状に保持しつ
つ、該鋳型り内を流通せしめられる冷却剤(一般に水が
用いられる)Cによって鋳型内壁面を通じて連続的に冷
却(一次冷却)、凝固せしめ、更に鋳型り下部の開口か
ら連続的に取り出される柱状の鋳塊■に対して冷却剤C
を噴射せしめて冷却(二次冷却)シ、内部まで完全に凝
固せしめることにより、目的とする鋳塊Iを得るもので
ある。
りの上方に設けられ、且つ該溶湯受槽Fの内周下端部が
該鋳型りの内壁面より内側に張り出してオーバーハング
部を形成しているような溶湯受槽F付き直接冷却鋳型り
が用いられ、そしてその溶湯受槽F内に鋳造すべき金属
溶湯Mが溜められる一方、該鋳型り内においてその内壁
面に供給路りを通じて供給される潤滑油によって形成さ
れた潤滑界面に近接して該金属溶湯Mを柱状に保持しつ
つ、該鋳型り内を流通せしめられる冷却剤(一般に水が
用いられる)Cによって鋳型内壁面を通じて連続的に冷
却(一次冷却)、凝固せしめ、更に鋳型り下部の開口か
ら連続的に取り出される柱状の鋳塊■に対して冷却剤C
を噴射せしめて冷却(二次冷却)シ、内部まで完全に凝
固せしめることにより、目的とする鋳塊Iを得るもので
ある。
このようなホットトップ鋳造手法は溶湯受槽F内に溶湯
表面が存在するようになっているため、従来の鋳造法の
ように鋳型内の溶湯表面高さを厳密に調節する必要がな
い等の優れた利点を有しているが、同法は未だ完成した
技術とは言い難く、特に鋳型内壁面からの一次冷却が強
いところから、鋳肌表面にひきつり肌やコールド・シャ
ット(cold 5hut )を生じ、また鋳肌近傍の
成分偏析領域幅も太きい等の問題点を内在している。
表面が存在するようになっているため、従来の鋳造法の
ように鋳型内の溶湯表面高さを厳密に調節する必要がな
い等の優れた利点を有しているが、同法は未だ完成した
技術とは言い難く、特に鋳型内壁面からの一次冷却が強
いところから、鋳肌表面にひきつり肌やコールド・シャ
ット(cold 5hut )を生じ、また鋳肌近傍の
成分偏析領域幅も太きい等の問題点を内在している。
このため、特公昭54−42847号公報などには、耐
火物製溶湯受槽と直接冷却鋳型との間から空気窒素又は
不活性ガスを注入し、溶湯と直接冷却鋳型との接触を低
減させる方法が、また英国特許第1389784号明細
書には、金属溶湯が直接冷却鋳型に接触する部分に黒鉛
リングを挿入し、−次(鋳型)冷却を低減させる方法が
、その解決策として提案されているが、いずれの対策に
あっても、未だ充分に鋳塊表面や鋳塊表層部の組織の改
善などを図り得なかったり、また鋳造作業や鋳型構造が
複雑となったりする等、実用的には更に改善する必要が
あるのである。
火物製溶湯受槽と直接冷却鋳型との間から空気窒素又は
不活性ガスを注入し、溶湯と直接冷却鋳型との接触を低
減させる方法が、また英国特許第1389784号明細
書には、金属溶湯が直接冷却鋳型に接触する部分に黒鉛
リングを挿入し、−次(鋳型)冷却を低減させる方法が
、その解決策として提案されているが、いずれの対策に
あっても、未だ充分に鋳塊表面や鋳塊表層部の組織の改
善などを図り得なかったり、また鋳造作業や鋳型構造が
複雑となったりする等、実用的には更に改善する必要が
あるのである。
例えば、前記前者の気体注入策にあっては、その注入量
の制御が難しく、また後者の黒鉛リング挿入策にあって
は、一次冷却能力を低減させ得るものの、鋳肌表面には
黒鉛リング特有のひきつり肌が現われる等の問題がある
のである。
の制御が難しく、また後者の黒鉛リング挿入策にあって
は、一次冷却能力を低減させ得るものの、鋳肌表面には
黒鉛リング特有のひきつり肌が現われる等の問題がある
のである。
ここにおいて、本発明は、かかる事情に鑑みて為された
ものであって、その特徴とするところは、耐火物製の金
属溶湯受槽が上方に設けられ且つ該溶湯受槽の内周下端
部が鋳型内壁面より内側に張り出してオーバーハング部
を形成している溶湯受槽付き直接冷却鋳型を含み、該溶
湯受槽に鋳造すべき金属溶湯な溜め、そして該鋳型内に
おいて該金属溶湯を柱状に保持しつつ、連続的に冷却、
凝固せしめるようにしたホントトップ鋳造装置において
、該直接冷却鋳型の前記金属溶湯に接触する内壁面に鋳
込方向に多数の溝を設けたことにあり、これによって鋳
型内壁面による一次冷却を効果的に抑制せしめ、以て著
しい鋳肌表面の改善並びに鋳塊表層部の改善を達成した
のである。
ものであって、その特徴とするところは、耐火物製の金
属溶湯受槽が上方に設けられ且つ該溶湯受槽の内周下端
部が鋳型内壁面より内側に張り出してオーバーハング部
を形成している溶湯受槽付き直接冷却鋳型を含み、該溶
湯受槽に鋳造すべき金属溶湯な溜め、そして該鋳型内に
おいて該金属溶湯を柱状に保持しつつ、連続的に冷却、
凝固せしめるようにしたホントトップ鋳造装置において
、該直接冷却鋳型の前記金属溶湯に接触する内壁面に鋳
込方向に多数の溝を設けたことにあり、これによって鋳
型内壁面による一次冷却を効果的に抑制せしめ、以て著
しい鋳肌表面の改善並びに鋳塊表層部の改善を達成した
のである。
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を更に詳しく
説明する。
説明する。
先ず、第2図aは本発明の一実施例に係るホットトップ
鋳造装置の縦断面の左半分を示す図であるが、その全体
的構成は第1図に示す従来装置と略同様である。
鋳造装置の縦断面の左半分を示す図であるが、その全体
的構成は第1図に示す従来装置と略同様である。
即ち、1は断熱耐火物製の溶湯受槽であり、該溶湯受槽
1の下に、銅またはアルミニウム或はそれらの合金など
からなる円筒状鋳型2が、該溶湯受槽1の内周下端部が
鋳型内壁面より内側に張り出してオーパーツ・ング部1
aを形成するように、配置されている。
1の下に、銅またはアルミニウム或はそれらの合金など
からなる円筒状鋳型2が、該溶湯受槽1の内周下端部が
鋳型内壁面より内側に張り出してオーパーツ・ング部1
aを形成するように、配置されている。
そして、該鋳型2の内部には冷却水室5が形成されてお
り、冷却剤としての冷却水が外部から供給管4を通じて
該冷却水室5内に導かれて該鋳型2を冷却する一方、鋳
型2下部開口部の周りに設けられたスリット9から、冷
却水を、形成される鋳塊(半凝固状態にある溶湯柱)に
対して噴射してそれを冷却せしめるようになっている。
り、冷却剤としての冷却水が外部から供給管4を通じて
該冷却水室5内に導かれて該鋳型2を冷却する一方、鋳
型2下部開口部の周りに設けられたスリット9から、冷
却水を、形成される鋳塊(半凝固状態にある溶湯柱)に
対して噴射してそれを冷却せしめるようになっている。
また、該鋳型2の上部には潤滑油溜6とそこから鋳型内
壁面上部に潤滑油な導く潤滑油溝8及びそこへ潤滑油を
供給する供給路3からなる潤滑システムが設けられてお
り、鋳造操作中、鋳型内壁面に潤滑油を連続的に供給し
て潤滑界面を形成するようになっている。
壁面上部に潤滑油な導く潤滑油溝8及びそこへ潤滑油を
供給する供給路3からなる潤滑システムが設けられてお
り、鋳造操作中、鋳型内壁面に潤滑油を連続的に供給し
て潤滑界面を形成するようになっている。
なお、10は潤滑油もれ防止パツキンである。
そして、本発明に従って、鋳型2の溶湯に接触する内壁
面には、第2図す、cに示される如く、その全周に亘っ
て、鋳込方向に、換言すれば鋳塊の進行方向〔第2図a
において上下方向〕に、多数の溝γが内壁縦溝として所
定ピッチで設けられているのである。
面には、第2図す、cに示される如く、その全周に亘っ
て、鋳込方向に、換言すれば鋳塊の進行方向〔第2図a
において上下方向〕に、多数の溝γが内壁縦溝として所
定ピッチで設けられているのである。
また、鋳型2の上面に設けられている潤滑油溝8は第2
図Cに示される如く該内壁縦溝γに接続し、潤滑油溜6
より内壁縦溝7(凹所)内に潤滑油を供給するようにな
っている。
図Cに示される如く該内壁縦溝γに接続し、潤滑油溜6
より内壁縦溝7(凹所)内に潤滑油を供給するようにな
っている。
従って、このような鋳型2において溶湯が供給されると
、該溶湯は鋳型内壁面の溝7の山部7aに接触する一方
、谷部(凹所)7bには溶湯の表面張力の故に入り込み
得す、そこにエア・キャップを形成するようになるので
ある。
、該溶湯は鋳型内壁面の溝7の山部7aに接触する一方
、谷部(凹所)7bには溶湯の表面張力の故に入り込み
得す、そこにエア・キャップを形成するようになるので
ある。
即ち、縦溝谷部7bでは、溶湯は空気と潤滑油によって
保持されるようになるのである。
保持されるようになるのである。
このため、溶湯と鋳型との接触面積が低減されて溶湯の
一次冷却が効果的に抑制され得ることとなる結果、凝1
1縮も小さくなって発汗現象などの表面欠陥が少なくな
るのである。
一次冷却が効果的に抑制され得ることとなる結果、凝1
1縮も小さくなって発汗現象などの表面欠陥が少なくな
るのである。
加えて、断熱性の溶湯受槽1内周面から続いて鋳型内壁
面に接触する溶湯はその間での急激な熱変化が少なくな
り、コールド・シャットなどの現象も効果的に抑制され
得るのである。
面に接触する溶湯はその間での急激な熱変化が少なくな
り、コールド・シャットなどの現象も効果的に抑制され
得るのである。
また、供給される潤滑油が潤滑油溝8を通じて内壁縦溝
7に確実に導かれるので、その供給の均一な分配が行な
われ得る他、エア・ギャップの形成によってその部分を
通って潤滑油が凝固殻の下方部分にまで導かれるので、
該潤滑油による潤滑効果を有効に利用し得て鋳塊表面の
効果的な改善が達成され得るのである。
7に確実に導かれるので、その供給の均一な分配が行な
われ得る他、エア・ギャップの形成によってその部分を
通って潤滑油が凝固殻の下方部分にまで導かれるので、
該潤滑油による潤滑効果を有効に利用し得て鋳塊表面の
効果的な改善が達成され得るのである。
なお、このように溶湯に接触する鋳型内壁面に形成され
る多数条の溝7の形状や大きさは、その溶湯と接触する
部分が平面あるいは曲面となる形状において適当なもの
が選択されなければならない。
る多数条の溝7の形状や大きさは、その溶湯と接触する
部分が平面あるいは曲面となる形状において適当なもの
が選択されなければならない。
溝の形状、大きさによっては著しいヒキツリ現象を生じ
、鋳塊表面が劣化したり、逆に溝を付けた効果が出ない
場合があるからである。
、鋳塊表面が劣化したり、逆に溝を付けた効果が出ない
場合があるからである。
本発明者らの検討によると、突出部7aの形状が第3図
に示す如き台形あるいはS字形で、鋳型の内面に対する
溝7への進入角;θが鋭角であるものが、加工の面から
も容易で、良好な結果が得られている。
に示す如き台形あるいはS字形で、鋳型の内面に対する
溝7への進入角;θが鋭角であるものが、加工の面から
も容易で、良好な結果が得られている。
また、溝IのピッチPとしては1〜5mmの範囲のもの
が良好である。
が良好である。
更に、溝7の深さhは余り深いと溶湯の静液圧で鋳造後
の鋳塊表面に著しい縦シワが形成され、一方浅すぎると
溝を付けた効果が低下するので、通常0.3〜3期の範
囲で適宜選択されてこととなる。
の鋳塊表面に著しい縦シワが形成され、一方浅すぎると
溝を付けた効果が低下するので、通常0.3〜3期の範
囲で適宜選択されてこととなる。
また、上記実施例では、鋳型内壁面の上端から下端まで
溝γが設けられているが、鋳型下部では鋳塊の収縮によ
り内壁面と鋳塊との間に空間が形成されるところから、
溝の効果が少ないので、例えば第4図乃至第6図に示さ
れるように溶湯と接触する鋳型内壁面にだけ有効な溝乙
7“、γ″を設け、内壁面下部には溝が存在しないよう
にしてもよい。
溝γが設けられているが、鋳型下部では鋳塊の収縮によ
り内壁面と鋳塊との間に空間が形成されるところから、
溝の効果が少ないので、例えば第4図乃至第6図に示さ
れるように溶湯と接触する鋳型内壁面にだけ有効な溝乙
7“、γ″を設け、内壁面下部には溝が存在しないよう
にしてもよい。
第4図a、bに示したものは、溝7′が鋳込方向の途中
で完全に切れている例であり、また第5図a、bは鋳込
方向に向って(上から下へ)溝7“の大きさく深さ)が
漸次小さくなり、下端で完全に消失する例であり、更に
第6図a、bは、溝7″′が途中で切れているところは
前記第4図に示した例と同じであるが、該溝7″′を有
する溝部材11と鋳型本体2′とが別体として構成され
た例を示している。
で完全に切れている例であり、また第5図a、bは鋳込
方向に向って(上から下へ)溝7“の大きさく深さ)が
漸次小さくなり、下端で完全に消失する例であり、更に
第6図a、bは、溝7″′が途中で切れているところは
前記第4図に示した例と同じであるが、該溝7″′を有
する溝部材11と鋳型本体2′とが別体として構成され
た例を示している。
特に、この第6図の如く、溝部ノみを別体11として交
換可能とすることにより、所望の溝形状、大きさを有す
る溝部材11を任意に選択してそれを鋳型本体2の内壁
面部分の段付部2aに嵌め込むことによって所望の鋳造
操作が容易に実施し得るので、多くの鋳型を用意してお
く必要がない利点がある他、該溝部材11の材質を鋳型
本体2′と同じものとしたり、また黒鉛、セラミックな
どの材質も自由に選択使用し得るため、鋳型部の熱伝達
を更に有効にコントロールすることが出来る利点がある
。
換可能とすることにより、所望の溝形状、大きさを有す
る溝部材11を任意に選択してそれを鋳型本体2の内壁
面部分の段付部2aに嵌め込むことによって所望の鋳造
操作が容易に実施し得るので、多くの鋳型を用意してお
く必要がない利点がある他、該溝部材11の材質を鋳型
本体2′と同じものとしたり、また黒鉛、セラミックな
どの材質も自由に選択使用し得るため、鋳型部の熱伝達
を更に有効にコントロールすることが出来る利点がある
。
なお、本発明は、上記例示の具体例のみに何等限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て当業者の知識に基づき種々なる変更、改良等を加え得
るものである。
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て当業者の知識に基づき種々なる変更、改良等を加え得
るものである。
例えば、上側にあっては、鋳型2はビレット(丸型鋳塊
)製造用としての円筒状のものであったが、スラブ(角
型鋳塊)を鋳造する場合にあっては、角筒状のものが用
いられることとなる。
)製造用としての円筒状のものであったが、スラブ(角
型鋳塊)を鋳造する場合にあっては、角筒状のものが用
いられることとなる。
また、溶湯の鋳型内壁面による一次冷却に続いて加えら
れる二次冷却は、従来と同様に鋳型内に流通せしめられ
る冷却剤の鋳型下部からの噴出方式の他、鋳型下部開口
部周囲に配された冷却剤噴出パイプから冷却剤を噴出せ
しめて冷却を行なう方式であっても細管差支えない。
れる二次冷却は、従来と同様に鋳型内に流通せしめられ
る冷却剤の鋳型下部からの噴出方式の他、鋳型下部開口
部周囲に配された冷却剤噴出パイプから冷却剤を噴出せ
しめて冷却を行なう方式であっても細管差支えない。
このように、本発明は、ホットトップ鋳造装置において
鋳型内壁面に鋳込方向の多数条の溝を設けたことにあり
、これによって溶湯と鋳型との接触面積を小さくして一
次冷却を効果的に抑制せしめることにより、次に列挙す
る如き優れた効果を達成するものである。
鋳型内壁面に鋳込方向の多数条の溝を設けたことにあり
、これによって溶湯と鋳型との接触面積を小さくして一
次冷却を効果的に抑制せしめることにより、次に列挙す
る如き優れた効果を達成するものである。
(↑)従来のホットトップ鋳造装置に比べて接触面積が
低減されるため、また鋳型と鋳塊間への潤滑油の供給が
容易になるため、鋳塊表面が美麗な鋳塊が得られる。
低減されるため、また鋳型と鋳塊間への潤滑油の供給が
容易になるため、鋳塊表面が美麗な鋳塊が得られる。
(2)また、一次冷却が抑制されるため、鋳肌近傍の粗
大結晶粒層の幅(厚さ)、成分偏析領域が低減される。
大結晶粒層の幅(厚さ)、成分偏析領域が低減される。
(3)かかる粗大結晶粒層の幅、成分偏析領域が低減さ
れた結果、鋳塊の塑性加工に際してその表面切削量が少
なくて済むため、その切削上の問題が少なくなり、且つ
鋳塊の歩留りが向上する。
れた結果、鋳塊の塑性加工に際してその表面切削量が少
なくて済むため、その切削上の問題が少なくなり、且つ
鋳塊の歩留りが向上する。
(4)潤滑油の鋳型内壁面への均一な分配が可能となり
、また内壁面下部へも効果的に浸透させ得るので、潤滑
油による潤滑効果を最大限に発揮させ得る。
、また内壁面下部へも効果的に浸透させ得るので、潤滑
油による潤滑効果を最大限に発揮させ得る。
(5)鋳型構造が簡単であるから、保守が容易である。
・ 図面の簡単な説明
第1図は従来のホットトップ鋳造装置の代表例を示す縦
断面図、第2図a、b及びCはそれぞれ本発明に係るホ
ットトップ鋳造装置の一例を示す縦断面(左半分を示す
)図、鋳型の斜視説明図(部分)及びその丸印部の拡大
平面図、第3図は鋳型内壁面に形成される溝の二、三の
例を示す断面図、第4図a、b、第5図a、b及び第6
図a。
断面図、第2図a、b及びCはそれぞれ本発明に係るホ
ットトップ鋳造装置の一例を示す縦断面(左半分を示す
)図、鋳型の斜視説明図(部分)及びその丸印部の拡大
平面図、第3図は鋳型内壁面に形成される溝の二、三の
例を示す断面図、第4図a、b、第5図a、b及び第6
図a。
bは、それぞれ本発明の別の実施例を示す第2図a。
bに相当する略図である。
; 1:耐火物製溶湯受槽、2:鋳型、5:冷却水室
、6:潤滑油溜、7,7’、7“、7″′:内壁縦溝、
8:潤滑油溝、9ニスリツト。
、6:潤滑油溜、7,7’、7“、7″′:内壁縦溝、
8:潤滑油溝、9ニスリツト。
Claims (1)
- 1 耐火物製の金属溶湯受槽が上方に設けられ且つ該溶
湯受槽の内周下端部が鋳型内壁面より内側に張り出して
オーバーハング部を形成している溶湯受槽付き直接冷却
鋳型を含み、該溶湯受槽に鋳造すべき金属溶湯を溜め、
そして該鋳型内において該金属溶湯な柱状に保持しつつ
、連続的に冷却、凝固せしめるようにしたホットトップ
鋳造装置において、該直接冷却鋳型の前記金属溶湯に接
触する内壁面に鋳込方向に多数の溝を設けたことを特徴
とするホットトップ鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3861680A JPS5937140B2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 | ホツトトツプ鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3861680A JPS5937140B2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 | ホツトトツプ鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56136257A JPS56136257A (en) | 1981-10-24 |
JPS5937140B2 true JPS5937140B2 (ja) | 1984-09-07 |
Family
ID=12530177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3861680A Expired JPS5937140B2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 | ホツトトツプ鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937140B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0530980Y2 (ja) * | 1986-06-25 | 1993-08-09 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO177219C (no) * | 1993-05-03 | 1995-08-09 | Norsk Hydro As | Stöpeutstyr for stöping av metall |
FR2747059B1 (fr) * | 1996-04-05 | 1998-06-12 | Ugine Savoie Sa | Procede de coulee continue des metaux et lingotiere pour sa mise en oeuvre |
US7204295B2 (en) | 2001-03-30 | 2007-04-17 | Maerz-Gautschi Industrieofenanlagen Gmbh | Mold with a function ring |
DE10115999C2 (de) * | 2001-03-30 | 2003-08-14 | Vaw Ver Aluminium Werke Ag | Kokille mit Funktionsring |
-
1980
- 1980-03-26 JP JP3861680A patent/JPS5937140B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0530980Y2 (ja) * | 1986-06-25 | 1993-08-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56136257A (en) | 1981-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3381741A (en) | Method and apparatus for continuous casting of ingots | |
US3713479A (en) | Direct chill casting of ingots | |
EP0570751A1 (en) | Cooling method and apparatus for continuous casting and its mold | |
JPS5937140B2 (ja) | ホツトトツプ鋳造装置 | |
CA1309837C (en) | Method of manufacturing hollow billet and apparatus therefor | |
US4911226A (en) | Method and apparatus for continuously casting strip steel | |
EP0533133A1 (en) | Cooling method of continuous casting and its mold | |
US3327768A (en) | Horizontal continuous casting apparatus | |
JPH057100B2 (ja) | ||
JPH09220645A (ja) | 連続鋳造用金属鋳型の壁の潤滑方法と、それを実施するための鋳型 | |
JPS626897B2 (ja) | ||
JPS6133735A (ja) | 金属の水平連続鋳造方法および装置 | |
US3153822A (en) | Method and apparatus for casting molten metal | |
US3752215A (en) | Continuous casting apparatus for shaped metal bodies | |
JPS6146231B2 (ja) | ||
US2781562A (en) | Apparatus for the continuous casting of metals | |
US3996995A (en) | Continuous casting mould | |
JPS5825845A (ja) | ホツトトツプ鋳造装置 | |
KR100447466B1 (ko) | 금속의연속주조방법및그실행을위한잉곳몰드 | |
JPH0123656Y2 (ja) | ||
JPS6039142Y2 (ja) | 水平連続鋳造装置 | |
JPS626898B2 (ja) | ||
JPH0242575B2 (ja) | ||
JPH03110043A (ja) | 金属の竪型連続鋳造装置 | |
JPS63154244A (ja) | 金属の連続鋳造装置 |