JPS5933917B2 - 液体の流れの可視化方法 - Google Patents
液体の流れの可視化方法Info
- Publication number
- JPS5933917B2 JPS5933917B2 JP46980A JP46980A JPS5933917B2 JP S5933917 B2 JPS5933917 B2 JP S5933917B2 JP 46980 A JP46980 A JP 46980A JP 46980 A JP46980 A JP 46980A JP S5933917 B2 JPS5933917 B2 JP S5933917B2
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- JP
- Japan
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- water
- tracer
- flow
- liquid flow
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、実験水槽等における液体の流れの可視化方
法に関する。
法に関する。
模型等の構造物の回りの水の流れを可視化する手法の１
つに、水面にトレーサを散布して水の流れを可視化する
表面浮遊法があり、これに使用されるトレーサとして、
アルミニウム粉末、おがくず、ポリスチレン等の合成樹
脂粒子等が知られているが、これらはそれぞれ一長一短
がある。
つに、水面にトレーサを散布して水の流れを可視化する
表面浮遊法があり、これに使用されるトレーサとして、
アルミニウム粉末、おがくず、ポリスチレン等の合成樹
脂粒子等が知られているが、これらはそれぞれ一長一短
がある。
アルミニウム粉末による表面浮遊法は、水流中に浮遊す
るような微小粉末を可視化の直前に水流中に均等な濃度
に拡散させ、流れによつて生じるアルミニウム微粒子の
懸濁表面の凹凸に対する照明の乱反射の差を写真撮影に
より映像化するものであり、これには次のような欠点が
ある。イ、アルミニウム粉末は短時間の間に水底へ沈下
するので、アルミニウム粉末の均等な混合を可視化の直
前に瞬時に行なう必要があり、しかも１回の混合で実、
験可能な時間が極めて短かい。
るような微小粉末を可視化の直前に水流中に均等な濃度
に拡散させ、流れによつて生じるアルミニウム微粒子の
懸濁表面の凹凸に対する照明の乱反射の差を写真撮影に
より映像化するものであり、これには次のような欠点が
ある。イ、アルミニウム粉末は短時間の間に水底へ沈下
するので、アルミニウム粉末の均等な混合を可視化の直
前に瞬時に行なう必要があり、しかも１回の混合で実、
験可能な時間が極めて短かい。
口、流れによる明暗差があまり大きくないので、写真撮
影にあたり、照明等の高度の撮影技術を要する。ハ、ア
ルミニウム粉末により、作業者および装置等が汚れるこ
とが多い。
影にあたり、照明等の高度の撮影技術を要する。ハ、ア
ルミニウム粉末により、作業者および装置等が汚れるこ
とが多い。
二、多量のアルミニウム微粉末を必要とし、しかも水の
後処理が厄介である。
後処理が厄介である。
この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであつて
、トレーサの取扱いが簡単で、トレーサの１回の散布に
より長時間の実験が可能であり、しかも写真撮影が容易
な液体の流れの可視化方法を提供するものである。
、トレーサの取扱いが簡単で、トレーサの１回の散布に
より長時間の実験が可能であり、しかも写真撮影が容易
な液体の流れの可視化方法を提供するものである。
この発明による液体の流れの可視化方法は、液面にトレ
ーサを散布して液体の流れを可視化する表面浮遊法にお
いて、トレーサとして、表面に油膜が形成された金属箔
を用いることを特徴とするものである。
ーサを散布して液体の流れを可視化する表面浮遊法にお
いて、トレーサとして、表面に油膜が形成された金属箔
を用いることを特徴とするものである。
金属箔の形状、大きさおよび材質は任意であるが、１ｍ
ｍ四方程度のものが好ましく、また安価で軽いことから
アルミニウム箔が好ましい。
ｍ四方程度のものが好ましく、また安価で軽いことから
アルミニウム箔が好ましい。
このような金属箔としては、装飾、工芸用に市販されて
いる細かいアルミニウム箔がある。この工芸用のアルミ
ニウム箔は厚さが２０ｔｔｍ以下で一辺が１關以下の方
形状をなし、その表面に厚さ１μｍ以下のステアリンの
膜（油膜）が予め形成されているので、そのままトレー
サとして使用することができる。この発明によれば、ト
レーサとして、表面に油膜が形成された金属箔を用いて
いるので、トレーサを水面に散布するだけで、これらが
各個別々に水面に一様に分布し、しかも長時間水面に浮
いた状態が持続する。
いる細かいアルミニウム箔がある。この工芸用のアルミ
ニウム箔は厚さが２０ｔｔｍ以下で一辺が１關以下の方
形状をなし、その表面に厚さ１μｍ以下のステアリンの
膜（油膜）が予め形成されているので、そのままトレー
サとして使用することができる。この発明によれば、ト
レーサとして、表面に油膜が形成された金属箔を用いて
いるので、トレーサを水面に散布するだけで、これらが
各個別々に水面に一様に分布し、しかも長時間水面に浮
いた状態が持続する。
したがつて、多量のトレーサを一度散布すれば、長時間
にわたつて何度でも実験が可能であり、トレーサの散布
をとくに可視化の直前に短時間で行なう必要がなく、し
かもトレーサを水面に散布するだけでよいので、作業が
極め ゛゛て簡単である。また、この発明によれば、ト
レーサとして金属箔を用い、しかも上記のようにトレー
サの散布等の取扱い回数が少なくてすむので、トレーサ
によつて作業者等が汚れるおそれがなく、水の後処理も
簡単である。さらに、この発明によれば、トレーサが流
れの軌跡と一致した挙動を示し、市販の墨汁等によつて
水を暗色にしておけば、トレーサと水の明暗差がはつき
りするので、簡単な照明を水面に当てるだけで、容易に
写真撮影ができる。また、水以外の液体の場合にも、上
記と同様の効果が期待できる。次にこの発明を図面を参
照して説明する。
にわたつて何度でも実験が可能であり、トレーサの散布
をとくに可視化の直前に短時間で行なう必要がなく、し
かもトレーサを水面に散布するだけでよいので、作業が
極め ゛゛て簡単である。また、この発明によれば、ト
レーサとして金属箔を用い、しかも上記のようにトレー
サの散布等の取扱い回数が少なくてすむので、トレーサ
によつて作業者等が汚れるおそれがなく、水の後処理も
簡単である。さらに、この発明によれば、トレーサが流
れの軌跡と一致した挙動を示し、市販の墨汁等によつて
水を暗色にしておけば、トレーサと水の明暗差がはつき
りするので、簡単な照明を水面に当てるだけで、容易に
写真撮影ができる。また、水以外の液体の場合にも、上
記と同様の効果が期待できる。次にこの発明を図面を参
照して説明する。
図面は、この発明の方法によつて模型１の回りの水の流
れを可視化し、これを写真撮影するための実験装置を示
す。
れを可視化し、これを写真撮影するための実験装置を示
す。
水２を入れた水槽３の両側に、レール４，４が設置され
、門形の台車５の車輪６がこのレール４Ｖｃ載つている
。この台車５はサーボモータ等により定速走行するもの
であり、下部には、水槽３の中央部まで水平に突出した
模型支持棒７が取付けられ、この棒７の先端部下側に、
大半が水中に没した模型１が取付けられている。また、
台車５の上部には、模型１に対応して、カメラ８が取付
けられている。この装置による撮影の手順は次の通りで
ある。
、門形の台車５の車輪６がこのレール４Ｖｃ載つている
。この台車５はサーボモータ等により定速走行するもの
であり、下部には、水槽３の中央部まで水平に突出した
模型支持棒７が取付けられ、この棒７の先端部下側に、
大半が水中に没した模型１が取付けられている。また、
台車５の上部には、模型１に対応して、カメラ８が取付
けられている。この装置による撮影の手順は次の通りで
ある。
まず、市販の墨汁を水槽３内に入れて水２を黒色に着色
し、水面に、市販の工芸用のアルミニウム箔からなるト
レーサ９を散布する。トレーサ９が水面に一様に分散し
たならば、台車５を走行させて、模型１の回りに水の流
れを生じさせ、必要に応じてその様子を撮影する。上記
の方法によれば、簡単な照明を水面に当てるだけで、流
れの様子を容易に撮影することができ、とくに主流の分
岐点、剥離状態、境界層の位置、死水領域、渦の発生状
態、循環などが明視化される。なお、上記とは逆に、水
の方を移動させてもよい。
し、水面に、市販の工芸用のアルミニウム箔からなるト
レーサ９を散布する。トレーサ９が水面に一様に分散し
たならば、台車５を走行させて、模型１の回りに水の流
れを生じさせ、必要に応じてその様子を撮影する。上記
の方法によれば、簡単な照明を水面に当てるだけで、流
れの様子を容易に撮影することができ、とくに主流の分
岐点、剥離状態、境界層の位置、死水領域、渦の発生状
態、循環などが明視化される。なお、上記とは逆に、水
の方を移動させてもよい。
図面はこの発明の方法を実施するための装置の一列を示
す垂直断面図である。 ２・・・・・・水、９・・・・・・トレーサ。
す垂直断面図である。 ２・・・・・・水、９・・・・・・トレーサ。
Claims (1)
- １ 液面にトレーサを散布して液体の流れを可視化する
表面浮遊法において、トレーサとして、表面に油膜が形
成された金属箔を用いることを特徴とする液体の流れの
可視化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP46980A JPS5933917B2 (ja) | 1980-01-07 | 1980-01-07 | 液体の流れの可視化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP46980A JPS5933917B2 (ja) | 1980-01-07 | 1980-01-07 | 液体の流れの可視化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5697376A JPS5697376A (en) | 1981-08-06 |
| JPS5933917B2 true JPS5933917B2 (ja) | 1984-08-18 |
Family
ID=11474651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP46980A Expired JPS5933917B2 (ja) | 1980-01-07 | 1980-01-07 | 液体の流れの可視化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933917B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03113039U (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-19 |
-
1980
- 1980-01-07 JP JP46980A patent/JPS5933917B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03113039U (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5697376A (en) | 1981-08-06 |
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