JPS5931659Y2 - 吊上げ電磁石の制御装置 - Google Patents

吊上げ電磁石の制御装置

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JPS5931659Y2
JPS5931659Y2 JP76580U JP76580U JPS5931659Y2 JP S5931659 Y2 JPS5931659 Y2 JP S5931659Y2 JP 76580 U JP76580 U JP 76580U JP 76580 U JP76580 U JP 76580U JP S5931659 Y2 JPS5931659 Y2 JP S5931659Y2
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JP
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rectifier circuit
control
voltage
electromagnet
lifting electromagnet
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JP76580U
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JPS56103570U (ja
Inventor
文昭 重岡
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三菱電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は吊上げ電磁石の制御装置に関するものである
従来、この種の制御装置として一般に知られているもの
に第1図又は第5図に示すものがあった。
まず、第1図のものについて説明する。
図において、1は交流電源、2は開閉器、3は変圧器、
4は変圧器2の出力電圧を整流するためのダイオードで
構成された整流器、6は吊上げ電磁石、7はその励磁巻
線(以下、巻線という)、5及び7は整流器4と電磁石
6との間を開閉するための直流開閉器であり互いに逆極
性になるように接続されている。
8は抵抗器である。次に動作について説明する。
開閉器2を閉じると電源1の電圧が変圧器3によって適
当な電圧に変換されたのち整流器4に印加され直流に変
換される。
コノ直流電圧が開閉器5を閉じることにより電磁石6に
加えられ電磁石6が励磁され、磁性物体が吸引される。
磁性物体を落下させる場合には開閉器5を開き、励磁を
切るが電磁石6に貯えられた磁気エネルギーと電磁石6
及び吸引した磁性物体の残留磁束のため、磁性物体が落
下しないか、あるいは落下までに時間を要する場合があ
る。
そのため開閉器7を閉じて、抵抗器8で適当な電圧降下
を生じさせながら、電磁石6に逆電圧を加えることによ
り残留磁束を消去して磁性物体を落下させる。
吊り上げる磁性物体の形状によっては励磁の強さを変え
る必要があるが、その場合は変圧器3の2次側に多くの
タップを設け、タップを変更することにより調整する。
従来の制御装置は以上のように構成されているので、1
回の吊上げ、落下ごとに開閉器5,7を開閉する必要が
あり、また、吊上げ電磁石6の巻線17の時定数が大き
いため開閉器5,7の接点の寿命が短かくなり、さらに
励磁の強さを変更するたびに変圧器3のタップを変更す
る必要があるなどの欠点があった。
次に、従来の別のものを第5図によって説明する。
11はサイリスタからなる純ブリツジ式の制御整流回路
、18は制御整流回路11と逆極性になるように接続さ
れた直流電源、19は分流器、20は零電流検出手段で
ある。
次に第5図のものの動作について説明する。
開閉器2を閉じ制御整流回路11のサイリスタに図示し
ない点弧装置から点弧信号を加えると、変圧器3によっ
て適当な電圧に変更された交流電圧が、制御整流回路1
1によって直流に変換され電磁石6に加えられる。
この時、電磁石6に加えられる電圧の大きさと、上記サ
イリスタに加えられる点弧信号の制御遅れ角αとの関係
は第3図のようになり、この図かられかるように、制御
遅れ角αを制御することによって電磁石6に加えられる
電圧を調整することができる。
ここでESはサイリスタに加わる交流側入力電圧である
なお、制御遅れ角αの制御は、点弧装置の定数、例えば
、抵抗値を可変抵抗器で変えること等によって簡単に可
能である。
電磁石6の励磁を切るためには、上記制御遅れ角αを9
00以上にすると、制御整流回路11かもの整流出力が
零となって、電磁石6の巻線17に蓄積されてL・た電
荷は、第5図に矢印(実線)Eで示すように、最後に導
通していた対のサイリスタを経由して放出される。
すなわち、この対のサイリスタはフライホイールダイオ
ードの作用をする。
この時、電磁石6の端子電圧は第3図に示すように逆電
圧となるため、第4図のB区間のように電流は減少し、
電磁石6の巻線17に貯えられた磁気エネルギーは放出
される。
この結果、吸引された磁性物体は微小物を除きすべて落
下する。
微小物を落下させるため、零電流検出手段20で電流零
を検出し制御整流回路110点弧信号を切り、同時に直
流電源18から電圧を加えれば電磁石6に逆方向に励磁
電流が流れて残留磁束を打消す。
この場合、制御整流回路11のサイリスタを流れる電流
がサイリスタの保持電流以下となりサイリスタが非導通
となるまで直流電源18から逆励磁を加えることができ
ない。
もし、逆励磁を加えてもフライホイールダイオードの役
目をしているサイリスタを通して、第5図に示すように
直流電源18の+側→サイリスタ→変圧器3の2次側→
サイリスタ→直流電源18の一側(F−+E−+G)の
回路を通して電流が流れ、電磁石6の巻線17には逆電
圧が加わらず、残留磁気の打消しができない。
第4図は上に述べた第5図の励磁から残留磁束消去まで
の吊上げ電磁石6に加えられる電圧と流れる電流とを縦
軸に、時間を横軸にとって表わしたものである。
区間Aは制御整流回路11で制御遅れ角を90°以下(
例えば20°)にする。
区間Bでは制御遅れ角を900以上(例えば160°)
にすることにより、電圧が逆向きとなり電磁石6の巻線
17に蓄えられたエネルギーを放出し電流が減少する。
数秒で電圧零、電流零となり、これを零電流検出手段2
0で検出し、制御整流回路11の点弧信号を切り、直流
電源18により区間Cのように逆方向へ電圧を印加して
残留磁束を打消し吊上げ物体を落下させる。
このように第5図に示す従来のものは零電流検出手段で
電流零を検出したのち電磁石に逆電圧を加えるようにし
ているが、この電流は第4図の区間Bに示すように徐々
に減っていき、しかも、微小電流のため検出が困難であ
り、そのため、信頼性が不足し、応答が遅い等の欠点が
あった。
この考案は以上のような従来のものの欠点を解消するた
めになされたもので、吊上げ電磁石に逆励磁を加えるさ
い、電圧の低下を検出することにより、検出を容易、確
実にでき、応答が速い等の制御性のよい吊上げ電磁石の
制御装置を提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図にもとづ(・て説明する
第2図において、12は制御整流回路11と逆極性に接
続された残留磁気打消用の整流回路であり、ダイオード
等で構成されている。
13は吊上げ電磁石6の端子電圧の絶対値が所定値以下
となったさいに検出信号を出力する電圧検出手段であり
、通常、いわゆる零電圧検出回路で構成される。
14は制御整流回路11のサイリスタの制御遅れ角を制
御する点弧装置、15は電圧検出手段13による検出信
号に応じて動作するリレー、15aはリレー15の常開
接点、16は変圧器である。
なお、その他の構成は第5図のものと同様である。
次に動作について説明する。
制御整流回路11を介して電磁石6を正励磁する場合は
第5図のものと同様である。
電磁石6の励磁を切るには第3図の制御遅れ角αを90
°以上にして、制御整流回路11の整流出力を零にする
と、電磁石6の巻線17のエネルギーは制御整流回路1
1を通して放出される。
微小な吸引物体を落下させるため、電圧検出手段13で
電磁石6の端子電圧の絶対値が一定値以下、例えば、区
間Bで定格電圧の5幅以下となったさい、検出信号を出
力して、一定時間(巻線の時定数により電圧が零になる
までの時間より若干多い時間)後、制御整流回路11の
点弧信号を切り、同時にリレー15を動作させて接点1
5aを閉じる。
この結果、整流回路12を介して電磁石6に逆方向へ励
磁電流が流れて残留磁束を打消す。
この場合、第4図に示すように区間Bの終りにおいて電
流が零に近づくと電圧は急速に低下して零となるので、
例えば、電圧が5悌以下に下ったら電圧検出手段13で
これを検出して信号を出力し、はぼ区間りの時間が経過
した後、リレー15を動作させる。
これに対し、第5図のものは第4図の区間Bでは電流は
徐々に低下するので、検出が困難であるが、本考案のも
のは電圧の低下が急激であるから第5図のものに比べて
、検出が非常に容易、確実であり、かつ、検出が速くな
る。
以上のようにこの考案によれば、吊上げ電磁石の端子電
圧を検出する電圧検出手段を設け、逆励磁を加える場合
、電圧の絶対値が所定値以下となったさいに電圧検出手
段で検出して逆励磁を加えて消磁させるようにしたので
、電圧の低下の検出が容易、確実で、応答が速くなり作
業能率が大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吊上げ電磁石の制御装置を示す接続図、
第2図はこの考案の一実施例による吊上げ電磁石の制御
装置を示す接続図、第3図は第2図及び第5図の制御整
流回路の電圧と制御遅れ角αとの関係を示すグラフ、第
4図は第2図及び第5図における吊上げ電磁石に加わる
電圧及び電流を示す図、第5図は従来の別の吊上げ電磁
石の制御装置を示す接続図である。 図中、1は交流電源、6は吊上げ電磁石、17はその励
磁巻線、11は制御整流回路、12は整流回路、13は
電圧検出手段、14は点弧装置である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 励磁巻線を有する吊上げ電磁石の電流を制御する純ブリ
    ツジ式の制御整流回路、この制御整流回路を点弧制御す
    る点弧装置、上記制御整流回路と逆極性に接続された整
    流回路、上記吊上げ電磁石の端子電圧の絶対値が所定値
    以下に低下したさい検出する電圧検出手段を備え、上記
    点弧装置によって上記制御整流回路の制御遅れ角を制御
    して上記吊上げ電磁石の励磁の強さを制御すると共に、
    上記制御遅れ角を所定範囲に制御して上記励磁巻線が有
    する電荷を上記制御整流回路を通して放出させ、この放
    出による上記吊上電磁石の端子電圧の低下を上記電圧検
    出手段で検出し、上記整流回路の整流出力で上記吊上げ
    電磁石を逆励磁するようにした吊上げ電磁石の制御装置
JP76580U 1980-01-08 1980-01-08 吊上げ電磁石の制御装置 Expired JPS5931659Y2 (ja)

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JPS56103570U JPS56103570U (ja) 1981-08-13
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