JPS5928845Y2 - 印刷ラベル用ロ−ル凸板印刷機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープ状被印刷体、特に衣料用表示ラベル用
のテープ状被印刷体に印刷を施すロール凸版印刷機構の
改良に関するものである。

被服、寝具等の衣類に付着され、その衣類の品質、サイ
ズ、品番、取扱方、等を表示する、いわゆる衣料用表示
ラベルとして、最近では、表示事項をテープ状シートに
印刷、カントして成るもの（以下、印刷ラベルと呼ぶ）
が多く採用されている。

このような印刷ラベルは、版胴ロール面にあって、必要
な文字、マーク等を刻印して成る凸版から、印刷用文字
、マーク等を一担ブラケットロール面に転写し、当該ブ
ラケントロール面をテープ状被印刷体に圧接せしめろこ
とによって、印刷を完了し、提供されろものである。

ところで、衣料用印刷ラベｂの表示事項は、品番、サイ
ズ、混紡率、取扱方、等きわめて多種多様なものであっ
て、これらの表示事項は品物に応して頻繁にかえなげれ
ばならな（・ものである。

従来、上記のごとき印刷ラベルの表示事項の多様性に対
応するために、ロール凸版印刷機構中の版胴システム（
版胴ロール）として次のものが用いられている。

Ｃ版胴ロール面に鉛活字を嵌込むための溝を設け、印刷
に際しては要求されろ表示事項に合った鉛活字をその都
度選定し、取り替えて印刷を行なう。

■感光性樹脂にて表示事項別に多くの凸版を製版してお
き、印刷に際しては、印刷を要求されろ表示事項に合っ
た凸版を、その都度選定し、粘着剤等を用いて版胴ロー
ル面に貼り澹えて印刷を行う。

ところで、すでに述べたごとぐ、印刷ラベルの表示事項
）ま、きわめて多種多様であり、上記■■いずれの版胴
システムにおいても、非常に多種多様の鉛活字あるいは
感光性樹脂凸版を備えておく必要がある。

又、緊急に印刷を要求されろ表示事項であって、その備
えのないものに関してはその都度、鉛活字あるいは感光
性樹脂凸版を製造しなげればならず、しかしながら、製
造工程がきわめて複雑で、緊急の製造は不可能であり、
凸版として備えのない表示事項の緊急の印刷には応じら
れない。

特に、最近多く用いられている感光性樹脂凸版の製版は
、カメラ撮影、殖版、焼き付け、露光、等多くの工程を
必要とし、緊急の製版要求に応じられな（・ことはもち
ろん、通常の製版においても、きわめて長時間、高経費
が必要であり、ために、印刷ラベルのコスト高にもつな
がって（・ろ。

現状の印刷ラベル用ロール凸版機構にあっては、以上の
ごとき問題点があり、これら問題点の解決が強く望まれ
ている。

本考案者達は、斜上のごとき問題点に鑑み、鋭意研究の
結果、従来のロール凸版印刷機構におげろ版胴システム
の改良に成功し、本考案を完成するに至ったものである
。

本考案は、版胴ロール１面の凸版２から該版胴ロール１
に接触して回転するブランケットロール３面に、テープ
状被印刷体４を圧胴ロール５の圧で、圧接することによ
り、テープ状被印刷体４に印刷を施すロール凸版印刷機
構において、打刻によって凸出文字・マークを現出させ
て成るテープ状凸版を、印刷を要求されろ文字・マーク
に応じて適宜選定し、これを版胴ロール１面に自由に着
脱せしめ得ろようにしたことを特徴とする印刷ラベル用
凸版印刷機構に関するものである。

本考案にいう、打刻によって凸出文字・マークを現出さ
せて成るテープ状凸版（以下単にテープ状凸版と呼ぶ）
とは、文字マーク刻印工具、あるいは刻印装置等（例え
ばテープライター）によって、文字マークが刻印された
プラスチックテープ等を指すものである。

すなわち、本考案は印刷が要求されろ文字マークを、文
字マークの簡易な刻印具によって、プラスチックテープ
等に所望の文字マークを打刻することにより、きわめて
簡単に得られた凸出文字・マーク付プラスチックテーフ
あるいはアルミ薄板のごとき金属薄板等を凸版すなわち
本考案で（・うテープ状凸版として応用することを特徴
とするものである。

このテープ状凸版の版胴ロール面への着脱手段は、テー
プ状凸版の裏面に粘着剤を設けておくことによって、き
わめて簡単に行えろか、その他版胴ロール面に溝を設け
この溝内にテープ状凸版をスライドさせることでも可能
である。

したがって、本考案は手持の凸版にない文字マークにつ
いての印刷の要望に対して、即座にその文字マーク凸版
の供給が可能であって、従来の例えば、感光性樹脂によ
る製版のごとく、長時間、高経費を必要としないもので
ある。

すなわち、本考案の印刷ラベル用ロール凸版印刷機構は
、従来の機構のごとく文字マーク凸版の多くの種類を常
に晧えておく必要はなく、にもかかわらずいかなる緊急
な印刷の要望に対しても簡単に応することが可能である
という画期的なものである。

このように画期的な印刷操作は鉛活字あるいは感光性樹
脂凸版を用（・ろ従来の版胴システムを採用しているロ
ール凸版印刷機構においては、鉛活字あるいは感光性樹
脂凸版の製造工程の複雑さ、及び経費高の点でとうてい
実現され得ないものであり、本考案によってはじめて実
現が可能となるものである。

以下、図面に示した具体例に従って、さらに詳しく説明
する。

第２図は、本考案の版胴システムの説明図であり、１は
版胴ロール ６ａｔ６ｂ＋６ｃ、６ｄはそれぞれ本考案
でいうテープ状凸版を示すものである。

第２図イにあって、色採の表示印刷を（赤）なる刻印の
テープ状凸版６ｃによって行っているところ、これを（
Ｒｅｄ ）なる表示にかえろ要望に対して、文字マーク
の簡易刻印具により、プラスチックテープに（Ｒｅｄ
）なる文字を打刻して、（Ｒｅ ｄ ）刻印のテープ状
凸版６ｄを得、これを（赤）刻印のテープ状凸版６ｃと
貼り替えろことで表示かえの要望に、即座に応するもの
である。

以上のごとく、本考案の版胴システムを採用した印刷ラ
ベル用ロール凸版印刷機構はいかなる表示印刷の要望に
対しても、短時間低コストで簡単に応することのできろ
画期的なものであって、業界にとって大きく貢献するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は印刷ラベル用ロール凸版印刷機構の斜視図、第
２図は、本考案版胴システムの説明図である。 １・・・・・・版胴ロール、２・・・・・・凸版、３・
・・・・・ブランケノ）ｏ−ル ４・・・・・・テープ
状被印刷体、５・・・・・・圧胴ロール ６ａ、６ｂｔ
６ｃ、６（Ｅ＋・−・−テープ状凸版。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 版胴ロール１面の凸版２から、該版胴ロール１に接触し
   て回転するブランケットロール３面に、印刷用文字、マ
   ークを転写し、当該ブランケントロール３面にテープ状
   被印刷体４を圧胴ロール５の圧で、圧接することにより
   、テープ状被印刷体４に、印刷を施す、ロール凸版印刷
   機構において、打刻によって凸出文字、マークを現出さ
   せて戒ろ、プラスチックテープ製凸版を、印刷を要求さ
   れろ文字、マークに応じて適宜選定して、これを版胴ロ
   ール１面に着脱せしめろことにより、該プラスチックテ
   ープ製凸版を使い捨てすることができろようにしたこと
   を特徴とする印刷ラベル用ロール凸版印刷機構。