JPS5928510B2 - 可撓性パイプの巻取方法 - Google Patents

可撓性パイプの巻取方法

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JPS5928510B2
JPS5928510B2 JP11687580A JP11687580A JPS5928510B2 JP S5928510 B2 JPS5928510 B2 JP S5928510B2 JP 11687580 A JP11687580 A JP 11687580A JP 11687580 A JP11687580 A JP 11687580A JP S5928510 B2 JPS5928510 B2 JP S5928510B2
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JP
Japan
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pipe
diameter
winding
pressure
drum
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JP11687580A
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JPS5742458A (en
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隆夫 木村
義信 長岡
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、可撓性パイプの巻取方法に関し、さらに詳し
くは、巻取時の曲げによるパイプの座屈を防止した巻取
方法に関する。
水道管、ガス管等流体輸送を目的とした用途に幅広く使
用されてきた可撓性パイプ、特に可撓性プラスチックパ
イプは、近年、その用途をさらに拡大し、給排水用パイ
プはもとより、温室用、床暖房用ヒートパイプとして、
また地中送電ケーブルの冷却用パイプとしても盛んに使
用されるようになつてきた。
このような用途に使用されるパイプは、長尺もので30
m、50m) 100m等(3インチ管以下)、短尺も
ので4m) 8m等(4インチ管以上)の条長で敷設現
場に輸送、供給され、施工時に金属継手または融着等の
方法によつて接続、分岐して敷設されているが、水漏れ
等の事故の多くが継手部で発生すること、およびパイプ
敷設を容易にすると共に施工費を安くできることから、
近年、継手の数を極力減らすこと、即ちパイプをより長
尺で供給することの必要性が高まつている。
ところで、パイプを曲げる場合、パイプ材質に関係なく
パイプ外径と肉厚により定まる理論最小曲げ直径が存在
し、この直径以下に曲げるとパイプは座屈してしまうの
であり、可撓性パイプの巻取径は少くともこの直径以上
とする必要があるのである。この理論最小曲げ直径は、
3に42り/2t K−丁72に゜−T’72=0 〔−:理論最小曲げ半径、に:パイプ外半径、を■パイ
プ肉厚〕 の式で表わされるにの値より求めることができ、実験と
の照合を行なつた結果、非常によく一致す′ ることが
判明した。
但し、この理論最小曲げ直径のドラムでパイプを巻取る
と、クリープ変形が原因と考えられる座屈が発生する虞
れがあることから、可撓性パイプの巻取径は、クリープ
変形を考慮した安全率を見込んで、上記理論最小曲げ直
径j の1.5〜2.0倍に設定されている。また、巻
取径を小さくする程、パイプの偏平化度が大きくなり、
巻戻し施工時における継手の装着およびパイプの固定が
困難になることからも、巻取径を大きくすることが望ま
しいのである。0−方、パイプの巻取荷姿は、陸上輸送
である限り運搬できる高さ・巾・長さに制約を受け、日
本国内での制限は各々、約4m・3m・6mである。
従つて、可撓性パイプの巻取径は、運搬規制から上限が
、また座屈を防止する点から下限が制約’5 を受ける
ため、可撓性パイプは、ある限定された長さ以上は巻取
れないというのが現状であり、特に、パイプの径が大き
くなればなる程、巻取径を大きくする必要があり、それ
に伴いドラムに巻く段数を輸送寸法の制限から減らさざ
るを得ないので、連続したパイプで輸送できる長さに制
限を受けることになる。本発明は、上記現状に鑑み、理
論最小曲げ直径以下の曲げに対しても座屈せず、依つて
、該理論最小曲げ直径以下の巻取径で巻取ることを可能
とし、巻取荷姿で輸送することができるパイプ条長を増
加ならしめると共に、巻戻し後の形状を真円に維持せし
めるパイプ巻取方法を提供することを目的としてなされ
たもので、以下詳述すれば、本発明は、可撓性パイプを
巻取ドラムに巻取るにおいて、該パイプ内部を流体で加
圧下状態に保持して巻取ることを特徴とする。
以下、本発明を詳細に説明する。
図は、外径607H711肉厚3.4?で、前記式より
算出した理論最小曲げ直径115CfLの高密度ポリエ
チレンパイプを、該パイプの両開口端を密閉しその内部
を空気で加圧した状態で曲げた時の本発明者らの実験結
果に基づくものであり、下式で表わす曲げ倍率と偏平化
率との関係を示すグラフである。
なお、図中、記号Δは加圧していない場合であり、記号
E..]、QおよびCは各々1,2,3および5K9/
Cd(ゲージ圧)に加圧した場合である。
図から明らかなように、加圧していないパイプにおいて
は、曲げ倍率が1.0以下、即ち曲げ直径が理論最小曲
げ直径以下になると、偏平化率が急激に上がつて1.2
以上となり、座屈が発生する。この偏平化率が1.2以
上になると座屈が発生する現象は、各種サイズのパイプ
について一様にみられるものである。一方、パイプ内部
にそれぞれ1即/Dl2Ul3亙および5Uの圧力を負
荷したパイプにおいては、曲げ直径が理論最小曲げ直径
以下になつても、偏平化率を1.2以下に抑えることが
でき、座屈を生じない。
パイプ内部に圧力を負荷して曲げた場合には、パイプに
は、負荷圧力に応じて真円に戻ろうとする力が働き、こ
の力が偏平化を抑制しているものと思われる。本発明は
、以上の実験結果をもとになされた可撓性パイプの巻取
方法に関し、該パイプ内部を流体で加圧下状態に保持し
て巻取ることを特徴とする。
本発明において、可撓性パイプ内部を流体で加圧下状態
に保持するには、巻取るべき長さのパイプの両開口端を
、敷設時には開放、接続可能な適宜の手段で密閉すれば
よい。
また、可撓性パイプ内部を加圧下状態に保持するに使用
する流体としては、気体、液体のいずれでもよく、例え
ば、空気、窒素、二酸化炭素、ヘリウム、水、不凍液、
オイル等が挙げられる。
これら流体は、輸送時の温度等の環境、および敷設後の
除去方法等を考慮して適宜選択する。また、可撓性パイ
プ内部に負荷する圧力は、該パイプが保持できる圧力以
下であれば特に制限はないが、保管、輸送時の安全性お
よび法規制等の面から10K7/d(ゲージ圧)以下と
するのが望ましい。
なお、巻取ドラムの最小巻取径(胴径)が前記理論最小
曲げ直径以下である場合には、該最小巻取径における前
記偏平化率が1.2以下となる圧力を負荷することが必
須である。また、同一外径のパイプにおいては肉厚が厚
くなる程、負荷圧力を高くしなければ同等の効果が得ら
れない。なお、圧力の負荷は、連続して巻取ドラムに巻
取るパイプ成形工程において行つてもよく、パイプ成形
後に一旦、座屈の問題のない大きな径に巻取つた状態で
行い、引続いて輸送用巻取ドラムに巻直すこととしても
よい。以下、本発明をさらに具体的に説明するために実
施例を示す。
実施例 1 外径60H!11肉厚3.411!lの高密度ポリエチ
レンパイプを押出成形機にて500m製造し、胴径2m
のドラムに巻取つた。
次に、パイプの片端を金属継手およびキヤツプにより密
閉し、他方の片端には金属継手およびバルブを設け、ヘ
ビーコンプレッサーから空気を送り込み、内圧5Kf/
0r!lになつたところでバルブを閉じた。次いで、胴
径1m1つば径2m1内幅0.8mの輸送用ドラムに巻
直したところ、500m全部を巻取ることができた。こ
のとき、ドラム胴に接するパイプは僅かに偏平化し、パ
イプ真円60HIIの径に対して最大長径が62.1?
となつた。なお、このパイプの理論最小曲げ直径は1.
15mであり、内圧をかけずに胴径1mの輸送用ドラム
に巻取ろうとしたところ、周する前に座屈が発生した。
また、輸送用ドラムの胴径を1.5mとしたところ32
4m巻取れたが、このときのドラム胴に接するパイプの
最大長径は62.771111であり、本発明による方
法で巻取つたパイプより偏平化していた。実施例 2 外径97?、肉厚8.5?の中密度ポリエチレンパイプ
を実施例1と同様に内圧7K7/0fi1をかけ、胴径
1m1つば径3m1内幅2.4mの輸送用ドラムに巻直
したところ、1550m巻取ることができた。
このときのドラム胴に接するパイプの最大長径は103
711!lであつた。なお、このパイプの理論最小曲げ
直径は1.21mであり、座屈防止の安全率1.5を見
込んだ胴径1.8mのドラムで巻取ることのできるパイ
プ条長は720mであつた。上述のとおり、本発明の可
撓性パイプの巻取方法によれば、座屈が発生する巻取径
を大幅に低減化することができ、依つて、理論最小曲げ
直径以下の巻取径においても座屈を生じることなく巻取
ることができるので巻取るパイプの条長を増加すること
ができると共に、巻取時の偏平化を抑えかつ巻戻し後の
パイプ形状を真円に回復せしめることができるので施工
時の継手の装着およびパイプの固定が容易となる等の効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は、可撓性パイプを曲げた時の曲げ倍率と偏平化率と
の関係を示すグラフであり、グラフ中の記号Q..]、
eおよび1はパイプ内部を流体で加圧下状態に保持した
場合、記号△は加圧していない場合を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可撓性パイプを巻取ドラムに巻取るにおいて、該パ
    イプ内部を流体で加圧下状態に保持して巻取ることを特
    徴とする可撓性パイプの巻取方法。
JP11687580A 1980-08-25 1980-08-25 可撓性パイプの巻取方法 Expired JPS5928510B2 (ja)

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JPS5742458A JPS5742458A (en) 1982-03-10
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JPS5969827U (ja) * 1982-10-29 1984-05-11 株式会社東芝 ねじ締め装置
JPS62107928A (ja) * 1985-11-01 1987-05-19 Jiyuuji Kogyo Kk 弛緩止ボルトの製造装置
GB0918589D0 (en) * 2009-10-23 2009-12-09 Technip France Methods of reel-laying a mechanically lined pipe

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