JPS5932773B2 - 音響光学フイルタ - Google Patents

音響光学フイルタ

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Publication number
JPS5932773B2
JPS5932773B2 JP50006563A JP656375A JPS5932773B2 JP S5932773 B2 JPS5932773 B2 JP S5932773B2 JP 50006563 A JP50006563 A JP 50006563A JP 656375 A JP656375 A JP 656375A JP S5932773 B2 JPS5932773 B2 JP S5932773B2
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JP
Japan
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light
acousto
diffraction
transducer
optic filter
Prior art date
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Expired
Application number
JP50006563A
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English (en)
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JPS5194972A (ja
Inventor
勉 屋野
昭典 渡部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP50006563A priority Critical patent/JPS5932773B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波周波数を適当に変えることによつて入射
光の中から任意の光を選択する音響光学フィルタ(以下
AOフィルタと記す。
)に関するものである。AOフィルタとして二酸化テル
ルの遠隔異方回折現象を利用した素子が回折効率が大き
く、かつ任意の特性の素子が得られることから実用性に
秀れていることが知られている。
第1図は、代表的な二酸化テルルの遠隔異方回折を利用
したAOフィルタ素子を示している。
ここでトランスジューサ3は、一般には一枚であるが、
時には電気インピーダンス整合のため分割されて結合さ
れている。図において、4は吸音体、6は入射光、Tは
非回折光、8は回折光を示す。一方、AO素子は電気的
に透過光波長を制御することができ、高速掃引が可能で
あることが従来の機械的分光と比較した時の利点とされ
ているが、実際なつ染や織物業界におけるカラー原図の
色分離に用いる場合、いくつかの問題が生ずる。その一
つは、素子の高速掃引時における回折効率の低下及び色
分解能の低下である。これは次の様な原因によるもので
ある。今、可視光領域例えば4000〜7000λの光
を選択する場合を考えると、光入射角が20度の素子で
は、掃引周波数帯域幅fsは44MH2から96MH2
まで掃引しなければならない。
ここで掃引周波数の時間変化を一定である様に掃引する
ものとする。この時回折光の光帯域幅Δλは、中心光波
長λ、音波と光との有効回折長υ、光と音波波面のなす
角すなわち入射角θi、結晶の音速ν、そして音波の中
心周波数foによつて、第(1)式で示される。Δλ=
0.9ν・λ/(fo−L’ ・ tanθi) (1
)一方、回折条件の関係から、Δλは第(2)式でも示
すことができる。
Δλ一Δfb・λ/fo(2) ここでΔfbは、入射光を波長λの単色光としたとき、
回折光の生じる超音波帯域幅である。
第(1)、筆2)式よりΔfb■0.9ν/(L’ ・
tanei) (3)となる。
掃引時間をTsとすると、ΔFbに対する相当時間Δt
は次の様に示される。
これらより、音波と光との有効回折長L″、光帯域幅Δ
λ、及び超音波帯埃福ΔFbは次式の様になる。
ここで一例として、入射角を20度とし、掃引時間Ta
−30μSeclλ−5500λとすると、掃引周波数
帯域Fsは52MHzであり、L″=1.22m11Δ
λ−116λ、Δf−1.25MHzとなる。
これらの関係を第2図に示す。このことかられかる様に
、トランスデユーサ3をいくら長くしても、高速掃引を
行なうと、有効回折長L″は短かくなる。したがつて、
回折光のスペクトル幅は広くなり色分解能が低下する。
一方回折光の光強度は、入射光10とフイルタされた回
折光1dを同一光波長について比較すると、となり、有
効回折長L′の減少により、100%回折に要する音波
入力Paは非常に大きくなる。
以上のように、AOフイルタにおいて、高速掃引を行な
うと光帯域幅や回折効率の点で悪影響が生じる。本発明
は、かかる悪影響をなくし、高速掃引時における光回折
効率の低下を防ぎ、光帯域幅の増大を防止することを特
徴とするAOフイルタを提供することを目的とする。
第3図に本発明の第1の実施例を示す。
この場合、AOフイルタ媒体として特に効果の大きい二
酸化テルル結晶を例に取るが、本発明は、水晶、LiN
bO3等の他の複屈折を有する結晶を媒体としてもかま
わない。今、入射角を20度とし、可視光領域4000
〜7000λを30μSecの掃引時間で選択し、55
00λの波長の光で50λの光帯域幅が必要である場合
について説明する。第3図に示す如く、本実施例は二酸
化テルル結晶1に一定高さの段差を設け、各段差面上に
一定幅のトランスデユーサ3を設けたものである。この
場合、各トランスデユーサの長さは前記第(5)式から
計算される扁−1.22mmに等しいかそれとも少し大
きくし、段差はL′TanOl::′444μm程度か
またはそれ以下にする。上記トランスデユーサ3を直列
または並列に結合して、同一の高周波掃引発振器5で駆
動する。この時、トランスデユーサ3から出射される音
波の波面9は、第4図に示すように各トランスデューサ
3接着面の段差に等しく階段状になるため、音波が光ビ
ーム6を横ぎるのに要する時間は0・72μSecとな
る。
一方、全トランスデユーサ長は、3C−3.66關であ
るから、5500λの光に対して光帯域幅Δλは第(リ
式のCVCC−3.66w!m代入して、Δλ一39λ
となる。
以上のように、従来例では、本実施例と同じ条件のもと
で有効回折長L″−1.22m1L.光帯域幅Δλ−1
16λであつたのが、本実施例においては、C−3.6
6m1LsΔλ=39λとなり、トランスデユーサ3面
に段差を設けることによつて有効トランスデユーサ長を
長くし、光帯域幅を小さくすることができる。
なお、この実施例は従来の光偏向器において、音波ビー
ムステアリング方法として知られているトランスデユー
サ接着面に段差を設ける方法とは異なるものである。
すなわち、音波ビームステアリング方法では、この段差
は光偏向器の中心周波数FOにおける偏向媒体内の超音
波波長A(v/FO)に等しくしているので、二酸化テ
ルル結晶の最も遅い横波を用いた場合には、段差は10
μm程度となる。さらにこの場合の目的としては、広い
周波数帯域で光との回折現象を生じさせようとするもの
である。一方、本発明においては、段差は前述の通り数
百μmであり、その目的も回折現象を狭い周波数幅で生
じさせることを目指しており、明らかに光偏向器におい
て段差を設けた素子と異なることを付け加えておく。第
2の実施例として哄第4図に示す如く相対向する平行な
面を有する二酸化テルル基板結晶1の一平面上に、各段
差がL″TanOlと同じかもしくはそれ以下となるよ
うに階段状の二酸化テルル結晶をスペーサ10として設
け、かかるスペーサ10上にトランスデユーサ3を形成
したものである。
この場合も、第1の実施例とまつたく同様の効果が得ら
れる。第3の実施例は、第2の実施例に示したスペーサ
10に、二酸化テルル以外の媒体を用い、L′TanO
l/を二酸化テルルの値と同じにしたものである。
この場合も第1の実施例と同様に階段状の音波波面9が
得られて、結果として光帯域幅を小さくすることができ
る。第4の実施例は、第5図に示すように二酸化テルル
結晶1の一平面状にCに等しいかそれよりも長いトラン
スデユーサ3を接着し、各々のトランスデユーサ3の間
に時間Δt=L′Tanθ/vに等しいかそれ以下であ
る遅延時間を有する遅延素子2を用いて、出射音波の波
面を前実施例の如く階段状にしたものである。
以上のごとく、本発明は音響光学フイルタ媒体内を進行
する音波束を階段状に進行させ、光と該超音波との実質
の相互作用長を長くせしめた音響光学フイルタを提供す
るもので、高速掃引において回折効率を高め、1駆動電
力が少なく、かつ光帯域帯を狭くすることができる利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の音響光学フイルタの構造を示す断面図
、第2図は音響光学フイルタにおける有効回折長を説明
する図、第3図、第4図および第5図頃本発明の一実施
例における音響光学フイルタの実施例を示す構造図であ
る。 1・・・・・・音響光学媒体結晶、2・・・・・・遅延
素子、3・・・・・・トランスデユーサ、4・・・・・
・吸音体、5・・・・・・高周波掃引発振器、6・・・
・・・入射光、7・・・・・・非回折光、8・・・・・
・回折光、9・・・・・・超音波波面、10・・・・・
・スペーサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 遠隔異方ブラッグ回折を示す音響光学媒体内に階段
    状の波面を有する超音波を生じさせる手段を具備し、前
    記超音波の階段状の波面の勾配が入射光の進行方向とほ
    ぼ同一であることを特徴とする音響光学フィルタ。
JP50006563A 1975-01-14 1975-01-14 音響光学フイルタ Expired JPS5932773B2 (ja)

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JP50006563A JPS5932773B2 (ja) 1975-01-14 1975-01-14 音響光学フイルタ

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JP50006563A JPS5932773B2 (ja) 1975-01-14 1975-01-14 音響光学フイルタ

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JPS5194972A JPS5194972A (ja) 1976-08-20
JPS5932773B2 true JPS5932773B2 (ja) 1984-08-10

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ID=11641788

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59197016A (ja) * 1984-03-30 1984-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音響光学素子

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3502879A (en) * 1966-03-31 1970-03-24 Itt Light scanning device
JPS4973146A (ja) * 1972-11-13 1974-07-15
JPS4988533A (ja) * 1972-12-23 1974-08-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4973146A (ja) * 1972-11-13 1974-07-15
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