JPS5930404B2 - キカイクドウハブラシ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、個人用の機械的歯ブラシに関し、特に、選択
的に逆回転可能な円運動電動歯ブラシに関する。

個人用の機械動作歯ブラシ（はとんどは電動歯ブラシ）
を提供する企てが多くなされて来た。

例えば、米国特許第２，５９８，２７５号は、振動モー
タにより駆動される往復運動軸を有する電動振動歯ブラ
シを開示している。

米国特許第２，６５５，６７４号は要保護手段と歯列の
両側を同時に磨く一対の回転ブラシを開示している。

本発明者の米国特許第３，７０２，４７８号は、選択さ
れた歯の上に常時刷毛部を置くクランク状駆動軸を有す
る機械歯ブラシを開示している。

本発明は上記本発明者の特許と同一の目的を達成せんと
する異なる装置を提供することである。

上記した以外のものも含めて従来技術においては、歯の
首部から歯ぐきが離れることなく、すなわち食べかすが
歯と歯ぐきとの間に入ることなく複雑な表面の歯又は歯
ぐきをブラシングすることに困難があった。

しかし、上記した発明者の米国特許を除き、上記問題を
幼果的に解決したものはなく、手操作歯ブラシの程度に
器用に、効果的に且つ敏感に歯茎をマツサージすること
ができて、歯の側面、歯の先端面及び歯間域を清掃する
機械操作歯ブラシを提供したものはない。

歯ブラシの手操作において用いられる掃引運動が従来装
置の回転若しくは往復運動によっては効果的に近似させ
ることができなかったところに困難があったことは明ら
かである。

従って、本発明の目的は、ユーザーの歯ブラシ操作の掃
引運動を実現すべく回転軌道を運動する機械操作歯ブラ
シを提供することである。

本発明の他の目的は、ブラシングされる歯にとって一般
的に好ましいとされているようにブラシの毛を歯の方向
に向けるようにする機械操作歯ブラシを提供することで
ある。

本発明の他の目的は、ブラシの毛が歯の首部に近付くと
きブラシの毛が歯茎に徐々に接触し始めるようにして歯
茎のマツサージをなし、横方向の掃引運動により歯のク
ラウン部の清掃をする手段を提供することである。

上記目的を達成するために、本発明はＡ側部、先端部及
び底部を有して握りに適したハウジング、該ハウジング
内に設けられた回転駆動手段及び該回転駆動手段を可逆
動作させる外部作動手段からなるハンドル；Ｂ該回転駆
動手段及びフライホイールに結合した駆動軸、該フライ
ホイールの反対側に離心位置で緩結合し且つ該ハウジン
グの頂部を貫通して該ハウジングとは独立に回転可能に
該ハウジングに結合している作動ロッド；及びＣ該作動
ロッドの上部に置換可能に取り付けられたステムを有す
る歯ブラシからなる機械駆動歯ブラシを提供する。

本発明の目的は、米国特許第３，２７３，１８９号及び
第２６，５８９号に開示された液体作動駆動手段、バネ
駆動機械的モータあるいは好ましくは米国特許第３，２
７４，６３１号及び第３．１６０，９０２号に開示され
たような電機子及び通常の界磁構造を有する電気モータ
のような可逆回転駆動手段が設けられた通常の形状及び
大きさのハンドルを用いることにより達成される。

電気モータは交流若しくはプラグコンセント付の可充電
のバッテリーにより駆動される。

上記ハンドルは、頂部、底部及び通常の側部を有する。

例えばポリプロピレンのような丈夫な弾性プラスチック
からなるハンドルの側面には、モータの始動停止をして
可逆回転させるスイッチ手段がある。

第１図に示すように本発明の円運動電気歯ブラシはハン
ドル１０と、斜めヘッド部２０と、回転軌道に沿って駆
動ロッド４０を動かすフライホイール駆動軸５０の形を
した回転駆動手段５０と、ロッド４０に交換可能に取り
付けられた歯ブラシ３０とからなる。

ハンドル１０は、ハウジングと、ハウジング内に設けら
れて駆動軸１２を有する電気モータ１１と、可逆的に該
モータを作動させるスイッチ手段１３とからなる。

該ハウジングは、握りに適した形状を有し、側部１４、
底部１５及び頂部１６からなる。

電気モータ１１は１７の位置のコードによる電源への接
続あるいはバッテリにより駆動される。

ギア手段１８はモータ１１の駆動軸１２の速度制御のた
めに必要に応じて設けられる。

取り換え可能な歯ブラシ３０は、ステム３１、刷毛部３
２及び取り換え可能な結合手段３３からなる。

市販の歯ブラシを本発明の歯ブラシ３０として用い得る
。

結合手段３３歯ブラシが取り換え可能に取り着けられれ
ばどのような形状のものでもよい。

本発明装置の本質的に新規な特徴は、フライホイール手
段５０を用いることも含めて駆動手段にある。

本装置においては、駆動軸１２にその底部中心５１にて
取り着けられてモータによる駆動軸１２の回転につれて
回転する。

フライホイール５０の回転速度は、ギヤ１８を用いるこ
とにより調整することが出来るのは言うまでもない。

フライホイール５０は、駆動軸と一体とすることもでき
るのは当然である。

必要なことは、ロッド４０が中心から離れて本発明によ
る回転をすることである。

フライホイール５０は、その反対側の離心位置好ましく
は縁の近くで作動ロッド４０に緩結合している。

作動ロッド４０は好ましくはピン・ジヨイント５２又は
その他適当な手段により多少の横方向及び上下方向運動
を出来るようにフライホイール５０に緩結合している。

よってピン・ジヨイント５２には、後述するヘッドマウ
ント６０におけるロッド４０の動きを助けるべくロッド
４０が垂直に動くのを許す充分なスペースを設ける。

フライホイール５０、駆動軸１２及び作動ロッド４０の
関係は第１及び２図により明らかであろう。

作動ロッド４０はへラドマウント６０を貫通して歯ブラ
シ３０のシステム３３に結合している。

作動ロッド４０は、フライホイール５０との結合部から
ヘッドマウント６０へ向って好ましくは垂直方向からや
ト傾斜して上方に伸長している。

ロッド４０の傾斜角は約７０°ないし約８０°が好まし
く約８０°ないし約８５°が最も好ましい。

作動ロッド４０はへラドマウント６０を貫いて歯ブラシ
３０のステムが脱着自在に取り付けられる点４１まで延
びている。

ステム３３とロッド４０の上部４１との結合は、ロッド
４０と歯ブラシが剛性的且つ脱着自在の関係にありさえ
すればどのようなデザインでもよい。

よく知られている６スナツプ・オン型の結合が歯ブラシ
を取り付けるのに適当である。

例えば、作動ロッド４０はその上部において歯ブラシ３
０のステム３３を受ける受は部を４１の箇所に有するよ
うにすることもできる。

°°スナップ・オン”′結合は歯ブラシの分野では良く
知られており、ここでは更に説明しない。

例えば、本発明者の米国特許第３，７０２，４８７号を
参照されたい。

前述した如く、作動ロッド４０は、ヘッドマウント部６
０を貫通しているが、ベッドマウント部６０には、ロッ
ド４０をヘッドマウント部６０の首部に結合してフライ
ホイール５０と適当な関係になるように保持されかつフ
ライホイール５０の回転につれて回転すなわち円錐運動
するようにする結合手段がある。

第１及び２図に示されている実施例においては、皿孔４
２ 、４２’及び水平ガイド・ピン４３からなる２重皿
孔結合が用いられている。

本実施例においては、リング部６１がへラドマウント部
６０に設けられ、ロッド４０がこのリング部６１を貫通
している。

ガイド・ピン４３はへラドマウント部６０の頂部に剛性
的に結合し且つロッド４０の挟小部４４の孔４５を貫通
している。

ピン４３の両端がハウジングと剛性的関係にある故フラ
イホイール５０が回転するとロッド４０が回転するよう
な手段が必要となる。

本実施例においては、ロッド４０が４２ 、４２’にお
いて皿孔状に形成されてピン４３の周りをロッド４０の
この部分が動けるようになっている。

ピン４３が貫通しているロッド４０の挟小部４４の孔４
５はピン４３が緩く貫通するように充分大きい。

よって、フライホイール５０の回転によりロッド４０が
回転するとき、ロッド４０が垂直方向に動けるように該
孔４５は大きい。

この垂直方向運動は、フライホイール５０の回転時のピ
ン４３の上をロッド４０が動くのに充分であり、ロッド
４０ジヨイント５２においても垂直方向運動をする。

皿孔部、４２，４２’は、ロッド４０がフライホイール
５０と共に動くときロッド４０の残りの部分がピン４３
と衝突するのを防止するためである。

皿孔部４２ 、４２’が深ければ深い程、孔４５は小さ
くてよい。

一方、浅い皿孔部は犬なる孔を用する。

上記構成の他に、第３図に他の形状の例が示されている
。

この構成の場合、リング６１がへラドマウント部６０に
取り付けられている。

リング６１は対向する水平ピン６２ 、６２’によりヘ
ッドマウント部６０に取り付けられ、リング６１はほぼ
水平に保たれる一方、ピン６２．６２’の軸の周りに回
転することにより垂直方向に動くことができる。

ロッド４０はリング６１にリング６１からロッド４０に
延びるピン、６３．６３’により取り付けられ、ピン６
３．６３’は、ピン６２．６２’の各々から約９０°離
れて位置し且つロッド４０に対してリング６１が垂直運
動できるようにしている。

２対のピンによるロッド４０に対してのリング６１の２
重垂直運動は、リング６０内におけるロッド４０のユニ
バーサルジヨイントのような回転を生せしめる。

第２及び第３図の実施例における上述の構造は、フライ
ホイール５０の回転によるロッド４０の運動をさせるヘ
ッドマウント部６０における十分な運動をさせるもので
ある。

勿論、第２及び３図の実施例はロッド４０を頂部に結合
させるには好ましいものであるが他の構成を用い得る。

ヘッドマウント６０におけるかかる構造は、頂部２０に
ロッド４０のある箇所の磨耗を最少にするために必要で
ある。

というのは、この箇所においては傾斜して回転するロッ
ドが使用により大きく魔耗し勝ちであるからである。

このような構成は又、垂直及び円運動の組み合せを与え
、従って、歯と歯茎上の新規な動きを実現することを理
解すべきである。

第４図からも解るように、フライホイール５０の回転は
、文字ａによって示される円を描く。

作動ロッド４０及び歯ブラシ３０の組み合せは、円錐運
動を示す軌跡すなわちｃ 、 ｃ’によって示される傾
斜線を形成する。

刷毛部３２は第４図のｂにより示されるパターンの動き
をなす。

このパターンの動きは、本発明の歯ブラシの特徴的な清
掃運動をなす。

第５図においては、歯に対して回転ブラシの可能な位置
がへラドマウント部の動きの度合に限定されて示されて
いる。

ステム３１が実線で示された位置から回転を始める場合
、ステムは７１の方向に動き、刷毛部３２は歯間部に深
く入り食べかすを掃き出す。

ステム３１が逆位置３１ａにあるときは７２の方向に沿
って動き続ける。

ステム３１が復帰位置３１ｂにあるときステム３１は７
４の方向に動く。

第５図の各方向７１，７２，７３，７４は、上述したよ
うに画定される円の孤である。

歯ブラシ３０の刷毛部３２は、常時整タ１ル孤を描き、
その半径は、ロッド４０の傾斜角により定まり、刷毛部
３２の方向づけはフライホイール５０の直径により定ま
る。

本発明の歯ブラシを片手で用いるユーザが、作動指令を
与えると、歯茎から歯に向かう好ましい歯磨きブラッシ
ングが容易に行なわれる。

刷毛部３２は、歯間部に侵入し且つ歯の線状にならうこ
とができる。

上下の歯１０及び８０を充分近付けることにより刷毛部
３２は近接位置３１ｃを通過する際、下顎の歯茎７５を
マツサージし、ブラシ位置にあるときは下側の歯７０の
首部７６を強くブラッシングし逆位置３１ａにあるとき
は、上側の歯８０のクラウン部８３を外側に掃き出す。

次いで、復帰位置にあるときは刷毛部３２をほおの内側
に接触させることなくステム３１は軽く下方に動く。

作動手段を動かしてモータの逆回転をさせてユーザの手
首を軽くねじることにより上下の歯７０及び８０の好ま
しいブラッシングを繰り返すことができ歯７０及び８０
のクラウン部７３及び８３を直接ブラッシングすること
ができ、横方向及び縦方向の掃き出し動作をなすことが
できる。

バンドル１０内の電気モータは交流電源又は電池により
駆動できる。

小さなスポットライトをハウジングの側部１１′に取り
付けてブラッシング位置にある刷毛部３２を照らすよう
に規準を整正することもできる。

以上、本発明を好ましい実施例によって説明したが、本
発明の技術的範囲は上記実施例に限定されることなく、
歯ブラシの構造、駆動手段等において、種々の変形が考
えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電動歯ブラシの一部断面斜視図
。 第２図は、第１図のへラドマウント部の詳細を示す２−
２断面図。 第３図は、ヘッドマウント部の他の実施例を示す図。 第４図は、本発明の歯ブラシのなす運動パターンを示す
図。 第５図は、ユーザの口腔の左側の前方から見た断面図。 主な符号の説明、１０・・・・・・バンドル、１１・・
・・・・電動モータ、１２・・・・・・駆動軸、１３・
・・・・・スイッチ、１４・・・・・・ハウジングの側
部、１８・・・・・・ギア、３０・・・・・・歯ブラシ
、４０・・・・・・作動ロッド、５０・・・・・・フラ
イホイール、７０，８０・・・・・・上下歯、７７・・
・・・・はお。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 側部、先端部及び底部を有して握りに適したハウジ
   ング、前記ハウジング内に設けられた回転駆動手段及び
   前記回転駆動手段を可逆動作させる作動手段からなるハ
   ンドルと、前記回転駆動手段に剛性的に結合した駆動軸
   、前記駆動軸にその中心で結合したフライホイール、前
   記フライホイールに離心位置でその一方の端を回転自在
   に結合して前記ハウジングの先端部を貫通する作動ロン
   ド、及び前記先端部において前記作動ロッドを円錐運動
   自在に支持する結合手段からなる駆動手段と、前記作動
   ロンドの他方の端に結合した歯ブラシとからなることを
   特徴とする機械駆動歯ブラシ。 ２ 前記フライホイールと前記回転駆動手段との間に前
   記フライホイールと作動ロンドの速度調整のためのギア
   を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   歯ブラシ。 ３ 前記作動ロンドが前記フライホイールの縁の近くで
   ピン・ジヨイントで結合して、フライホイールの垂線か
   ら６０度ないし８０度傾斜していることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の歯ブラシ。 ４ 前記作動ロンドが前記ハウジングの先端部を貫通し
   て前記歯ブラシのステムに着脱自在に結合したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の歯ブラシ。 ５ 前記結合手段は、前記ハウジングへのマウント部に
   おいて前記作動ロンドに２重皿孔部が設けられ、前記２
   重孔部により形成される狭い中間部を緩く貫通するガイ
   ド・ピンをすることからなり、前記ガイド・ピンの部分
   で垂直運動をしつつ前記作動ロンドが回転することを特
   徴とする特許請求の範囲第４項記載の歯ブラシ。 ６ 前記結合手段は、前記作動ロッドが前記マウント部
   に一対のピンにより取り付けられたリングに一対のピン
   により取り付けられていることからなり、前記ピンが作
   動ロンドの回転の際充分な上下運動をさせることを特徴
   とする特許請求の範囲第４項記載の歯ブラシ。 ７ 前記回転駆動手段が電気モータであることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の歯ブラシ。 ８ 交流電源又は乾電池により電力供給を受ける特許請
   求の範囲第７項記載の歯ブラシ。 ９ 前記ブラシの刷毛部が近接位置にあるとき歯茎をマ
   ツサージし、ブラシ位置にあるときは歯の首部をブラシ
   ングし、逆位置にあるとき対向する歯のクラウン部を掃
   引することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の歯
   ブラシ。