JPS5930996A - 紙、板紙の「ろ」水性向上及び乾燥紙力増強剤 - Google Patents
紙、板紙の「ろ」水性向上及び乾燥紙力増強剤Info
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- JPS5930996A JPS5930996A JP13978282A JP13978282A JPS5930996A JP S5930996 A JPS5930996 A JP S5930996A JP 13978282 A JP13978282 A JP 13978282A JP 13978282 A JP13978282 A JP 13978282A JP S5930996 A JPS5930996 A JP S5930996A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アクリルアミド又はメタアクリルアミドを主
成分とする水溶性多元共重合体から成る紙・板紙製造時
の炉水性向上効果を伴なう内添用紙力増強剤に関する。
成分とする水溶性多元共重合体から成る紙・板紙製造時
の炉水性向上効果を伴なう内添用紙力増強剤に関する。
紙の原料である原木の供給事情は悪化する一方であり、
広葉樹材への転換故紙の使用比率の増加、パルプの高収
率化が重要な課題となっている。
広葉樹材への転換故紙の使用比率の増加、パルプの高収
率化が重要な課題となっている。
従って必然的に抄紙原料中の微細繊維量が増加し、抄紙
条件がそれだけ悪化している。
条件がそれだけ悪化している。
又環境対策の一環で、パルプや紙・板紙製造プロセスに
おけるクローズド化は避は難い状況になっており、それ
に伴って水温上昇や水質の低下など抄紙条件はます1す
悪化しており、内添薬品の性能に大きな影響を及ぼして
いる。
おけるクローズド化は避は難い状況になっており、それ
に伴って水温上昇や水質の低下など抄紙条件はます1す
悪化しており、内添薬品の性能に大きな影響を及ぼして
いる。
従来、製紙工程に於ける紙力増強剤としては、アニオン
系ポリアクリルアミド樹脂が広く使用されている。
系ポリアクリルアミド樹脂が広く使用されている。
しかしながら、この様なアニオン系ポリアクリルアミド
樹脂は、定着剤として硫酸バンドを必要とするため、酸
性域での使用に限定され排水の問題や抄紙時の腐蝕、定
着率が低いため紙力強度が充分でない等の問題があり、
特に最近の抄紙条件の悪化した状況では、十分な機能が
発現しえなくなっている。
樹脂は、定着剤として硫酸バンドを必要とするため、酸
性域での使用に限定され排水の問題や抄紙時の腐蝕、定
着率が低いため紙力強度が充分でない等の問題があり、
特に最近の抄紙条件の悪化した状況では、十分な機能が
発現しえなくなっている。
硫酸バンド等の定着剤を必要としないカチオン性紙力増
強剤も開発されているが、例えば特公昭35−3547
に示される様なポリアミドポリアミン′/芭 樹脂は紙力の向上には寄与するが、抄紙時に発大し易く
、又分子量が高くできないため、加水性効果が劣るなど
の欠点がある。
強剤も開発されているが、例えば特公昭35−3547
に示される様なポリアミドポリアミン′/芭 樹脂は紙力の向上には寄与するが、抄紙時に発大し易く
、又分子量が高くできないため、加水性効果が劣るなど
の欠点がある。
一方アクリルアミドとメタアクリル酸ジメチルアミンエ
チルとの共重合体の様なカチオン性紙力増強剤も開発さ
れており、広いp懺で有効であるが得られる紙の紙力は
未だ十分であるとは言い難い。
チルとの共重合体の様なカチオン性紙力増強剤も開発さ
れており、広いp懺で有効であるが得られる紙の紙力は
未だ十分であるとは言い難い。
又従来の紙力増強剤は、アニオン性であり−、カチオン
性であれ、板紙に特に要求される圧縮強度を充分に向上
せしめ得ないという重大々欠点を有している。
性であれ、板紙に特に要求される圧縮強度を充分に向上
せしめ得ないという重大々欠点を有している。
双
段ボールは内容物の保護、保管惑いは運搬時に積み重ね
られることがら、一般的な破裂強度や引張強度よりも圧
縮強度、例えばリングクラッンユ強度の増大が要求され
る。
られることがら、一般的な破裂強度や引張強度よりも圧
縮強度、例えばリングクラッンユ強度の増大が要求され
る。
しかし、紙の圧縮強度と一般紙力とは必ずしも比例しな
いため、従来の紙力増強剤を使用したのでは、充分に優
れた圧縮強度を有する紙を製造することは困難であった
。
いため、従来の紙力増強剤を使用したのでは、充分に優
れた圧縮強度を有する紙を製造することは困難であった
。
圧縮強度を増大させる試みとして、従来技術はカチオン
性高分子化合物とアニオン性高分子化合物との併用が提
案されてお9.これによれば成る程度は高い圧縮強度が
得られるが、故紙配合率の増加、排水のクローズド化が
進んだ最近の悪化した抄紙条件下では薬品の効果が不十
分になってきているのが現状である。
性高分子化合物とアニオン性高分子化合物との併用が提
案されてお9.これによれば成る程度は高い圧縮強度が
得られるが、故紙配合率の増加、排水のクローズド化が
進んだ最近の悪化した抄紙条件下では薬品の効果が不十
分になってきているのが現状である。
一方、板紙などの抄造工程では、マシンの冒速化に伴う
高速炉水のためKP炉水性向上剤使用さねているが、従
来炉水性向上剤としてはポリエチレンイミンの様に分子
量は低いがカチオン性の非常に強いもの或いは分子量の
非常に高い(300万以上)のカチオン性ポリマー特に
ポリアクリルアミドのマンニッヒ化物、或いはアクリル
アミド−メタアクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物
が使用されている。
高速炉水のためKP炉水性向上剤使用さねているが、従
来炉水性向上剤としてはポリエチレンイミンの様に分子
量は低いがカチオン性の非常に強いもの或いは分子量の
非常に高い(300万以上)のカチオン性ポリマー特に
ポリアクリルアミドのマンニッヒ化物、或いはアクリル
アミド−メタアクリル酸ジメチルアミノエチル共重合物
が使用されている。
これらの炉水性向上剤は、分子量が極めて高いため、使
用量を多くすると地合形成を不良にする。
用量を多くすると地合形成を不良にする。
又、板紙の紙力増強に使用されるアニオン系ポリアクリ
ルアミド樹脂は、分子量が20万〜30万と一般的に低
いため定着剤の硫酸バンドを併用しても炉水性の効果は
ほとんど示さないため多くの板紙の抄造工程では、p水
性向上剤がアニオン系ポリアクリルアミド樹脂と併用さ
れている。
ルアミド樹脂は、分子量が20万〜30万と一般的に低
いため定着剤の硫酸バンドを併用しても炉水性の効果は
ほとんど示さないため多くの板紙の抄造工程では、p水
性向上剤がアニオン系ポリアクリルアミド樹脂と併用さ
れている。
本発明者らは、紙・板紙の製造工程で、従来の紙力増強
剤、炉水性向上剤の各機能を単一薬剤でもたせ、更に公
知の紙力増強剤には見られない優れた圧縮強度を付与し
得る紙力増強剤を得ることを目的として、鋭意研究を重
ねた結果アクリルアミド50−97モル%、Nメチロー
ルアクリルアミド又はN−メチロールメタアクリルアミ
ド3−50モル係及びアクリル酸若しくはメタアクリル
酸のメチル、ヒドロキシエチル若しくはヒドロキシプロ
ピルエステル又は酢どの少なくとも1種1−20モル係
を水性媒体中にて共重合せしめた後。
剤、炉水性向上剤の各機能を単一薬剤でもたせ、更に公
知の紙力増強剤には見られない優れた圧縮強度を付与し
得る紙力増強剤を得ることを目的として、鋭意研究を重
ねた結果アクリルアミド50−97モル%、Nメチロー
ルアクリルアミド又はN−メチロールメタアクリルアミ
ド3−50モル係及びアクリル酸若しくはメタアクリル
酸のメチル、ヒドロキシエチル若しくはヒドロキシプロ
ピルエステル又は酢どの少なくとも1種1−20モル係
を水性媒体中にて共重合せしめた後。
得られる共電体中のメチロール基の少なくとも50モル
係を第2級アミンにてマンニッヒ塩基トシた共重合体で
あって、濃度5重量優の脱イオン水溶液(pH,温度2
0℃)の粘度が、1000〜200,000センチポア
ズの範囲である水溶性共重合体が上記目的をことごとく
達成することを見出し、ここに本発明を完成するに至っ
た。
係を第2級アミンにてマンニッヒ塩基トシた共重合体で
あって、濃度5重量優の脱イオン水溶液(pH,温度2
0℃)の粘度が、1000〜200,000センチポア
ズの範囲である水溶性共重合体が上記目的をことごとく
達成することを見出し、ここに本発明を完成するに至っ
た。
以下本発明について更に詳しく説明する。
本発明の共重合体は
(I) 一般式CH2=C−C0NH2(式中Rハ水
X/JC子又はメチル基を示す。)にて示されるアクリ
ルアミド 50−97モル係 ■ 一般式 CH2=C−C0NHCH20HCR,は
上記と同じ)にて示されるNメチロールアクリルアミド
又はN−メチロールメタアクリルアミド3〜50モル係 面 一般式 CH2=C−Z [式中Rは上記と同じ
、■ Z 1d−CO2CH3、−Co2C2H,OH,−C
o2CH2CH(OH,)CI−13、−〇C0CH5
(但しR1は水素原子)を示も〕にて示される上記a)
及び■と共重合可能な疎水性モノマーの少くとも一種1
−20モル係を構成モノマーとする。共重合体中のメチ
ロール基の少くとも50モル係を第二級アミンにてマン
ニッヒ塩基としたものであって重量平均分子量は約50
万〜300万の範囲にある高分子量の水溶性の樹脂であ
る。
X/JC子又はメチル基を示す。)にて示されるアクリ
ルアミド 50−97モル係 ■ 一般式 CH2=C−C0NHCH20HCR,は
上記と同じ)にて示されるNメチロールアクリルアミド
又はN−メチロールメタアクリルアミド3〜50モル係 面 一般式 CH2=C−Z [式中Rは上記と同じ
、■ Z 1d−CO2CH3、−Co2C2H,OH,−C
o2CH2CH(OH,)CI−13、−〇C0CH5
(但しR1は水素原子)を示も〕にて示される上記a)
及び■と共重合可能な疎水性モノマーの少くとも一種1
−20モル係を構成モノマーとする。共重合体中のメチ
ロール基の少くとも50モル係を第二級アミンにてマン
ニッヒ塩基としたものであって重量平均分子量は約50
万〜300万の範囲にある高分子量の水溶性の樹脂であ
る。
上記モノマー混合物を重合して、共重合体を得る方法と
しては特に制限はなく、従来の公知の重合方法によれば
よい。
しては特に制限はなく、従来の公知の重合方法によれば
よい。
重合方法としては、水溶液重合が一般的であるが、逆相
懸濁重合、逆相乳化重合、沈澱重合等も利用できる。
懸濁重合、逆相乳化重合、沈澱重合等も利用できる。
水溶液重合の一般的方法としては、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素等の過酸化
物あるいはこれらと還元剤とのレドックス系開始剤、ア
ゾビスアミジノプロパン塩酸塩、アゾビスイソブチロニ
トリル等のアゾ化合マー混合物に対し、0.01〜2重
量係添量優、モノマー濃度5−50重fL%の水溶液と
して、窒素雰囲気の下で20−100℃に加温して1〜
10時間重合すればよい。
硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素等の過酸化
物あるいはこれらと還元剤とのレドックス系開始剤、ア
ゾビスアミジノプロパン塩酸塩、アゾビスイソブチロニ
トリル等のアゾ化合マー混合物に対し、0.01〜2重
量係添量優、モノマー濃度5−50重fL%の水溶液と
して、窒素雰囲気の下で20−100℃に加温して1〜
10時間重合すればよい。
また、この場合に酸、塩基等のpH調整剤やインプロパ
ツール、ジェタノールアミンなどの連鎖移動剤を添加し
ても良い。更に必要であれば、熱乾燥や有機溶剤による
沈でん処理等により粉末として取得し取り扱うこともで
きる。
ツール、ジェタノールアミンなどの連鎖移動剤を添加し
ても良い。更に必要であれば、熱乾燥や有機溶剤による
沈でん処理等により粉末として取得し取り扱うこともで
きる。
かくて得られる共重合体は次いで第2級アミンと反応せ
られ、共重合体中のメチロール基をマンニッヒ塩基とし
、カチオン性が付与される。この反応に使用される第2
級アミンとしては低級アルキルアミン、特にジメチルア
ミンが好適であるが、嬢 シクロヘキシルアミン等の還状アミンやジェタノールア
ミン等の低級アルカノールアミン等を用いることができ
る。共重合体中のメチロール基は全てマンニッヒ塩基と
する必要はなく一部のみでも良いが、少な過ぎるときは
カチオン化度が低く、パルプへの定着が悪く充分な効果
の発現を期待し難い。従って、共重合体中のメチロール
基の少くとも50モル係以上、好1しくけ80モル係以
上はマンニッヒ塩基化することが望ましい。同、共重合
体樹脂のカチオン化度が隔週るときは、凝集力が強過る
ために地合形成が不良となり紙力が劣り、抄造性が悪く
なる傾向があるが、本発明の共重合体にあってはメチロ
ール基を含む構成モノマー0の量は50モル係を越えな
いため、その全てがマンニッヒ塩基化されても問題はな
い。従って、反応に使用される第2級アミンはN−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド成分1モル当p0.5〜
1.4モル程度の範囲内で理論量よシ若干過剰気味に用
いると良い。反応温度、時間は特に制限はないが通常は
20〜70℃、0.5〜10時間程時間桁われる。同、
両性の紙力増強剤として、一般的に使用されているポリ
アクリルアミド、マンニッヒ化物は、分子量が10万〜
20万程度であシ、これはアクリルアミドを重合してポ
リアクリルアミドを作った後にホルマリンとジメチルア
ミンを用いてマンニッヒ化反応を行なって得られる。し
かし、この方法にて作成したポリマーは、5係水溶液に
5ア一おける粘度が本発明の共重合体と同じような分子
量の高いポリマーでも、本発明のポリマーのP水性向上
、リングクラッシュ強度向上紙力増強の効果はほとんど
みられず、凝集性が強く、地合形成が不良となる。この
理由については良く判らないが、高分子鎖中のカチオン
性基の分布が異なるためと推定される。
られ、共重合体中のメチロール基をマンニッヒ塩基とし
、カチオン性が付与される。この反応に使用される第2
級アミンとしては低級アルキルアミン、特にジメチルア
ミンが好適であるが、嬢 シクロヘキシルアミン等の還状アミンやジェタノールア
ミン等の低級アルカノールアミン等を用いることができ
る。共重合体中のメチロール基は全てマンニッヒ塩基と
する必要はなく一部のみでも良いが、少な過ぎるときは
カチオン化度が低く、パルプへの定着が悪く充分な効果
の発現を期待し難い。従って、共重合体中のメチロール
基の少くとも50モル係以上、好1しくけ80モル係以
上はマンニッヒ塩基化することが望ましい。同、共重合
体樹脂のカチオン化度が隔週るときは、凝集力が強過る
ために地合形成が不良となり紙力が劣り、抄造性が悪く
なる傾向があるが、本発明の共重合体にあってはメチロ
ール基を含む構成モノマー0の量は50モル係を越えな
いため、その全てがマンニッヒ塩基化されても問題はな
い。従って、反応に使用される第2級アミンはN−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド成分1モル当p0.5〜
1.4モル程度の範囲内で理論量よシ若干過剰気味に用
いると良い。反応温度、時間は特に制限はないが通常は
20〜70℃、0.5〜10時間程時間桁われる。同、
両性の紙力増強剤として、一般的に使用されているポリ
アクリルアミド、マンニッヒ化物は、分子量が10万〜
20万程度であシ、これはアクリルアミドを重合してポ
リアクリルアミドを作った後にホルマリンとジメチルア
ミンを用いてマンニッヒ化反応を行なって得られる。し
かし、この方法にて作成したポリマーは、5係水溶液に
5ア一おける粘度が本発明の共重合体と同じような分子
量の高いポリマーでも、本発明のポリマーのP水性向上
、リングクラッシュ強度向上紙力増強の効果はほとんど
みられず、凝集性が強く、地合形成が不良となる。この
理由については良く判らないが、高分子鎖中のカチオン
性基の分布が異なるためと推定される。
又、上記のポリアクリルアミドにホルマリンとジメチル
アミンを用いてマンニッヒ化反応を行なって得られたポ
リマーは、反応終了後未中和あるいは、pH6以下に中
和したものでも、分子量が100万位、粘度として5係
水溶液で8,000cps位になると、反応中にゲル化
しやすくなったり、保存中にゲル化をおこすなど、使用
に供しがたい。
アミンを用いてマンニッヒ化反応を行なって得られたポ
リマーは、反応終了後未中和あるいは、pH6以下に中
和したものでも、分子量が100万位、粘度として5係
水溶液で8,000cps位になると、反応中にゲル化
しやすくなったり、保存中にゲル化をおこすなど、使用
に供しがたい。
ところが本発明のポリマーの如くアクリルアミドとN−
メチロールアクリルアミドを共重合し、その後ジメチル
アミンを反応させたものは、反応中ゲル化は全くおこら
ず、30℃における保存安定性が非常に良好で約1ケ月
以上安定であり、実用上顕著な差異のあることが認めら
れた。本発明の共重合体の脱イオン水溶液における粘度
は、本発明の効果を得るうえで極めて重要な要素であり
、濃度5重量優、pT(9温度20℃の脱イオン水溶液
における粘度(B型粘度計)が1,000〜200,0
00cpsの範囲であることが必要である。粘度が1.
000 CI)S未満である場合には、充分な効果が発
現されず一方200,000CI)Sを越えると、凝集
力が強すぎるために、地合形成が不良となり、紙力が劣
9、抄造性が悪くなる傾向がある。好ましくは、2.0
00〜100,000 cpsの範囲が好適である。本
発明のカチオン性ポリマーは、従来公知の方法に従って
用いられるが硫酸バンド併用あるいは、使用しなくても
、紙・板紙の抄造工程に対パルプ当り、例えば0.02
〜1.5W瞭好捷しぐは0.1〜Q、 7wt係程度加
えることにより、炉水性をきわめて上げることができる
と同時にリングクラッシュ強度及び破裂強度等の紙力を
向上せしめる。
メチロールアクリルアミドを共重合し、その後ジメチル
アミンを反応させたものは、反応中ゲル化は全くおこら
ず、30℃における保存安定性が非常に良好で約1ケ月
以上安定であり、実用上顕著な差異のあることが認めら
れた。本発明の共重合体の脱イオン水溶液における粘度
は、本発明の効果を得るうえで極めて重要な要素であり
、濃度5重量優、pT(9温度20℃の脱イオン水溶液
における粘度(B型粘度計)が1,000〜200,0
00cpsの範囲であることが必要である。粘度が1.
000 CI)S未満である場合には、充分な効果が発
現されず一方200,000CI)Sを越えると、凝集
力が強すぎるために、地合形成が不良となり、紙力が劣
9、抄造性が悪くなる傾向がある。好ましくは、2.0
00〜100,000 cpsの範囲が好適である。本
発明のカチオン性ポリマーは、従来公知の方法に従って
用いられるが硫酸バンド併用あるいは、使用しなくても
、紙・板紙の抄造工程に対パルプ当り、例えば0.02
〜1.5W瞭好捷しぐは0.1〜Q、 7wt係程度加
えることにより、炉水性をきわめて上げることができる
と同時にリングクラッシュ強度及び破裂強度等の紙力を
向上せしめる。
本発明の紙力増強剤の特徴は、抄造工程におい 1て炉
水性を向上せしめると同時に卓越した圧縮強度(リング
クラッシュ強度)を成紙に何カできる点にある。
水性を向上せしめると同時に卓越した圧縮強度(リング
クラッシュ強度)を成紙に何カできる点にある。
公知の紙力増強剤は、たとえこれを多量に使用しても得
られる成紙の圧縮強度をさほど向上し得ないのに対し、
本発明の紙力増強剤は少量の使用で、圧縮強度を向上さ
せ得る。
られる成紙の圧縮強度をさほど向上し得ないのに対し、
本発明の紙力増強剤は少量の使用で、圧縮強度を向上さ
せ得る。
実施例1
1)製造例
50%アクリルアミド140.!9とN−メチロールア
クリルアミド20g及びメチルメタクリレ−)2,9,
2ヒドロキシプロピルメタアクリレート5Iを攪拌機、
温度計、還流冷却器及び窒素導入口を備えたフラスコに
入れ、脱イオン水にて総量を1960gとする。溶液の
温度を40℃に保持し、窒素ガスにて約1時間曝気を行
ない、過硫酸アンモニウム2q6水溶液を20g、亜硫
酸ナトリウム2チ水溶液を1011アゾビスアミジノプ
ロパン塩酸塩4係水溶液を10g加え重合を開始する。
クリルアミド20g及びメチルメタクリレ−)2,9,
2ヒドロキシプロピルメタアクリレート5Iを攪拌機、
温度計、還流冷却器及び窒素導入口を備えたフラスコに
入れ、脱イオン水にて総量を1960gとする。溶液の
温度を40℃に保持し、窒素ガスにて約1時間曝気を行
ない、過硫酸アンモニウム2q6水溶液を20g、亜硫
酸ナトリウム2チ水溶液を1011アゾビスアミジノプ
ロパン塩酸塩4係水溶液を10g加え重合を開始する。
重合熱によって溶液の温度は上昇する。反応終了後70
℃まで昇温し、50係ジメチルアミン水溶液を668g
投入I〜、マンニッヒ化反応を1時間行なった後冷却す
る。えられたポリマー水溶液を水で希釈して%pH9,
0濃度5.0係粘度3500cps(20℃以下同じ)
の透明水溶液を得る。コロイド当量分析及びメチロール
基の滴定分析からこの共重合体中のメチロール基の90
係がマンニッヒ化されており、10係がメチロール基と
して残留していた。このポリマ^水溶液を0.1%水溶
液に希釈し、液体クロマトグラフィーにて分子量分布を
測定した所、平均分子量は約100万であった。
℃まで昇温し、50係ジメチルアミン水溶液を668g
投入I〜、マンニッヒ化反応を1時間行なった後冷却す
る。えられたポリマー水溶液を水で希釈して%pH9,
0濃度5.0係粘度3500cps(20℃以下同じ)
の透明水溶液を得る。コロイド当量分析及びメチロール
基の滴定分析からこの共重合体中のメチロール基の90
係がマンニッヒ化されており、10係がメチロール基と
して残留していた。このポリマ^水溶液を0.1%水溶
液に希釈し、液体クロマトグラフィーにて分子量分布を
測定した所、平均分子量は約100万であった。
このポリマーを紙力増強剤Aとする。
本例に準じて、開始剤の量をかえ、各種重合度液
の共重合体水溶Xを作り、50係ジメチルアミンにてマ
ンニッヒ化反応を行ない紙力増強剤B〜Eを得る。
ンニッヒ化反応を行ない紙力増強剤B〜Eを得る。
2)性能試験
得られた紙力増強剤の効果を調べるために、カナダ式標
準フリーネス値を450m7!に叩解したNUKP/L
UKP=20/80 (重量比)パルプに、同しく45
0−に叩解した段ボール故紙を33 wt%加え、1%
スラリーとした。
準フリーネス値を450m7!に叩解したNUKP/L
UKP=20/80 (重量比)パルプに、同しく45
0−に叩解した段ボール故紙を33 wt%加え、1%
スラリーとした。
このスラリーに硫酸バンドを対乾燥パルプあた92重重
量部加した後、第1表に示すポリマーを0.4%添加し
、約30秒攪拌した後、JISに従、つて炉水性をみて
、TAPPI標準法試験用手抄機を用いて常法により抄
紙し、プレス後120℃3分間乾燥して、坪量220g
/l??の手抄き紙を得た。その後相対湿度65チで2
4時間調湿し、JISに従って比破裂強度及び比リング
クラッシュ強度を測定した。
量部加した後、第1表に示すポリマーを0.4%添加し
、約30秒攪拌した後、JISに従、つて炉水性をみて
、TAPPI標準法試験用手抄機を用いて常法により抄
紙し、プレス後120℃3分間乾燥して、坪量220g
/l??の手抄き紙を得た。その後相対湿度65チで2
4時間調湿し、JISに従って比破裂強度及び比リング
クラッシュ強度を測定した。
同比較のため、従来公知の紙力増強剤として、ア
代表的な欠ニオン性紙力増強剤X(分子量20万加水分
解度10モル係)及び両性ポリアクリルアミド紙力増強
剤Y(分子量20万15モル係 マンニッヒ化物)につ
いても同様の試験を行なった。
解度10モル係)及び両性ポリアクリルアミド紙力増強
剤Y(分子量20万15モル係 マンニッヒ化物)につ
いても同様の試験を行なった。
Zは、アニオン性ポリアクリルアミド紙力増強剤Xを0
.4%添加した後ポリアミドポリアミンエピクロルヒド
リン樹脂i’Q、1wt%添加したものである。
.4%添加した後ポリアミドポリアミンエピクロルヒド
リン樹脂i’Q、1wt%添加したものである。
結果は下記の表示法を用いて第1表に示す。
炉水性 比破裂強度 比リンククララ汐−強度◎)
65f)mA ◎〉280 ◎)20
.00575〜650m7! 0260〜28001
8.0〜20.0△ 500〜574づ △240〜2
.79 へ16.0〜17.9X (500m6
X (2,40X (16,0第1表 実施例2 ■)製造例2 実施例1と同じ反応器を用い、出発原料の50係アクリ
ルアミド水溶液とNメチロールアクリルアミド及び各モ
ノマーのモル比率をかえて、実施例1と同様にして、共
重合反応を行ない、その後、ジメチルアミンの50%水
溶液をN−メチロールアクリルアミドのモル数に対し、
ジメチルアミンの固形分で等モル加えて50℃にて5時
間反応し、最終の固形分濃度が5係水溶液となるように
して、紙力増強剤F−Lを得る。これらの組成及び物性
を第2表に示す。
65f)mA ◎〉280 ◎)20
.00575〜650m7! 0260〜28001
8.0〜20.0△ 500〜574づ △240〜2
.79 へ16.0〜17.9X (500m6
X (2,40X (16,0第1表 実施例2 ■)製造例2 実施例1と同じ反応器を用い、出発原料の50係アクリ
ルアミド水溶液とNメチロールアクリルアミド及び各モ
ノマーのモル比率をかえて、実施例1と同様にして、共
重合反応を行ない、その後、ジメチルアミンの50%水
溶液をN−メチロールアクリルアミドのモル数に対し、
ジメチルアミンの固形分で等モル加えて50℃にて5時
間反応し、最終の固形分濃度が5係水溶液となるように
して、紙力増強剤F−Lを得る。これらの組成及び物性
を第2表に示す。
2))性能試験
バルブ原料として、100係段ボール故紙を用いた他は
全て実施例1と同様にして試験用手抄き紙(坪量180
g/l&)を得、その物性を測定した。
全て実施例1と同様にして試験用手抄き紙(坪量180
g/l&)を得、その物性を測定した。
結果は下記の表示法を用いて第3表に示す。
◎)600mg ◎)19.0 ◎) 2
.700530〜600m1! 017.0〜19,
0 02.50−2.70△480〜5307! △
1]50〜169 △2,30〜2.49X (480
d 、 X (15,OX 2.30第3表 特許出願人 昭和電工株式会社 代理人菊地精−
.700530〜600m1! 017.0〜19,
0 02.50−2.70△480〜5307! △
1]50〜169 △2,30〜2.49X (480
d 、 X (15,OX 2.30第3表 特許出願人 昭和電工株式会社 代理人菊地精−
Claims (1)
- アクリルアミド50−97モル%、Nメチロールアクリ
ルアミド又は、N−メチロールメタアクリルアミド3−
50モル係及びアクリル酸若しくはメタアクリル酸のメ
チル、ヒドロキシエチル若しくはヒドロキシプロピルエ
ステル又は酢どの少なくとも1種1−20モル係を水性
媒体中にて共重合せしめた後、得られる共電体中のメチ
ロール基の少なくとも50モル係を第2級アミンにてマ
ンニッヒ塩基とした共重合体であって、濃度5重量優の
脱イオン水溶液(pH9、温度20℃)の粘度が、10
00〜200,000センチポアズの範囲である水溶性
共重合体を有効成分とする、紙、板紙の炉水性向上及び
乾燥紙力増強剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13978282A JPS5930996A (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 紙、板紙の「ろ」水性向上及び乾燥紙力増強剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13978282A JPS5930996A (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 紙、板紙の「ろ」水性向上及び乾燥紙力増強剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5930996A true JPS5930996A (ja) | 1984-02-18 |
Family
ID=15253291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13978282A Pending JPS5930996A (ja) | 1982-08-13 | 1982-08-13 | 紙、板紙の「ろ」水性向上及び乾燥紙力増強剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930996A (ja) |
-
1982
- 1982-08-13 JP JP13978282A patent/JPS5930996A/ja active Pending
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