JPS5928694A - 燃料集合体の核分裂物質濃度測定法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は燃料集合体の核分裂物質濃度測定法に係る。

〔発明の技術的背景〕

使用済燃料集合体にあっては、そのフィツサイル量を知
ることができれば、再処理工程における臨界安全性を容
易に確保することができ、また核燃料の保障措置を十分
に行うことができる。また、それにより燃焼計算手法の
妥当性を評価することもできる。

ところが、現在燃料集合体のフィツサイル濃度を測定し
得る測定法は存在しない。

〔発明の目的〕

本発明は上記の事情に基きなされたもので、燃料集合体
のフィツサイル濃度測定法を得ることを。

目的としている。

〔発明の概要〕

本発明では、燃料集合体のフィツサイル濃度と中性子増
倍率（ｋｅｆｆ　）とは密接な関連を有することを利用
して前記目的を達成している。

すなわち、水中に置かれた燃料集合体の一側に中性子検
出器を配置して中性子束を測定する。この時の中性子計
数率（バックグラウンド）は、γ”　　　　−ｙ−Ｊ　
　Ｗ　　　ｊ−＋−１，１，、、、−−子検出器とは正
面対向しない位置に中性子源を配置し、再び中性子束を
測定する。この時の計数率φは、 一ヒ式（１）中の右辺第１項は、中性子検出器に入来す
る中性子には、中性子源から放出され燃料集合体を透過
した中性子と、中性子源がらの中性子とフィツサイルと
の反応の結果生じた中性子との計数率を示している。従
って、φがらバックグラウンド、すなわち右辺第２項を
差引けば、ｋｅｆｆと関連する計数率が得られることと
なる。

なお、中性子源と中性子検出器の位置を前記のようにす
ることにより、（□−ｋｅｆρ／ａを大きくできるので
、測定精度は向上される。

而して、上記の測定を種々の既知のフィツサイル濃度の
燃料集合体について行い、フィツサイル濃度と式（１）
右辺第１項の値との関係を求めておけば、測定値φから
バックグラウンドを差引いた値から、フィツサイル濃度
を求めることができる。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す。すなわち、２箇の燃
料集合体Ｆを並べて平面形状が長方形となるようにし、
その−短辺側に中性子検出器りを配置してバックグラウ
ンドを測定し、次いで他の短辺側に中性子源Ｓを配置し
φを測定する。

この測定値からバックグラウンドを差引けば、（ａ＋１
１゜、ρＳが得られ、この値はｋｅｆｆを含んでいる。

上記の測定を組成のわかっている種々の燃料集合体につ
いて行い較正曲線を求める。第２図は、２チ濃縮度での
中性子束が互に１，０となるように規格化して求めた、
中性子源Ｓ、中性子検出器りの配置が第１図の場合（実
線）と、その配置が長方形の長辺側になされている場合
（破線）の較正曲線を示す。この図から本発明眞よれば
、較正曲線の勾配が大きくとれ、分解能のよい測定をな
し得る。

被測定燃料集合体について第１図に示す測定を行い、こ
の測定値と較正曲線とからフィツサイル濃度を求める。

なお、本発明は上記実施例に限定されない。燃料集合体
を３箇以上、長方形状に並べて測定することも可能であ
る。

〔発明の効果〕

上記から明らかなように、本発明によれば燃料集合体の
フィツサイル濃度を迅速且つ容易正確に求めることがで
きるので、例えば使用ずみ燃料の再処理工程における臨
界安全性管理、核燃料保障Ｎ置を有効に行うことができ
る。また、燃焼計算手法の妥当性の評価も可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の平面図、第２図は較正曲線を
示す図である。 Ｓ・・・中性子源、　　Ｄ・・・中性子検出器、Ｆ・・
・燃料集合体 出願代理人　弁理士　菊　池　五　部 系　ｌ　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水中に複数の燃料集合体を平面形状が長方形となるよう
   に並べて置き、その一方の短辺側において中性子検出器
   により中性子を測定し、その計数値を他方の短辺側に中
   性子源を配置した時の計数値から差引いた値を、組成の
   わかっている種々の燃料集合体につ戦て求めて較正曲線
   を作成し、被測定燃料集合体について前記と同様にして
   求めた差引いた値と前記較正曲線とから核分裂物質濃度
   を求めることを特徴とする燃料集合体の核分裂物質濃度
   測定法。