JPS5934798B2 - 陽極酸化方法 - Google Patents

陽極酸化方法

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JPS5934798B2
JPS5934798B2 JP5342377A JP5342377A JPS5934798B2 JP S5934798 B2 JPS5934798 B2 JP S5934798B2 JP 5342377 A JP5342377 A JP 5342377A JP 5342377 A JP5342377 A JP 5342377A JP S5934798 B2 JPS5934798 B2 JP S5934798B2
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JP
Japan
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film
voltage
anodizing
resist
anodic oxidation
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JP5342377A
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清弘 川崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は導体膜の陽極酸化方法に関し、陽極酸化によつ
て得られる金属酸化膜の耐圧向上を目的。
としており、特に金属配線路を選択的に酸化する場合に
有効である。半導体装置は高密度化されるにしたがつて
多層配線構造となる場合が多く、このときに用いられる
金属配線路の材質としては、半導体材料およびその酸化
物との密着性からAt(アルミニウム)がもつとも一般
的であり、蒸着によつて半導体ウェーハ上に被着形成さ
れた後、レジストを用いたフォト工程によつて所望のパ
ターンを得ている。
多層配線を行なうためには下地となる第1の金属配線路
とその上方に形成される第2の金属配線路との間に適当
な絶縁物を設けねばならない。この適当な絶縁物として
、例えばCVD法でSiO2の薄膜を被着形成する場合
を考えると、第1の金属配線路の厚みのため段差部でS
iO2膜が段切れを生じやすくSiO2膜を厚く形成せ
ねばならず、また第1の金属配線路の材質がAtの場合
には熱処理温度を500℃以下に選ばねばならず、Si
O2膜の緻密化処理が不十分となり、多層配線間の耐圧
を上げることが困難であつた。つぎに第1の金属配線路
を酸化して上記適当な絶縁物とする場合を考えると化学
的な酸化では金属配線路が薄膜であるために耐圧のばら
つきが大きく再現性に乏しかつた。
電気化学的な陽極酸化では極めて再現性よく安定な酸化
膜を形成することが可能で、Atの電解コンデンサがそ
の典形的な例と言える。しかしながら陽極酸化では酸化
したい領域は全て電気的に接続されていなければならず
、後に所望の配線路を切り離したり、あるいは第1と第
2の金属配線路を接続するためにも第1の金属配線路を
選択的に陽極酸化する必要がある。
このとき最も一般的なマスク材として半導体装置の製造
プロセスではフォトレジストが使用される。第1図aは
A−A’より下方をポジレジストAZ1350Jで1.
5μmの厚みでおおつた状態で陽極酸化した状態を示す
第1図aにおいて1は陽極酸化のなされたAt2o3膜
、2部分はAt膜1の下に位置する半導体基板上のSi
O2膜を示す。
さて陽極酸化の一般的なAtの陽極酸化では化成液には
強酸性の高濃度硫酸やアルカリ性の水酸化ナトリウム希
釈液が用いられるが、周知のごとく感光性樹脂は高濃度
硫酸に対しては容易に溶解し、選択的陽極酸化が実施不
能である。またSiを主とする半導体プロセスでは可動
性アルカリイオンを極端に嫌うため水酸化ナトリウム溶
液を用いることは危険視される制約がある。そこで上記
以外の化成液としては例えば電解液はエチレングリコー
ル、溶質は5ホウ酸アンモンを重量比10%で混合し、
陽極化成は140V1電流密度10mA/Crliで3
0分間行なつたものである。なお金属配線路は電子ビー
ム蒸着でSiO2膜上に1μmの厚みで被着されたAt
膜よりなりパターン幅は100μmである。さて、以上
の状態で陽極酸化を行なつた結果、A−A′線付近には
陽極酸化時に酸素の気泡が発生してレジスト3にひび割
れ4の生じることが判明した。レジストを除去した状態
が第1図bであり、レジストに発生したひび割れは下地
のAtにも転写されるとともにA−A/線に沿つて陽極
酸化を受ける部分と受けない部分との境界5でAtが消
滅してAt線路が切り離されてしまうことが分つた。第
1図bの6は陽極酸化の行なわれていないAt膜を示す
同じく第2図A,bは第1図の場合と同様の方法で陽極
化成電圧が100V,70Vの場合で、同じくレジスト
を除去した状態を示し、100Vですでにひび割れやA
tの溶解が生じていることが分る。
第2図bから明らかなごとく70Vではこのような現象
が観測されず、極めて明確な境界線が存在している。し
たがつて、レジストを用いてAt線路を選択的に陽極酸
化した場合には高々70の耐圧しか得られないのが現状
である。さて、上記ひび割れならびにAtの断線等の起
こる原因は、陽極酸化時に発生する酸素、水素の気泡が
原因しているように考えられる。すなわち酸素、水素ガ
スは特に陽極酸化の初期に多く発生し、あわ状となり電
流密度、電界分布を乱し上述のひび割れ、断線等が起る
ものと考えられる。そこで陽極酸化時に発生する酸素、
水素の気泡の除去は電解液の攪拌では困難で、超音波に
よる気泡の分離ではレジストやAtの剥離が生じるなど
の理由で解決策が見い出せなかつた。そこで選択的な陽
極酸化ではなくAt線路を全面陽極酸化した後に、レジ
ストで選択的にAt2O3膜をおおい、所定のAt,O
3膜を除去して下地のAtを露出する方法も本発明者ら
は検討したが、At2O3とAtのエツチング速度の差
の大きいエツチング液であるクロム酸と燐酸の混合液で
は70℃以上に加熱しなければならないことと、At2
O3膜のエツチングが終了した状態を監視することがで
きないためにオーバーエツチングとなることなどの理由
でレジストが剥離してしまい、適切な手段とは言えなか
つた。本発明は上記の問題点を解決せしめてA4O3膜
の耐圧を向上ならしめたものであり、電解液に過酸化水
素水を混入することにより水素ガスの発生を抑制し、ま
た陽極化成電圧を階段的に増加することにより酸素ガス
の急激な発生を押えることによつて目的を達成したもの
である。
以下本発明の実施例について述べる。
電解液はエチレングリコール、溶質は5ホウ酸アンモン
を重量比10%で混合し、さらに重量比30%の過酸化
水素水を体積比10%で加える。
陰極板は金を用いた。電流密度は10mA/Cdで、7
0,90,120V,150で各10分間づつ陽極酸化
し、レジストを除去した状態を第3図aに示す。
A−A′より下方のレジストでおおわれていた部分の上
方、すなわちA−A′とB−B′との間も陽極酸化され
てしまうが第3図aではAtが溶けて断線していないこ
とが分る。これに対して第3図bは過酸化水素水を加え
ずに同じ条件で陽極酸化をした場合でA−A′線付近で
Atの断線が観測される。ここでは図示しないが過酸化
水素を加えた電解液で、上述のように階段的に化成電圧
を増加させず、10mA/Cdの電流密度で設定電圧ま
で陽極酸化をした場合には100Vまで断線が生ぜず、
また過酸化水素水を加えずに設定電圧を階段的に増加さ
せた場合は70を超えるとレジストにひび割れが観測さ
れることが分つた。
したがつて過酸化水素水を加えることにより、より良質
なAt2O3膜が形成され、化成電圧を階段的に増加す
ることによりAtの溶解が抑制されると考えることがで
きる。このことは本発明によつて製作されたAt2O3
膜の方が燐酸でエツチングした場合にエツチ速度が遅く
なることとも一致する。さて、上述のごとくひび割れが
出きない理由は明確でないが、過酸化水素水は発生期の
極めて活性な酸素を生じるので陰極で水素ガスの発生が
停止し、このことが前述の不都合を生じさせない原因と
思われる。また陽極の試料近傍において発生期の酸素が
陽極酸化に寄与するために良好なAt2O3が形成され
ると考えられるが詳細は定かでない。
化成電圧を階段的に増加することは急激な酸化ガスの発
生を押さえることができるために電界集中を緩和してレ
ジストのひび割れやAtの電解エツチを阻止すると考え
るのが妥当である。以上述べたように添付図面からも明
確なごとく本発明の実施によつてAtの金属配線路を酸
化して絶縁物化を計る場合にその耐圧を70から150
Vにまで改善することができる。
なお金属配線路の材質はAtに限定されるものではなく
、SiやCuなどの添加物を数パーセント程含むAt合
金であつても全く同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の陽極酸化方法を用いてA−N線下方に
レジストを塗布して半導体装置上のAt配線を化成電圧
140Vで陽極酸化した場合の表面顕微鏡写真、第1図
bはaにおいてレジストを除去した状態の表面顕微鏡写
真、第2図A,bは従来の陽極酸化法を用いて半導体装
置上のAt配線を化成電圧100,70で陽極酸化した
表面顕微鏡写真、第3図aは本発明の陽極酸化方法によ
る化成電圧150Vの場合の同At配線の表面顕微鏡写
真、第3図bは従来の陽極酸化方法で化成電圧を150
Vまで階段的に上昇させた場合の同表面顕微鏡写真であ
る。 1・・・・・・At2O3膜、2・・・・・・SiO2
膜、6・・・・・・At膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絶縁性基板または絶縁性薄膜上に形成されたアルミ
    ニウムまたはアルミニウム合金を選択的に陽極酸化する
    にあたり、前記アルミニウムまたはアルミニウム合金を
    感光性樹脂で選択的に被覆し、前記感光性樹脂に覆われ
    ていない前記アルミニウムまたはアルミニウム合金を、
    エチレングリコールと硼酸アンモンよりなる化成液に過
    酸化水素水を加えて電圧を印加することにより陽極酸化
    することを特徴とする陽極酸化方法。 2 化成電圧を階段的に増加させることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の陽極酸化方法。
JP5342377A 1977-05-09 1977-05-09 陽極酸化方法 Expired JPS5934798B2 (ja)

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