JPS5932498B2 - アントリミドのカルバゾ−ル化方法 - Google Patents

アントリミドのカルバゾ−ル化方法

Info

Publication number
JPS5932498B2
JPS5932498B2 JP56162903A JP16290381A JPS5932498B2 JP S5932498 B2 JPS5932498 B2 JP S5932498B2 JP 56162903 A JP56162903 A JP 56162903A JP 16290381 A JP16290381 A JP 16290381A JP S5932498 B2 JPS5932498 B2 JP S5932498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
sulfone
parts
carbazolization
titanium tetrahalide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56162903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5794042A (en
Inventor
ツデネク・ゼ−ハ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS5794042A publication Critical patent/JPS5794042A/ja
Publication of JPS5932498B2 publication Critical patent/JPS5932498B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B5/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings
    • C09B5/24Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings the heterocyclic rings being only condensed with an anthraquinone nucleus in 1-2 or 2-3 position
    • C09B5/26Carbazoles of the anthracene series
    • C09B5/28Anthrimide carbazoles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶媒としてのスルホンの媒質中でチタン四ハ
ロゲン化物(塩化物または臭化物)とスルホンとの錯体
との反応によつて起こるアントラミドのカルバゾール化
によつて得られるジッタロールカルバゾールに基づく建
染染料を製造する方法に関する。
ジッタロールカルバゾールの誘導体は建染染料の主要分
類の1つを作る。
それらは一般に良好な色調特性をもち、そして黄色およ
び橙−黄色からかつ色およびオリーブ−かつ色を経て灰
色、力ーキ色そして黒色に至る幅広い色調範囲をもつて
いる。これらはいわゆるアントリミドのカルバゾール化
によつて作られる。ここでこのカルバゾール化とは染料
化学においてアントラキノン系の第2アミンの脱水素環
化(そして同時に5員構成の含窒素複素環の生成が起る
に対して使われるものである。このカルバゾール化は本
質的には3つの試剤を使つて行われる。すなわち硫酸、
金属ハロゲン化物またはアルカリ金属水酸化物の3種で
あるが、その場合これら試剤のそれぞれはそれ固有の特
殊な性質と効果をもち、それは一般に出発原料の構造に
よつて定まる。金属ハロゲン化物の中で塩化アルミニウ
ムは特に工業的実施の面で著しい重要性がある。
それは塩化ナトリウムといつしよの溶融物の形でかまた
は有機塩基(主としてピリジン)中の溶液の形かのいず
れかの形で使われる〔例えはFTATl3l3ll、1
81および英国特許明細書第585798号を参照のこ
と〕。カルバゾール化のために四塩化チタンを使うこと
も時により文献に記載された。
米国特許明細書第2416931号には、例えばアント
リミドのカルバゾール化用に四塩化チタン(または四臭
化チタン)、四塩化ジルコニウムおよび四臭化ジルコニ
ウムの使用が記載されている。その製造法は四塩化チタ
ンの過剰の中で、またはもつとよいのは四塩化チタンの
不活性溶媒(一般にベンゼンのハロゲン誘導体)の溶液
の中で、100〜200℃でアントリミド懸濁液を加熱
することから成る。
第1次の生成物として、生成したジッタロールカルバゾ
ール誘導体と使用した金属ハロゲン化物との錯化合物が
得られ、それは種種な処理によつて単離されそしてさら
に染料の最終生成物へ加工されなければならない。これ
ら2つの金属ハロゲン化物法はかなりの量の労力、時間
および物質を含むという不利益さをもつている。
さらにまた、この反応は上述の溶媒中で全反応時間の間
不均一相で進行する。例えば反応剤の投与に関して種々
の変法によつてこの不都合を相殺するようにいろいろの
試みがなされてきた。1つの成分を第2の成分中へ連続
的に投与することは操作条件下での反応の実際的な施行
を可能にはするが、しかしそれでもある不都合がある。
長期の前反応相の後で、実際のカルバゾール化を速く進
行させると、事実上まさに反応の最初から反応混合物中
には、ある連続的に増加して行く割合の生成物とともに
不完全に反応した基質が同時に存在するという結果とな
り、これは高温と金属ハロゲン化物の存在とによつても
たらされる比較的激しい状況下で起こるのである。これ
らの要因は望ましくない副生物の生成を招き、この物は
一方で要求される生成物の品質を悪くし、そして他方で
はその収率を低下させるものである。しかしながらこれ
らすべての不利な点は本発明の新規な方法によつて除去
されている。それというのはこの場合四ハロゲン化チタ
ンが錯化合物の形で使われ、それは定常的なそして完全
な反応過程を確保するからである。このような本発明は
アントリミドの分子内カルバゾール化の方法に係り、そ
の方法は反応媒質として過剰のスルホン中の四ハロゲン
化チタン/スルホン鎖化合物によつてカルバゾール化反
応を行うことから成るものである。
その反応は次の反応系図によつて進行する。
1,1′−ジアントリミド 使用する原料物質は非置換のジ一およびポリアントリミ
ド(例えば1,1′−または1,2′−ジアントリミド
、1,1′,4,1!7 −または1,1′,5,1〃
一トリアントリミドまたは1,1′,4,1!/,47
′,1″5テトラアントリミド)ならびにその誘導体(
例えばアルキル、アルコキシ、ハロゲンまたはアシルア
ミノ誘導体)の両方であることができる。
この非置換の化合物が好ましい。ジ一およびポリアント
リミドは公知の方法を使つて相当するアミノ一およびハ
ローアントラキノン(例えばK.Venkataram
anlTheChemistryOfSynlheti
cDyes′ZVOLH,893−6,Academi
cPress,NewY0rk,1952を参照)から
得られる。
縮合反応は従来は沸騰するニトロベンゼンまたは溶融ナ
フタリン中で行われたが、驚くべきことには環化に先立
つて行われるこの工程用の反応媒質としてスルホンも適
当な物であることが今や示されたものである。
スルホンの使用はさらにまた単一容器法において両方の
反応を行うことを可能とし、それゆえに反応混合物から
先に生成するアントリミドを単離することは不必要であ
る。
従つて本発明の主題は、出発原料としてモノ一またはジ
アミノアントラキノンまたはモノ一またはジアミノアン
トリミドを、反応媒質としてのスルホン中でハロゲン化
アントラキノンと反応させ、相当するジ一、トリ一また
はポリアントリミドを作り、次にそれを中間で単離する
ことなく同じ反応媒質中で環化するアントラキノン系の
カルバゾール誘導体の製法でもある。
モノ一またはジアミノアントラキノンまたはアントリミ
ド(それらはアミノ基がα一位置にあるものであること
が好ましい)とハロゲン化アントラキノン(これらは好
ましくは1−クロル−、1−ブロム−および1−ヨード
アントラキノンである)との縮合は酸結合剤およびCu
−塩の存在下に行われる。
適当な酸結合剤は例えばアルカリ金属炭酸塩、好ましく
は炭酸ナトリウムでありそして使用しうるCu=塩は例
えば塩基性酢酸Cu−である。縮合反応は1500〜2
500Cの間の温度で行われる。次の記載事項はチタン
テトラハロゲン化物がそれと錯体を作り、そしてそれは
同時にこれらの錯体のための溶媒の作用をなし、そして
反応媒質としても働くスルホンとしてあげることができ
るものである。
(式中のR1とR2とはそれぞれ炭素原子1〜4個をも
つ直鎖状または分枝鎖状のアルキル基であり、そしてX
は炭素原子4〜10個をもち、そして置換されていない
直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖である)で表わされ
る低分子量のスルホン、 ジアルキルスルホンリジメチル一、メチルエチル一、ジ
エチル−、メチル−n−プロピル−、メチルイソプロピ
ル一、メチル−n−ブチル−、エチルイソブチル−、ジ
イソプロビルスルホン等およびアルケニルスルホンリテ
トラメチレン一 3ーメチルテトラメチレン− ペンタ
Jャ<`レン一 へキサメチレンスルホン等。
好ましいスルホンはテトラメチレンスルホンおよびジメ
チルスルホンである。
このスルホンは反応されるアントリミドの量に関してそ
の1.5〜5倍重量で使われることが好ましい。
単一容器での反応の場合には、アミノ成分に関して5〜
20倍重量で使われる。適当なチタン四ハロゲン化物は
四臭化チタンであるがしかし四塩化チタンが好ましいも
のである。
アントリミド1モルに関し、生成されるカルバゾール環
当り必要とされる四ハロゲン化チタンの量は1.2〜3
,5モルの間である。使用される基質によるが、反応温
度は60間〜18『Cの間で、反応時間は数分〜数時間
である。反応中に遊離される塩化水素(カルバゾール環
当り2モル)は水酸化ナトリウム溶液によつて吸収され
る。反応完了後反応混合物を水または稀塩酸で中性にな
るまで洗い、そして次いで水性懸濁液中で80〜90℃
で次亜塩素酸ナトリウムで処理する。しかしこの酸化的
後処理を、さらに加工処理する前に直接反応混合物中で
行うこともできる。そのタイプに適合した染料が両方の
方法によつて実質的に定量的な収率で得られる。使用し
たスルホン(主としてテトラメチレンスルホン)は簡単
な方法で再生しそして再循環することができる。
この反応は通例のかきまぜ装置(かきまぜ機容器、Ve
nleth)中でまたは連続式に操作できる反応器中で
行うことができる。次に示す例はこの新規な方法の態様
を詳細に説明する。先行技術の関係する方法と比較する
と、本発明の新規な方法は次のような利点を提供する:
より高い製品収率(大抵の場合に、実質的に定量的)、
より低い反応温度、 より短い反応時間、 もつと激しい操作手順(より高い空時収量)、より簡単
な処理(使用した溶媒は水と混り合う)次亜塩素酸ナト
リウム溶液で簡単な処理の後より純度の高い製品(より
短い反応時間)、連続式操作に対する適合性、 溶媒は無毒性〔例えばテトラメチレンスルホンLD5O
(マウス、経口)2500mワ/ K’〕、溶媒は簡単
な方法で再生されそして再循環される。
生態学的に安全な消耗製品:NaCιTiO2。
単一容器法に関して:反応を行うための簡単な方法 より短い反応時間、および 非常に良好な収率。
次に示す例では部は重量部を意味する。
*例1穏かな窒素の流れの下で1,1’−ジアントリ
ミド30.1部を約40℃でテトラメチレンスルホン1
00部中に懸濁し、そして四塩化チタン20.9部を1
0分をかけて添加するとその間に温度は約60℃に上る
次いでこの懸濁液を100℃に加熱するとそこで塩化水
素の分離が始り、そして温度はゆつくりと約105゜C
に上る。遊離される塩化水素は水酸化ナトリウム溶液中
に通されて吸収され、遊離された塩酸の量が測定される
。1時間後に反応は終了しそしてこの反応混合物は約9
0℃に冷却される。
次に水150部をかきませながら滴加する。そしてこの
反応生成物を熱い中にろ別し、そして熱湯200部(2
部分に分けて)で洗浄する。このろ液(母液+洗浄水)
はテトラメチレンスルホンを再生するのに使われる。吸
引ろ過残分を熱い希塩酸(約10%)150部で洗い、
そしてその後熱湯で中性になるまで洗う。湿つたろ過残
分を水約400部中に懸濁し、それから約85℃で次亜
塩塩素酸ナトリウム(約13%)100部を数等分して
加えて処理する。1.5時間の反応時間の後、反応混合
物を熱い中にろ別しそして熱湯で、次に希塩酸でそして
その次に熱湯で中性になるまで洗浄する。
この方法で定量的収率で次の式で表わされる非常に純粋
な染料が得られる。
テトラメチレンスルホンの再生前記の母液と洗浄水とを
合したものに約10〜15%のNaOH濃度を与えるよ
うに充分な量で水酸化ナトリウム溶液を加える。
チタン酸ナトリウムの懸濁液が生成されそしてテトラメ
チレンスルホンが沈でんする。この混合物を80℃に加
熱しそして分離されたテトラメチレンスルホンをトルエ
ン100部中に取り上げる。有機層を分離する(場合に
よつては活性炭でろ過して透明にする)。トルエンは水
流ポンプの真空下で留去する。そして温度は最後は90
℃に30分間保たれる。後に残つている再生されたテト
ラメチレンスルホン(少くとも使用した量の85%)は
同様の反応に再び使うことができる。例2 窒素の穏かな流れの下で、1,1’,5,1″一トリア
ントリミド97.5部を約40℃でテトラメチレンスル
ホン180部中に懸濁し、そして四塩化チタン97部を
15分間に加えるがその間に温度は約100℃に上昇す
る。
この懸濁液を次に145℃に加熱し、遊離する塩化水素
を水酸化ナトリウム溶液中に通して吸収しそして測定さ
れる。反応は1時間後には終了し、そして反応混合物は
約90℃に冷却される。次に水300部をかきまぜなが
ら加え、反応生成物を熱い中にろ別しそして熱湯300
部(2部分に分けて)で洗浄する。例11に記載した方
法によりこのろ液からテトラメチレンスルホンが再生さ
れる。吸引ろ過残分を今や熱塩酸と熱湯で中性になるま
で洗浄する。湿つたろ過残分を水6001中に懸濁し、
そして85たC*で次亜塩素酸ナトリウム(13%)総
量700部で処理する(反応時間4時間)。その後この
反応混合物を熱い中にろ別し熱湯で洗い、次に熱希塩酸
でそして最後には熱湯で中性になるまで洗浄する。生成
する次の式で発わされる染料は非常に純粋でそして収率
は理論の96%である。
現在最も広く行われている方法、すなわちFIATl3
l3ll8l−4に記載の方法に関するデータを、例2
による本発明の新規方法に関するデータと比較すること
によつて、この新規方法の利点は実施例を通してこの段
階でもう1度強調されねばならない。
1,1’,5,1″一トリアントリミドのカルバゾール
化に関連する関係資料は次の表中にまとめられている。
この比較は原料の使用、製品収率および時間の消費に関
するこの新規方法の優秀性を再び証明している。
例3 窒素の穏かな流れの下でジメチルスルホン100部を約
80℃に加熱し、そして四塩化チタン32部を加えると
その間に約110℃に温度は上昇する。
この溶液に1,1’,5,1″一トリアントリミド32
.5部を加え、そして温度を145℃まで上げる。次い
で塩化水素が遊離し、それを水酸化ナトリウム溶液へ通
し、吸収されそして測定される。1時間後には反応は完
了し、そして反応混合物は90℃に冷却される。
次にかきまぜながら水150部を滴加し、反応生成物を
熱い中にろ別し、希塩酸で洗い次に熱湯で中性になるま
で洗う。湿つた吸引ろ過残分を水300部中に懸濁しそ
して850Cで総量200部の次亜塩素酸ナトリウム(
13%)で処理する(反応時間4時間)。次に反応生成
物をろ別し、そして熱湯、熱希塩酸そして中性になるま
で熱湯で洗う。このようにして理論の95%の収率で上
記の式の非常に純粋な染料が得られる。例4 穏かな窒素の流れの下で1,1’,4,1″一トリアン
トリミド32.5部を40℃でテトラメチレンスルホン
150部中に懸濁し、そして四塩化チタン32部を10
分以内に添加するとその間に温度は60℃に上昇する。
次いで温度は80℃に昇り、そのとき遊離される塩化水
素は水酸化ナトリウム溶液中へ送られて吸収されそして
測定される。1時間後には反応は終了し、その後この反
応混合物は水200部で希釈され、反応生成物は熱い中
にろ別され、熱希塩酸で洗いそして中性になるまで熱湯
で洗われる。
この吸引ろ過残分を水400部中に懸濁し、そして85
℃で次亜塩素酸ナトリウム(13%)総量200部で処
理する(反応時間4時間)。次にこの反応生成物を熱い
中にろ別し、熱希塩酸で洗いそして中性になるまで熱湯
で洗う。生成する式で表わされる染料は非常に純粋でそ
して得られる収率は定量的である。
例5 穏かな窒素の流れの下で1,1’,4’,1”,4″,
5”−テトラアントリミド− 3’,2″一カルバゾー
ル34.8部を40℃でテトラメチレンスルホン100
部中に懸濁し、そして四塩化チタン29部を10分間以
内に添加するが、その過程で温度は60℃に上昇する。
次に温度を140℃に上げそして遊離する塩化水素を水
酸化ナトリウム溶液中に通し、吸収しそして測定する。
1時間後には反応は完了し、そして反応混合物を90゜
Cに冷却しそしてこの温度で水150部を滴加する。
この懸濁液をろ過し、熱希塩酸で洗いそして中性になる
まで熱湯で洗う。湿つた吸引一ろ過残分を水400部に
懸濁し、そして85℃で次亜塩素酸ナトリウム(13%
)総量250部で処理する(反応時間4時間)。次に反
応生成物を熱い中にろ別し、熱希塩酸で洗いそして中性
になるまで熱湯で洗う。このようにして定量的収率で式
\ で表わされる非常に純粋な染料が得られる。
例6穏かな窒素の流れの下で、1−アミノアントラキノ
ン11.2部、1−クロルアントラキノン12.4部、
炭酸銅()(塩基性)1部および炭酸ナトリウム4部を
テトラメチレンスルホン175部中に懸懸し、それを次
に200℃に加熱しそしてこの温度に3時間保ち、反応
水を連続的に留去する。
懸濁液を約60℃に冷却した後、四塩化チタン28.5
部を添加しそして懸濁液を約115℃で加熱する。遊離
する塩化水素を水酸化ナトリウム溶液中に吸収させそし
て反応コースをこのようにして制御する。約1.5時間
後にはカルバゾール化は完了する。約80℃にある反応
混合物を希硫酸または希塩酸で希釈し、反応生成物を熱
い中にろ別しそして中性になるまで洗浄する。使用した
テトラメチレンスルホンは母液から回収し再使用するこ
とができる(例1と比較されたい)。次に湿つた吸引−
ろ過残分を公知の方法で次亜塩素酸ナトリウムで処理す
る。例1で与えた式の染料がこうして(1−アミノアン
トラキノンに関して)理論の92%の収率で得られる。
例7 穏かな窒素の流れの下で、1,5−ジアミノアントラキ
ノン11.9部、1−クロルアントラキノン24.8部
、炭酸銅()(塩基性)1.2部および炭酸ナトリウム
7.9部をテトラメチレンスルホン100部中に懸濁し
、そしてそれを200℃に加熱し、反応水を連続的に留
去する。
5時間後には縮合は完了しており、そして反応混合物を
60℃に冷却する。
次に四塩化チタン56.9部を添加し、温度を145℃
に上げそして遊離する塩化水素を水酸化ナトリウム溶液
中に吸収する。
約1.5時間後には反応は終了し、そして粗生成物をさ
らに加工処理することが例6に記載したように実施され
る。このようにして例2で与えた式をもつ染料が、(1
,5−ジアミノアントラキノンに関して)理論の88%
の収率で得られる。
例8 空気の軽い流れの下で、ロイコ一1,4−ジアミノアン
トラキノン12部をテトラメチレンスルホン100部中
に懸濁し、次にそれを150℃に加熱しそしてこの温度
に1時間保つ。
空気酸化が完了した後、窒素の穏かな流れの下で1−ク
ロルアントラキノン24.8部、炭酸銅()(塩基性)
1.2部、炭酸ナトリウム7.9部およびテトラメチレ
ンスルホン25部を添加し、温度を200℃に上昇しそ
して反応水を連続的に留去する。2時間後には縮合は終
了し、次に反応混合物をテトラメチレンスルホン50部
で希釈しそして約60ラCに冷却する。次いで四塩化チ
タン56.9部を添加しそして温度を115℃に上げる
。こうして遊離すを塩化水素を水酸化ナトリウム溶液に
吸収させる。約1.5時間後にはカルバゾール化は完了
しそして反応混合物を約80゜Cで希硫酸または希塩酸
で希釈し、そしてその後80℃で塩素酸ナトリウム溶液
で処理する。
酸化が起こつた後、生成物を熱い中にろ過し、中性にな
るまで洗いそして乾燥する。このようにして例4で与え
た式の染料が(ロイコ一1,4−ジアミノアントラキノ
ンに関して)理論の96%の収率で得られる。
例9 穏かな窒素の流れの下で、4,4’−ジアミノ−1,1
’−ジアントリミド13.8部、1−クロルアントラキ
ノン24.8部、塩基性炭酸銅()1部および炭酸ナト
リウム4.8部をテトラメチレンスルホン125部中に
懸濁し、そしてそれを200℃に加熱し、反応水を連続
的に留去する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼(式中のR_1とR_2とはそれ
    ぞれ炭素原子1〜4個をもつ直鎖状または分枝鎖状のア
    ルキル基であり、そしてXは炭素原子4〜10個をもち
    、そして置換されていない直鎖状または分枝鎖状の炭化
    水素鎖である)で表わされるスルホンを反応媒質として
    過剰量用い、その中でチタン四ハロゲン化物/スルホン
    錯体によつてカルバゾール化反応を行うことを特徴とす
    るアントリミドのカルバゾール化方法。 2 スルホンとしてテトラメチレンスルホンまたはジメ
    チルスルホンを使う特許請求の範囲第1項に記載の方法
    。 3 反応させるアントリミドの量に対してその1.5〜
    5倍重量のスルホンを使用する特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 4 チタン四ハロゲン化物として四塩化チタンを使う特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 5 アントリミド1モルに関して生成カルバゾール還当
    り1.2〜3.5モルの量でチタン四ハロゲン化物を使
    用する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6 1,1′−または1,2′−ジアントリミド、1,
    1′,4,1″−または1,1′,5,1″−トリアン
    トリミドまたは1,1′,4,1″,4″1′″−テト
    ラアントリミドをカルバゾール化反応にかける特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 7 閉環反応を60〜180℃の温度で行う特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 8 反応混合物を酸化的後処理にかけてから次の工程を
    行う特許請求の範囲第1項に記載の方法。 9 反応媒質としてスルホンを使つて単一容器中の反応
    において、酸結合剤およびCu(II)塩の存在下にモノ
    −またはジアミノアントラキノンまたはヒノ−またはジ
    アミノアントリミドをモノハロゲン化アントラキノンと
    反応させ、そして生成するジ−またはポリアントリミド
    を中間で単離することなくチタン四ハロゲン化物/スル
    ホン錯体の存在下で環化してカルバゾール誘導体を得る
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。 10 反応を連続的操作反応器中で行う特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。
JP56162903A 1980-10-14 1981-10-14 アントリミドのカルバゾ−ル化方法 Expired JPS5932498B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH7651/804 1980-10-14
CH765180 1980-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5794042A JPS5794042A (en) 1982-06-11
JPS5932498B2 true JPS5932498B2 (ja) 1984-08-09

Family

ID=4328450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56162903A Expired JPS5932498B2 (ja) 1980-10-14 1981-10-14 アントリミドのカルバゾ−ル化方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4349478A (ja)
EP (1) EP0049873B1 (ja)
JP (1) JPS5932498B2 (ja)
DE (1) DE3168356D1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6049428A (en) * 1994-11-18 2000-04-11 Optiva, Inc. Dichroic light polarizers
JP3911578B2 (ja) * 1994-11-18 2007-05-09 日東電工株式会社 光二色性偏光子
WO2011072445A1 (zh) * 2009-12-17 2011-06-23 徐州开达精细化工有限公司 生产还原棕r原染料的方法
CN104277486A (zh) * 2014-09-15 2015-01-14 萧县凯奇化工科技有限公司 还原黄3rr的合成方法
CN104448889A (zh) * 2014-11-29 2015-03-25 萧县凯奇化工科技有限公司 一种还原棕r的制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2416931A (en) * 1944-07-19 1947-03-04 American Cyanamid Co Ring closure of polynuclear quinones with tetrachlorides or tetrabromides of titanium or zirconium
GB1094847A (en) * 1965-09-29 1967-12-13 Josef Arient Process for the isolation of diphthaloylcarbazol dyes from complex compounds with titanium-iv-halides
DE1817388A1 (de) * 1968-01-02 1969-11-27 Vyzk Ustav Organ Syntez Verfahren zur Karbazolisation von Anthrimiden in Derivate der Diphthaloylkarbazole
GB1220048A (en) * 1968-10-14 1971-01-20 Vyzk Ustav Organ Syntez Improvements in or relating to the carbazolization of anthrimides

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5794042A (en) 1982-06-11
US4349478A (en) 1982-09-14
DE3168356D1 (en) 1985-02-28
EP0049873A1 (de) 1982-04-21
EP0049873B1 (de) 1985-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5932498B2 (ja) アントリミドのカルバゾ−ル化方法
JP2930774B2 (ja) キノフタロンの製造方法
US3828072A (en) Process for preparing compounds of the benzothioxanthene series
US3829439A (en) Process for preparing compounds of the benzothioxanthene series
US3268532A (en) Process for producing dyestuffs of the anthraquinoneazine series
US5525743A (en) Preparation of anthraquinone imide compounds
US5350853A (en) Preparation of dianthraquinone-N,N'-dihydroazine and its chlorination products
US2697712A (en) Z-benz
US4692278A (en) Process for the preparation of 1,4-diaminoanthraquinones
US3926996A (en) Production of anthraquinoneoxazoles
JP2980296B2 (ja) ジオキサジン化合物の製造方法
US1714249A (en) Process of preparing flavanthrone
US2144220A (en) Aromatic amines and methods for their preparation
US2063027A (en) Process for preparing formylamino anthraquinones and products obtainable by said process
US2691019A (en) O-hydroxyaryl dihalotkiazines
US2559667A (en) Azo dye intermediates of the anthraquinone series
JPS587615B2 (ja) ジメトキシアントラキノンルイノ セイゾウホウ
JPH06179647A (ja) 1,4−ジアミノアントラキノン−2,3−ジスルホン酸及び1,4−ジアミノアントラキノン−2,3−ジニトリルの製造方法
US3244719A (en) Anthraquinone carbazole dyes
US4408056A (en) Anthraquinone vat dyestuffs
US1890098A (en) Production of flavanthrone dyestuff intermediates
US2772285A (en) Process for producing copper-phthalocyanine precursor
US4767573A (en) Process for the preparation of a mixture of 1-amino-2-chloro-4-hydroxyanthraquinone and 1-amino-2-bromo-4-hydroxyanthraquinone
JPH0481628B2 (ja)
JP2987056B2 (ja) ジアントラキノン−n,n’−ジヒドロアジンの製造方法