JPS5932127B2 - 脱毛シ−ト又はフイルム - Google Patents

脱毛シ−ト又はフイルム

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JPS5932127B2
JPS5932127B2 JP166879A JP166879A JPS5932127B2 JP S5932127 B2 JPS5932127 B2 JP S5932127B2 JP 166879 A JP166879 A JP 166879A JP 166879 A JP166879 A JP 166879A JP S5932127 B2 JPS5932127 B2 JP S5932127B2
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JP
Japan
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film
hair removal
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hair
wax
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JP166879A
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JPS5594206A (en
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三郎 大塚
駒和 西井
裕輔 伊藤
哲夫 堀内
達男 和田
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱毛シート又はフィルムに関するものである。
従来の脱毛材料としては皮膚面から強制的に脱毛させる
常温で固形状のワックスタイプとチオグリコール酸塩の
如き脱毛剤を主成分とするクリームタイプとが知られて
いる。
ワックスタイプのものは、使用前に容器で加熱して柔か
いクリーム状とし、これを脱毛しようとする皮膚面にそ
のまま或いは予め毛を短く切った後塗布厚が約2〜4m
mとなるように塗布し、固化後強制的に塗膜を引き剥し
て毛根を含む毛が物理的に脱毛されるように使用される
しかしこのタイプのものは長期間発毛しないという利点
を有するが、反面次のような多くの欠点を有する。
イ)容器で加熱する手間がある。
口)塗膜強度が弱いために厚く塗布する必要があり不経
済である。
ノ9脱毛個所によっては均一厚の塗膜を形成することが
困難である。
二)溶融温度を測定し難いために皮膚を刺激することが
ある。
ホ)透明性が劣るために清潔感に欠ける。
へ)天然物が多く使用されているため(主として毒性上
の観点から)、特性上のバラツキが多い。
またクリームタイプのものは、脱毛剤を用いるので脱毛
が簡単であるという利点を有するが、毛根部分まで除去
しないので2〜3日ごとにしなければならないという煩
雑がある。
また粘着タイプのものも知られるが、外気温度条件の変
化によって脱毛率にバラツキが生じたり、再使用できな
いという欠点がある。
本発明はかかる従来技術の欠点を解決した新規な脱毛シ
ート又はフィルムを提供するものであって、その要旨と
するところは、少なくとも15kg/dの引張強さと5
00以下のメルトインデツクスを有する皮膚形成性高分
子ポリマーと、150℃以下の軟化点を有する粘着化用
樹脂と、75℃以上の融点を有する硬化ロウと60℃以
上の融点を有するワックス類の4成分を必須構成成分と
し、且つ約45℃において500〜4000ポイズの粘
度を有するように均一分散混合物を成形してなることで
ある。
本発明の脱毛シート又はフイ、ルムによれば、予め加熱
溶融して皮膚面に接着するか、或いは皮膚面に密着せし
めて抜力U熱溶融し、固化後強制的に引き剥すことによ
って、毛を毛根から脱毛することができるという使用上
の簡便さと、以下に説明されるような種々の特徴を有す
る。
本発明に用いられる皮膜形成性高分子ポリマーは、本発
明の脱毛シート又はフィルムの物理的強度の向上と特性
上のバラツキを解決するために用いられるものであって
、望ましくは全成分中に占る割合(重量比)が25%以
下であっても充分に上記の目的を達成し得る高分子ポリ
マーが使用される。
上記の目的を達成することのできる高分子ポリマーは、
少なくとも15kg/dの引張強さと500以下のメル
トインデックスを有する皮膜形成能が好適なポリマーで
あって、典型的な例は酢酸ビニルの含有量が5〜50重
量%又は70〜90重量%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体である。
他の使用可能な高分子ポリマーは、ポリエチレン、塩素
化ポリエチレン、エチレン−アクリル酸共重合体、スチ
レン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体などである
高分子ポリマーの引張強さくJIS C2336)が1
5kg/ffl以下では、皮膚面の形状に追従密着させ
るために脱毛シート又はフィルムを薄くし、これを皮膚
面に加熱接着して引き剥したときに破断し易いために好
ましくないものである。
またメルトインデックスが500以上では、加熱して溶
融したときの流動性が大きすぎて、脱毛シート又はフィ
ルムの厚みが不均一になったり、不必要に皮膚面に接着
したりするために好ましくないものである。
本発明に用いられる粘着化用樹脂は、主として毛に対す
る接着性を向上させるために用いられるものであって、
例えばガムロジン、ウッドロジン、中国ロジン、ダンマ
ルの如き天然樹脂、重合ロジン、部分水添ロジン、グリ
セリエステルロジン、ペンタエリスリットエステルロジ
ンの如き変性ロジン及びそれらの誘導体、テルペン系樹
脂、石油系樹脂、キシレン系樹脂が挙げられる。
しかして該樹脂類は軟化点が150℃以下のものを選択
して使用することが必要で、これ以上では得られる脱毛
シート又はフィルムの溶融温度が高くなり、多量の熱容
量を必要とする欠点と使用時皮膚面を刺激する欠点があ
り好ましくないものである。
しかして前記樹脂類を用いるに際して、常温で固形状(
又は半固形状)の樹脂類と常温で液状の樹脂類を併用す
ることは、脱毛シート又はフィルムに適度な接着性と使
用時の溶融温度調整能とを兼備せしめることができるの
で好ましいものである。
固形状の樹脂類と液状の樹脂類との割合(重量比)は、
1:0.1〜1.5の範囲であることが前記の特性を得
る点から好ましいものである。
本発明に用いられる硬化ロウは、主として脱毛シート又
はフィルムの表面粘接着性を制御するために用いられる
ものであって、融点が75℃以上で、望ましくは水酸価
が130以上のものが選択される。
また本発明に用いられるワックス類は、主として脱毛シ
ート又はフィルムの低温時の柔軟性付与と皮膚面に接着
したときの皮膚面への密着性の向上を目的として用いら
れるものであって、例えば密ロウ、カルナウバロウ、ラ
ノリン、オシケライトの如きロウ系或いは合成ワックス
、石油系ワックスの如きワックス系で、融点が60℃以
上のものが好適に使用される。
本発明の脱毛シート又はフィルムは、これらの皮膜形成
性高分子ポリマー、粘着化用樹脂、硬化ロウ及びワック
ス類の4成分を必須成分として構成されるものであるが
、必要に応じて着色剤、充填剤、酸化防止剤、安定剤、
可逆温度発色剤、局所麻酔剤などの配合剤を適量添加す
ることができるO 前記必須4成分即ち高分子ポリマー、粘着化用樹脂、硬
化ロウ及びワックス類は、概して高分子ポリマー100
重量部に対して、樹脂100〜1000重量部、硬化ロ
ウ25〜300重量部、ワックス類25〜200重量部
の範囲で添加されるが、実用的には樹脂200〜600
重量部、硬化ロウ50〜150重量部、ワックス類75
〜150重量部の範囲である。
しかして本発明の脱毛シート又はフィルムは、ドライヤ
ーなどの熱源を用いて、予め全体又は表層面を溶融する
か、皮膚面に密着せしめた後加熱して、全体を均一に溶
融すると共に皮膚面に密着せしめて、毛の根本部分まで
流動させるものであるから、比較的低温で、即ち皮膚面
を著しく刺激することのない温度(約45°C)で50
0〜4000ポイズ、好ましくは1500〜3000ポ
イズ(各れも回転粘度計、ロータA67、回転数4r戸
)の粘度に溶融することが必要である。
従って前記各成分の配合割合は、各成分の添加による効
果を最大限発揮せしめると共に前記粘度範囲となるよう
に調整され、配合されるものである。
このように配合設計された均一分散混合物は、押出し、
圧延、流延などの公知のシート化又はフィルム化の手段
を用いて、約0.1〜37n7ILに造膜され、脱毛シ
ート又はフィルムとされる。
なお該シート又はフィルムはそれ自体で充分な引張強度
を有するものであるが、必要に応じて造膜工程中で或い
は造膜後に、その層間又は一方の表面に薄手の不織布、
布、紙、プラスチックフィルムの如きフィルム状材料を
補強用支持体として介在又は固着させてもよい。
かかる支持体の利用は、脱毛シート又はフィルムを予め
加熱して適用面に接着する場合の、加熱中の形崩れや変
形を防止できるし、又は皮膚面から引き剥すときに単体
に比してより高速度に引き剥して痛みを少なくすること
ができる利点もある。
本発明の脱毛シート又はフィルムは取扱いが簡単である
以外に、厚みが均一なので特性上のバラツキが少なく、
しかも皮膚面に溶融状態で接着され固化されるので引き
剥しによる脱毛性がよいという特徴を有する。
次に本発明の実施例を示す。
本文中部とあるのは重量部を示す。
実施例 下記配合例1〜6を用いて、試料扁1〜6のサンプルを
作り、モルモットを用いて脱毛テストを行なった。
その特性は第1表に示している。なおサンプルは、まず
配合例中の皮膜形成性高分子ポリマーと硬化ロウとワッ
クス類とを混合して120℃で20分間溶融撹拌し、次
いで粘着化用樹脂、安定剤、充填剤(配合例6のみ)を
添加してさらに120℃で10分間溶融撹拌し、得られ
た溶融混合物をフッ素樹脂製シート上に固化後の厚さが
1mmとなるように流延するか(試料/I61〜3及び
6)、或いはポリエステルフィルム(試料/f64)又
は不織布(試料45 )に固化後の厚みが0.4 mm
となるように塗布して作製する。
配合例 1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸 ビニル含有量19重量%、メルトイン デックス15、引張強さ130kg/cyyr)
5部部分水添ロジン(水添率50%以上、 軟化点70℃) 50部テルペン
樹脂(軟化点10℃) 10部硬化ロウ(融点8
5〜90℃、水酸価 155) 15部密口ウ(軟化
点64〜68℃) 5部安定剤
1部配合例 2 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸 ビニル含有量40重量%、メルトイン デックス55、引張強さ55kg/ff1) 10部
ガムロジン(軟化点72〜75℃) 50部ハイドロ
アビ江チルアルコール(動粘 度40°Ccst400ポイズ) 15部硬化ロ
ウ(配合例1と同じ) 7部マイクロクリス
タルワックス(融点82 ℃、針入度at 25°C28) 15部
安定剤 1部配合例
3 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸 ビニル含有量87重量%、メルトイン デックス25〜30、引張強さ、50 kg/i) 5部脂肪族系炭
化水素樹脂(軟化点90℃)40部ロジン酸エステル(
軟化点10℃) 10部硬化ロウ(配合例1と同じ)
15部マイクロクリスタルワックス(配合例 2と同じ) 5部安定剤
1部配合例 4 エチレン−酢酸ビニル共重合体(配合 例2と同じ) 5部中国ロジン
(軟化点95〜105℃) 35部ロジン酸エステル(
配合例3と同じ) 7部硬化ロウ(配合例1と同じ)
15部密口ウ(配合例1と同じ)
7部安定剤 1部
間合例 5 ポリエチレン樹脂(メルトインデック ス35、引張強さ65kg/i) lo部キシ
レン樹脂(軟化改110℃) 40部水添ロジンエ
ステル(軟化点10℃) 10部硬化ロウ(配合例1と
同じ) 5密口ロウ(軟化点 配合例1と同
じ) 10部安定剤
1部間合例 6 配合例5の混合物に炭酸力ルシュウムを20部添加する
第1表に示す脱毛率のテストは、モルモットの背中の部
分の毛を略均−にピンセットなどで抜いて毛の量を減し
、次いでカミソリで剃り、一週間放置する(略1〜3m
mの毛が生えている)。
このモルモットの背中に、サンプルの片面(支持体を設
けたものは塗設面)からドライヤーの温度を変えて熱風
を約1〜2分間吹き付けて、表層部分又は塗設部分を溶
融したサンプルを貼着し、略2分間経過後に毛方向とは
逆の方向に一気に引き剥して、目視により脱毛率を求め
た。
なお熱風の温度は市販の温度発色テープをサンプルに貼
り付けて測定した。
第1表中の()は再使用時の脱毛率を示している。
第1表中熱風の温度を46〜55℃と比較的高くしたの
は、サンプルに熱風吹き付は終了後から実際にモルモッ
トの背中に貼着されるまでの間及び貼着後抑圧が完了す
るまでの間に溶融状態が変化(固くなる方向)するため
である。
本発明の脱毛シート又はフィルムは上記の実施例からも
明らかなように、顕著な脱毛効果を有する事実が判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも15kg/cI?tの引張強さと500
    以下のメルトインデックスを有する皮膜形成性高分子ポ
    リマーと、150℃以下の軟化点を有する粘着化用樹脂
    さ、75°C以上の融点を有する硬化ロウと60℃以上
    の融点を有するワックス類の4成分を必須構成成分とし
    、且つ約45℃において500〜4000ポイズの粘度
    を有するように調整した均一分散混合物を成形してなる
    ことを特徴とする、常温で皮膚面に密着する脱毛シート
    又はフィルム。 2、特許請求の範囲第1項記載の脱毛シート又はフィル
    ムにおいて、その層間又は片面に補強用支持体を介在又
    は固着したもの。
JP166879A 1979-01-09 1979-01-09 脱毛シ−ト又はフイルム Expired JPS5932127B2 (ja)

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JPS5719472A (en) * 1980-07-10 1982-02-01 Okabe Kk Installation of concrete construction
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