JPS5933142B2 - 表面保護組成物 - Google Patents

表面保護組成物

Info

Publication number
JPS5933142B2
JPS5933142B2 JP51041191A JP4119176A JPS5933142B2 JP S5933142 B2 JPS5933142 B2 JP S5933142B2 JP 51041191 A JP51041191 A JP 51041191A JP 4119176 A JP4119176 A JP 4119176A JP S5933142 B2 JPS5933142 B2 JP S5933142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
water
rubber
composition
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51041191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52124053A (en
Inventor
ジヨセフ・ジヨン・パルチヤ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP51041191A priority Critical patent/JPS5933142B2/ja
Publication of JPS52124053A publication Critical patent/JPS52124053A/ja
Publication of JPS5933142B2 publication Critical patent/JPS5933142B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム、皮革および重合体表面の外面を保護し、
新しくしまた補強するのに有用な組成物の改良に関する
ものである。
本発明の目的の1つは天然および合成重合体、特にゴム
の表面の外観を改善させる優れた保護剤(Preser
vative)およびその適用方法を提供することにあ
る。
本発明のもう1つの目的はゴムおよびプラステイツク類
、さらにまた皮革を劣化させるオゾン、紫外線照射およ
びその他の環境上の原因に対し、これらの表面に実質的
な程度の防護を与える保護剤を提供することにある。こ
れらに限定されないが、本発明の主要用途は自動車のゴ
ム製部品の外面を保護し且つ改善することにある。
自動車タイヤ、ゴム製密封ストリップおよびビニール製
トツプス(tops)は紫外線照射、オゾン、ちり、水
分およびグリースのごとき周囲のストレスにさらされて
いるために時間の経過につれて変質する。このような周
囲のストレスにさらされた時に、ゴム分子はその表面が
分裂を受ける。その結果、ゴム表面に構造変化が生じ、
土およびその他の汚物の分子がその表面に多量に付着で
きるようになり、それによりこの表面は変色する。さら
に、ゴム分子鎖の分裂は表面キ裂を生じさせる。さらに
また、ゴム分子に化学的には結合していないが懸垂状態
で機械的に保持されているブルーム( bloom)と
も称されるゴム体の他の構成部品の分離が生じ、またこ
の現象は変色をもたらす。本発明は鎖分裂を生じさせる
オゾン、紫外線およびその他の環境上の原因に対し、ゴ
ムを防護する物質を提供する。
さらにまた、この物質は分裂により損傷を受けた表面を
さらに分裂しないように封鎖し、表面を新しく再生させ
る。さらにまた、この物質は汚物が接着しない比較的高
度のなめらかさを有する疎水性表面を与える。同様に、
本発明に従い作られる保護剤はプラステイツク、特にビ
ニール類およびアクリル類の外面をこれらのプラステイ
ツクが塗料の成分である場合でさえも、再生させ、防護
しまた補強する。
本発明は特にゴム類、ビニール類およびアクリル類さら
にまた皮革および木材のどこでも見出される全ての種類
を保護するのに有用である。さらに、被覆材、工業用ベ
ルト伝導装置、プラステイツク製はば木は重要な用途の
例であり、これらの広範な用途について説明する。従来
技術において、ゴムの防護に使用されていた物質は油煙
(1aMpblack)に基づくものであり、自動車類
上に通常見出される塗装表面および金属に対し高度に腐
蝕性の物質を含有していた。
これらのゴム処理材はゴム表面に塗料として適用されて
いた。この方法で処理されたゴムは不自然な「塗装され
た]外観を有した。再適用には古い被覆物を除去する必
要があり、また再適用は困難で、不自由であつた。この
ような物質は周囲のストレスにより生じた変質からゴム
表面を防護するのに効果がないばかりでなく、また取扱
いが全くきたなく、不自由であつた。さらに、腐蝕性成
分および毒性成分は隣接する表面に対し、また使用者に
とつても有害であつた。これに対し、本発明による保護
剤は使用者に対し、並びに自動車のゴム部品に隣接する
表面に対し安全である非一毒性物質よりなるものである
事実、本発明による保護剤はこれらの表面をも同様に保
護するだろう。さらにまた、本発明による保護剤はゴム
に似た性質を付与し、適用が容易であり、さらにまた特
にゴムの表面をオゾン、紫外線照射、水およびスモツグ
から防護するのに極めて有効である。本発明による好適
な保護組成物はオルガノポリシロキサン流体(Flui
d)の水中エマルジヨンを含有し、これに少なくとも1
つのポリオール化合物を加える。
保護組成物中に含有させるのに最も好適なポリオールは
ジエチレングリコールおよびグリセリンである。表面、
特にゴム表面を防護し、再新するために、本発明による
保護組成物を使用し、表面を十分に湿らせる。
表面を湿らせた後、次に保護剤が被処理物の表面層中に
十分に侵透するに十分な時間を置く。侵透は毛管作用に
より生起し、保護組成物の分子、特にオルガノポリシロ
キサン流体が表面中に侵入するものと信じられる。ここ
で分子が保護されるべき材料の分子を引き掛けるか或は
その周囲を取り巻き、それ自体がそこに物理的に接着す
ることができる。次に、少なくとも1つの追加の表面再
湿潤を行なわねばならず、続いて侵透時間を置く。好ま
しくは防護されるべき表面にこの保護剤を少なくとも3
回適用すべきである。オルガノポリシロキサン流体の水
中エマルジヨンを使用することにより、ゴムおよびその
他の重合体表面に周囲のストレスに対する或る適度の防
護を付与しうることが見出された。ゴム表面に適用した
場合に、水はゴムの表面を膨潤させる作用をし、ポリシ
ロキサン流体がゴム或は重合体表面に侵透する助けをす
る。本発明の目的は実質的な期間にわたる実質的な程度
の保護および防護を付与することにある。
この目的のためには、オルガノポリシロキサンの水中エ
マルジヨンに少なくとも1つのポリオール化合物を加え
た場合に、特に天然および合成重合体表面に著しく高い
保護をもたらしうることがまた見出された。この組成物
により、きわめて大きい防護とその長い寿命が得られる
ばかりでなく、またその外観を著しく改善する。これら
の成分は化学的に化合していないが、均質な混合物の形
に機械的に結合している。結合はシリコンを水中に乳化
させることにより、また次にこのエマルジヨンにその他
の成分を加えることにより促進される。この混合物で処
理することにより達成される結果は、個々の成分により
処理された場合に達成される結果と異なり、一層良好で
ある。これらの成分を或る割合で混合した場合に、その
混合物は最高に作用する。
クリーナーとしてアルコールおよびいくつかの他の汚れ
溶剤(SOilsOlvents)を有害な作用をとも
なわず加えることができるが、これらの物質で予め処理
した場合にも混合物中の成分として存在する場合と同様
の結果が達成される。しかしながら、これは水には当て
はまらない。適用後の表面の外観は混合物中の水の量に
より影響を受ける。このことはゴムの場合に特に現われ
る。外観の差異の程度は適用時の表面の変質程度の函数
である。生じる光沢の度合は水が保護剤の沈着の媒質と
して働くことによる機械的作用に比べれば、表面にどの
位の他の成分が沈着しているかは問題度が少ないように
見える。
従つて、水は混合物の重要な成分であり、一方その他の
成分は処理された表面の1部として残るが、水の由一の
機能はその他の成分を機械的に相互に関連ずけ且つまた
その適用を促進させるメカニズムで作用することにある
と思われる。保護剤中のオルガノポリシロキサン流体或
はシリコン液体はゴムの防水に対し責任を果たすことが
でき、また分裂の進行を妨げるものと信じられる。
分裂はオゾンおよび酸素の存在により促進されるが、シ
リコンはこれらの物質を排除する助けとなるものと信じ
られる。本発明の保護剤には少なくとも1つのオルガノ
ポリシロキサン流体が必要である。
これらの流体はまたシリコン流体とも称され、シリコン
エラス、【トマ一およびゴムとは区別される。これらは
基本的にジメチルポリシロキサン流体であり、本質的に
は実質的に線状である。ジメチレンシリコン流体の構造
は次の一般式で示される:(式中nは単位数である)。
メチル基のいくつかをビニル、フエニル、トリフルオル
プロピルおよびアミノのごとき別の有機或は有機作用性
基で置換することにより、別のオルガノポリシロキサン
を作ることができる。
次に示す表は種々の非置換ジメチルシリコン流体並びに
1.0モル%ないし約35モル%のフエニル基置換を有
するジメチルシリコン流体の性質を示すものである。表 一般に、オルガノポリシロキサン流体は鎖長の異なる重
合体の混合物として入手できる。
本発明の目的には、シリコン流体の粘度が或る程度の影
響を与えることが見出された。約100000センチス
トークまでの粘度を有するシリコン流体を使用できる。
好ましくは、使用されるシリコン流体の粘度は約100
センチストークから約10000センチストークまでの
範囲内にあるべきである。
最適には、この粘度は約300〜400センチストーク
の範囲である。明らかなように、この粘度が大きくなり
すぎると、シリコン流体の防護されるべき表面への侵透
が困難になる。粘度が小さすぎる場合には、重合体の平
均鎖長が適度の防護を付与するには明らかに小さすぎる
。前記のごときオルガノポリシロキサン流体或は.流体
混合物の正確な選択は防護されるべき表面の状態に依存
するだろう。大部分の用途に対しては、標準の非置換ジ
メチルポリシロキサン流体の選択が最適であり、特にゴ
ムおよびビニールの表面の処理に最適である。その他の
場合には、商業的に入手できるアミノ置換ジメチルポリ
シロキサン流体をジメチルポリシロキサン流体の重量に
基づき約10重量%までの量で含有させると防護される
べき表面への接着力が増加する。この組み合せは特に金
属表面の処理に有利である。フエニルおよび他の置換ジ
メチルポリシロキサン流体の使用は処理される材料およ
び(または)その表面がさらされる周囲のストレスによ
る選択の問題である。
シリコン流体或は流体混合物は水エマルジヨンの形で使
用する。
使用できる水の量はシリコン流体の重量に基づき約65
ないし約660重量%が好ましい。しかしながら、水の
量は所望により約5000重量%のごとく高くてもよい
。エマルジヨン中のシリコンの小さい粒子寸法(通常約
1/2ミクロン以下)が防護される表面へのシリコンの
侵透を著しく促進する。
シリコン流体の水中エマルジヨンはたとえばゼネラルエ
レクトリツク社(GeneralElectricCO
mpany) :シリコンプロダクツデパートメントオ
ブウオーターホード、ニユーヨーク(SilicOnP
rOductsDepartmentOfWaterf
Ord.NewYOrk);ユニオンカーバイド社(U
niOnCarbideCOrpOratiOn) ;
シリコンズデイヴイジヨンオブウスストバージニア(S
lllcOnesDiuisiOnOfWestVir
ginia);およびダウコーニングコーポレーシヨン
オブミツドランド、ミシガン(DOwCOrningC
OrpOratiOnOfmidland,.mich
igan)を包含するいくつかの大手化学会社から入手
できる。
シリコンエマルジヨyは通常シリコン流体或は流体混合
物の約35ないし約50重量%を含有し、残りはほとん
どが水であり、また少量の乳化剤およびサビ止め剤のご
とき助剤を含有する。代表的なエマルジヨンはジメチル
ポリシロキサン35重量部、ノニルフエノールのごとき
乳化剤10重量部、亜硝酸ナトリウムのごときサビ止め
剤5重量部および水65重量部を含有する。前記したよ
うに、製造会社から入手したシリコンエマルジヨンを適
用することにより或る程度の防護を表面に附与すること
ができる。
しかしながら、保護組成物中に少なくとも1つの水混和
性或は水溶性ポリオール化合物を含有させることにより
防護を著しく大きく且つ長期間持続性にすることができ
、また外面を補強することができる。保護組成物中に含
有させるポリオール化合物の量はポリシロキサン流体の
重量に基づき約15重量%ないし約65重量%の範囲で
ある。使用されるポリオール化合物の好適な量はポリシ
ロキサン流体の重量に基づき、約0.5ないし約10重
量%のジエチレングリコールおよび約60ないし約10
重量%のグリセリンである。ジエチレングリコールはシ
リコンおよびその他の成分のゴムおよびプラステイツク
のごとき重合体物質への侵透の助けをする。
これは水に溶解するが、一度ゴム表面上に適用されたな
らば、表面を水に対して封鎖する働きをする。さらに、
ジエチレングリコールは保護混合物に密度を与え且つま
た保護混合物の他の成分の表面への接着を改善する働き
をする。グリセリンはまた表面封鎖を助け、侵透を助け
且つまた混合物に密度を加え、その粘度を増加させ、ク
リーム状の性状を付与する。シリコンとグリセリンとの
組み合せは混合物の適用により生成する表面の外観の改
善に最も寄与する。混合物が水を含有する場合に、適用
が容易になり、また前述したように光沢の度合を制御す
ることができる。
シリコン流体がシリコンの水中エマルジヨンの形である
のが有利である。他の成分はこのようなエマルジヨンに
溶解或は混和し、エマルジヨン中に結合させる。ダウコ
ーニングDC36ジメチルシリコンエマルジヨンは容易
に利用でき、全く適当である。後記する第表の例では2
〜3の成分の組成および割合の1つとしてこの物質を挙
げ、DC36lOO重量部を含有する混合物申の成分の
重量部の数値を記載するものである。少なくとも本発明
の1態様において、DC36ジメチルシリコンの当量を
含有するエマルジヨンは10重量部以下のノニルフエノ
ールのごとき非イオン性或は共有乳化剤、5重量部より
多くない量の亜硝酸ナトリウムのごときサビ止め剤およ
び65重量部より多くない量の水とともに、10000
センチストークの粘度を有するジメチルポリシロキサン
流体35重量%を含有する。
もう1つの適当なサビ止め剤は有機亜リン酸塩である。
上記組成は最終生成物が処理される表面に最高の光沢を
与えるものと思われる。
水含有量はつや消し外観が望まれる場合には増加させる
。また、古い或は老化した表面、特にゴムおよびビニー
ルの表面はそれより新しい表面に比べ著しく大量の水を
吸収することが見出された。
生成物の保護品質を低下させることなく加えうる水の最
大量は、生成物を被処理表面上に単にこすり付ける場合
に約165重量部である。表面を生成物でごしごし洗う
場合には98%までの水分が満足な防護と外観を与える
だろう。やや光沢のある或はつや消しの外観を得るため
に水の割合を増す場合には、シリコン一水中エマルジヨ
ン中の水の割合を増すことにより水を加えることができ
る。好適な比率範囲内の保護組成物のいくつかの特別の
例を後記の第表に示す。前記のシリコンエマルジヨン組
成物では非置換ジメチルシリコンエマルジヨンの代りに
、約350センチストークの粘度および〈1/2ミクロ
ンの平均粒子寸法を有するジメチルシリコン35重量%
を含有するD.C.36を使用することができる。この
エマルジヨンの24℃における比重は0.96であり、
そのPHは8.5である。使用されるD.C.36エマ
ルジヨンはまた少量、約10重量部のノニルフエノール
乳化剤;約5重量部の亜硝酸ナトリウムサビ止め剤およ
び約65重量部の水をまた含有する。例1番に記載の物
質は古いものと新しいものの両方のゴム表面の外面の増
強の問題に対し、またその防護性の問題に対し最良であ
るように見える。例2番のものはあまり良好ではないが
、外面を増強させ且つ防護を与える作用を良く果たす生
成物であると考えられるものを記載するものである。例
3番のものは加えられる水の量が1ないし100重量部
のいずれかの範囲で満足な結果を与える組成物を示すも
のである。例4、5および6番のものはジエチレングリ
コールの最適量がどの位にあるかを考えるものである。
グリセリン21部を含有する例4番の組成物はグリセリ
ン20部を含有する例3番の組成物より顕著に望ましく
ない。従つて好適な組成物は21重量部より少ないグリ
セリンを含有するものであると結論できる。グリセリン
5部を含有する例5番の組成物は満足すべきものである
のに対し、グリセリン4部を含有する例6番の組成物は
利益が少ないように見える。従つて、約5部のグリセリ
ンが好適な物質中に必要であると結論できる。例7およ
び8番のものはジエチレングリコール含有量の限度を見
出そうとするものである。例2番では0.5部のジエチ
レングルコールが十分であるように見えるが、例7番で
はグリセリンの量が最適であると考えられる10重量部
であるにもかかわらず、僅か1/4部のジエチレングリ
コール含有量では完全に満足すべき結果におよばないこ
とを立証している。同様に例3番で3重量部のジエチレ
ングリコールを含有する物質が満足な結果をもたらすの
に対し、例8番ではジエチレングリコールの量が多すぎ
ることが明らかになる。望ましさは小さいが、依然良好
である安価な且つ容易に適用される生成物がシリコンエ
マルジヨンにグリセリンのみを混合することにより提供
される。この混合物は好適な割合ではグリセリンに比べ
大量のエマルジヨンを含有する。この形は主してタイヤ
洗浄に使用されるイソプロピルアルコール或は洗浄水に
添加物として使用する意図を有する。この使用法は不経
済ではあるが、これを稀釈せずに使用してもタイヤ或は
また自動車部品或は塗料に対し有害ではない。グリセリ
ンの割合は生成物が信頼を示唆するに十分な且つまた稀
釈を助長するに十分な[密度」(BOdy)を有するよ
うに比較的多くする。本発明のシリコンエマルジヨンは
ミルク状外観を有する。
商品性を高めるために所望により着色することができる
。本発明の利点の1つは被処理表面を実質的に着色する
ことなく、その生成物の外観を変えるに十分な小量で水
溶・曲染料を加えることができる点にある。サビ止め剤
および染料の他に、たとえば紫外線吸収剤のごとき補助
物質を本発明による保護組成物に加えることができる。
これらの物質ぱ有益に使用しうるが、この組成物にとつ
て必須ではない。たとえば、或る場合に保護剤のピン詰
めを助けるために少量の抗発泡剤を含有することが望ま
しいことがある。さらに、保護剤の貯蔵寿命を増すため
に且つまた処理された表面にこのような耐性を与える助
けをさせるために抗菌剤を加えることもできる。しかし
ながら、このような補助物質は水溶性或は水混和性であ
るべきである。種々のその他の補助物質が公知であり、
その使用は当業者にとつて明白であろう。ゴム処理用に
好適な混合物は一般にまた上記のように重合体の処理に
も好適であり、そして主にゴム処理に関する試みは合成
ゴム、ビニール類、アクリル類、その他のプラスチイツ
ク、塗装表面、木材、皮革等の処理に同等に適用できる
本発明の方法の実施に際し、水単独の中に乳化したシリ
コンを使用するか或は本発明の好適な保護組成物を使用
するかにかかわらず、取られるべき2〜3の重要な工程
があることが見出された。
第1に、被処理表面を保護組成物により十分に湿潤させ
ねばならない。これはこすり付け、噴霧、塗布、浸漬等
のごときいずれか慣用のやり方で達成することができる
。表面を湿らせた後に、保護組成物が表面に侵透するに
十分な時間そのままにしておくことが重要である。
この時間の間に、保護組成物は毛管作用により表面の孔
の中に固定される。最良の結果をうるためには、少なく
とも約24時間の間侵透させておくべきである。この時
間がこれより短かい場合には最適の結果は得られないで
あろう。所望により、侵透期間の後に過剰物質を軽くふ
き取ることにより除去することができる。保護剤は第1
の処理工程と同じやり方で表面に少なくとももう1度適
用すべきである。
さらに24時間待つた後に、所望により表面を柔かい布
で軽くみがき、光沢を増すことができる。しかしながら
、保護剤を少なくとも3回、各適用の間に侵透のため2
4時間の時間を経て適用することが好ましい。これらの
工程により、処理された表面の最高の防護が最長の期間
にわたり得られる。
所望により、追加の塗装を適用することができる。しか
し、大部分の場合に、3回の適用が適当であると信じら
れる。前記の利点に加えて、本発明の保護組成物で処理
された表面は水および汚物をはね返し、また静電気を切
断する。
さらにまた、形成される保護性の内部分子表面層は表面
をオゾン、紫外線、酸素および窒素酸化物、亜硝酸蒸気
および硫黄酸化物のごときスモツグの成分に対し防護す
る。さらにまた、処理後の表面の外観は非常に自然で、
ゴム製タイヤのごとき苛酷な損傷を受けた表面にさえ、
柔らかな光沢を与える。
本発明は主としてゴム、ビニールおよび同等の重合体物
質に対する用途を意図しているけれども、例えば皮革、
木材、塗料およびその他の種々の物質を包含する多くの
他の表面に対しても同等に良く作用することが見出され
た。
次の例は本発明を例示する目的のために示すものであつ
て、本発明を制限するものではない。
例1本発明による保護剤をA.S.T.M.D5l8、
方法B1アウトドアースサウザーン45工クズポジアー
チスティック(0utd00reS0uthem45テ
Exp0sureTesting)に概略された方法に
従い、処理物質として非−ブラツクゴム物質(NOnb
lackrubbermaterial)の天然ゴムズ
ームフィンストック(SwimfinStOck)を使
用し試験した。
使用された保護組成物は非置換ジメチルポリシロキサン
流体35重量部、ノニルフエノール乳化剤10重量部、
亜硝酸ナトリウムサビ止め剤5重量部および水65重量
部を含有する水性エマルジヨン100重量部よりなるも
のである。
このジメチルポリシロキサン流体は約300センチスト
ークの粘度および1/2ミクロンより小さい粒子寸法を
有する。この水性エマルジヨンの77℃における比重は
0.99であり、そのPHは8.5であつた。上記水性
シリコンエマルジヨンに、水50重量部、グリセリン8
重量部およびジエチレングリコール2重量部を攪拌しな
がら加えた。
十分に混合し、生成する保護組成物を次の方法で記載の
ごとく使用した。天然ゴムタイプのズームフィンストッ
クの10個の曲りループ試料を木製試験取付台上に順に
並びて配置し、1ないし10の番号をつけた。
試料1は試験を通じ処理のままにおき、試料6ないし1
0は保護物質の適用に先立ちイソプロピルアルコールで
洗浄した。試料2は保護組成物で湿潤し、次に1時間乾
燥させた。
この時間の終りに、表面をかるくこすり、次に24時間
の乾燥時間をおき、最後に軽くみがいた。試料3は保護
組成物で湿らせ、次に1時間乾燥させた。
次に第2回目の保護組成物の適用を行ない、1時間乾燥
させ、次にかるくみがいた。24時間後に、保護組成物
を再び適用し、1時間の乾燥時間の後に表面をかるくこ
すり、次にみがいた。
試料4は保護組成物で湿らせ、次に1時間の乾燥時間の
後に、軽くこすつた。24時間後に、試料をかるくみが
き、さらに48時間後に、保護組成物の第2回目の適用
を行なつた。
これを1時間乾燥させた後、かるくこすり、次にさらに
24時間の乾燥時間の後、かるくみがいた。試料5は7
日後に追加の適用を行なう以外は試料3と同じやり方で
処理した。
1時間乾燥させた後、表面をかるくこすり、次にかるく
みがいた。
試料6ないし10は最初のイソプロピルアルコールによ
る洗浄以外は例1ないし5にそれぞれ対応する処理を行
なつた。保護物質の実際の適用および柔かい木綿布によ
るかるいふき取り或はみがきを行なつた後、試料を戸外
に保持した。
実験に用いられたゴム製ズームフィンストックが耐水性
材料より作られており、平均的ゴム組成物の場合と同様
に浸透時間が幾分遅くなることに注意すべきである。こ
の試料の表面の評価に際しては、A.S.T.M.試験
で使用される7倍率レンズ(POwermagnifi
catiOn)の代りに10倍率レンズを使用した。
試験を30日後に止め、この期間にわたり10、20お
よび30日目後毎に試料をかるくみがき、集積した汚物
およびちりを除去した。保護物質で処理しなかつた対照
の試料1は2日後にひび割れを示した。ひび割れは最初
に表面上に僅かなチヨークで描いたような傷(Chal
king)として現われ、日々の経過につれて一層苛酷
になり、平衡状態になつた7日後には苛酷な且つ深いひ
び割れを形成した。試料2は総面積のほぼ5%に3日間
後にひび割れを示した。
このひび割れは4日目、5日目および6日目にわたり次
第に大きく且つ深くなり、最終的に総面積の約25%を
覆つた。7日後に平衡状態を確立した。
試料3は3日後に面積の約1%に非常に小量のひび割れ
を示した。
このひび割れは4日から7日間にわたり一層苛酷になり
、表面積の約25%に次第に増加し、その後平衡状態に
なつた。試料4は40日後でさえもひび割れを示さなか
つた。
この時点で試験をやめた。試料5は4日後に表面積の約
1%に極小のひび割れを示した。
7日目にもう1度保護物質の適用を行つた場合に、それ
以上変化しなかつた。
このひび割れは10日後に僅かに広がり且つ僅かに深く
なり、この時点で平衡状態になつた。対照試料6は約2
日後に表面積の約50%の小さいひび割れを示した。
これらのひび割れは4日間後に表面積の約70%がひび
割れるまで次第にひどくなつた。さらに、まだらのチヨ
ークで描いたような傷があり、このひび割れは10日間
まで漸進的に一層深くなり、この時点で平衡状態になつ
た。試料7は3日後にその表面積の約1%に少々のごく
小さく短かいひび割れを示した。
このひび割れは10日間で表面積の約35%が影響を受
けるまで漸進的に一層ひどくなり、この時点で平衡状態
になつた。試料8は約4日後にその表面積の%より少な
い部分に少々の小さいひび割れを示した。
これらのひび割れは10日目まで一層ひどくなり、少々
の追加のひび割れを示し、この時点で平衡状態が確立し
た。試料9は試験を通じてひび割れを示さなかつた。
試料10は試験を通じてひび割れを示さなかつた。試料
に2ないし3回保護物質の適用を行ない、各適用の間に
侵透のために24時間をおいた場合た、ゴムに対し保護
物質により与えられる防護は顕著な程度であることがわ
かつた。
これは試料4、5、9および10においてはひび割れが
ないことにより立証された。24時間の侵透時間をおか
ない試料でも、その防護は非処理試料に比べればまだ良
好であつた。
例2 例1で使用した保護剤を通常の自動車タイヤの外側壁上
にスポンジで付けた。
反対側の内側は対照のために処理しないでおいた。24
時間後に、処理した側を柔かな布で軽くみがき、全体に
もう1度保護剤をスポンジで適用した。
この適用の後24時間侵透時間をおき、次にかるくみが
き、もう1度被覆を適用した。さらに24時間後に、処
理された表面をかるくみがいた。次に、このタイヤを正
常の運転状態で20000マイル運転した。
この時間の終りに、保護剤で処理された外側壁は新しい
タイヤに似た滑めらかさ、黒色および強度を示した。非
処理の内側壁は予期された表面ひび割れを示し、200
00マイルの使用後にタイヤに正常に見出されるゴム劣
化を示した。例3 保護組成物が例1の非置換ジメチルポリシロキサンエマ
ルジヨンの代りにアミン置換ジメチルポリシロキサンに
基づくエマルジヨンを含有する以外は例2の方法を実質
的に繰返した。
前記のごとくゴム製タイヤに適用した後、このタイヤを
夏のさばく状態で10000マイル運転した。
処理された外側壁は滑めらかで且つ強いままであつたの
に対し、非処理の内側壁はひどいひび割れとゴム劣化を
示す。例4 ポリオール添加剤を使用しない例1のジメチルシリコン
エマルジヨンを使用し、例2に実質的に記載したとおり
にタイヤの外側壁を処理した。
20000マイル使用した時点で、非処理の内側壁は表
面ひび割れとひどいゴム劣化を示すことが見出された。
処理された側の壁は表面積の1部分に表面ひび割れを示
すことが見出された。従つて、シリコンエマルジヨン単
独を使用しても或る程度の防護を付与するが、例2およ
び3に示したようなジエチレングリコールおよびグリセ
リンを含有する本発明の好適な組成物によつては、実質
的に一層高い防護が与えられる。
例5 例1のやり方に従い保護組成物を製造する。
生成する組成物に、約400センチストークの粘度を有
するアミノー置換ジメチルポリシロキサンの35重量%
水性エマルジヨンの10重量部を攪拌しながら加える。
十分に混合した後、この保護組成物を使用し、ビニール
製織物のシートを有する新しい、塗装したアルミニウム
製戸外用パテオ家具を処理する。保護剤を1個のパテオ
椅子のペンキを塗つてある表面およびビニールプラスチ
イツク織物上にスポンジで付け、一方もう1つのものは
対照用に処理しない。24時間の侵透時間後に、表面を
前のように再び湿らせる。24時間後にこの表面をもう
1度湿らせ、次に24時間の侵透時間後に、最後に表面
をかるくみがく。12ケ月間戸外にさらした後、処理さ
れた椅子を調べ、同じ材料の非処理の椅子と比較する。
この時点で、非処理の椅子は塗装された表面に曇りと僅
かなチヨークで描いたような傷を示すと共に、僅かなひ
び割れと或る区域に色あせを示す。ビニール織物は曇り
を生じたように見える。これに対し、処理された椅子は
柔らかなつやと曇り、ひび割れ或はチヨーク描き様傷の
ない外観を保有する塗装されている表面にその新しい外
観を保持しているように見える。処理された椅子のビニ
ール製織物はまた新しいように見える。このように記載
された本発明はジメチルポリシロキサンの水性エマルジ
ヨンを使用し、天然および合成重合体、塗装した表面、
磁器、皮革および木材を保護する方法を提供する。
而してこのジメチルポリシロキサンはたとえばビニル、
トリフルオルプロピル、フエニルおよびアミノ基で部分
的に置換されていてもよい。水混和性或は水溶性ポリオ
ール化合物をシリコン流体の重量に基づき15重量%な
いし約65重量%の量で含有させることにより、ユニー
クな保護組成物が提供される。
本発明の方法は防護されるべき表面をシリコンエマルジ
ヨン或は保護組成物で湿らせること、次に好ましくは2
4時間の侵透時間をおくことを包含する。
表面を次に少なくとももう1回、好ましくはさらに2回
同じやり方で再湿潤を行ない、侵透時間をおく。シリコ
ンエマルジヨン単独を使用しても、或る程度の防護を表
面に付与しうるが、本発明によるユニークな保護剤を使
用することにより、優れた表面外観とともに著しく高度
の防護を一層長期間にわたり付与する。
特許請求の範囲に規定する本発明の精神および範囲から
逸脱することなく、種々の修正が意図されることは当業
者にとつて明白であり、またこれを実施することもでき
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 100〜100000センチストークスの範囲の粘
    度を有する水乳化しうるオルガノポリシロキサン流体の
    少なくとも1種とポリシロキサン流体の重量に基づき6
    5重量%〜5000重量%の水よりなるエマルジョンお
    よびポリシロキサン流体の重量に基づき15重量%〜6
    5重量%の、グリセリン、ジエチレングリコール及びそ
    れらの混合物から選ばれる、少なくとも1つの水混和性
    ポリオール化合物よりなる、ゴム、皮革及び重合体の表
    面を保護するのに有用な組成物。 2 水がポリシロキサン流体の重量に基づき、65重量
    %〜660重量%の量で存在する特許請求の範囲第1項
    に記載の組成物。 3 ポリオール化合物がポリシロキサン流体の重量に基
    づき、0.5重量%〜10重量%のジエチレングリコー
    ルおよび60重量%〜10重量%のグリセリンよりなる
    ものである特許請求の範囲第1或は2項に記載の組成物
    。 4 オルガノポリシロキサン流体が100000センチ
    ストークスより小さい粘度を有するジメチルポリシロキ
    サン流体である特許請求の範囲第1、2或は3項に記載
    の組成物。 5 ポリオールがグリセリンである特許請求の範囲第1
    或は2項に記載の組成物。
JP51041191A 1976-04-12 1976-04-12 表面保護組成物 Expired JPS5933142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51041191A JPS5933142B2 (ja) 1976-04-12 1976-04-12 表面保護組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51041191A JPS5933142B2 (ja) 1976-04-12 1976-04-12 表面保護組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52124053A JPS52124053A (en) 1977-10-18
JPS5933142B2 true JPS5933142B2 (ja) 1984-08-14

Family

ID=12601520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51041191A Expired JPS5933142B2 (ja) 1976-04-12 1976-04-12 表面保護組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5933142B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124939U (ja) * 1988-02-15 1989-08-25

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423657A (en) * 1977-07-25 1979-02-22 Dainippon Ink & Chem Inc Emulsified organopolysiloxane composition
CA1211595A (en) * 1980-07-01 1986-09-16 General Electric Company Transparent silicone emulsions
GB2085903B (en) * 1980-10-10 1985-06-19 Gen Electric Water dispersible silicone resins for water based applications

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124939U (ja) * 1988-02-15 1989-08-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52124053A (en) 1977-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3956174A (en) Rubber and polymer preservative
US4133921A (en) Rubber and polymer preservative method
US5017221A (en) Polymethylalkylsiloxane emulsions and methods
US5183845A (en) Polymer treatment compositions
EP0705884B1 (en) Method for treating plastic, leather or rubber substrates
GB2088249A (en) Surface treatment of glass containers and compositions for such treatment
CA2632361C (en) Spray wax composition
CA2034909C (en) Method of bonding silicone elastomer to a substrate
CA2052572C (en) Silicon emulsion preservative and protective coatings for rubber and po lymer
US6602835B2 (en) Composition and method for cleaning, protecting and restoring vehicular surfaces
AU690719B2 (en) Water based paint protectant
US5227200A (en) Silicone containing automotive vinyl and rubber protectant
US3856533A (en) Surface polishes based on organopolysiloxanes and wax
JPS5933142B2 (ja) 表面保護組成物
JPS6216712B2 (ja)
JP2009540054A (ja) 乗り物表面処理用製品
AU651103B2 (en) Polysiloxane coating composition
JP2762121B2 (ja) 塗装面の汚れ防止液状組成物
JPH1180668A (ja) 自動車用艷出し撥水剤組成物
JPH06322356A (ja) 表面保護剤
US5432217A (en) Process for treatment of vinyl and rubber
US5565516A (en) Finishing compositions
US20020161105A1 (en) Silicone emulsion containing dressing
EP4176033A1 (en) Dry-wash aerospace cleaning composition
CA1050705A (en) Rubber and polymer preservative