JPS5930103B2 - マッサ−ジ機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は主として脚足用マツサージ機に関するもので
ある。

従来のこの種のマツサージ機には第１図のような回転式
のバレルローラタイプのものがあったが、通常、椅子の
前部に設置して座した状態で脚足をマツサージするもの
であるため、機全体の大きさが制限される。

このためバレルローラ１の曲率半径Ｒが小さくなり、脚
２を水平状態にした場合には、脚２の重量が全てバレル
ローラ１に蟲るため強く当りすぎて痛みを与えるという
欠点があった。

また、脚２を折曲状態（仮想線）にしてバレルローラ１
の側方から当てようとするとき、脚２の位置を何らかの
補助手段により固定するか、脚２に力をいれて自から脚
２を一定位置に保つ等の動作をしなければ局部（上部、
中央部、下部等）を十分にマツサージできなかった。

さらにまた、脚足マツサージにおいては足の裏には強く
、ふくらはぎには弱くする必要があるが、このマツサー
ジ機は双方を満足することはできない。

したがって、この発明の目的は、局部マツサージができ
しかも強弱調整ができるマツサージ機を提供することで
ある。

この発明の一実施例を第２図ないし第４図に示す。

すなわち、このマツサージ機は、所定幅（人の幅または
その略整数倍に相当）をもち側方からみてＬ字形にフレ
ームで形成されたスタンド３の上端両側部４（一方を図
示省略）に軸受５（一方を図示省略）を設けるとともに
下方先端両側部６゜６′に傾き調節用凹凸部７を設け、
前記軸受５に駆動軸８を通し１．駆動軸８の両端部で、
対の弓形枠体９（一方を図示省略）の一端部を枢着さ
せ、枠体９の他端部に角形バー１０を揺動自在に通し、
角形バー１０の揺動側１０ａを前記凹凸部１の適宜位置
にかけて、枠体９との傾き角を変更調整できるようにし
ている。

一方の枠体９にはモータ１１および減速機１２が一体的
に増付けられ、減速機１２の出力軸に原動プーリー１３
が固定されている。

一方前記駆動軸８に駆動プーリ１４が固定され、駆動プ
ーリ１４と原動プーリ１３の間にベルト１５が張掛され
てモータ１１の回転を減速機１２を介して駆動軸８に伝
達している。

、駆動軸８はさらにその両端部ｔこ、駆動スプロケット
１６（一方を図示省略）を固定するとともに、前記枠体
９の他端部に一対の従動スプロケット１７（一方を図示
省略）を設け、７駆動スプロケツト１６および従動スプ
ロケット１１の間に一対のチェーン１８（一方を図示省
略）を帰掛し、かつ、チェーン１８に一対のアイドラス
プロケット１９（一方を図示省略）を設けてチェーン１
８を張るようにしている。

アイドラスプロケット１９はその軸が角形の固体スライ
ダ２０に回転自在に保持され、スライダ２０の外側面は
、Ｌ字形レバー２１の先端に断面コ字形枠２１ａを形成
してこの枠２１ａに摺動自在に嵌め込み、かつ、枠２１
ａのの内部に装着されたコイルばね２２に支持されてい
る。

このコイルばね２２はアイドラスプロケット１９を軸と
直交する方向すなわちチェーン１８を張る方向にばね付
勢力を有する。

■７字形レバー２１はその折曲部２３が枠体９の中間部
に枢着され、他方側は把持部２４を設けて操作できるよ
うにし、Ｌ字形レバー２１を第３図のようｆ、ｉ ３個
の溝２５ａ 、２５ｂ 、２５ｃをもった位置決め板２
６に前記ばね２２により規制させて揺動するようにする
ことにより、アイドラスプロケット１９によるチェーン
１８の張り方向を変更できるようにしている。

チェーン１８には所定間隔でチェーンプレート２１が取
付けられ、一対のチェーン１８間で対向するチェーンプ
レート２７（一方を図示省略）間にそれぞれ軸２８・・
・を架設し、各軸に大径ローラ２９および小径ローラ３
０よりなる一組のローラ群を通している。

その場合、大径ローラ２９と小径ローラ３０の配置関係
は次のようにする。

すなわち、第４図のように軸２８・・・の中央には常に
一個の小径ローラ３０ａを挾んで大径ローラ２９ａ。

２９ｂを配置し、大径ローラ２９ａ 、２９ｂの両側で
は大径ローラ２９Ｃ，２９ｄが軸２８・・・を通して順
次軸方向に位置が変わる（変位量ｈ）ように複数の小径
ローラ３０ｃを挿入する。

前記枠体９にはそれぞれチェーン１８の表面を被覆する
ケース３１．３１’が設けられ、ケース３１ 、３１’
間に柔軟性カバー３２が張設されて第２図のように大径
ローラ２９によって表面がでこぼこするようになり、チ
ェーン１８の回動により、ローラ２９，３０がカバー３
２の内面を移動する。

第５図および第６図にこのマツサージ機の使用方法を示
す。

すなわち、肘掛椅子３３の前方にこのマツサージ機を設
置し、肘掛椅子３３に座って脚足３４を図のようにマツ
サージ機Ａ−の上面にのせ、モータ１１の、駆動用電源
スィッチ（図示省略）を操作して使用する。

さて、足裏をマツサージする場合、角形バー１０を凹凸
部７の最内側に位置させて枠体９を最も大きく傾くよう
にして駆動軸８を上方に位置させ、脚足３４を一点鎖線
のようにカバー３２の最上位置でしかも中央位置ｌこ載
せる。

この結果、足裏にはカバー３２内を回動している軸２８
に付いた大径ローラ２９ａ 、２９ｂが当るようになっ
てマツサージされ、しかもローラ群の大径ローラ２９で
も曲率半径は小さいので強いマツサージ効果を与える。

足裏を側方に移動すると、軸２８・・・について順次軸
方向にずれている大径ローラ２９ｃ 、２９ｄの作用に
よって足裏の側方からもみほぐすようなマツサージ効果
が得られ、足裏側部のマツサージに効果がある。

また、枠体９を水平姿勢にして足裏をアイドラスプロケ
ット１９による張出位置上に位置させてもよい。

また、脚足３４のふくらはぎをマツサージする場合、脚
足３４を実線で示すようにカバー３２の上面にのせて使
用する。

この場合、枠体９の傾きを水平にする程重量がかかるた
め枠体９の傾きを調整することによって全体強度を調整
できる。

また、レバー２１を移動操作して第６図のようにアイド
ラスプロケット１９の張り方向を変えるさ、それに応じ
てふくらはぎの任意局部を特に強くマツサージすること
ができる。

さらに載せ位置を側方（第４図仮想線）の位置にすると
大径ローラ２９ｃは順次軸方向に変位したものが回動し
てくるため、挾むような感じを与える側方マツサージ（
ふくらはぎマツサージに最も適切とされている）が可能
となり、ローラによる単なるローリング効果のみならず
もみ効果も与えるこさとなる。

以上のように、この発明のマツサージ機は、回動する一
対の伝動体間にマツサージ用ローラを架設し、この伝動
体を外方任意方向へ張るようにしたため、局部マツサー
ジができしかも強弱調整ができ、その操作も簡単にでき
るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のマツサージ機の使用状態を示す略図、第
２図はこの発明の〜実施例の一部切欠斜視図、第３図は
位置決め板の正面図、第４図はローラ群の要部図、第５
図は第２図の使用状態を示す側面図、第６図はその要部
拡大図である。 ８・・・・・・駆動軸、９・・・・・・枠体、１６・・
・・・・駆動スプロケット（駆動輪）、１７・・・・・
・従動スプロケット（従動輪）、１８・・・・・・チェ
ーン（伝動体）、１９・・・・・・アイドラスプロケッ
ト（アイドラ輪）、２１・・・・・・Ｌ字形レバー、２
２・・・・・・ばね、２９・・・・・・大径ローラ、３
０・・・・・・小径ローラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 駆動軸に増付けられた一対の駆動輪と、前記駆動軸
   に平行な軸心をもって前記駆動輪に並設された一対の従
   動輪と、前記駆動輪および従動輪の間に張掛された一対
   の伝動体と、この一対の伝動体を外方へ方向調整可能に
   張ることができる一対のアイドラ輪と、前記一対の伝動
   体間に所定間隔で架設されたマツサージ用ローラとを備
   えたマツサージ機。 ２ 前記駆動輪および前記従動輪の軸心を含む平面の水
   平面に対する角度を調節可能に構成した特許請求の範囲
   第１項記載のマツサージ機。 ３ 前記マツサージ用ローラは１本のローラ架設軸にお
   いて中央の小ローラを挟んで大ローラが並び、そのさら
   に両側に小ローラと大ローラが、他のローラ架設軸との
   関係において犬ローラを軸方向ｌこ順次ずらせるように
   配置されている特許請求の範囲第１項記載のマツサージ
   機。