JPS5935629B2 - 継続投薬用薬剤供給装置 - Google Patents
継続投薬用薬剤供給装置Info
- Publication number
- JPS5935629B2 JPS5935629B2 JP53124245A JP12424578A JPS5935629B2 JP S5935629 B2 JPS5935629 B2 JP S5935629B2 JP 53124245 A JP53124245 A JP 53124245A JP 12424578 A JP12424578 A JP 12424578A JP S5935629 B2 JPS5935629 B2 JP S5935629B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drug
- supply device
- drug supply
- holding bag
- attached
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は服薬治療を必要とする患者の口腔内に装着した
フレームの薬剤保持袋に内蔵された薬剤が、徐々に唾液
中に溶出する如くシ、長期間の薬剤服用による人体えの
副作用を防止し、併せて治療効果を向上させるようはし
たことを特徴とする継続投薬用薬剤供給装置に関するも
のである。
フレームの薬剤保持袋に内蔵された薬剤が、徐々に唾液
中に溶出する如くシ、長期間の薬剤服用による人体えの
副作用を防止し、併せて治療効果を向上させるようはし
たことを特徴とする継続投薬用薬剤供給装置に関するも
のである。
即ち従来長期間の服薬治療を必要とする慢性的疾患を持
つ患者は、その服用薬剤による副作用を引起し易い危険
性のあることは周知で、服用薬剤による副作用の原因は
薬剤の大量投与によることと、注射又は経口投与直後に
血中濃度が異常に上昇することの二つの問題にあった。
つ患者は、その服用薬剤による副作用を引起し易い危険
性のあることは周知で、服用薬剤による副作用の原因は
薬剤の大量投与によることと、注射又は経口投与直後に
血中濃度が異常に上昇することの二つの問題にあった。
即ち投与された薬剤は常に血中濃度が必要最低濃度以上
に保たれることが重要であるが、このために稍もすれば
投与量が過多となって、投与直後の血中濃度が高くなり
易い欠点があった。
に保たれることが重要であるが、このために稍もすれば
投与量が過多となって、投与直後の血中濃度が高くなり
易い欠点があった。
この欠点を除去するため、現在は注射薬にあっては、油
溶性にして血中での薬剤の溶解速度を遅らせたり、錠剤
の場合はその粒径を調節したり、カプセル状の場合はカ
プセルからの薬剤の流出を遅らせる方法を考慮したり、
更にトローチ状にして口腔内に長時間保時できる方法を
とる等、幾多の方法が行われているのが実情であった。
溶性にして血中での薬剤の溶解速度を遅らせたり、錠剤
の場合はその粒径を調節したり、カプセル状の場合はカ
プセルからの薬剤の流出を遅らせる方法を考慮したり、
更にトローチ状にして口腔内に長時間保時できる方法を
とる等、幾多の方法が行われているのが実情であった。
本発明はこの点に着目し発明されたもので、その目的に
応じた薬剤が徐々に口腔内の唾液中に溶出することによ
って、継続投薬と同じ作用効果を得られるようにした継
続投薬用薬剤供給装置で、以下その好ましい実施例を添
付図面により説明すると次の通りである。
応じた薬剤が徐々に口腔内の唾液中に溶出することによ
って、継続投薬と同じ作用効果を得られるようにした継
続投薬用薬剤供給装置で、以下その好ましい実施例を添
付図面により説明すると次の通りである。
第1図は本発明装置に使用する薬剤保持袋4の平面図で
、ゴム製又はその類似の弾性材料で成形され、その表面
には数条の切れ口6と、側面には挿通孔7が設けられて
いる。
、ゴム製又はその類似の弾性材料で成形され、その表面
には数条の切れ口6と、側面には挿通孔7が設けられて
いる。
第2図はその断面図で図中8は内蔵する薬剤を示してい
る。
る。
第3図は第2図の縦断面図。第4図は金属製又は樹脂製
のフレーム1に薬剤保持袋4を取付ける取付は金具2の
側面図で、図中3は係合部5に係合する定着片を示して
いる。
のフレーム1に薬剤保持袋4を取付ける取付は金具2の
側面図で、図中3は係合部5に係合する定着片を示して
いる。
第5図は取付は金具2を薬剤保持袋4の挿通孔7に定着
片3を挿通し、保合部5により係合した状態図、第6図
は薬剤の流出量を最少にする時に切れ目6を第5図とは
反対に逆転配置して使用することを示す状態図、第7図
は本発明の継続投薬用薬剤供給装置を、義歯を使用する
患者の口腔内に装着する場合の実施例で、下顎用義歯に
装着したフレーム1の頬側に取付は金具2の定着片3を
薬剤保持袋4の挿通孔7に挿通し、係合部5により係合
し適肖な方法例えば、接着剤等で前記フレーム1に装着
した状図である。
片3を挿通し、保合部5により係合した状態図、第6図
は薬剤の流出量を最少にする時に切れ目6を第5図とは
反対に逆転配置して使用することを示す状態図、第7図
は本発明の継続投薬用薬剤供給装置を、義歯を使用する
患者の口腔内に装着する場合の実施例で、下顎用義歯に
装着したフレーム1の頬側に取付は金具2の定着片3を
薬剤保持袋4の挿通孔7に挿通し、係合部5により係合
し適肖な方法例えば、接着剤等で前記フレーム1に装着
した状図である。
なお本発明の継続投薬用薬剤供給装置は、患者の上顎用
義歯にも装着することが可能で、その場合の実施例は図
面第8図〜第10図に示す如き薬剤保持袋4を使用する
。
義歯にも装着することが可能で、その場合の実施例は図
面第8図〜第10図に示す如き薬剤保持袋4を使用する
。
図中10は小孔でその四方に十字状切れ口11を設け、
この部分より薬剤8を内蔵させる。
この部分より薬剤8を内蔵させる。
また取付は金具2との装着は突起12と嵌合孔13によ
って嵌着して装着することも実施例としている。
って嵌着して装着することも実施例としている。
第11図は1条の切れ目6′を有する薬剤保持袋4の実
施例を示している。
施例を示している。
また添付した表1は綜合ビタミン剤錠4錠の溶出試験結
果を示したものである。
果を示したものである。
この結果を線図に示したものが第」2図及び第13図で
ある。
ある。
本発明の継続投薬用薬剤供給装置を、口腔内に装着し薬
剤保持袋を左右の頬側に各1ケ所宛取付け、綜合ビタミ
ン錠(商標登録名アリナミン)を薬剤保持袋に夫々2錠
宛、(合計4錠、1錠の重量0.37g合計1.48g
)を内蔵し各時点でこの錠剤を取出して唾液を軽く拭き
取り、その重量を測定した結果の線図が第12図である
。
剤保持袋を左右の頬側に各1ケ所宛取付け、綜合ビタミ
ン錠(商標登録名アリナミン)を薬剤保持袋に夫々2錠
宛、(合計4錠、1錠の重量0.37g合計1.48g
)を内蔵し各時点でこの錠剤を取出して唾液を軽く拭き
取り、その重量を測定した結果の線図が第12図である
。
但し6時間の時点で、この錠剤に含まれる唾液の重量を
知るために50℃、30分乾燥してその重量を調べたと
ころ5%以内の差であった。
知るために50℃、30分乾燥してその重量を調べたと
ころ5%以内の差であった。
尚線図中Aは錠剤が最大に溶出するように、またBは錠
剤が最少に溶出するように薬剤供給装置を取付けた状態
に於ける綜合ビタミン剤錠の重量減少曲線である。
剤が最少に溶出するように薬剤供給装置を取付けた状態
に於ける綜合ビタミン剤錠の重量減少曲線である。
但し本実施例に於ては、食事中約20分間は本装置を口
腔内から取外しておいた。
腔内から取外しておいた。
また13図の線図は、表1の結果から、各1時間当りの
綜合ビタミン剤錠の重量減少量を求めた線図である。
綜合ビタミン剤錠の重量減少量を求めた線図である。
このように本発明の継続投薬用薬剤供給装置は薬剤を継
続的に供給することができるので常に患者の血中濃度を
最良の状態に保持でき、また薬剤の流出量をも自由に調
節できるため、結果として投薬の治療効果を向上させつ
つ継続投与ができる等従来にない特徴を有するものであ
る。
続的に供給することができるので常に患者の血中濃度を
最良の状態に保持でき、また薬剤の流出量をも自由に調
節できるため、結果として投薬の治療効果を向上させつ
つ継続投与ができる等従来にない特徴を有するものであ
る。
以上発明を夫々の実施例について説明したが、本発明は
勿論このような実施例にだけ限定されるものではなく、
本発明の精神を逸脱しない範囲内での種々の設計の改変
を施し得るものである。
勿論このような実施例にだけ限定されるものではなく、
本発明の精神を逸脱しない範囲内での種々の設計の改変
を施し得るものである。
第1図61薬剤保持袋の平面図。
第2図は断面図。第3図は同縦断面図。
第4図は取付は金具の側面図。
第5図はその使用状態図。第6図は他の実施例を示す使
用状態図。 第7図は下顎用義歯に装着した場合の使用状態図。 第8図〜第10図は上顎用義歯に装着した場合の状態図
。 第11図は、1条の切れ目を有する薬剤保持袋の実施例
を示す。 第12図、第13図は試験結果の線図を夫々示している
。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・取付は金具、
3・・・・・・定着片、4・・・・・・薬剤保持袋、5
・・・・・・係合部、6,6′・・・・・・切れ目、7
・・・・・・挿通孔、8・・・・・・薬剤、9・・・・
・・義歯、10・・・・・・小孔、11・・・・・・十
字状切れ目、12・・・・・・突起、13・・・・・・
嵌合孔。
用状態図。 第7図は下顎用義歯に装着した場合の使用状態図。 第8図〜第10図は上顎用義歯に装着した場合の状態図
。 第11図は、1条の切れ目を有する薬剤保持袋の実施例
を示す。 第12図、第13図は試験結果の線図を夫々示している
。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・取付は金具、
3・・・・・・定着片、4・・・・・・薬剤保持袋、5
・・・・・・係合部、6,6′・・・・・・切れ目、7
・・・・・・挿通孔、8・・・・・・薬剤、9・・・・
・・義歯、10・・・・・・小孔、11・・・・・・十
字状切れ目、12・・・・・・突起、13・・・・・・
嵌合孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フレームに取付は金具を設け、該取付は金具に少く
とも1条の切れ目が設けである薬剤保持袋を取付けたこ
とを特徴とする継続投薬用薬剤供給装置。 2 薬剤保持袋はゴムまたはその類似の弾性材料で成形
されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の継
続投薬用薬剤供給装置。 3 フレームは金属あるいは樹脂で成形されることを特
徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の継続
投薬用薬剤供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53124245A JPS5935629B2 (ja) | 1978-10-09 | 1978-10-09 | 継続投薬用薬剤供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53124245A JPS5935629B2 (ja) | 1978-10-09 | 1978-10-09 | 継続投薬用薬剤供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5550363A JPS5550363A (en) | 1980-04-12 |
JPS5935629B2 true JPS5935629B2 (ja) | 1984-08-29 |
Family
ID=14880548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53124245A Expired JPS5935629B2 (ja) | 1978-10-09 | 1978-10-09 | 継続投薬用薬剤供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935629B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001258910A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-25 | Komiyama Hideko | 口腔内拡散方式による投与のために総ての着脱可能な歯科補綴物に具備された装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58155642A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-16 | Toshiba Corp | 金属蒸気放電灯 |
-
1978
- 1978-10-09 JP JP53124245A patent/JPS5935629B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001258910A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-25 | Komiyama Hideko | 口腔内拡散方式による投与のために総ての着脱可能な歯科補綴物に具備された装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5550363A (en) | 1980-04-12 |
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