JPS5931321Y2 - ヘマトクリツト値測定用遠心機 - Google Patents

ヘマトクリツト値測定用遠心機

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Publication number
JPS5931321Y2
JPS5931321Y2 JP3679182U JP3679182U JPS5931321Y2 JP S5931321 Y2 JPS5931321 Y2 JP S5931321Y2 JP 3679182 U JP3679182 U JP 3679182U JP 3679182 U JP3679182 U JP 3679182U JP S5931321 Y2 JPS5931321 Y2 JP S5931321Y2
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JP
Japan
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capillary tube
plate
capillary
holding plate
rotor
Prior art date
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Expired
Application number
JP3679182U
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English (en)
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JPS586746U (ja
Inventor
秀 脇田
忠弘 内田
Original Assignee
株式会社久保田製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社久保田製作所 filed Critical 株式会社久保田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はへマドクリット値を測定するために毛細管を
装着して遠心分離を行わせるヘマトクリット値測定用遠
心機に関するものである。
毛細管に採取された試料に対してヘマトクリット値を測
定するために遠心分離を行わせることは研究機関、その
他病院などで広く行われている。
この目的に使用するヘマトクリット値測定用遠心機とし
ては各種のものが提案されている。
第1図は従来提案されているヘマトクリット値測定用遠
心機のロータ本体11部分の構成を示す断面図でロータ
本体11は例えばAl製のはゾ皿状に形成されたロータ
板12に対してその開口面側を被うようにしてはゾ円板
状の蓋体13が嵌合可能に構成される。
このロータ板12上にはゾ円板状の毛細管保持板14が
装着可能な構成とされ、この毛細管保持板14に対して
複数個の毛細管15が取付は可能な構造となっている。
蓋体13の中心位置には開口16が形成され、この開口
16内周面には螺子が刻設形成され、同様にしてロータ
板12の中心位置に開口17が形成され、この開口11
内局面には螺子が刻設されている。
ロータ板12上に毛細管保持板14を装着した状態で、
この毛細管保持板14を被うようにして蓋体13が嵌合
され、開口16及び17に対して螺子体18が螺合され
ることによりロータ板12に対して蓋体13が固定され
る。
図示していない駆動用モータの回転軸がロータ板12の
開口17部分に固定して取付けられ、駆動用モータの回
転がロータ板12を通してロータ本体11に伝達され毛
細管15内の試料に対してヘマトクリット値測定のため
の遠心分離が行われる。
毛細管保持板14の中心部分にはロータ板12の中央部
分に板面に直角に突出形成される円環状の突体20の外
側に嵌合可能な円環体21が形成されている。
この円環体21に連続して半径方向外側に毛細管保持板
14が延長形成され、この延長形成される毛細管保持板
14の板面は半径外側方向に対して円環体21の突出端
側に近づくように傾斜形成される。
毛細管保持板14の延長された周縁辺部は円環体21に
平行に円環体21の突出方向と反対側に屈曲され屈曲端
22が形成される。
毛細管保持板14のは5中央位置には板面に対して凹部
23が全周に形成される。
円環体21の内周面と屈曲端22の外周面間距離はロー
タ板12の周縁部の内周面と突体20の外周面間の距離
よりも僅かに小さく設定される。
ロータ板12の周縁部の内周面に対して保護層25がそ
の全周にわたって埋め込み配設されている。
この保護層25は例えばゴム、合成樹脂材などの弾性材
で形成される。
毛細管保持板14には円環体21の廻りに放射状に複数
個の装着溝26が形成されていて、これらの装着溝26
の幅及び形状は毛細管15が嵌入保持可能に設定されて
いる。
ヘマトクリット値測定時において試料を装着するには毛
細管保持板14をロータ本体11から取りはずしその装
着溝26に対して試料を採取した毛細管15を嵌入保持
させる。
毛細管15を嵌入保持した毛細管保持板14を円環体2
1をロータ板12の突体20の廻りに嵌合させる。
この状態で毛細管保持板14を被うようにして蓋体13
をロータ板12に対して嵌合させ、螺子体18を開口1
6及び17を通じて螺合させ蓋体13をロータ板12に
対して固定する。
図示していない駆動用モータによってロータ本体11を
回転駆動させて毛細管保持板14に装着されている毛細
管15内の試料に対して遠心分離を行わせる。
この従来提案されているヘマトクリット値測定用遠心機
においては回転駆動時に毛細管15に与えられる遠心力
のために毛細管15の端部がロータ板12に取付けられ
ている保護層25内にくい込んだ状態となるために回転
駆動後に毛細管保持板14をロータ板12から取り出し
にくい。
この毛細管保持板14の増り出しには保護層25内にく
い込んでいる毛細管15を一つずつそのくい込みを解除
して取りはずすことが必要で作業時間が増加しこの作業
をおこたると場合によっては取り出し時に毛細管15を
破損してしまうこともある。
又毛細管15がロータ板12に対して傾斜して取付けら
れているために、ロータ本体11の回転時に毛細管15
に与えられる遠心力によって毛細管15の内端側が毛細
管保持板14から浮き上がるように力を受は毛細管15
が脱離することがある。
又装着時における毛細管15の毛細管保持板14との接
触面積が大きく、例えば12000rpmもの高速度回
転を行わせる分離操作時においては毛細管15の断熱保
持が完全に行われず、毛細管15内の試料lこ対する熱
的条件が劣化することがある。
この考案は上述の従来の遠心機における諸難点を解決し
たものであり、遠心分離操作後に毛細管保持板をロータ
本体から円滑に取り出すことが可能で、且つ装着される
毛細管に対する遠心分離操作時における熱的雰囲気を極
めて良好に保持することができるヘマトクリット値測定
用を提供するものである。
この考案ではロータ軸に取付けられた円板状ケースに対
して嵌合収容可能に毛細管保持板が形成され、この毛細
管保持板が円板状ケース内に嵌合収容され、その収容状
態において毛細管保持板には毛細管が装着され、このよ
うにして円板状ケースに対して収容された毛細管保持板
を扱うようにして蓋体による蓋がされて毛細管に対する
遠心分離が行われる。
この考案においては毛細管保持板の円板状ケースの底面
と対向する面の外周縁部及び内周縁部には底面に対して
間隔をおいて支持突部が形成されている。
又毛細管保持板の蓋体との対向面には蓋体と間隔をおき
、且つ蓋体との対向面に対して間隔をおいてロータ軸に
対して放射状に毛細管を保持する毛細管保持部が形成さ
れている。
−吉事細管保持板には毛細管保持部に保持された毛細管
の放射状配列の外端部と対向する受部が形成され、この
受部の内面lこは毛細管の一端を受ける保護層が取付け
られている。
以下この考案のへマドクリット値測定用遠心機をその実
施例に基づき図面を使用して詳細に説明する。
第2図において従来のものと同一部分に対して同一符号
を付してその構成を示したのは、この考案の実施例であ
り、ロータ板12とこのロータ板12上に装着される毛
細管保持板14とこの毛細管保持板14を被うようにし
てロータ板12に対して嵌合される蓋体13をその主要
部としてロータ本体11が構成されている。
このロータ本体11が図示していない駆動モータに連結
したモータ軸30に固定されている。
ロータ板12は例えば合成樹脂材ではゾ円板状に形成さ
れ、モータ軸30から同一距離の位置にモータ軸30に
対して等角間隔で複数個の円形孔31が形成され、ロー
タ板12の外周縁辺部は板面に直角に屈曲されて外周壁
32が形成されている。
ロータ板12の中心位置には中心孔が開けられてこの中
心孔に対して取付具33の軸部34が嵌合挿通され、取
付具33の下部側周面に一体にフランジ35が形成され
、フランジ35にロータ板12が対接されてねじ36で
互に固定されている。
毛細管保持板14のロータ板12と対向する面にはロー
タ板12に対して間隔を有し離れた位置である外周縁部
と内周縁部に支持突部28及び29が形成される。
取付具33の底面には穴が形成され、この穴内にモータ
軸30が嵌合され軸部34の頂部がねじ40でモータ軸
30に固定されている。
モータ軸30に挿通固定されたピン42が取付具33の
底面に形成された係合溝43内に位置されモータ軸30
は取付具33と回転的に係合される。
このようにしてロータ板12はモータ軸30に固定され
る。
毛細管保持板14は中心に取付具33の軸部34が嵌合
する孔を持った円板状に形成され、その上面には第3図
に示すように複数個の毛細管15を保持するためにモー
タ軸30から外方へ放射状に配設された溝44,45.
46をそれぞれ有するリング状突条47,48,49が
設けられている。
これらリング状突条47.48.49は蓋体13との間
に間隔を置き、且つ毛細管保持板14の蓋体13との対
向面上で間隔をおいて配設されている。
これらのリング状突条47,48゜49が毛細管保持部
を形成している。
毛細管保持板14の外周には毛細管15が外方へ飛散す
るのを防止するための受部51が一体に形成されている
この受部51と毛細管15との間には保護層25が配設
され、毛細管15に対して遠心力がかかった時に毛細管
15が破損することを防止している。
又遠心分離後に毛細管保持板14に装着されている毛細
管15を装着状態のままで何らの引っかかりもなく円滑
にロータ板12から取り出すことができる。
毛細管保持板12の下面には複数個の円形突部52が一
体に形成されこの突部52はロータ板12の円形孔31
と嵌合可能にされている。
嵌合状態において突部52の端面はロータ板12の下面
と同一面になるように設定されているのでロータ本体1
1が回転した時に毛細管保持板14が空転することがな
い。
又ロータ板12の底面と突部52の端面が一致している
ので、ロータ本体11が回転してもこの部分で空気温が
発生することがない。
従ってロータ本体11の回転時において空気抵抗が発生
したり騒音が発生することがない。
又毛細管15がロータ板12の板面に平行に装着される
ので、ロータ本体11の回転によっても毛細管15には
毛細管保持板14から浮き上るような力が加わることも
ない。
前述のように毛細管保持板14は熱伝導率の小さな材質
、例えば合成樹脂材の成形品で作られるのでロータ板1
2及び蓋体13が空気摩擦によって発熱してもこの熱が
毛細管15に伝達されることはない。
特にリング状突条47,48,49が互に空気層により
絶縁され、又蓋体13との間にも絶縁空気層が形成され
た状態に配設され毛細管15はこれらリング状突条47
,48,49の溝44.45.46に装着されているの
で熱的特性においても優れたものとなる。
ロータ板12、蓋体13は金属の薄板をプレス加工など
により容易に成形することが可能で、毛細管保持板14
は合成樹脂材などの成形容易な材質により成形すること
が可能である4、このようにしてロータ本体11自体の
特性モーメントを著しく小さなものとすることが可能で
駆動力の小さなモータを使用することができる。
以上詳細に説明したようにこの考案によると毛細管を装
着した毛細管保持板を簡単な操作で且つ円滑にロータ本
体に装着し、又ロータ本体から取りはずすことが可能で
毛細管の装脱を事故なく円滑迅速に行わせることができ
、装着された毛細管はロータ本体内において良好な勧熱
状態で保持されることが可能なヘマトクリット値測定用
遠心機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来提案されているヘマトクリット値測定用遠
心機のロータ本体の構成を示す断面図、第2図及び第3
図はこの考案のへマドクリット値測定用遠心機のロータ
本体の実施例の構成を示すそれぞれ断面図及び平面図で
ある。 11:゛モータ本体、12:ロータ板、13:蓋体、1
4:毛細管保持板、15:毛細管、25:保護層、28
,29:支持突部、44 、45 、46 :溝、47
,48,49:リング状突条、51:受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ軸に取付けられた円板状ケースに対して毛細管保
    持板が嵌合収容可能に形成され、この毛細管保持板が前
    記円板状ケース内に嵌合収容され、その収容状態におい
    て前記毛細管保持板には毛細管が装着され、前記円板状
    ケースに対して収容された前記毛細管保持板を被うよう
    にして蓋体による蓋がされて前記毛細管に対する遠心分
    離が行われる遠心機において、前記毛細管保持板の前記
    円板状ケースの底面と対向する面には前記底面に対して
    間隔をおいて支持突部がその外周縁部及び内周縁部に形
    成され、前記毛細管保持板の前記蓋体との対向面には前
    記蓋体と間隔をおき、且つ前記対向面に対して間隔をお
    いて毛細管を前記ロータ軸に対して放射状に保持する毛
    細管保持部が形成され、この毛細管保持部に保持された
    毛細管の放射状配列の外端部と対向する受部が前記毛細
    管保持板に形成され、その受部の内面に前記毛細管の一
    端を受ける保護層が取付けられていることを特徴とする
    ヘマトクリット値測定用遠心機。
JP3679182U 1982-03-15 1982-03-15 ヘマトクリツト値測定用遠心機 Expired JPS5931321Y2 (ja)

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JP3679182U JPS5931321Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 ヘマトクリツト値測定用遠心機

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JP3679182U JPS5931321Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 ヘマトクリツト値測定用遠心機

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Publication Number Publication Date
JPS586746U JPS586746U (ja) 1983-01-17
JPS5931321Y2 true JPS5931321Y2 (ja) 1984-09-05

Family

ID=29834007

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JP3679182U Expired JPS5931321Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 ヘマトクリツト値測定用遠心機

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