JPS593520B2 - 粒状洗剤の製造法 - Google Patents

粒状洗剤の製造法

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JPS593520B2
JPS593520B2 JP11763476A JP11763476A JPS593520B2 JP S593520 B2 JPS593520 B2 JP S593520B2 JP 11763476 A JP11763476 A JP 11763476A JP 11763476 A JP11763476 A JP 11763476A JP S593520 B2 JPS593520 B2 JP S593520B2
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JP
Japan
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detergent
granular
granular detergent
alkali metal
amount
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JP11763476A
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路久 小佐野
栄佐 倉茂
勝三郎 松永
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 従来の粒状洗剤には、比較的多量のトリポリリン酸ソー
ダがビルダーとして配合されていたが、トリポリリン酸
ソーダが湖沼、河川などの富栄養源となることが指摘さ
れて以来、洗剤に配合するトリポリリン酸ソーダの量を
、できるだけ低下させようという努力が続けられている
周知の通り、トリポリリン酸ソーダは、洗剤の洗浄力向
上に寄与することが大きいばかりでなく、特に粒状洗剤
に対してはその粉体特性を良好に保持する重要な成分で
ある。従つて、トリポリリン酸ソーダの配合量を低減さ
せること(所謂低リン化)、あるいはその配合を止める
こと(所謂無リン化)は、必然的に洗浄力の低下乃至は
粉体特性の悪化を招来5 させる。低リン化乃至無リン
化に際しての洗浄力の低下は、洗浄剤活性成分及び/又
はケイ酸ソーダなどの他のビルダーの増量によつて補う
ことができる。
しかし、粉体特性の悪化を抑制する手段について10は
、現在のところ満足なものが開発されていない。ところ
で、粒状洗剤に要求される粉体特性について、その内容
をさらに具体的に説明すると、一般に粒状洗剤は粒子強
度が高く、流動性に富み、吸湿性が少ないものが好まし
いとされる。すなわ15ち、まず粒子強度について言え
ば、噴霧乾燥法によつて製造される粒状洗剤は、通常外
径100〜500μ程度の中空ビーズ状であるため、粒
子強、度が低いと、すなわちビーズが脆弱である場合に
は、簡単に崩壊し微粉化しやすい。粉体洗剤の微20粉
化は、洗剤製造工場に於ては作業環境の悪化を来たし、
また出荷用に箱詰めされた後に於ては、見掛け上の目減
りを招く点で好ましくない。従つて粒状洗剤には、ある
程度の粒子強度が要求されるのである。25また粒状洗
剤の流動性について言えば、粒状洗剤は箱詰めされる迄
の間、サイロに貯蔵されるが、その量は10〜50を程
度が通常であるため、サイロの下部に位置する粒状洗剤
は、重圧によつてブロック(長径lm位から大きなもの
で5m位)30を形成する。
サイロの形状は一般に下部がロード状に狭くなつている
ため、上記の如きブロックが形成されると、最下部の取
出し口から粒状洗剤を円滑に取出すことが困難になるの
である。従つて、粒状洗剤は、サイロに長時間(12時
間以上)貯35蔵された後でも、自然流動によつて容易
に取出し得るような流動性を有することが望ましい。尤
も粒状洗剤は製造直後に於ても絶乾状態にあることはな
く、多少の水分を含んでいるのが通常であるため、上記
した如きプロツクの形成を完全に回避することは殆んど
不可能である。それ故、たとえプロツクを形成しても、
それが僅かな衝撃によつて崩壊し、元の流動性ある粒状
洗剤に戻るものであれば、一応流動性のある粒状洗剤と
言うことができる。次に粒状洗剤の吸湿性について言え
ば、前述した通り、粒状洗剤は製造直後に於ても多少の
水分を含んでいる。
製造直後の水分が10〜15wt%程度である粒状洗剤
は、大気の湿度に影響を受けることが殆んどないが、製
造直後の水分量が約5wt%以下の粒状洗剤は、大気中
に放置されると湿気を吸い塊状化する。吸湿によつて一
旦塊状化した粒状洗剤は、容易には元に戻らず流動性が
損われるため、例えば各家庭での使用に際して、小箱か
ら計量カツプへの振り出しが難かしくなり、また水への
溶解速度が遅くなるなどの不都合が生ずる。従つて粒状
洗剤は、製造直後の水分量が比較的少ない場合でも、吸
湿しにくいものが望ましい訳である。上述した粒子強度
、流動性及び吸湿性を内容とする粉体特性は、比較的多
量のトリポリリン酸ソーダを含有する粒状洗剤に於ては
、一応満足な結果が得られている。
因みに、トリポリリン酸ソーダを20wt%程度配合し
た粒状洗剤は、サイロに長時間貯蔵されても、流動性が
著しく損われることがなく、取出し作業も円滑に行なう
ことができる。これに対してトリポリリン酸ソーダの配
合量が15wt%以下である粒状洗剤は、サイロ下部で
プロツクを形成しやすく、取出し作業を円滑に実施する
ことができない。而して本発明は、トリポリリン酸ソー
ダの配合量の多寡に拘りなく、常に粉体特性に優れた粒
状洗剤を製造できる方法を提供せんとするものである。
すなわち、本発明に係る粒状洗剤の製造法は、洗浄剤活
性成分と、SlO2/M2O(M=アルカリ金属)のモ
ル比が1〜4であるケイ酸アルカリ金属塩とを含有する
水溶液又は水性分散液に、前記ケイ酸アルカリ金属塩の
SlO,成分に対して3〜35wt%の硫酸を添加し、
しかる後、さらに他のビルダ一及ひ所望の洗剤用添加剤
を加えてスラリーを調製し、このスラリーを常法通り乾
燥することからなる。一般に、ケイ酸アルカリ金属塩の
水溶液に、酸を作用させると、コロイド状の不溶性ケイ
酸ポリマー(所謂、シリカゾル)が生成するが、このシ
リカゾルの乾燥物たるシリカゲルは、多くの水を報持す
ることができるばかりでなく、水を保持した状態でも流
動性に富むという優れた性質を発揮する。
しかしながら、後記の実施例からも明らかな通り、予め
調製された不溶性のケイ酸ポリマーを使用したのでは、
粉体特性に優れた粒状洗剤を得ることができない。
而して本発明は洗剤スラリーの調製過程中に於て、ケイ
酸ポリマーを生成せしめることを重要な要件とするので
ある。本発明の方法によれば、洗浄剤活性成分とケイ酸
アルカリ金属塩とを含有する水溶液又は水性分散液が調
製される。
この場合の洗浄剤活性成分としては、従来から粒状洗剤
の製造に使用されているものが何れも使用可能である。
長鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコール硫
酸エステル塩、エトキシ化高級アルコール硫酸エステル
塩、長鎖α−オレフインスルホン酸塩などは、本発明の
洗浄剤活性成分として好適である。洗浄剤活性成分の配
合量は、好ましくは、最終的に得られる粒状洗剤の10
〜40wt%とする。ケイ酸アルカリ金属塩としては、
SiO2/M2O(M=アルカリ金属)のモル比が1〜
4、好ましくは2〜3のケイ酸塩が使用される。アルカ
リ金属はナトリウムであることが最も好ましい。ケイ酸
アルカリ金属塩の配合量は、最終的に得られる粒状洗剤
の5〜25wt%程度を可とする。そして洗浄剤活性成
分とケイ酸アルカリ金属塩とを含有する水溶液又は水性
分散液の固形分濃度は、通常40〜60wt%程度に調
整される。尚、この水溶液又は水性分散液には、洗浄剤
活性成分(界面活性剤)製造時に副生される硫酸ナトリ
ウム及ひ/又は未反応油分や、更に少量のビルダ一類、
添加剤が含まれていても差支えない。こうして調製され
た水溶液又は水性分散液には、次いで硫酸が添加される
硫酸の添加量は、上記の水溶液又は水性分散液に含まれ
るケイ酸アルカリ金属塩中のSlO2成分に対し、3〜
35wt%、好ましくは15〜35wt%、さらに好ま
しくは25〜30wt010とする。硫酸の添加によつ
て上記の水溶液又は水性分散液中にはシリカゾルが生成
されるが、シリカゾルを液全体に均一に生成させる意味
で、工業的規模の実操業では、低濃度の硫酸を使用し、
その添加速度を下記の範囲とすることが好ましい。硫酸
の添加によつて得られる水性分散液には、次いで従来の
粒状洗剤に配合されているビルダ一乃至は洗剤用添加剤
が加えられて洗剤スラリーが調製される。
そしてこの洗剤スラリーを常法通り乾燥すれば、目的と
する粒状洗剤を得ることができるのである。洗剤スラリ
ーの乾燥には、噴霧乾燥法を利用することが好ましい。
以上詳述したところから明らかな通り、本発明は、ビル
ダ一としてトリポリリン酸ソーダの使用を排除するもの
ではないが、その量を15wt%以下に削減した粒状洗
剤を製造せんとした場合に生ずる粉体特性の悪化を、本
発明によれば回避できる点で、本発明は粒状洗剤の製造
法として、優れた方法であると言える。
進んで実施例を示して本発明の構成とその作用効果をさ
らに具体的に説明する。
実施例 1 C16〜18のα−オレフインスルホン酸ソーダ20k
9、ケイ酸ソーダ↓SiO2/Na2Oモル比2.2)
12〜14.6kg、副生硫酸ソーダ2.5k11を含
む水溶液75kgに、50%硫酸0〜4.8kgを漸次
添加して、不溶性ポリケイ酸(シリカゾル)を生成せし
めた後、これに炭酸ソーダ3kg、硫酸ソーダ(バラン
ス量)を加えて均一なスラリーとなし、これを噴霧乾燥
して、略々下記組成の粒状洗剤を夫々について100k
g得た。
※ケイ酸ソーダの配合量は、次いで行なわれる硫酸添加
によつてNa2Oが消費されるため、それに見合う量の
Na2Oを予めケイ酸ソーダとして加え、最終製品中の
ケイ酸ソーダ量を各試料共一致させた。
夫々の粒状洗剤について「流動性」と「粒子強度」を測
定した。
その結果を表−1に示す。また、比較のために、硫酸の
添加による不溶性のケイ酸ポリマー(シリカゾル)の生
成に代えて、噴霧乾燥すべきスラリーに市販のケイ酸ポ
リマーAEROSIL2OO(日本アエロジノK株)製
品)を夫々所定量添加して噴霧乾燥して得た粒状洗剤に
ついても同様に「流動性」及び「粒子強度」を測定した
。その結果を同じく表−1に示す。尚、「流動性」及び
「粒子強度」は次のような試験方法で評価した。
流動性 内径5cm)高さ5c−GLの円筒状容器に粒状洗剤(
温度60℃)を詰め、これに3kgの荷重を3分間加え
てテストピースを成形し、これを砕く(荷重速度4cm
/分)のに要する瞬間最大荷重(Kg)を求める。
従つて流動性は値が小さい程良い。粒子強度洗浄剤用小
箱(15.5crn×5.5cwL×22.0c!RL
)に粒状洗剤試料を小箱高さ15.0cwt迄充填し、
これを振幅4CWL)周期320回/分で上下方向に2
0分間振動させる。
粒子強度としての値は振動前後の試料の嵩比重( g
/ Cc)の差で表わす。従つて粒子強度は値が小さい
程良い。実施例 2 各成分とその配合量とを変えた以外は実施例1と同様に
して、下記組成の噴霧乾燥製品を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 洗浄剤活性成分と、SiO_2/M_2O(M=ア
    ルカリ金属)モル比が1〜4であるケイ酸アルカリ金属
    塩とを含有する水溶液乃至は水性分散液に、前記ケイ酸
    アルカリ金属塩のSiO_2成分に対して3〜35wt
    %の硫酸を添加し、しかる後さらにビルダー及び所望の
    洗剤用添加剤を加えてスラリーを調整し、このスラリー
    を乾燥することからなる粒状洗剤の製造法。
JP11763476A 1976-09-30 1976-09-30 粒状洗剤の製造法 Expired JPS593520B2 (ja)

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