JPS5929437Y2 - ム−ビングコイル形ピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents

ム−ビングコイル形ピツクアツプカ−トリツジ

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JPS5929437Y2
JPS5929437Y2 JP17367677U JP17367677U JPS5929437Y2 JP S5929437 Y2 JPS5929437 Y2 JP S5929437Y2 JP 17367677 U JP17367677 U JP 17367677U JP 17367677 U JP17367677 U JP 17367677U JP S5929437 Y2 JPS5929437 Y2 JP S5929437Y2
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coil
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vibration
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憲四郎 相沢
久志 岡田
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ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はステレオ再生用のムービングコイル形ピック
アップカートリッジに関するものである。
一般にムービングコイル形ピックアップカートリッジは
、これを大別した場合にコイルを磁界中で回転運動させ
るタイプと直線運動させるタイプとに分けることができ
、従来前者として例えば第1図に示したものが知られて
おり、後者として例えば第2図に示されたものが知られ
ている。
第1図について説明すると、この図において1はマグネ
ット、2,3はヨーク、4はポールピースであり、ヨー
ク2の後端面とポールピース4の前端面との間に磁気ギ
ャップ5が形成され、この磁気ギャップ5中において左
右チャンネルのコイル6の巻装された巻芯7がダンパ8
を介してポールピース4の前端面に取付けられ、前記巻
芯7の前側にカンチレバー9がその針先10を有する先
端部をヨーク2に形成された孔11から外方−・突出さ
せて取付けられ、針先10で捕捉された機械的振動が巻
芯7およびコイル6に伝達されたときにこれらが巻芯6
の振動中心を中心として回転運動し、この結果コイル6
に電圧が誘起されるようになっている。
しかしながらこのピックアップカートリッジによれば、
磁気ギャップ5中においてコイル6が巻芯7と共に回転
運動し、また磁気ギャップ5中にダンパ8が介在された
構成であるため、磁気ギャップ5の間隔が犬となってこ
の磁気ギャップ5中の磁束密度が高くとれず、したがっ
て出力電圧が大きくとれない欠点がある。
この場合、前記コイル6の巻数を増加させたり、また前
記巻芯7を磁性材料で構成することによって出力電圧の
増大が計れるが、このような構成においては振動系の質
量が増加して高域コンプライアンス、トラッカビリティ
等の特性を悪化させる欠点がある。
また第2図について説明すると、この図に示されたピッ
クアップカートリッジは1.左右チャンネルのコイル1
2,12がリンク13,13を介して針先14を有する
カンチレバー15に連結され、針先14が左右チャンネ
ルの機械振動を捕捉したときにコイル12.12が図示
矢印方向へ直線運動するようになっている。
このピックアップカートリッジによれば、コイル12.
12の運動が直線方向になされるため、これらコイル1
2.12が磁束に直交してこれを切ることができ、した
がって磁束の有効利用が計れるから第1図のピックアッ
プカートリッジに比較して高い出力電圧を得ることがで
きる。
し・かじながら、このピックアップカートリッジではコ
イル12,12とリンク13.13との間およびリンク
13.13とカンチレバー15との間等の機械的結合が
弱く、したがって分割共振を起生じたり外部からの衝撃
によって所期性能を損うことがあり、また構造が複雑で
あり、安定性を欠く等の欠点がある。
また、ムービングコイル形ピックアップカートリッジに
ついて、そのコイルの機械的振動特性をステレオ信号を
得る面から考察すると、上記第1図、第2図に示したも
のを含む従来のムービングコイル形ピックアップカート
リッジにおいては、レコード盤音溝の各斜面の波形を各
斜面に対し直角な方向、すなわち水平方向に対し45度
傾斜した方向の振動として直接的に検出する方式を採用
している。
しかるにピックアップカートリッジにおいては、その振
動系の針先に加わる加重は垂直方向のみに作用する反面
水平方向の振動にはほとんど無関係であり、またレコー
ド盤の反りに基づく振動も垂直方向のみに作用する等垂
直方向と水平方向とでは振動に対し与える要因やその大
きさが相違する。
したがってピックアップカートリッジにおいては、水平
方向の振動と垂直方向の振動に与える要因の相違を考慮
して、それぞれの要因に基づく悪影響を除去するよう水
平方向と垂直方向のそれぞれの動作に適合した構成とす
ることが望ましい。
換言すれば、振動系の機械的振動特性を、水平方向と垂
直方向とにおいて異ならせることが望ましい。
しかしながら前述のような従来一般の振動検出方式では
、水平方向および垂直方向に対し左右に45度傾斜した
方向の振動を検出して左右チャンネルの出力を直接的に
得る関係上、構造的、電気的に対称性を必要とし、この
ため前述のように振動系の機械的振動特性を水平方向と
垂直方向とで異ならせることは不適当かつ困難であり、
結果的に電気的出力特性の劣化を招来していた。
また、従来のピックアップカートリッジとして、上記の
ピックアップカートリッジのように左右チャンネルの出
力を直接取り出すことなく、水平方向の振動と垂直方向
の振動とを別々に検出し、この検出信号に基づいて左右
チャンネル信号を得るようにしたバリアブルレラクタン
ス形ピックアップカートリッジが知られている。
このピークアップカートリッジは左右チャンネル信号の
検出方式に特徴を有するものであるが、水平方向の振動
と垂直方向の振動の検出方式が異なるため、水平方向と
垂直方向との電気的出力特性が異なって安定した分離特
性が得られない欠点があり、かつまた磁気回路等の構成
が複雑であると共に振動系の等価質量が大になるという
欠点がある。
この考案は上記の事情に鑑み、振動系のコイルに高い出
力電圧が得られると共にその動作が安定して得られ、構
成が簡単でしかも振動系の機械的振動特性に基づいて電
気的出力特性の劣化を起生しないようにしたムービング
コイル形ピックアップカートリッジを提供するもので、
カンチレバーの後部周縁部に、垂直コイルおよび水平コ
イルを前記カンチレバーの軸線を通る垂直仮想面上およ
び水平仮想面上に各々配置して取り付けるとともに、こ
のカンチレバーをその後端部を振動中心として振動可能
に支持して振動系を構成し、前記垂直仮想面および水平
仮想面の各々を中に挾むように各マグネットを対向配置
するとともに、これらマグネットの各対向端面同士が各
々互いに異なる単一極性の磁極面となるべぐ着磁してこ
れら各対向端面間に形成される磁気ギャップ内に全域に
わたって前記各仮想面に直交する方向の磁界が生じるよ
うに構成し、前記水平コイルから前記カンチレバーの水
平方向の振動に対応する電圧を取り出し、前記垂直コイ
ルから前記カンチレバーの垂直方向の振動に対応する電
圧を取り出すとともに、これら各コイルを前記各電圧の
和電圧および差電圧を得るように結線し、これら和電圧
および差電圧を左チャンネルおよび右チャンネルの信号
出力とするようにしたものである。
また、前記各コイルはそれぞれ各対応するコイルベース
上にフォトエツチング等により形成され、前記コイルベ
ースを介して前記コイルサポートに取付けられた薄膜コ
イルである。
またこれらのコイルは、各コイルベースの一方の面に渦
巻状に形成され、各渦巻外端側の端子がコイルベースの
一方の面に形成されると共に各渦巻内端側の端子がコイ
ルベースの他方の面に導出されてなるものである。
以下、この考案の実施例を第3図ないし第7図を参照し
て説明する。
第3図、第4図において、21は先端部21aに針先2
2を有するカンチレバーであり、その後部21bにはコ
イルサポート23が取付けられている。
コイルサポート23は、合成樹脂等非磁性材料により例
えば円盤状に形成されたもので、その中心に形成された
孔24を介してカンチレバー21を嵌着固定している。
コイルサポート23の周縁部には、カンチレバー21の
軸線に直交する垂直線およば水平線上に位置させて4つ
のコイルユニット取付溝25a〜25dが形成されてお
り、上下のユニット取付溝25a 、25cに垂直コイ
ルユニツ)26a 、26cが取付けられ、左右のユニ
ット取付溝25b、25dに水平コイルユニット26b
、26dが取付けられている。
前記各コイルユニット26a〜26dは、各同様の構造
をもって構成されており、各同様の状態でコイルサポー
ト23に取付けられている。
すなわち、垂直コイル26aは、その詳細を第5図ない
し第7図に示すように、シリコン樹脂を正方形の板体に
形成して得たコイルベース27aの一方の面に、銅、ア
ルミニウム等導電性材料からなる渦巻状の垂直コイル2
8aを形成し、この垂直コイル28aを覆うようにポリ
ウレタン、エナメル樹脂等絶縁性材料からなる絶縁層2
9を形成してなるものである。
この場合、垂直コイル28aはフォトエツチングにより
コイルベース27a上に形成されたものである。
また、この垂直コイルユニットにおいて、垂直コイル2
8aの渦巻外端側(D 接続端子30がコイルベース2
7aの一方の而(垂直コイル28aが形成されている側
)に形成され、渦巻内端側の接続端子31がコイルベー
ス27aを貫通してその他方の面に導出されている。
そしてこの垂直コイルユニツ)26aは、コイルベース
27aにおける1つの角部を取付部32として前記コイ
ルユニット取付溝25aに嵌着固定されている。
同様にして、水平コイルユニット26bがコイルベース
27bに水平コイル28bを形成すると共に絶縁層29
を形成して構成され、垂直コイルユニット26cがコイ
ルベース27cに垂直コイル28cを形成すると共に絶
縁層29を形成して構成され、水平コイルユニツ)26
dがコイルベース27dに水平コイル28dを形成する
と共に絶縁層29を形成して構成され、水平コイルユニ
ツ)26bがコイルユニット取付溝25bに嵌着固定さ
れ、垂直コイルユニツ)26cがコイルユニット取付溝
25eに嵌着固定され、水平コイルユニツl−26dが
コイルユニット取付溝25dに嵌着固定されている。
このようにしてコイルサポート23に取付けられた各コ
イルユニット268〜26dは垂直コイルユニット26
a。
26cがカンチレバー21の軸線を通る垂直仮想面上に
位置し、水平コイルユニット26b、26dがカンチレ
バー21の軸線を通りかつ前記垂直仮想面に直交する面
上(第3図、第4図に示す状態においてカンチレバー2
1の軸線を通る水平仮想面上)に位置して配設されてい
る。
このように配設された各コイルユニットにおいて、垂直
コイルおよび水平コイルは、そのコイル軸が対応する上
記仮想面に対して直交するように位置している。
そして、前記カンチレバー21およばコイルサポート2
3は、ゴム等弾性材料からなる円盤状のダンパ33を介
しい円柱状の支持体34の前面に取付けられている。
すなわち、コイルサポート23の後面と支持体34の前
面との間にダンパ33が介在され、カンチレバー21の
後端部21b内部に充填形成された支持部材35と支持
体34の中心部軸線方向の孔36内に挿入配置された支
持部材37との間に亘って前記ダンパ33の中心孔38
を貫通してサスペンションワイヤ39が張設固定され、
このサスペンションワイヤ39によってカンチレバー2
1およびコイルサポート23が支持体34側に支持され
ている。
かくして、カンチレバー21.針先22、コイルサポー
ト23、各コイルユニット26a〜26d1ダンパ33
、支持部材35およびサスペンションワイヤ39がこの
ピックアップカートリッジの振動系を構成している。
この場合、この振動系における振動中心は、カンチレバ
ー21の軸線上でコイルサポート23の厚み方向中間点
、すなわち第3図中符号40で示したカンチレバー21
の後端部にあるように設定されている。
一方、前記支持体34の前端部には、前記コイルユニツ
)26a〜26dを各々中に挾んでマグネット41〜4
4が環状配設されている。
マグネット41〜44はそれぞれ異極を対向させて配置
され、例えばマグネット41のN極とマグネット42の
S極とが対向して配置され、これら異極間に垂直コイル
ユニット26aの位置する面に直交する方向に磁束が流
れる磁気ギャップ45が形成され、同様にして各コイル
ユニット26b〜26dの配置された部分に磁気ギャッ
プ46〜48が形成されている。
かくして、マグネット41〜44の各対向端面同士は、
各々互いに異なる単一極性の磁極面となるように着磁さ
れ、各対向端面間に形成される磁気ギャップ内に全域に
わたって前記各仮想面に直交する方向の磁界が生じるよ
うに構成されている。
この場合、各コイルユニット26a〜26dは、各コイ
ル28a〜28dの後半部が対応する磁気ギャップ45
〜48中に臨むように配置されている。
また、マグネット41〜44の前端面には合成樹脂等非
磁性材料からなる間隙形成部材49〜52が取付けられ
ており、これら間隙形成部材49〜52によって各コイ
ルユニット26a〜26dの前半部の位置する部分に、
それぞれ対応する磁気ギャップ45〜48と連続しかつ
これら磁気ギャップ45〜48と同一間隙幅を有する制
動材充填用間隙53〜56が形成されている。
そしてこれら間隙53〜56および磁気ギャップ45〜
48中には各コイルユニット26a−26dに制動作用
を附与するシリコンオイル等粘性流体からなる制動材が
介在されている。
しかして、上記の構成において振動系の各コイル28a
〜28dは、垂直コイル28a 、28cが垂直方向に
配置され、水平コイル28b、28dが水平方向に配置
されているから、垂直コイル28a、28cは垂直方向
の振動によってのみ電圧を誘起し、水平コイル28b
、28dは水平方向の振動によってのみ電圧を誘起する
したがって、この振動系においてはレコード盤の音溝に
刻まれた信号を垂直方向の振動成分と水平方向の振動成
分とに分けて検出するから垂直コイル28a。
28eと水平コイル28b 、28dとの機械的振動特
性を適宜異ならせて電気的出力特性の劣化を防止するこ
とができる。
すなわち、この振動系においては、垂直コイルユニツ)
26a 、26cと水平コイルユニット26b 、26
dとの質量を変えたり、あるいはダンパ33における垂
直方向と水平方向とのスチフネスを変える等し、これに
よって垂直コイル28a、28cと水平コイル28b。
28dとの各対応する機械的振動特性を異ならせ、結果
として垂直コイル28a 、28cと水平コイル28b
、28dとに各運動方向の相違によって電気的出力特性
の相違が生じないように構成されている。
次に、前記振動系における各コイル28a〜28dの結
線状態について説明すると、垂直コイル28aと水平コ
イル28bとは垂直コイル28aの出力電圧V1と水平
コイル28bの出力電圧H1とがプラスされるように接
続され、垂直コイル28Cと水平コイル28dとは垂直
コイル28cの出力電圧V2と水平コイル28dの出力
電圧H2とがマイナスされるように接続されている。
また、45/45方式レコード盤の再生においては水平
方向の振動出力と垂直方向の振動出力との和出力が左チ
ャンネル信号であり同差出力が右チャンネ小信号である
から、前記垂直コイル28aと水平コイル28bとの出
力端子からは、左チャンネルの信号出力が得られる。
また、水平コイル28bと垂直コイル28cとの出力端
子からは右チャンネルの信号出力が得られる。
以上の構成のもとに、このピックアンプカートリッジは
、針先22が図示しないレコード盤の音溝から信号を機
械振動として捕捉すると、この振動がカンチレバー21
.コイルサポート23を介して各コイルユニット26a
〜26dに伝達され。
各コイル28a〜28dがそれぞれ対応する磁気ギャッ
プ45〜48の磁束を切り、垂直コイル28a、28c
に垂直方向の振動による電圧が誘起され、水平コイル2
8b 、28dに水平方向の振動による電圧が誘起され
る。
この場合、各コイル28a〜28dの運動方向は振動系
の振動中心位置40を支点とした前後方向、すなわち対
応する磁気ギャップ45〜48の磁界中においてカンチ
レバー21の軸線方向に沿う略直線的な動きとなり、各
コイル28a〜28dが磁界中の磁束を、この磁束に直
交して直線的に切ることになる。
例えば垂直コイル28a 、28cは、第3図に矢印で
示したように磁束Bの方向に対して直交する方向へ略直
線的に振動する。
また、垂直コイル28a。28cと水平コイル28b
、28dとは、それぞれの振動方向に対して最も適合し
た状態で振動するようにその機械的振動特性を異ならせ
であるから、各運動方向の相違によって電気的出力特性
が相違することなく運動する。
かくして、垂直コイル28a 、28Cによって取出さ
れた垂直方向の振動による電圧と水平コイル28b 、
28dによって取出された水平方向の振動による電圧と
は、前記各組コイルがこれら電圧の和電圧と差電圧とを
得るように結線されているから、左右チャンネル信号電
圧に分離されて取出されることになる。
なお、上記実施例においては、振動系のコイル28a〜
28dの結線において、各コイル28a〜28dをそれ
ぞれシングル動作させるように接続した場合について述
べたが、垂直コイル28a。
28cをプッシュプル動作、水平コイル28b。
28dをそれぞれシングル動作させるように結線し、出
力電圧(V1+V2)と出力電圧H1との和電圧(ある
いは差電圧)、および出力電圧(V1+V2)と出力電
圧H2との差電圧(あるいは和電圧)を左右の出力信号
として取り出すように構成してもよい。
また、水平コイル28b 、28dをプッシュプル動作
、垂直コイル28a 、28cをシングル動作させるよ
うに結線し、出力電圧(Hl +H2)と出力電圧V、
との和電圧(あるいは差電圧)、および出力電圧(Hl
+H2)と出力電圧V2との差電圧(あるいは和電圧
)を左右の出力信号として取り出すように構成してもよ
い。
以上の説明から明らかなように、この考案によれば、カ
ンチレバーの後部周縁部に、垂直コイルおよび水平コイ
ルを前記カンチレバーの軸線を通る垂直仮想面上および
水平仮想面上に各々配置させて取付け、前記垂直仮想面
および水平仮想面の各々を中に挾むように各マグネット
を対向配置するとともに、これらマグネットの各対向端
面同士が各々互いに異なる単一極性の磁極面となるべく
着磁してこれら各対向端面間に形成される磁気ギャップ
内に全域にわたって前記各仮想面に直交する方向の磁界
が生じるように構成したから、磁気ギャップ中の磁束密
度が高く得られると共に磁束の有効利用が計れ、この結
果出力電圧を高く得ることができる。
また水平方向と垂直方向の電気的・機械的振動特性を、
必要に応じて容易に相違させることができる。
また、バリアプルリラクタンス形ピークアップカートリ
ッジと比較した場合に、より簡単な構成で、ステレオ信
号の左右チャンネル出力を得ることができる。
また、更に、振動系の等価質量を小となし得るから、コ
ンプライアンス、トラッカビリティ等の特性の向上を計
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のムービングコイル形ピックアップカー1
− ’Jツジの一例を示す縦断面図、第2図は同他の例
を示す要部正面図、第3図はこの考案によるムービング
コイル形ピックアップカートリッジの要部縦断側面図、
第4図は同要部正面図、第5図は同ピックアップカート
リッジにおける垂直コイルユニットの正面図、第6図は
同側面図、第7図は同要部縦断面図である。 21・・・・カンチレバー、22・・・・・・針先、2
3・・・・・・コイルサポート、26a 、26c・・
・・・・垂直コイルベースh、26b、26d・・・・
・・水平コイルユニット、27a〜27d・・・・・・
コイルベース、28a。 28c・・・・・・垂直コイル、28b 、28d・・
・・・・水平コイル、41〜44・・・・・・マグネッ
ト、45〜48・・・・・・磁気ギャップ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)先端に針先を有するカンチレバーの後部周縁部に
    、垂直コイルおよび水平コイルを、前記カンチレバーの
    軸線を通る垂直仮想面上および水平仮想面上に対応する
    各仮想面に対して各コイル軸が直交するように各々配置
    して取り付けるとともに、このカンチレバーをその後端
    部を振動中心として振動可能に支持して振動系を構成し
    、前記垂直仮想面および水平仮想面の各々を中に挾むよ
    うに各マグネットを対向配置するとともに、これらマグ
    ネットの各対向端面同士が各々互いに異なる単一極性の
    磁極面となるべく着磁してこれら各対向端面間に形成さ
    れる磁気ギャップ内に全域にわたって前記各仮想面に直
    交する方向の磁界が生じるように構威し、前記垂直コイ
    ルおよび水平コイルを各々対応する磁気ギャップ中で振
    動させて、前記水平コイルから前記カンチレバーの水平
    方向の振動に対応する電圧を取り出し、前記垂直コイル
    から前記カンチレバーの垂直方向の振動に対応する電圧
    を取り出すとともに、これら各コイルを前記各電圧の和
    電圧およば差電圧を得るように結線し、これら和電圧お
    よび差電圧を左チャンネルおよび右チャンネルの信号出
    力とするようにしたことを特徴とするムービングコイル
    形ピックアップカートリッジ。
  2. (2)前記水平コイルおよび垂直コイルをそれぞれフォ
    トエツチングにより各対応するコイルベース上に形成し
    、前記コイルベースを前記コイルサポートに固定してな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のムービングコイ
    ル形ピックアンプカートリッジ。
  3. (3)前記水平コイルおよび垂直コイルをそれぞれ各対
    応するコイルベースの一方の面に渦巻状に形成し、これ
    ら各コイルの渦巻外端側の端子を各コイルベースの一方
    の面に形成すると共に渦巻内端側の端子を各コイルベー
    スの他方の面に導出してなる実用新案登録請求の範囲第
    2項記載のムービングコイル形ピックアップカートリッ
    ジ。
JP17367677U 1977-08-10 1977-12-23 ム−ビングコイル形ピツクアツプカ−トリツジ Expired JPS5929437Y2 (ja)

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