JPS5936555Y2 - 二輪車のヘルメツトホルダ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスクータ等の二輪車のヘルメットホルダの改
良に関する。

スクータ等の二輪車では、車を離れるときはヘルメット
が邪魔になるので、二輪車のハンドル等に設けたヘルメ
ットホルダに錠止めしておく。

このようにヘルメットを錠止めするヘルメットホルダが
ハンドル等に取着されていると、突出して目立ち、体裁
が悪く、転倒したような場合、この部分に当って怪我を
する危険もある。

この考案はかかる点に鑑み改善したもので、以下図面に
示す本考案の実施例について説明する。

断面路り形で細長いスタンドグリップ１を合成樹脂等で
成形して設ける。

スタンドグリップ１は、主スタンドを立てるとき、手を
掛けて車体を持上げるようにするためのものである。

そしてスタンドグリップ１の一側の内側にヘルメットホ
ルダ２をビス３によって取着する。

ヘルメットホルダ２はキー４によって錠止片５を開閉し
、ヘルメット６のあご経用のフック７を錠止めするよう
になっている。

一方、車体８の側面には、プレス成形により凹陥部９が
形成されており、この凹陥部９内に前記ヘルメットホル
ダ２を取着したスタンドグリップ１を挿入して、スタン
ドグリップ１の内側に突出する脚部１ａ、１ａに凹陥部
９の内側面９ａを貫通するビス１０．１０を螺挿して締
着する。

これによりスタンドグリップ１はその下端縁と凹陥部９
の下部との間に第２図示のように手指が差込める隙間を
もって取付けられ、スタンドグリップ１の表面は車体８
の表面と略同−面におがれる。

作用について説明する。

ヘルメットホルダ２はスタンドグリップ１の内側に大部
分がかくれ、キー４を差込むヘルメットホルダ２の先端
部分だけがわずかに車体表面に出るだけなので、体裁が
よく、又、大きく突出していないので、不用意に手等を
当てることもなくて、怪我をする危険もない。

そして外側がらキー４を差込むことによってヘルメット
６の着脱が容易にできる。

以上説明したように、この考案は、車体を持ち上げるた
めのスタンドグリップの内側−側にヘルメットホルダを
取着し、このヘルメットホルダを取着したスタンドグリ
ップを車体側面に形成した凹陥部内に挿入してその内側
面にビス等により固着し、前記スタンドグリップの表面
が車体の表面と略同−面におかれるようにしたので、ヘ
ルメットホルダはスタンドグリップの内側に完全に隠れ
て外部から見えなくなり、外観体裁が頗るよくなるとと
もに、ヘルメットホルダが車体側面に突出しないため手
等を不用意に当てて径孔をすることがなく、安全であり
、さらにスタンドグリップとヘルメットホルダとが共に
車体に取付けられるので、そのスタンドグリップの格納
状態での保持とヘルメットの錠止とが同時にできるなど
の種々の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は全体側面図、第
２図は第１図Ａ−Ａ矢視拡大縦断面図、第３図はスタン
ドグリップの斜視図、第４図は第１図Ｂ−Ｂ矢視拡大横
断面図である。 １・・・・・・スタンドグリップ、２・・・・・・ヘル
メットホルダ、５・・・・・・錠止片、８・・・・・・
車体、９・・・・・・凹陥部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体を持ち上げるためのスタンドグリップの内側−側に
   ヘルメットホルダを取着し、このヘルメットホルダを取
   着したスタンドグリップを車体側面に形成した凹陥部内
   に挿入してその内側面にビス等により固着し、前記スタ
   ンドグリップの表面が車体の表面と略同−面におかれる
   ようにしたことを特徴とする二輪車のヘルメットホルダ
   。