JPS5936102A - シアル酸又はシアル酸含有物質の分離・精製法 - Google Patents

シアル酸又はシアル酸含有物質の分離・精製法

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JPS5936102A
JPS5936102A JP57145563A JP14556382A JPS5936102A JP S5936102 A JPS5936102 A JP S5936102A JP 57145563 A JP57145563 A JP 57145563A JP 14556382 A JP14556382 A JP 14556382A JP S5936102 A JPS5936102 A JP S5936102A
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acid
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特異的吸着体及びそれを用いるシアル酸又は
シアル酸含有物質の分離・精製法に関する。
動物のホルモン及び神経伝達物質と考えられている 次式(■): で示されるセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン喜
以下[5−HTJという。)は牛脳ガングリオシド類の
ミセル構造、ガングリオシド類を含むりぎシーム、フェ
ツイン特のシアル酸含有物質と結合することが知られて
いる(J。
Neuroche・m・、、26.1193(1976
))。また、5−HTとサル脳ガングリオシド類との間
に、特異的な相互作用があることも知られている。
従来、シアル階含有タンパク質のアフィニティークロマ
トグラフィーによる精製には、高価なアメリカ産カブト
ガニ(Limulus polyph−emus )の
レクチン又は小麦胚芽凝集素(以下「WGA」という。
)等を用いねばならず、その利用範囲が非常に制限され
ている。特に、WGAはN−アセチルグルコサミンとも
結合するという欠点もある。また、最近、インド産カブ
トガニ(Carcinoscorpius  rotu
ndacauda )  のレクチンを不溶化してシア
ル酸含有物質を吸着させている報告(Ana I 、B
iochem、。
115.130(1981))もあるが、他のレクチン
と同様の問題点を有している。これらの問題点を解決す
るために、5−HTを固定化してシアル酸含有物質を特
異的に吸着し、精製する方法L Carbohyd、R
es、、103(2) 、213 (1982)〕が開
発されたが、セロトニンは動物ホルモンとしての活性を
有するが、不安定で酸化され易い。従って、クレアチン
酸との複合体としてでなければ直ちに分解してしまい、
遊離の状態では入手困難であり、クレアチン酸を除失し
てから使用されているが、不安定なため調製が難しく、
工業的には不適である。
本発明者らは、前述の問題点を解消するため鋭意研究を
重ねた結果、 次式(■): で示される5−ヒドロキシインドール酢酸又は次式(■
): で示される5−ヒドロキシトリプトファンが固定化され
た不溶性高分子を得ることに成功し、更に、これらを吸
着体として用いることにより、前述の問題点を解消でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、 (式中、R1、R2及びR3はそれぞれ水素原子又はア
シル基を表わし+R4は水酸基、アシルオキシ基、アミ
ノ基又はアシルアミノ基を表わす。) で示される5−ヒドロキシインドール誘導体残基を有す
ることを特徴とする不溶性高分子、並びにそれを用いる
ことを特徴とするシアル酸又はシアル酸含有物質の分離
・精製法である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明に用いる5−ヒドロキシインドール酢酸及び5−
ヒドロキシトリプトファンは、5−)ITと同様に5−
ヒドロキシインドール骨格を有するが、5−HTに比し
著しく安定であり、遊離体が容易、かつ、安価に人手し
得るという長所を有する。更に、5−ヒドロキシトリプ
トファンは、担体と結合し得る官能基として、カルボキ
シル基と7ミノ基とを有するので、アミノ基又はヒドラ
ジノ基を有する担体とも、ホルミル基又はカルボキシル
基を有する担体とも結合させることができ、適用範囲が
広いという長所をも有する。また、両者のN−アセチル
ノイラミン酸(以下「NANAJという。)との親和力
を紫外線吸収法(Biochem、J、、劫、628(
1946))により測定したところ、5−HTとNAN
Aとの親和定数(Ka)が4.2X10 M−であるの
に対し、5−とドロキシインドール酢酸では1.9X1
0’M−1,5−ヒドロキシトリプトファンでは1.5
X10 M  であった。
本発明の5−ヒドロキシインドール誘導体が固定化され
た不溶性高分子(以下[固定化5−HIJという。)の
うち、前記式(IV)又はMで示される5−ヒドロキシ
インドール誘導体残基(以−上l−5−)(I残基」と
いう。)を有するものは以下のようにして得ることがで
きる。
即チ、アカロース、セルロース、キチン、マンナン、ポ
リアクリルアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂
等の水酸基を有する不溶性高分子を、既知の方法(有機
合成化学、第38巻、128〜138頁(1980年)
〕に従い、エピクロルヒドリン、エビブロムヒドリン等
のエビハロヒドリン蓼又は、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、1.3−プロパンジオールジグリシジ
ルエーテル、1.4−ブタンジオールジグリシジルエー
テル、1.5−ベンタンジオールジグリシジルエーテル
、1,6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル等の
ビスオキシラン化合物;で処理することにより得られる
エポキシ活性化不溶性高、分子を濃アンモニア水で処理
してアミノ化するか、又は、特願昭57−122835
号記載の方法に従い、ヒドラジン水化物、ヒドラジン水
化物塩、ヒドラジン硫酸塩等のヒドラジン類;又はシュ
ウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジ
ヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒ
ドラジド、ピメリン酸ジヒドラジド、スペリン醜ジヒド
ラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒド
ラジド等の炭素数2〜12の直鎖状飽和ジカルボン酸ジ
ヒドラジド寥マレイン酸ジヒドラジド、7マル酸ジヒド
ラジド等の不飽和ジカルボン酸ジヒドラジド蓼及び7タ
ル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド等の芳香
族ジカルボン酸ジモドラジド等のジヒドラジド化合物で
処理することによりヒドラジノ化する。この時、エポキ
シ化の時間又はジヒドラジド化合物の種類等を適宜選択
することによって、基剤とリガンドとを結びつける腕(
スペーサー)の長さを調節することができる。とのよう
にして得たアミノ化担体又はヒドラジノ化担体に、カル
ボジイミド化合物の存在下において、5−ヒドロキシイ
ンドール酢酸又は5−ヒドロキシトリプトファンを、−
3〜8、好ましくは、−14〜6の条件下で、室温で5
0〜500時間、好ましくは、100〜300時間反応
させることにより目的とする固定化5−)(Iを得るこ
とができる。溶媒としては、一般には、水が用いられて
、必要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の塩
を、好ましくは、0.1〜2モル濃度、更に好ましくは
、0.3〜1モル濃度にあるように添加してもよい。カ
ルボジイミド化合物としては、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(以
下「EDCJという。)、1−シクロヘキシル−3−(
2−モルホリノエチル)カルボジイミド・メソ−p−)
ルエンスルホン酸塩、ジシクロへキシルカルボジイミド
等が単独で又は二種以上の混合物として用いられる。こ
のようにして得た固定化5−HIは、未反応の(5−ヒ
ドロキシインドール誘導体が固定化されていない)アミ
ン基又はヒドラジ7基を無水酢酸等でアシル化して不活
性化することが好ましい。
また、前記(VI)又は(■)で示される5−HI残基
を有する不溶性高分子は以下のようにして得ることがで
きる。
即ち、前述のアミノ化担体又はヒドラジノ化担体を、無
水コハク酸で処理し、スクシニル化担体とした後、前記
カルボジイミド化合物の存在下において、5−ヒドロキ
シトリプトファンと反応させることにより目的とする固
定化5−HIを得ることができる。また、アミノ化担体
又はヒドラジノ化担体を、水素化シアノホウ素ナトリウ
ムの存在下において、グリオキサール、プロパンジアー
ル、ブタンジアール、グルタルアルデヒド(ペンタンジ
アール)、デカンジアール等のジアルデヒド化合物で処
理して、ホルミル化担体とした後、水素化シアノホウ素
ナトリウムの存在下において、5−とドロ、キシトリプ
トファンと反応させても、目的とする固定化5−HIを
得ることができる。
以上のようにして得られた固定化5− HIは、洗浄後
、適当に緩衝化することにより、チログロブリン、ゴナ
ドトロピン、卵胞刺激ホルモン(FSH)、下垂体黄体
化ホルモン(1) L I−1)、エリスロボエチン(
EPO)等のシアロクルコホルモン、及びセルロプラス
ミン、フェツイン、フィブリノーゲン、α1−グリフプ
ロティン、ハプトグロブリン、α2−マクログロブリン
、トランスフェリン、オロソムフイド等の血中タンパク
質の分離・精製冨これらの化合物をプロテアーゼ等を用
いてシアル酸を含む糖鎖が外れないように分解して生ず
る各種シアーロペプチドとシアル酸を含まないペプチド
との分離寥シアロペブチド間におけるシアル酔含有喰の
差による相互分N6 +コロミン酸、シアリルラクトー
ス等のシアル酸含有多糖、オリゴ糖及びシアル酸そのも
のの分離・精製I細胞中のシアル酸を含む細胞器官及び
細胞断片の分離・精製;細胞表面におけるシアル酸含有
喰の差による血球及び培養細胞等の分離・精製を等に広
く利用できる。
固定化5− HIに吸着したシアル酸又はシアル酸含有
物質を溶離するには、一般には、1μM〜4Mの濃度範
囲のサリチル酸、サリチル酢塩、(N I(+ ) 2
CO3、NH411CO3を含有する水溶液又緩衝液が
用いられる。
本発明によれば、容易、かつ、安価に高いリガンド濃度
を有する固定化5−HIを得ることができ、更に、これ
を用いることにより、シアル酸又はシアル酸含有物質を
効率よく分離・精製することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、こ
れらの実施例は、本発明の範囲を何隻制限するものでは
ない。
実施例1 アガロースとしてファルマシア社製のセファロースCL
6Bを用いた。グラスフィルター上で水でよく洗浄後、
吸引濾過したアガロース30りをフラスコに入れ、水4
5d、2MNaOH水溶液19.5−及びエピクロルヒ
ドリン4.5−を順次加えた。懸濁液を4Orのインキ
ュベーター中で3時間振盪後、グラスフィルター上で水
で充分に洗浄してエポキシ活性化アガロースを得た。こ
のエポキシ活性化アガロースに導入されたエポキシ基の
量をN a 2 S 203を用いる中和滴定法により
測定したところ、層重1111j’当たり、67.2μ
moleのエポキシ基が導入されていた。
このエポキシ活性化アガロースに80%ヒドラジン水化
物水溶液30L/を加え、40Cのインキュベーター中
で2時間振盪した。反応後、グラスフィルター上で水で
充分に洗浄してヒドラジノ化アガロースを得た。
(1)で得たヒドラジノ化アガロース9yを0.5MN
aC1水溶液isyに懸濁した後、5−ヒドロキシイン
ドール酢酸100■とEDCo、3Fを加え、…を5に
調整し、室温で140時間反応させた。次いで、水で充
分に洗浄した後、無水酢酸を加えて、OCで30分間、
更に室温で30分間処理して、未反応の(5−ヒドロキ
シインドール酢酸が固定化されていない)ヒドラジ7基
をアセチル化した。反応後、充分に洗浄して目的とする
固定化5−ヒドロキシインドール酢酸を得た。この固定
化5−ヒドロキシインドール酢酸に固定化された5−ヒ
ドロキシインドール酢酸の級を紫外部吸収測定法により
測定したところ、層重11y当たり51.6μmole
の5−ヒドロキシインドール酢酸が固定化されているこ
とが判明した。
(2)で得た吸着体IP(湿重量)をミニカラム(9″
′gφX10%)(生化学工業■製、セパコールミニカ
ラム(商品名)〕に充填し、水洗後、1 tt mol
eSONAN A水溶液(pH3,6)を過剰量を流し
た後、水洗し、次いで10 mM (NH4)2CO3
水溶液(+)H9,1)で溶出した。溶出液中のNAN
Aをレゾルシン法により測定したところ、湿重量IP当
たり43.4μmoleのNANAが吸着されていたこ
とが判明した。
実施例2 シアログリコペブチドの分離・精製 実施例1(2)で得た吸着体1y(湿重量)を実施例1
(3)と同様のミニカラムに充填し、水洗後、ブタ甲状
腺のチログロブリンをプロテアーゼで分解して得たグリ
コペプチド混合物2.5 wUiの水溶液を流した後、
水洗し、素通り画分として、シアル酸の検出されないグ
リコペプチド(マンノースに換算して約260μりの糖
を含む)を得た。次いで、10mMNH4HCO3水溶
液で溶出したところ、初めにシアル酸含有暇の少ないシ
アログリコペプチド(マンノースに換算して370μm
の糖及びシアル酸100μ7 を含む)が得られ、次い
でシアル酸含有級の多いシアログリコベプチド(マンノ
ースに換算して490μ)の糖及びシアル酸150μノ
を含む)が得られた。
実施例3 ビニル系クロマト基剤[Toyopearl  HW 
65(商品名))10yを水15+1!4!に懸濁した
後、2MNaOH水溶液6.5 ml及びエピクロルヒ
ドリン2、3 mlを順次加えた。懸濁液を40Cのイ
ンキュベーター中で3時間振盪後、グラスフィルター上
で水で充分に洗浄してエポキシ活性化基剤を得た。これ
に、アジピン酸ジヒドラジド1.2F I O,I M
 Na2CO3水溶液8mlに懸濁しタモノを加え、4
0Cで一夜反応させた。途中、…を9に調整した。反応
後、グラスフィルター上で水で充分に洗浄してヒドラジ
ノ化基剤を得た。
(1)で得たヒドラジノ化基剤を0.5 M NaC1
水溶液に懸濁した後、5−ヒドロキシインドール酢酸3
00■とEDC11!を加え、…を5に調整し、室温で
300時間反応させた。次いで、水で充分に洗浄した後
、無水酢酸を加えて、OCで30分間、更に室温で30
分間処理して、未反応のヒドラジノ基をアセチル化した
。反応後、充分に洗浄して目的とする固定化5′−ヒド
ロキシインドール酢酸を得た。
(2)で得たビニル系吸着体10y(湿重量)をカラム
(13へφ×80%)〔生化学工業■製、プラクティ・
カラム(商品名)〕に充填し、7エライン及びノイラミ
ニダーゼ(5treptococcus由来を生化学工
業側部)処理したフェツインの混合物10■の水溶液を
流した後、水洗し、素通り画分として、約半吸のタンパ
ク質を得た。
このタンパク質はアシアロ7エツインであることが、シ
アル酸の測定結果から判明した。次いで、t o mM
NH,HCO3水溶液で溶出して、更に、約半歌の7エ
ツインを得た。
実施例4 (1)  固定化5−ヒドロキシトリプトファンの調製
−一一−1−一一一、−m−− 顆粒状セルロース系ゲル濾過剤〔セルロファインGC7
00(商品名)〕のヒドラジノ化体12りを0.5 M
 NaC1水溶液18mに懸濁した後、無水コハク酸0
.96j’を加え、…を4に調整し、室温で2時間振盪
攪拌した。水洗後、o、1MNaOH水溶液18tnl
を加え、室温で30分間放置して、スクシニル化担体を
得た。このスクシニル化担体5y(層重1りに、5−ヒ
ドロキシ) !J 7’ ) 77ンlQQmpを水1
3−に溶解した40を加えた後、NaC1O,38Fト
EDC0,17yを加えてよく攪拌し、…を5に調整し
て室温で200時間反応させた後、充分に洗浄して目的
とする固定化5−ヒドロキシトリプトファンを得た。
(2)細胞分化因子の分離・精製 (1)で得た固定化5−ヒドロキシトリプトファン5F
(層重軟)をカラム(13瓢φX40%)〔生化学工業
■製、プラクティ・カラム(商品名)〕に充填し、細胞
分化因子を含有するヒト尿を透析、ゲル濾過等で尿素、
塩類及び単糖、オリゴ糖、その他の低分子化合物を除失
し、濃縮したもの5*l(々ンパク質濃度10q/m/
)を流して、水洗後、10mMIJン酸緩衝液(pI(
7)を流して、アルブミン等の夾雑タンパク質の一部を
溶出除去した。次いで、10〜100mMサリチル酸ナ
トリウムを含む0.1 Mリン酸緩衝液で溶出すること
により、タンパク質当たりの比活性を約5倍上昇させる
ことができた。
実施例5 (1)  固定化5−ヒドロキシインドール酢酸(7)
#il顆粒状セルロース系ゲルp過剤〔セルロファイン
G C15m (商品名))10yを水15mに懸濁し
た後、2 M NaOH7ml 及びエピクロルヒドリ
ン2.5−を順次加えた。懸濁液を40cツインキユベ
ーター中で4時間振盪後、グラスフィルター上で水で充
分に洗浄してエポキシ活性化基剤を得た。これに、アジ
ピン酸ジヒドラジド1.2yを0.1 M N a 2
 CO3水溶液f3tttlニ懸濁したものを加え、声
を9に調整し、40cで一夜反応させた。反応後、グラ
スフィルター上で水で充分に洗浄してヒドラジノ化基剤
を得た。
これを0.5 M NaC]水溶液に懸濁した後、5−
ヒドロキシインドール酢酸300〜とEDclりを加え
、…を5に調整し、室温で200時間反応させた。次い
で、水で充分に洗浄した後、無水酢酸を加えて、OCで
30分間、更に室温で30分間処理して、未反応のヒド
ラジノ基をアセチル化した。反応後、充分に洗浄して目
的とする固定化5−ヒドロキシインドール酢酸を得た。
(2)  ヒト赤血球の分離・精製 (1)で得た固定化5−ヒドロキシインドール酢酸1り
(層重蔽)を、ノイラミニダーゼ処理したヒト0型赤血
球及び未処理ヒ)0型赤血球の等量混合懸濁液(PBS
中計4%含有)2*lに加え、室温に10分間置く。こ
の間、数回軽く振盪して吸着を促進した。次いで、33
0〜350メツシユ(30〜35μm)のナイロン又は
ポリエチレンメツシュで濾過し、PH1で洗浄すると、
血球の一部が濾過され、一部は吸着剤に結合していた。
血球が吸着されている吸着剤(赤色)を10mMサリチ
ル酸ナトリウムを含む10M NH4HCO3水溶液(
岨8.5)で洗浄したところ、血球が脱離した。それぞ
れの血球についてビーナツツレクチンによる凝集性を調
べたところ、吸着されない血球は凝集せず、吸着後脱離
した血球は凝集した。以上のことから細胞表面にシアル
酸を有する細胞と有さない細胞と力(本発明の吸着体に
より分離できることが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中、R,R及び几はそれぞれ水素原子又はアシル基
    を表わし、几は水酸基、アシルオキシ基、アミ7基又は
    アシルアミノ基を表わす。) で示される5−ヒドロキシインドール誘導体残基を有す
    ることを特徴とする不溶性高分子。 2 次式: (式中、R1、R2及びR3はそれぞれ水素原子又はア
    シル基を表わし、 R4は水酸基、アシルオキシ基、ア
    ミノ基又はアシルアミノ基を表わす。) で示される5−ヒドロキシインドール誘導体残基を有す
    る不溶性高分子を、吸着体として用いることを特徴とす
    るシアル酸又はシアル酸含有物質の分離・精製法。
JP57145563A 1982-08-24 1982-08-24 シアル酸又はシアル酸含有物質の分離・精製法 Granted JPS5936102A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007011055A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Otsuka Chemical Co., Ltd. 糖鎖誘導体の製造方法、構造解析方法、及び糖鎖誘導体

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US8318694B2 (en) 2005-07-19 2012-11-27 Otsuka Chemical Co., Ltd. Process for producing sugar chain derivative, structure analysis method, and sugar chain derivative

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