JPS5930734B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS5930734B2 JPS5930734B2 JP6604375A JP6604375A JPS5930734B2 JP S5930734 B2 JPS5930734 B2 JP S5930734B2 JP 6604375 A JP6604375 A JP 6604375A JP 6604375 A JP6604375 A JP 6604375A JP S5930734 B2 JPS5930734 B2 JP S5930734B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- resin composition
- present
- film
- antistatic
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は帯電防止性、防曇性及び熱安定性に優れた熱可
塑性樹脂組成物に関する。
塑性樹脂組成物に関する。
近来、各方面に利用されている合成樹脂各種成型品は、
不銹性、耐薬品性、耐老化性等の特徴を具備している上
、適度の強度可撓性を併せ持ち、かつ用途に応じてそれ
らを適度に調節できる等の特徴をもつため各方面で賞用
されている。
不銹性、耐薬品性、耐老化性等の特徴を具備している上
、適度の強度可撓性を併せ持ち、かつ用途に応じてそれ
らを適度に調節できる等の特徴をもつため各方面で賞用
されている。
しかしながら、合成樹脂の中でも汎用性のあるポリ塩化
ビニル、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂は帯電しやす
く、該樹脂をつかつた電気器具、日用雑貨品は静電気に
よつて埃がつきやすく汚れたり種々の障害をひき起すな
どの問題があり、又、該樹脂をフィルム状にして農業用
フィルムや野菜、食品等の包装に用いる場合、フィルム
の表面に水滴が付着し曇りを生じて光の透過性を悪くし
て作物の育成に悪影響を及ぼしたり、包装食品の中身が
外部からよくみえないなどの問題がある。従つて熱可塑
性樹脂の帯電防止や曇り防止を行うことは極めて重要で
ある。この問題を解決するため従来、熱可塑性樹脂材料
中に混合して帯電防止効果、防曇効果を賦与するものと
してカチオン系、アニオン系、両性系、非イオン系等各
種の界面活性剤が知られているが、これらの界面活性剤
は熱安定性が劣る為、工業的製品化に困難な問題を有し
ている。
ビニル、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂は帯電しやす
く、該樹脂をつかつた電気器具、日用雑貨品は静電気に
よつて埃がつきやすく汚れたり種々の障害をひき起すな
どの問題があり、又、該樹脂をフィルム状にして農業用
フィルムや野菜、食品等の包装に用いる場合、フィルム
の表面に水滴が付着し曇りを生じて光の透過性を悪くし
て作物の育成に悪影響を及ぼしたり、包装食品の中身が
外部からよくみえないなどの問題がある。従つて熱可塑
性樹脂の帯電防止や曇り防止を行うことは極めて重要で
ある。この問題を解決するため従来、熱可塑性樹脂材料
中に混合して帯電防止効果、防曇効果を賦与するものと
してカチオン系、アニオン系、両性系、非イオン系等各
種の界面活性剤が知られているが、これらの界面活性剤
は熱安定性が劣る為、工業的製品化に困難な問題を有し
ている。
本発明者は従来公知の各種帯電防止剤、防曇剤の諸欠点
を除去せんとし鋭意研究の結果本発明を完成したもので
、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン樹脂（ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレン、ＡＢＳ又はこれらの
共重合体、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体等を含
む）等の熱可塑性樹脂にグリセリルモノ又はジアルキル
及び／又はアルケニルエーテルを配合することにより熱
可塑性樹脂に帯電防止効果、防曇効果を賦与するもので
ある。
を除去せんとし鋭意研究の結果本発明を完成したもので
、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン樹脂（ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレン、ＡＢＳ又はこれらの
共重合体、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体等を含
む）等の熱可塑性樹脂にグリセリルモノ又はジアルキル
及び／又はアルケニルエーテルを配合することにより熱
可塑性樹脂に帯電防止効果、防曇効果を賦与するもので
ある。
本発明において熱可塑性樹脂に配合するグリセリルアル
キル又はアルケニルエーテル中のアルキル又はアルケニ
ル基の炭素数は６〜２０が好適で６以下、２０以上でも
ある程度の効果は得られるが十分ではない。
キル又はアルケニルエーテル中のアルキル又はアルケニ
ル基の炭素数は６〜２０が好適で６以下、２０以上でも
ある程度の効果は得られるが十分ではない。
又、熱可塑性樹脂に対する配合量は０．３〜３．０重量
％が好ましく、３．０％以上にしてもそれ以上効果は向
上しないため、経済的ではないので上記の範囲で十分で
ある。
％が好ましく、３．０％以上にしてもそれ以上効果は向
上しないため、経済的ではないので上記の範囲で十分で
ある。
以上の如く本発明に用いるグリセリルアルキル又はアル
ケニルエーテルは従来公知の帯電防止斉広防曇剤とは異
なり全く新規なもので、樹脂に練込んだ場合、従来のも
のに比べ熱安定性の優れた帯電防止斉ｋ防曇剤として効
果を発揮するものである。
ケニルエーテルは従来公知の帯電防止斉広防曇剤とは異
なり全く新規なもので、樹脂に練込んだ場合、従来のも
のに比べ熱安定性の優れた帯電防止斉ｋ防曇剤として効
果を発揮するものである。
次に実施例を示して本発明を説明するが、これらの実施
例に限定されるものではない。
例に限定されるものではない。
尚、以下に単に部とするはいずれも重量部で示してある
。実施例 １ポリ塩化ビニル１００部に可塑剤としてジ
オクチルフタレート４０部、安定剤としてステアリン酸
カドミウム０．６部、ステアリン酸バリウム０．４部、
帯電防止剤および防曇剤として下記（１）〜（３）のも
の、各１．５部加えて混合し、１５０℃熱ロールで７分
間混練し押出機で厚さ０．１ｍｎのフイルムを作成する
。
。実施例 １ポリ塩化ビニル１００部に可塑剤としてジ
オクチルフタレート４０部、安定剤としてステアリン酸
カドミウム０．６部、ステアリン酸バリウム０．４部、
帯電防止剤および防曇剤として下記（１）〜（３）のも
の、各１．５部加えて混合し、１５０℃熱ロールで７分
間混練し押出機で厚さ０．１ｍｎのフイルムを作成する
。
（１）グリセリルモノステアリルエーテル（本発明品）
（２）オクチルシクロヘキシルジメチルアンモニウムク
ロリド（対照品）（３）ステアリルアミン・エチレンオ
キサイド５モル付加物（対照品）上記の各々のフイルム
につき下記の方法で防曇性、帯電防止性、熱安定性をし
らべ結果を表−１に示す。
（２）オクチルシクロヘキシルジメチルアンモニウムク
ロリド（対照品）（３）ステアリルアミン・エチレンオ
キサイド５モル付加物（対照品）上記の各々のフイルム
につき下記の方法で防曇性、帯電防止性、熱安定性をし
らべ結果を表−１に示す。
（イ）防曇性
ビーカ一に４０℃の水を半分程入れ、ビーカ一の口を前
記フイルムでカバーし、そのビーカ一を恒温水槽中で４
５℃に保ち、２４時間保持した後の水蒸気による曇りの
程度を判別する。
記フイルムでカバーし、そのビーカ一を恒温水槽中で４
５℃に保ち、２４時間保持した後の水蒸気による曇りの
程度を判別する。
（ロ）帯電防止性前記検体フイルムを２３℃、６５％Ｒ
Ｈの恒温恒湿の室に２４時間放置した後、フイルムの表
面固有抵抗（ｇ）を測定する。
Ｈの恒温恒湿の室に２４時間放置した後、フイルムの表
面固有抵抗（ｇ）を測定する。
（ハ）熱安定性
実施例で得られたフイルムの透明性或は着色性をもつて
判定する。
判定する。
尚、表面固有抵抗が低い程帯電防止性は良好であること
を意味する。表−１から明らかなように本発明品は熱安
定性、帯電防止性、防曇性に優れていることが判明した
。実施例 ２低密度ポリエチレン１００部に滑剤として
オレイン酸アマイド０．０４部、防曇斉ｋ帯電防止剤と
して下記の（１）〜（３）のもの各０．４部を加えて混
合したのち、４０１１エクストルーダ一を用い１９０℃
で、０．０５７ｆｔ１！Ｌのインフレーシヨンフイルム
を作成した。
を意味する。表−１から明らかなように本発明品は熱安
定性、帯電防止性、防曇性に優れていることが判明した
。実施例 ２低密度ポリエチレン１００部に滑剤として
オレイン酸アマイド０．０４部、防曇斉ｋ帯電防止剤と
して下記の（１）〜（３）のもの各０．４部を加えて混
合したのち、４０１１エクストルーダ一を用い１９０℃
で、０．０５７ｆｔ１！Ｌのインフレーシヨンフイルム
を作成した。
（１）グリセリルモノオレイルエーテル（本発明品）（
２）グリセリルジパルミチルエーテル（本発明品）（３
） トリブチルアミンリン酸塩 （対照品）各々のフ
イルムにつき実施例１と同様な試験を行い、結果を表−
２に示す。
２）グリセリルジパルミチルエーテル（本発明品）（３
） トリブチルアミンリン酸塩 （対照品）各々のフ
イルムにつき実施例１と同様な試験を行い、結果を表−
２に示す。
表−２から明らかなように本発明品は熱安定性、帯電防
止性、防曇性において対照品に比較し優れていた。
止性、防曇性において対照品に比較し優れていた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （但し、式中Ｒは炭素数６〜２０の飽和又は不飽和脂肪
族炭化水素残基、Ｒ＾１はＨ又は炭素数６〜２０の飽和
又は不飽和脂肪族炭化水素残基を示す。 ）で示されるグリセリルアルキル又はアルケニルエーテ
ルを熱可塑性樹脂に配合して成ることを特徴とする熱可
塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6604375A JPS5930734B2 (ja) | 1975-06-03 | 1975-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6604375A JPS5930734B2 (ja) | 1975-06-03 | 1975-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51142050A JPS51142050A (en) | 1976-12-07 |
| JPS5930734B2 true JPS5930734B2 (ja) | 1984-07-28 |
Family
ID=13304442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6604375A Expired JPS5930734B2 (ja) | 1975-06-03 | 1975-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930734B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5620056A (en) * | 1979-07-30 | 1981-02-25 | Lion Corp | Antistatic resin composition with extremely improved blooming property |
| DE102008053629B4 (de) * | 2008-10-29 | 2012-09-06 | Baerlocher Gmbh | Glyzerinether enthaltende Stabilisatorzusammensetzung für halogenhaltige Polymere, sowie deren Verwendung |
-
1975
- 1975-06-03 JP JP6604375A patent/JPS5930734B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51142050A (en) | 1976-12-07 |
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