JPS5936540B2 - 文化財などの保存消毒装置 - Google Patents

文化財などの保存消毒装置

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JPS5936540B2
JPS5936540B2 JP55064768A JP6476880A JPS5936540B2 JP S5936540 B2 JPS5936540 B2 JP S5936540B2 JP 55064768 A JP55064768 A JP 55064768A JP 6476880 A JP6476880 A JP 6476880A JP S5936540 B2 JPS5936540 B2 JP S5936540B2
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JP
Japan
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gas
disinfection
disinfecting
room
disinfection room
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JP55064768A
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JPS56161056A (en
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敬一郎 長谷川
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に文化財などの保存消毒装置に関する。
本発明は例えば上下、左右、後壁などがコンクリート躯
体によって囲まれたビルなどの一室をそのま5消毒室と
して構成せしめ、小型文化財は勿論のこと大型文化財の
消毒処理を可能となし、且つ室内への消毒ガスの均等拡
散効果をなさしめて消毒処理効率の向上を計り、更に使
用有毒ガスの浄化を有効に行わせ衛生的効果の向上をも
計らんとするものである。
図面について実施例の詳細を説明すると、第1図は本発
明装置の概略構成を示しており、Aは省略してはあるが
ビルなどの一室を示した消毒室で、該消毒室Aは前面を
除いた他の全てがコンクリ−HIM体1によって囲まれ
ており耐圧構造となっている。
そしてこの消毒室Aの全てのコンクリート露出面にはス
テンレス鋼板を張設するか宛は耐薬樹脂の塗布層など消
毒ガスの吸着残留を防止する耐薬壁面2を形成せしめる
なぜこのような耐薬壁面2を形成するかというと、コン
クリートからアルカリ微粒子が出て悪い影響を及ぼすば
かりか消毒ガスをコンクリート壁面が吸着して脱着が困
難であると\もに室内が非常に多湿になり、温度の変化
によってガスを含んで結露することがあるからである。
またステンレス鋼板を張設する場合にはその継目にガス
吸着の少ないテフロン系のシール材をバッキングする必
要がある。
又消毒室が溶接構造の場合は同質鋼材よりも上質の溶棒
にて加工する必要がある。
また上記消毒室Aの前面には特に図示してないが、放射
棒回転式の軽央開閉がなしうる扉が設けてあり、この扉
の外周若しくは室の開口縁部には上述のようなテフロン
系のバッキング材が設ケチあることは勿論である。
またこの扉が設けられる前室壁面には特に図示してない
が、排気孔、空気送入孔、ガス送入孔、検知孔、温度計
増付孔、圧力計増付孔などが設けである。
3は上記消毒室Aの天井壁中央部に下向きに設けられた
消毒ガス供給ノズルで、該消毒ガス供給ノズル3の下側
には天井から吊設された消毒ガスの残留板Bが臨設しで
ある。
図中Cは使用後の消毒ガスの解毒装置、Dは該解毒装置
Cでオキサイドなどの有毒成分が除去された残りの排ガ
スを吸着して清浄となした排気を大気中に放散するため
の吸着筒、4は消毒室Aと解毒装置Cを結ぶパイプライ
ン、5は該パイプラインに設けられたポンプ、6はバル
ブ、7は切替えバルブ、8は該切替えバルブ7を介し消
毒室Aから排出された使用消毒ガスの再循環パイプライ
ン、9は吸着筒りからの排気を切替バルブ10を介して
消毒室A内に循環させるためのパイプラインである。
次に上記残留板B1解毒装置C1吸着筒りの夫夫の構成
とその作用について詳述する。
第2,3図は残留板Bの構成を詳しく示しており、該残
留板Bは次のように構成されている。
即ち11はアングル状のステンレス型材12を正方形状
に枠組みして形成した枠体で、この枠体11に、2枚の
正方形状で且つ畳織りしたステンレス製網体13.14
の中間に脱脂状の綿またはフッソ系樹脂繊維などの充填
物15を所要の厚みに介装させて形成せる残留板部材1
6の外周をステンレス製のボルトナツト17にて着脱交
換可能にとりつけたものによって構成され、上記枠体1
1の四偶部にステンレス製の鎖18を連結し、この4本
の鎖18によって残留板Bを消毒室Aの天井壁面に吊設
したものである。
図中19はアイスナツトであり、また第2図から明らか
なように上記消毒ガス供給ノズル3の内部には消毒ガス
流によって自然回転するファン20が設けてあり、この
ファン20により消毒ガスを円錐形状に拡散させると\
もに拡散ガスが他にもれることなく残留板8面上に均等
に吹きつけるようにしたものである。
尚上記残留板部材16は適度の通気性と消毒ガスの抱持
性を有するものである。
この残留板Bに消毒ガスを製造するときに生ずる不純物
(水分、ゴミなど)が文化財に直接付着するとこれらを
汚染、破壊の防止を計るもので、消毒ガス供給ノズル3
から噴流する消毒ガスを一旦この残留板Bで均等にうけ
、この残留板Bから消毒ガスを消毒室A内に均等に拡散
させると\もに充填物にて上記不純物をp過し、更にこ
の充填物の通気性及びガス抱持性を利用してガスを均等
に室内に流下させようとするものである。
尚室内の消毒ガスを均等に分散させるために消毒室A内
の所要個所にファンなどの拡散体を配設することもある
次に第4図について解毒装置Cの詳細を説明すると、該
解毒装置Cは次のように構成されている。
即ち、上下2段の解毒密閉槽21,22を配設し、下段
の解毒密閉槽22の内部には、使用消毒ガスを例えば酸
化エチレンオキサイド(FOG+CH3Bγ)を使用し
た場合には1条の硫酸(H2S04)を混入した液体2
3を収納し、更にこの槽内の下部には耐薬材料よりなる
多孔板24が張設されている。
尚この多孔板24の上面に畳織り状のステンレス製網板
を張設し後述するガス気泡の細分化を計ることもあるし
、また上記他孔板24を回転させることによりガス気泡
の細分化が計れるようにしである。
そしてこの多孔板24の下側の槽内に上述した消毒室A
から排出される消毒ガスの吐出パイプ25の先端開口を
下向きに配設する。
またこの解毒密閉槽22の上端部を円錐形状となし、こ
の頂部をバルブ26を備えたパイプ27にて上記上段の
解毒密閉槽21の下部に連結し、このパイプ27の吐出
端開口を上記同様に下向きとする。
この上段の解毒密閉槽21内には上記下段の僧と同様に
1係の硫酸を混合した液体28が収納してあり、また上
記と同様構造の多孔板29も張設されている。
特にこの上段の槽21は液面から上に大きな容積の空間
部30を構成し、この空間部には多段的にシャワーノズ
ル31が配設しである。
そしてこの各シャワーノズル31は夫々バルブ32及び
耐酸、耐薬構造のラインポンプ33を介して槽21の下
部に接続されている。
図中34はバルブ35.36を備えた各種21,22へ
の給水パイプ、37はバルブ38,39を有するドレー
ンパイプである。
また上段の槽21の頂部はバルブ40のあるパイプ41
を介して上述した吸着筒りの下部に接続されている。
次にこのように構成された解毒装置Cの作用について説
明すると、消毒室Aからファンまたはポンプ5によって
排出させた使用後の消毒ガスを吐出パイプ25を介して
下段の解毒密閉槽22の下部に放出供給する。
供給された消毒ガスは気泡となって上昇するが、多孔板
24によってこの気泡は細分化されて上昇しながらガス
は液体23と接触し、ガス中の毒性のあるオキサイドが
硫酸との化学作用によって液体中に吸収除去される。
そしてオキサイドが減少されたガスは更にパイプ27を
通って上段の解毒密閉槽21の下段に送られ、上述と同
様な作用でガス中のオキサイドは除去せしめられ、液体
28から脱出したガスには更にシャワーノズル31から
噴出される液体に接触せしめられてオキサイドは完全に
解毒され、他の成分をもったガスのみが次工程の吸着筒
りに送られ、この吸着筒部で残りの成分も吸着除去せし
められ、浄化気体が無公害状態で大気中に放出されるも
のである。
次に第5,6図について吸着筒りの構成を説明すると次
の通りである。
即ち、架台42上に筒体43が着脱自在にとりつけられ
ている。
該筒体43は角型、円筒型であってその形状は任意であ
るが、筒体43の上下部には夫々正、逆円錐形状の除湿
室44.45を設け、この下方の除湿室45の下端には
上記解毒装置Cを通過したガスの上記パイプ41端がダ
ンパーバルブ46を介して接続しであるし、また上方の
除湿室44の頂部にはダンパーバルブ47を介して上記
パイプライン9が接続されているる そしてこの筒体43の内部はステンレス製の多孔板48
によって複数段に仕切られた吸着室49が設けてあり、
この吸着室49には活性炭50を充満収容せしめ、また
上記上下の除湿室44゜45の内部には綿などの吸湿材
が充填しである。
更に上記各多孔板48の6孔51の下1則周縁にはパリ
状の突縁52が下向きに設けてあり、ガス体のストレー
ト通過を阻害するようにしている。
また各多孔板48の上面には更にガスの通過に乱流を与
えるための前職状のステンレス製網板53が重合的に設
けである。
図中54は各吸着室49に挿通した濃度測定用のセンサ
ーである。
このような構成に基(吸着筒りの作用を述べると、解毒
装置の上段解毒密閉槽21から排出された毒性ガスの除
去されたガスは吸着筒りの下方から下方の除湿室45内
に入り、こ\でガス中に含まれている水分除去が行われ
つ\ガスは上昇し、多孔板48を通って最下段の吸着室
49に入る。
このとき多孔板48の6孔51の下側周縁にはパリ状の
突縁52が設けであるためにガスはこの突縁52によっ
て拡散されながら更に網板53の作用で乱流拡散せしめ
られて吸着室49内の活性炭50に効率よく接触し成分
除去を行いながら上昇する。
このような作用を各段の吸着室49で行うことによって
ガス中の残りの成分は完全に吸着除去ぜしめられ、上段
の除湿室44において再び水分除去が行われることによ
りガスは完全に浄化せしめられ、ダンパーバルブ47を
経てパイプライン9から大気に放出されるか或は切替バ
ルブ10の操作で消毒ガスと共に再び消毒室A内に循環
使用せしめられる。
また上記センサー54によって活性炭の機能が鈍り、吸
着室49内のガス濃度が高まった場合には、上下のダン
パーバルブ46.47を閉じるとともにパイプラインか
ら外し吸着筒り全体を架台42からとり外して他の場所
において活性炭50をとり出し焼却する。
そして再使用できる活性炭はそのま\利用して不足分を
補填し、さらに除湿室44.45内の綿などの吸湿材に
新たなものと交換する。
上述のように本発明によれば、消毒室内に収容された文
化財などの被消毒物は、常圧、減圧、加圧の適合した諸
状態で消毒され、使用済みのガスは解毒装置で解毒され
、残りのガス成分は吸着筒において吸着浄化されて大気
中に放散せしめることができる。
特に本発明では消毒室がコンクリート躯体によって構成
されることから、ビルの一室を即耐圧性のある消毒室と
して用いることができ、従って耐圧構造の鋼製消毒缶な
どを壁面に埋め込む構築上の煩雑さが完全に解除され、
而も任意な大きさの消毒室が得られるなど優れた特長を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一部切欠概略説明図、第2図は残留板
部の一部切欠正面図、第3図は同上要部の拡大断面図、
第4図は解毒装置の一部切欠正面図、第5図は吸着筒の
一部切欠正面図、第6図は同上多孔板部の一部の拡大断
面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開閉扉を備えた前壁を除いた全面がコンクリート躯
    体によって囲まれた耐圧構造からなる消毒室の内壁にス
    テンレス鋼板を張設するか或は耐薬樹脂の塗布層など消
    毒ガスの吸着残留を防止する耐薬壁面を形成せしめ、該
    消毒室の天井壁略中央部に消毒ガス供給ノズルを設ける
    と\もにこの消毒ガス供給ノズルの下側に消毒ガスを均
    等拡散する残留板を配設し、更に上記消毒室には使用後
    の有毒ガスの有毒ガス分を解毒する装置、解毒された残
    りの排ガスを浄化して大気に放散する吸着筒を連着させ
    たことを特徴としてなる文化財などの保存消毒装置。
JP55064768A 1980-05-15 1980-05-15 文化財などの保存消毒装置 Expired JPS5936540B2 (ja)

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JPS56161056A JPS56161056A (en) 1981-12-11
JPS5936540B2 true JPS5936540B2 (ja) 1984-09-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049843U (ja) * 1983-09-12 1985-04-08 株式会社 日東エアテック 殺菌ガス発生、循環、排気装置
JPS6049844U (ja) * 1983-09-12 1985-04-08 株式会社 日東エアテック ガス殺菌装置
US4788404A (en) * 1985-06-20 1988-11-29 Metcal, Inc. Self-soldering flexible circuit connector

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