JPS5928499B2 - バケツトエレベ−タの緩衝装置 - Google Patents

バケツトエレベ−タの緩衝装置

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JPS5928499B2
JPS5928499B2 JP9190577A JP9190577A JPS5928499B2 JP S5928499 B2 JPS5928499 B2 JP S5928499B2 JP 9190577 A JP9190577 A JP 9190577A JP 9190577 A JP9190577 A JP 9190577A JP S5928499 B2 JPS5928499 B2 JP S5928499B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パケットエレベータの緩衝装置として流体圧
シリンダ機構を用いると共に、その正確円滑な制御内容
が容易に得られるようにしたものに関する。
駆動、従動スプロケット間にエンドレスチェンを張架す
ると共に、該チェノに多数のパケットを列設することに
より、バラ物その他の物料を掬い取り状に搬送するパケ
ットエレベータは、荷役作業機器として多方面に利用さ
れているが、その一つとして船舶用のパケットエレベー
タ型アンローダがある。
これは第1図ζこその1例を図示したように、船舶A内
のバラ物その他の物料Bを陸上に荷揚げを行なうための
もので、パケットエレベータ部31は陸上側でウィンチ
34等で起伏可回動なブーム35に吊持され、その上下
方向に循環回走するエンドレスチェン33に多数列設さ
れたパケット32によって、物料Bの掬い取り搬出を行
なうのであるが、この場合ブーム35に吊持するパケッ
トエレベータ部31には、船舶Aの揺動(上下動)のた
め上方に突き上げられると共に、また必要以上にパケッ
トエレベータ部31を物料B中に突き込むと、大きな力
で船舶を下方に押し付けるような独特の運動が生じる。
特に原材料を底ざらえするような作業の場合には、船底
面とパケットエレベータの最下端とが直接接触し、相互
の押し付ける力が一定値以上になれば、船底またはパケ
ットエレベータ最下端が破損してしまうおそれがあり、
このような事故をなくすためには、一定の力以上で船舶
を押し付けることのないように、適当な緩衝装置をパケ
ットエレベータ側に備える必要がある。
従来この種の緩衝装置としては、第3図1.Mに示すよ
うなものもあり、今これらについてその技術と問題点を
解説すると、同図Iにおけるものは、図示めように上部
スプロケット1と下部スプロケット4間にパケット(図
示省略する)を列設したエンドレスベルト12を循環回
走自在に張架したパケットエレベータにおいて、下部ス
プロケット4部分をスプリングまたは油圧シリンダによ
る緩衝部材40で支持し、そのスプリング力あるいは油
圧力でエレベータ下端を緩衝させ、同時にチェノ12の
弛みを同様にスプリングまたは油圧シリンダによるチェ
ノタイトナ41で吸収するようにしたものであるが、こ
の方式の問題点は、チェノタイトナ41のためにエレベ
ータ下部は必然的に大きくなり、これではバッチ(船倉
)の小さな船や、船倉の底隅における荷揚作業には適用
できないのであり、またこの方式は一般にそのメンテナ
ンスの点が難しいのである。
また同図■に示したものは、同図Iにおける問題点を解
消するためになされたものであって、上部スプロケット
1及び下部スプロケット4をそれぞれ油圧シリンダ42
.43で支持させ、エレベータ下部が押し上げられた場
合、それと同ストロークたけ上部油圧シリンダ42が上
部スプロケット1を押し上げることにより、チェノ12
の弛みを吸収させるようにしたものであるが、この方式
の場合の問題点はその制御回路にある。
即ち現用の制御回路1例としては、実開昭52−931
78号において見られるように、パケットエレベータ下
端の遊動スプロケットを支持する下部油圧シリンダにお
ける押倒油室における油圧変化に着目し、該油圧が一定
圧以上になると該油室の油をドレンさせるか或いはその
列側油室に供給させるリリーフ弁と、一定圧以下になる
と該油室に油を供給させるようにする切換弁を設け、こ
の下部油圧シリンダの動きにパケットエレベータ上端の
駆動スプロケットを支持する上部油圧シリンダを追従さ
せるようにしたものを挙げることができるが、この制御
方式では各機器の調整が複雑で完全調整が難しく、正確
かつ円滑さを欠くと共に、特にその上下シリンダ42.
43の同調整に正確さが期待できず、油圧シリンダに無
理が掛り易いのであり、また緩衝力の設定(調整)を容
易に変更できない等の点である。
本発明はこれらの従来技術を背景とし、その緩衝方式と
して油圧シリンダ方式を用いると共に、特にその制御回
路における問題点を解決し、円滑正確な緩衝動作が得ら
れると共に回路構成のシンプル化を可能にしたものであ
り、従ってその特徴とする処は、エレベータフレームの
一端に上部油圧シリンダを介して駆動スプロケットを取
付けると共に、他端に下部油圧シリンダを介して従動ス
プロケットを取付け、該両スプロケット間に張架した無
端チェノに多数のパケットを列設したパケットエレベー
タに2いて、前記下部油圧シリンダの押倒油室と列側油
室との圧力差を検出する差圧スイッチを設け、前記上部
油圧シリンダの押倒油室と前記下部油圧シリンダの押倒
油室とを連通し、かつ前記上部油圧シリンダの列側油室
を油タンクに接続する他、前記下部油圧シリンダの列側
油室を切換弁を介して油タンクまたは油圧ポンプに接続
できるように構成し、更に前記差圧スイッチにより前記
切換弁を制御できるようにした点にある。
以下図示の実施例に基いて本発明を詳述すると、第2図
は本発明装置実施例に係るパケットエレベータ及び制御
回路の全体図を示したものであって、図示のようにパケ
ット32を列記した無端チェノ12が循環回走される上
位の駆動スプロケット1及び下位の従動スプロケット4
から成るパケットエレベータにおいて、駆動スプロケッ
ト1はエレベータフレーム2に取付けられた上部油圧シ
リンダ3により、そのロッド3aを介して支持され、エ
レベータ下端側の従動スプロケット4も、同様にエレベ
ータフレーム2に取付けられた下部油圧シリンダ5によ
り、そのロッド5aを介して支持されており、3bはロ
ッド3側のピストン、5bはロッド5のピストンであっ
て、下部油圧シリンダ5側では図示のように両ロンド型
とされ、上部油圧シリンダ3側は単ロンド型であり、ま
た下部油圧シリンダ5においてMは押倒油室、Nは列側
油室を示し、上部油圧シリンダ3に2いてVは押倒油室
、■は列側油室を示している。
尚ここで本発明において押倒油室というのは、駆動スプ
ロケット1または従動スプロケット4を支持する上部油
圧シリンダ3または下部油圧シリンダ5におけるロッド
3aまたはロッド5aを押し出す時に高圧側になるシリ
ンダ油室を相称するのであり、即ち上部油圧シリンダ3
のロッド3aを押し出す場合には油室Vが高圧側の油室
となるのでこれを押倒油室Mとし、反対側の油室ゴを列
側油室イとするのであり、下部油圧シリンダ5において
も、同様の意味でそれぞれ押倒油室M、列側油室Nとす
るのである。
本発明ではこのようなパケットエレベータにおいて、下
部油圧シリンダ5における押倒油室Mと列側油室Nとの
圧力差を検出する差異スイッチ8を設けると共に、上部
油圧シリンダ3の押倒油室Mと下部油圧シリンダ5の押
倒油室Mとを図示のように連通させ、上部油圧シリンダ
3の引側油室イをタンク11に連通させ、更に下部油圧
シリンダ5の列側油室Nを切換弁7を介してタンク11
に連通させると共に、また切換弁9を介して油圧ポンプ
10に接続可能とし、前記差圧スイッチ8により切換弁
7.9を制御可能としたものであり、同図例において6
は流量調整弁で前記下部油圧シリンダ5の列側油室Nよ
り切換弁7を通じてタンク11へ至る回路に介設された
もの、20は前記列側油室N内の最高圧力を設定するた
めのリリーフ弁で、列側油室Nより差圧スイッチ8に至
る回路中に介設されたもの、18は前記油圧ポンプ10
の駆動モータであり、この駆動モータ18は同時に今一
つの油圧ポンプ17の駆動モータをも兼ねている。
これはパケットエレベータ駆動用油圧モータ21に2台
の油圧ポンプ10.17により、必要な油量を供給する
ためのものであり、パケットエレベータに図示下のよう
な押し付は力がが働く時、該押し付は力Fが許容力以下
で荷揚げ作業をしている正常な状態では、前記2台の油
圧ポンプ10,1γの吐出量合計によって油圧モータ2
1が回転され、後述するように本発明による緩衝装置が
作動した場合は、切換弁9を介して油圧ポンプ10の吐
出油量の全てが緩衝装置側へ供給され、油圧モータ21
は油圧ポンプ1T側の吐出量のみによって賄われ、正常
運転時の半分の回転数に落ちることになる。
19はポンプ吐出圧の最高値を設定するIJ IJ−フ
弁であり、16はパケットエレベータ駆動用油圧モータ
21の回路切換弁であり、22は該切換弁16の切換え
により生じるサージ圧を逃がすためのブレーキ弁である
また24はウィンチ駆動用油圧モータであり、このモー
タ24は第1図において例示したパケットエレベータ3
1の俯仰用ブーム35の駆動用ウィンチ34のための原
動機であり、該モータ24はタンク11側と連通ずる油
圧ポンプ27より切換弁26を介して必要油が供給され
、25は該回路におけるIJ IJ−フ弁を示し、28
は油圧ポンプ27の1駆動用モータを示している。
前記切換弁26は、本発明緩衝装置が厳犬眼に押し上げ
られ、上部油圧シリンダ3のロッド3aが最上端0こ達
した時、該ロッド3aが図示のようにリミットスイッチ
23を蹴り、該スイッチ23から前記切換弁26に電気
信号を送り、この信号によって弁26はウィンチ巻上げ
方向に切換えられ、油圧ポンプ27よりウィンチ駆動用
の油圧モータ24に圧油を供給して、ブーム35を巻き
上げるためのものであり、これによってブーム35の上
昇によりパケットエレベータ32が上方に全体として引
き上げられ、緩衝装置の緩衝式不足によるトラブルを防
ぐのであり、またリミットスイッチ23から切換弁26
に信号が入り、弁26が切換った時、弁26をその位置
に一定時間保持(電気的に保持回路を構成する)シ、ブ
ーム35が必らずパケットエレベータを安全な位置まで
引き上げるに必要な一定距離まで上昇できるようにして
置くのであり、これら本発明緩衝装置と組合された補助
機構である。
本発明の緩衝装置によれば、第1図のようなパケットニ
レベークアンローダとして使用中、そのパケットエレベ
ータ31の下端部が物料Bまたは船舶Aの船底に押し付
けられると、第2図示のようにパケットエレベータ下端
には矢印のようにFなる上向きの力(突き上げ力)Fが
働くので、このため下部油圧シリンダ5における伸側油
室Mの圧力が上昇することになる。
このさい列側油室Nにおいては、流量調整弁6及び切換
弁7を通じて、タンク11と連通しているので圧力は立
たない。
このさい列側油室Nと伸側油室Mの圧力差を検出する差
圧スイッチ8が設けられているので、両室N、Mの圧力
差をこれより検出し、スイッチ8の圧力差が一定値以上
のpcになれば、スイッチ8から電気信号を切換弁7,
9に流して、それぞれの弁7,9を一方は閉、他方は開
のように切換え可能として置くことにより、前記外力F
により伸側油室Mの圧力が上昇して差圧Pcに達するこ
とにより、弁7,9が切換って、列側油室N内の油は弁
7の閉によってタンク11と遮断され、他方の弁9は開
となって、油圧ポンプ10力)らタンク11内の油が圧
油として列側油室N内に導入され、この圧油はシリンダ
3のロッド3aに掛る荷重(スプロケット1及びパケッ
ト32チェン12等う及び下部スプロケット4を押し上
げるに充分な高圧であり、シリンダ5のロッド5aを上
昇させ、ロッド5aの上昇によるピストン5bの移動を
介し、押側油室M内の圧油は上部油圧シリンダ3の押倒
油室V内に流入して、シリンダ3のピストン3bを介し
てロッド3aを上昇させるのである。
このさい上下油圧シリンダ3゜5の伸側油室Mと伸側油
室Mの断面積を同一としておけば、下部油圧シリンダ5
のロッド5aの上昇、下降に追随して、上部油圧シリン
ダ3のロッド3aも上下すると同時に、そのストローク
も同一となるので、1駆動スプロケツト1と従動スプロ
ケット4間の距離は常に一定であり、これによってチェ
ノ12の弛みや両スプロケット1,4からの離脱を確実
に防止できることになる。
以上によって外力Fの突き上げを受けて、その力が一定
値以上であれば、従動スプロケット4が上昇すると同時
に上下油圧シリンダ3,5の同調上下動作は明らかであ
るが、次にこれらシリンダ3.5の上昇停止と下降復帰
について述べれば以下の通りである。
即ち上昇停止と下降復帰とは、前記の突き上げ乃至押し
上げ力Fが許容押し上げ力Fcになると上昇を停止し、
それ以下になると下降復帰するものであることが必要で
、このためには前記切換弁7,9に切換指令を出す(弁
7゜9の切換りによって上下スプロケット1,4の上昇
下降が行なわれる)差圧スイッチ8が、常にその押し上
げ力Fを正しく検知しておくことが必要である。
従ってこのためには下部油圧シリンダ5における押倒油
室Mと列側油室Nの断面積を等しくして(図示のように
両ロンド型シリンダ型式を用いることによりこの条件を
満足する)置けば、列側油室N内に切換弁9を通じて油
圧ポンプ10から圧油が供給されている上昇行程におい
ても、差圧スイッチ8は常に正しく押し上げ力Fの値を
検知することが可能である。
即ち今、その押し上げ力(外力)をF(kdとし、油圧
ポンプ10からの供給圧(列側油室Nの圧力)をP (
kg/cr?t )とし、列側油室Nの断面積AI (
i)とし、押倒油室Mの断面積をA2 (i)として、
両油圧室M、Nの各圧力を求めてみると、N室圧力はP
N−P (kg/i )、す、この場合A1とA2と
は同一であるからPM−PN−(kg/i)であり、以
上から差圧スイッfs 治秘出、よF(7)1m数、あ
6o従っ7差エフイツチ8の値が許容外力相当圧力P
c (= F C/A2)以下になれば、差圧スイッチ
8より下降指令を切換弁7,9に与えるようにする(弁
7,9が上昇行程とは反対側に切換るようにしておくこ
とにより、所期の目的を果すことができるわけである)
尚この切換弁7,9が上昇行程とは反対方向に切換わる
ことにより生じる下降運動は、駆動スプロケット1チエ
ン12パケツト11の重量によって生じる下部油圧シリ
ンダ5の押倒油室Mと上部油圧シリンダ5の押側油室M
間の圧力により、下部油圧シリンダ5が下降し、それと
同時に上部油圧シリンダ3が下降することによって行な
われる。
また緩衝装置が最大限に押し上げられた場合、上部油圧
シリンダ3のロッド3aが最上端に達すると、先にも述
べたようにリミットスイッチ23の応動を介し、切換弁
26を介しウィンチ駆動用油圧モータ24に圧油が供給
され、ブーム35を上昇させてパケットエレベータ32
を上昇させ、緩衝装置の緩衝式不足によるトラブルを防
止することはいうまでもない。
本発明は以上の通りで、パケットエレベータ下端部が物
料または船底に押し付けられると共に、最終的に下端部
を支持する下部油圧シリンダ5内の圧力が上昇し、この
圧力上昇からパケットエレベータ下端部に掛っている押
し付は力(逆言すれば船側の突き上げ力)を、下部油圧
シリンダ5側の高圧側、低圧側の画室の差圧を検出する
差圧スイッチ8により検知し、その値が一定値以上にな
れば油圧装置の動力源から圧力油を下部油圧シリンダ5
に導入してシリンダ5を上昇させ、この上昇により従動
スプロケット4から成るエレベータ下端を上昇させるこ
とにより、エレベータ下端の押し付は力を緩和させ、エ
レベータが必要以上に船を押し付けることがなくなるの
である。
また上昇途上において、エレベータ下端に掛っている押
し付は力が一定値以下になれば、これも差圧スイッチ8
により下部油圧シリンダ5内の圧力を検知することによ
り、下部油圧シリンダ5内に導入している圧力油を遮断
し、これをタンク側に配管することによりドレン回路を
形成して、エレベータ下端の上昇を停止させ、更にはチ
ェノ12パケツト32の重量を支持している上部油圧シ
リンダ3内に発生している油圧力により、下部油圧シリ
ンダ5を下降させ、この下降に伴ない上部油圧シリンダ
3も下降させ、エレベータ全体を原位置に復帰させるの
であるが、このような一定の押し付は力に対するパケッ
トエレベータ下端の上昇、下降(下部油圧シリンダ5に
よる緩衝作用)が、先に述べたように単独に行なわれる
のみならば、駆動、従動スプロケット1,4間の距離が
一定せず、パケット32を列設したチェノ12が弛んだ
り、必要以上に緊張されたり、最悪の場合にはスプロケ
ットから外れるおそれが犬である。
しかし本発明によれば上下油圧シリンダ3,5を直接配
管結合しているので、上下シリンダ3,5は完全に同調
し、両スプロケット間の距離は常に一定で変化すること
がないのである。
また緩衝装置の緩衝式は、上下シリンダ3,5のストロ
ークにより制限されるが、先に述べたように、上部油圧
シリンダ3のロッド3aの最大上昇位置にリミットスイ
ッチ23を設はウィンチ駆動用油圧モータ24を連動さ
せることにより、ウィンチ巻上げによるブーム上昇を介
し、一定の時間パケットエレベータを更に上方に避退さ
せるようにしておくことにより万全である。
本発明はその緩衝装置における前記上下油圧シリンダ3
,5の制御回路の構成を、きわめて簡単であると共に各
機器間調整の必要がほとんどないので、目的を達成する
ための各機器の機能の発揮と相互の連動関係が充分であ
り、円滑正確な作動が容易に得られるのである。
従ってまた故障原因も少なく、シかもその上下シリンダ
の同調はきわめて確実である。
即ち先に挙げた実開昭52−93178号に開示された
制御方式では、次のような欠点がある。
同号明細書における添付第2図(符号は前記明細書記載
のもの)の制御回路において、下部油圧シリンダ5の抑
制油室5aの圧力が上昇し、圧力スイッチ20の作動に
より切換弁19が切換って、油圧ポンプ18から圧油が
上部油圧シリンダ3の抑制油室3aに供給された場合、
そのパケットエレベータ下端における突き上げ力に関係
なく、上・下部油圧シリンダ3,5の何れか一方の油圧
シリンダがストローク端に到達するまで動き続け、切換
弁19を元の状態に切換え、上昇から停止、更に下降さ
せるための制御手段がない限り、実用に供し難いのであ
り、仮にその切換弁19を元の状態に復帰させる制御手
段を追加したとしても、駆動、遊動スプロケット4,6
を下降させる場合、上部、下部油圧シリンダ3,5が正
確に同調することが困難である。
即ち下降行程において、下部油圧シリンダ5はその油室
5bが油タンク14と連通ずるため自由落下の状態にあ
り、一方上部油圧シリンダ3の油室aは逆止弁付絞り弁
22を経由して油タンク14に連通しているため、逆止
弁付絞り弁22を調整して上・下池圧シリンダ3,5の
同調を図ることになるが、この種パケットエレベータで
はコンベヤフレームとエレベータフレームとを結ぶ油圧
シリンダの伸。
縮によって、エレベータフレームの傾斜角(俯仰角度)
が一定の範囲内で変化するものであるから)下部油圧シ
リンダ5の自由落下塵は必ずしも一定でなく、このため
逆止弁付絞り弁22を調整しても両シリンダの正確な同
調は期待できないのであり、この同調が正確でなければ
、駆動、遊動スプロケット4,6間の軸間距離が変化す
るため、最悪の場合には遊動スプロケット6側からチェ
ノ7が浮き上がり、その間に荷揚物料が挟まる等して円
滑な運転が得られない等の事態が生じるのであり、これ
に対し本発明は下部油圧シリンダ5における両油室の圧
力差を検出する差圧スイッチ8と、切換弁7,9を具備
する制御回路構成によって、かかる問題点や不安を一掃
できるのである。
かつ本発明によれば緩衝力の設定が差圧スイッチ8によ
り任意にかつ容易に行なえるのみならず、回路全般に亘
る配管経路も、第2図実施例のように単純化され、従来
のこの種制御回路における非実用的な問題点をなくした
ものであり、パケットエレベータの緩衝装置として優れ
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は船舶用パケットエレベータアンローダの1例説
明図、第2図は本発明による緩衝装置実施例のフローシ
ート図、第3図は従来のパケットエレベータにおける緩
衝装置各列の説明図である。 1・・・・・・駆動スプロケット、3・・・・・・上部
油圧シリンダ、4・・・・・・従動スプロケット、5・
・・・・・下部油圧シリンダ、7,9・・・・・・切換
弁、8・・・・・・差圧スイッチ、10・・・・・・油
圧ポンプ、32・・・・・・パケット、12・・・・・
・無端チェノ、M、M・・・・・・抑制油室、N。 ■・・・・・・列側油室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エレベータフレームの一端に上部油圧シリンダを介
    して駆動スプロケットを取付けると共に、他端に下部油
    圧シリンダを介して従動スプロケットを取付け、該両ス
    プロケット間に張架した無端チェノに多数のパケットを
    列設したパケットエレベータにおいて、前記下部油圧シ
    リンダの押倒油室と列側油室との圧力差を検出する差圧
    スイッチを設け、上記上部油圧シリンダの押倒油室と前
    記下部油圧シリンダの押倒油室とを連通し、かつ前記上
    部油圧シリンダの列側油室を油タンクに接続する他、前
    記下部油圧シリンダの列側油室を切換弁を介して油タン
    クまたは油圧ポンプに接続できるように構成し、更に前
    記差圧スイッチにより前記切換弁を制御できるようにし
    たことを特徴とするパケットエレベータの緩衝装置。
JP9190577A 1977-07-28 1977-07-28 バケツトエレベ−タの緩衝装置 Expired JPS5928499B2 (ja)

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JPS5427174A (en) 1979-03-01

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