JPS5928377B2 - 反すう動物飼料用デン粉・非蛋白態窒素液状補充物およびその製法 - Google Patents

反すう動物飼料用デン粉・非蛋白態窒素液状補充物およびその製法

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JPS5928377B2
JPS5928377B2 JP51106182A JP10618276A JPS5928377B2 JP S5928377 B2 JPS5928377 B2 JP S5928377B2 JP 51106182 A JP51106182 A JP 51106182A JP 10618276 A JP10618276 A JP 10618276A JP S5928377 B2 JPS5928377 B2 JP S5928377B2
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KANSASU SUTEETO UNIV RISAACHI FUANDEESHON
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    • A23K50/15Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for ruminants containing substances which are metabolically converted to proteins, e.g. ammonium salts or urea
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデン粉質飼料源と非蛋白態窒素(NPN)物質
とを含み、微生物蛋白質の生成のために反すう動物によ
って効率的に利用されうる液状の反すう動物用飼料補充
物に関する。
さらに詳しくは、本発明は上記のような飼料補充物の製
法に関するものであり、従来の反応を受けた固型デン粉
−NPN製品の製造に用いられた高価な押出加熱調理シ
ステムとは対照的に、直接スチーム使用の水蒸気加熱シ
ステムの如き安価な方法で製造することができそして動
物が好んで摂取し、しかも顕著かつ相乗的な蛋白合成お
よび誘成長性を有する飼料補充物の製造に関する。
尿素の如き非蛋白態窒素(NPN)含有物質を反すう動
物用飼料に配合してその飼料中の蛋白源の補充とじうろ
ことは既知である。
このように添加される尿素やその他のNPN源は、まず
第−胃微生物によってアンモニアに分解され、次いでそ
のアンモニアのある割合が微生物蛋白に変換される。
そのような微生物蛋白の主要部分は次いで反すう動物の
小腸内で酵素による分解でアミノ酸になり、そこで吸収
された後、動物に利用されうるようになる。
以上から明かなように、NPNによって反すう動物用飼
料を補充することは経済的観点から非常に興味がある。
この理由は尿素のような比較的安価な物質を、穀物等の
如き慣用源からの高価な天然蛋白質の代りに給餌できる
からである。
過去において、NPN物質を、反すう動物の主飼料源と
して直接給餌しうる固型補充物中に配合しようとする試
みや、液体として給餌されるかまたはサイロ飼料もしく
は乾草のような慣用飼料に噴霧される液体の飼料補充物
に配合しようとする試みがなされた。
固体製品の場合には、デン粉質飼料(例;トウモロコシ
)とNPN物質とを押出処理すると反応した製品が生成
することが知られており、もしNPN物質を単純にデン
粉質物質と混合し、直接に給餌したならば毒性を示すで
あろう濃度でNPN物質を配合しうる(例えば米国特許
煮3.642.489明細書参照)。
尿素とともに少量の小麦またはとうもろこしの如きテン
粉源を含む噴霧可能な液体の飼料補充物を製造すること
も知られている。
例えば米国特許第3,684,518号明細書には、小
麦料と尿素液の水性スラリーを作り、これを大気圧で単
に加熱して、沈降しにくい液体製品を作る方法が記載さ
れている。
さらに米国特許第3.653,909号明細書には、メ
ラミンおよび尿素を小麦粉と混合して水性懸濁液とし、
大気圧下で加熱して、均一なコンシスチンシイの製品と
する方法が記載されている。
その他の慣用の飼料補充物は米国特許第2.748,0
01号、2,853,385号、2,960,406号
、3,165,413号、3,573,924号、3.
677.768号明細書に記載されている。
固型および液状の飼料補充物のNPN強化は周知である
けれども、多くの未解決の問題が残っている。
例えば米国特許第3.642,489号によって製造さ
れる固型のデン粉−NPN製品の場合、必要な押出装置
のコストが著しく高く、そしてこの要因のみがいくつか
の場合にその他は長所がある固型製品の幅広い使用を妨
げてきた。
他方、原料のデン粉源およびNPN物質を単に混合して
水性懸濁液とすることは、そのような混合物が多くの望
ましくない特性を示すので満足すべき解決が得られない
例えばNPN物質を実用しつる濃度で添加すると、その
単純混合物が反すう動物に対し有毒であるということが
しばしば生ずる。
これとは別にこのタイプの単純な未処理混合物は反すう
動物に好まれないこともあり、あるいはそれを給餌され
る動物によるNPN物質の非効率的な利用の結果となる
こともある。
本発明の最も重要な目的は、従来のNPN物質を含む実
質上未処理かつ未加熱の飼料補充物と比較して増強され
た蛋白合成および誘成長特性を特徴とし、また押出加熱
法によって処理された固型デン粉−NPN飼料よりも著
しくすぐれた液状のデン粉−NPN反すう動物飼料補充
物を提供することにある。
本発明の別の重要な目的は、単純化された方法および比
較的安価な装置を用いて処理でき、また反すう動物に好
んで摂取されかつ、高度に栄養に富む反すう動物のため
の高蛋白、低廉な液状のデン粉−NPN飼料補充物を提
供することである。
上記から推し量れるように、本発明の別の目的は、デン
粉含有飼料原料およびNPN物質の水性スラリーを迅速
、容易かつ安価に処理する方法において、撹流帯域を含
む加熱領域を通して加圧水蒸気流とデン粉−NPNスラ
リー流とを導いて、大気圧以上の圧力で少なくともデン
粉含有材料の部分を同時に、連続的にかつ撹流的に加熱
し、分解させ、ゼラチン化させるとともに、デン粉含有
、材料をNPN物質と緊密な関係にもたらすことによ
り反応した飼料補充物を生成させる方法;を提供するこ
とにある。
この加熱(調理)は、本発明の液状補充物を迅速に安価
に製造しつる水蒸気加熱クツカーで行なうのが好ましく
、このようにすれば反すう動物における誘導可能微生物
蛋白水準および誘成長特性に関して顕著な結果をもたら
すことが判った。
本発明のさらに別の目的は、その特定な取扱い特性を、
粘度変換酵素または他の補充飼料源(例:糖蜜)を添加
することにより自由に改変しうるような液状の飼料補充
物を提供することにある。
本発明を添付図によって説明する。
第1図は、本発明の液状飼料補充物の製造に使用するの
に好ましい装置10のフローシートである。
概略的には、装置10には、ミキサー14を有するスラ
リータンク12、水蒸気加熱処理器(ジェット・クツカ
ーまたは単にクツカーと称することもある)16、中間
製品貯蔵タンク18および最終製品タンク20が含まれ
ている。
スラリータンク12とジェット・クツカー16との間に
はスラリー道管22があり、その管22の中間に正送ポ
ンプ24があって、スラリーをクツカー16へ圧送する
クツカーには水蒸気導管26、および背圧弁28が含ま
れ、この背圧弁28はクツカー16と中間製品タンク1
8との間の製品回収管30の中間に位置している。
添加物タンク32も装置10に含まれ、タンク32から
タンク18へ向けて管34が設けられている。
第1図にはタンク32を1個だけ示しであるが、中間製
品タンク18内の補充物製品に随意に添加されうる精密
またはリン酸の如き添加物を保持するために一連のタン
クを設けることができることは明かである。
そして、タンク18とタンク20との間に管36が設け
られて最終製品をタンク20へ送入するようになってい
る。
製品は次いで充填包装または次の取扱いをなされる。
第2図はクツカー16を詳細に示す断面図である。
クツカーには長い管状加熱(調理)領域(または加熱バ
レルもしくは単にバレルと称スるコトがある)38があ
り、この加熱領域38の出口端部は慣用の接合用部材4
0によって管30に接合され、また他の端部はクツカー
の頭部42内に収受されている。
頭部42はバレル38の隣接端部の周りに環状中空域4
4を与え。
また原料スラリー管22の端部を収受するための孔46
を与えるための金属部材である。
水蒸気入口頭部48がクツカー頭部42に隣接して固定
され、水蒸気導管26の端部を収受するための孔50が
設けられている。
さらに水蒸気入口頭部48には、開口端部を有し、概し
て円錐形状の水蒸気排出環52が設けられ、この排出環
52がバレル38の内部と水蒸気入口頭部48の中空内
部54とを連絡している。
この点に関して、バレル38の端部とそれに隣接した円
錐環52の傾斜壁の外面との間に、環状のスロート(も
しくは環状通路)56を与えることは重要なことである
水蒸気入口頭部には、前進後退可能なニードル弁58も
設けられ、このニードル弁には、頭部48の端部内を水
蒸気排出口52まで伸びている長い軸62に連結した外
部バンドル60が設けられている。
軸62は、その先端部が円錐端64になっていて、この
円錐端64が水蒸気排出口52の内壁面に関してその補
足的な形状となっている。
第2図から明らかなように外部バンドル60を回転する
ことによって、円錐端64を前進または後退させて、円
錐環52の局限開口を通してバレル38内へ入る水蒸気
の量を正確に計量(卸商)できる。
原料スラリーは管22によって送られ環状空間44に入
り、スロート56を経てバレル38内へ移動する。
それと同時に管26からの水蒸気は空間54を経て、ニ
ードル弁の円錐端64と環52との隣接面間を通り、ス
ラリー流と水蒸気流とが環52の局限端部付近で直接交
差接触する。
図面に示したように、水蒸気流が概してバレル38の軸
方向と平行にバレル38に入るのに対し、スラリー流は
スロート56を経て斜めに導入される。
この場合、「斜め」といっても、その一般的な方向は水
蒸気流の軸方向と同じにして、両方の流れの適切な交差
接触および混交を図るようにする。
従って、事実上、環52の局限端部に直ぐ引き続いてい
る区域53は「撹流帯域」をなし、この撹流帯域53に
おいて、スラリー流および水蒸気流が撹流的に交差し、
実質上即時にスラリー流内のデン粉含有材料が加熱(調
理)される。
この加熱(調理)は、スラリー流内のNPN物質の存在
下に常圧以上の圧力でデン粉含有材料を撹流的に加熱し
、分解し、ゼラチン化させて、反応を受けた液状の飼料
補充物を生成させることにある。
以下に記されるように、この種の撹流加熱(調理)処理
は本発明の補充物の製造において重要であり、常圧の下
において成分を一緒に単に加熱する処理とは差異がある
さらには、かかる撹流加熱によって得られる製品は、従
来の例えば押出処理した固型のデン粉−NPN製品と著
しく異なる形式で栄養源として作用するものと考えられ
る。
直接水蒸気による撹流加熱に続いて、製品は、バレル3
8を経てその出口端部から管30に入り、最後に中間製
品タンク18に移る。
このタンク18で、この補充物と糖蜜またはその他のエ
ネルギー源との混合を行なうことができ、それとともに
アミラーゼ等の酵素を用いて粘度低減を行なうことがで
きる。
このような処理を受けた製品は次いで最終タンク20へ
移行する。
前述のように、本発明の好ましい態様における第1工程
は、ある量の摂取されうる実質上未ゼラチン化テン粉含
有飼惑原料、および第−胃微生物によって加水分解され
てアンモニアになり次イで微生物蛋白になりつる特性を
もつある量の尿素等の非蛋白態窒素(NPN)含有物質
の両者を含む固形分と水とからなる水性スラリーを作る
ことにある。
実際上、このスラリーは約30〜90wt%の水(飼料
原料中に自然に含まれている水を考慮に入れない)、従
って約lθ〜70wt%の固形分を含むのが有利である
最も好ましくは、スラリーは約40〜70wt%の水と
約30〜60wt%の固形分を含む。
はとんどのテン粉含有原料を用いて本発明の良好な結果
を得ることができる。
さらに詳しくは、例えば、とうもろこし、こうりやん、
大麦、オート麦、小麦、米、きび、千革、サイロ保蔵試
料、じゃがいも、やまいも、カサバ、ぐずうこん、かぶ
ら、かぶはぼたん、とうもろこしテン粉、じゃがいもテ
ン粉、小麦テン粉、テン粉含有食品や飲料の加工処理廃
液、およびこれらの混合物からなる群から選択される飼
料源を本発明に使用できる。
さらには、とうもろこし等の穀物をテン粉源として用い
る場合に、それを好ましくは約500ミクロン以下の平
均粒度、さらに好ましくは約75〜100ミクロンの平
均粒度に磨砕または微粉砕する。
かかるテン粉原料の粉砕は、水および/または水蒸気が
テン粉含有原料と緊密な接触関係にもたらされて、NP
N物質の存在下でのテン粉含有原料のゼラチン化を促進
するのに好ましい。
NPN源が第−胃微生物によってアンモニアに加水分解
されその後にそのアンモニアが反すう動物によって微生
物蛋白に変えられうるという特性を有することを条件と
して、広範囲のNPN物質を本発明に使用することがで
きる。
例えば尿素、尿酸、ビウレット、エチレン尿素、アンモ
ニア、アンモニウム塩、プロピオンアミド、ブチルアミ
ド、フォルムアミド、アセトアミド、ジシアノアミド、
インブタンジ尿素、クレアチニン、クレアチン、および
これらの混合物は、本発明に特に有用である。
有利に使用しつるアンモニウム塩としては、リン酸アン
モニウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、カ
ルバミン酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、キ酸
アンモニウム、酢酸アンモニウム、プロピオン酸アンモ
ニウム、乳酸アンモニウム、こはく酸アンモニウム、フ
マル酸アンモニウム、マレイン酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウムお
よびこれらの混合物がある。
しかし尿素の比較的低コストと高窒素含有の故に、尿素
は最も好ましいNPN源である。
一般に、本発明の飼料補充物に使用されるNPN物質の
量は、テン粉源と単に混合されて直接に与えられた場合
に毒性および摂取性に関して反すう動物によって許容さ
れうる量を、程度の差はあるが多少とも越えるような量
である。
テン粉源とNPN源からの窒素との比は、有利には約4
:0.45ないしl:1.80の範囲、最も好ましくは
約2=0.45ないし1:0.90の範囲であることが
判った。
加熱(調理)操作中に、クツカー16内の加熱温度を約
215〜388°F(102〜198°C)最も好まし
くは約285〜315°F(141〜157℃)の範囲
に維持するに足る量の水蒸気をクツカー16に供給する
これはクツカー16内の約1〜200psig(好まし
くは約38〜70psig)の圧力に相当する。
さらには、クツカー内を通るテン粉含有材料の約50〜
100%最も好ましくは約90〜100%がゼラチン化
されるように加熱操作中に充分な水分および熱的条件が
維持される。
NPN源とテン粉含有材料との比は、価格の考慮、材料
の入手性、処理要件および最終使用目的の因子に左右さ
れて変動しうるが、その比率は操作性ばかりでなく商業
的可能性の観点からある限度内に維持するのが有利であ
る。
例えば経済的ならびに栄養的観点から、その含有を正当
化するに足るNPN源が初期混合物中に与えられなけれ
ば、混合物成分を処理するためのコストが利益を相殺し
てしまう。
他方、最終製品が加熱処理されているにも拘らず過剰の
NPN故に動物に摂取されえずまた使用の際に全く取扱
い不能になるような水準にまで初期混合物中に存在する
NPN源が増加すると、得られる製品は反すう動物用飼
料としての有用性が低くなる。
この点に関して、NPN物質として尿素を使用する場合
、テン粉源/N P N物質の比は好ましくは約4:l
ないしl:4、最も好ましくは2:1ないしl:2の範
囲であることが判った。
尿素は、約45wt%の窒素を含有しているから、好ま
しいテン粉源/非蛋白態窒素の比は約4:0.45ない
しl:1.80であり、最も好ましくは約2:0.45
ないしl:o、90である。
下記の表1は上記の広範囲のテン粉源/非蛋白態窒素の
比の飼料補充物を作るのに必要とされる好ましいNPN
物質のそれぞれの量を示すものである。
表Iに各混合物について与えられた蛋白当量(PE)水
準は、このパラメーターが広範囲に変動しうろことを示
している。
しかし好ましくは、本発明の飼料補充物は、約15〜1
50%の水準、最も好ましくは約30〜70%のPE水
準を有する。
原料スラリーがクツカー16によって与えられる加熱(
調理)領域および撹流帯域を通過中に、凝縮した水蒸気
のうちのある量が取込まれることは明かであろう。
これに関して、クツカー16から退出する生成物は好ま
しくは約40〜96wt%最も好ましくは40〜70w
t%の水を含むべきであることが判った。
所与の補充物についての水分は、原則的には使用するテ
ン粉源の種類によって左右され、例えばじゃがいもテン
粉の場合には一般に小麦またはとうもろこしについてよ
りも高固形分含量が可能であることが判った。
既に述べたように、クツカー16から退出する生成物は
、多くの手段によって、そのエネルギー含量および粘度
を変えられつる。
例えば糖蜜、木材のヘミセルロース・エキストラクト、
リジンスルホネート類、チーズホエイ、飲食物加工処理
廃液、およびそれらの混合物からなる群から選択される
飼料源は、撹流加熱処理の前または後に本発明の補充物
製品に添加されて、製品の全消化可能栄養(TDN)価
を増大させうることができる。
さらにある場合には、最終飼料補充物製品に、硫酸、塩
酸、リン酸、プロピオン酸、酢酸、ソルビン酸、安息香
酸、酪酸およびギ酸ならびにそれらの混合物から選択さ
れる酸を添加することは有利でありうる。
プロピオン酸、酢酸、酪酸、ソルビン酸およびギ酸は主
としてカビ類抑制剤として作用して本発明の液状補充物
製品の貯蔵性を増強し、そしてこれら以外の残りの上記
酸はpH調節剤として、また栄養素物質として添加する
ことができる。
商業的な形態の製品は、約100〜20,000センチ
ポイズ(Cps)の範囲の粘度を有するのが好ましい。
かかる粘度の変化は多くの方法で行ないうる。
例えば、商業的には加熱バレルから飼料補充物製品が退
出した後に、その製品に糖蜜を加え、その糖蜜補充混合
物を貯蔵タンクに入れて、その中で約185下(85°
G)以下の温度にまで冷却する。
この時点に小量のアミラーゼ酵素をそのタンク内の混合
物に加えて、その粘度を低下させる。
所望の水準にまで粘度が低下する時間アミラーゼを作用
させ、次いでリン酸の如き酸を小量その混合物に加えて
、アミラーゼ作用を停止させる。
最終的に得られる液状の飼料補充物は比較的長期間(例
えば2ケ月またはそれ以上)室温で貯蔵することができ
る。
従って貯蔵中に特別な注意(たとえあったとしても)を
ほとんど払う必要がない。
下記の実施例に本発明の液状飼料補充物の製造および試
験法を示す。
しかしこれらの実施例は説明のためのものであって本発
明の範囲がこれによって限定されるべきものでないこと
は明かである。
ここで「液状補充物」とは本発明の方法により製造した
製品を示すものとする。
実施例 1 加熱温度、穀物/尿素比および固形分の割合が製品に及
ぼす効果を測るためこれらの三つのパラメーターを変え
て20の液状補充物を作った。
これらの液状補充物は、第2図に示した型のクツカーで
加工処理した。
加熱処理温度は約250〜320’F(121〜160
℃)の範囲で変えた。
テン粉含有飼料源として用いたとうもろこしは、平均粒
度約100ミクロンにまで微粉砕した。
試験した、とうもろこし/尿素比は約2.6:lないし
1:2.6の範囲であった。
加熱処理前の固形分含量は約14〜46wt%の範囲で
あった。
20の試料について行なった測定には、蛋白当量(ケル
ダールNX6.25)、マルトース価および生体外蛋白
合成があった。
補充物の処方およびこれら試験の結果を下記の表■に示
す。
表■を検討すると、本発明には広範囲の処理条件および
テン粉含有飼料源/N P N比を使用できることが判
る。
例えば、クツカー内の加熱温度は約263〜320°F
(128〜160℃)であり、この変化によっては各補
充物についての蛋白合成値に低下が認められない。
表■のマルトース価は、とうもろこしの加熱およびゼラ
チン化の度合を示す尺度である。
これらの値は、とうもろこし乾燥物に換算調整してあり
マルトース(〜)/乾燥物(g)で示しである。
理論的には、約240のマルトース価があると完全な調
理およびゼラチン化があったことを示す。
従つて、これらの試料のすべては実質上完全に調理され
ゼラチン化されていることが判る。
上記の蛋白合成試験値は、慣用の生体外試験法で得たも
のであり、コントロール試料(未処理状態のとうもろこ
しおよび尿素を同量含む)と試験試料を同一量の第−胃
液中に入れ、同時間培養させた。
これらの培養から得られた全蛋白水準を測定し、各試料
中に存在する窒素の割合に対して補正した。
20試料の蛋白合成水準はコントロールに対する割合で
示した。
各コントロールは同量の原料成分を単に混ぜ合せただけ
で、加熱処理せずに試験に供した。
これらの結果を検討すると、すベての場合に本発明によ
る加熱処理補充物は蛋白合成試験成績が100係を越え
ているから、未処理物(コントロール)よりも蛋白合成
水準が改良されていることが判る。
上記すべての試料のpH値は中性よりもアルカリ側にあ
り、8.1〜8.9の範囲であった。
さらに、各試験の試料を室温で40日間保存して、その
貯蔵性を試験した。
対応する各試験試料も同一期間4℃で保存した。
室温で保存した試料は冷蔵した試料(4℃)と同様な外
観であり、同様な臭いがした。
従って可成りの貯蔵期間にわたって、特別な取扱い法を
必要としないと結論できる。
*3試料(A16,17および18)をα−アミ
ラーゼで処理して、それらの粘度を低めた。
試料の初期粘度はブルックフィールドLVT粘度計(B
rookf 1eld)の最小回転数および最大回転数
でそして23℃において、最初に測定しておいた。
小量のα−アミラーゼ(すなわち0.04および0.2
0wt%)を各試料に加えて、72時間消化させた。
粘度を43℃で24時間、48時間および72時間目に
測定し、そして最後の72時間目には23℃で測定した
この試験の結果を次の表■に示す。
上表■を検討すると、粘度減少は最初の24時間内が最
大であり、この期間後は極めてわずかな変化であること
が確認される。
さらには使用した二つの酵素濃度の間には実質上差異が
なく、従って少ない量の方が好ましいと考えられる。
別の酵素処理試験では、三つの追加試料(屋21〜23
)を作った。
第1試料(A21)をコントロールとし、試料屋22に
はo、o4wt%のα−アミラーゼを、A23には0.
20wt係のα−アミラーゼを添加した。
これらすべての試料を43℃で48時間培養した。
次いで約283’F(140℃)の温度において前記方
法で加熱処理した。
次いで各試料を22℃に冷却し、ブルックフィールド粘
度測定をした。
これらの結果を表■に示す。
この試験の結果から、加熱処理前に酵素を添加しても粘
度には、はとんどまたは全く影響を与えないことが判る
しかし加熱処理前に48時間38℃で試料を培養すると
粘度の低下は著しい。
なんとなれば同一条件で加熱処理した類似の未培養組成
物(例えば煮15〜20)は、培養試料よりも非常に大
きい粘度を有するからである。
噂*実施例 2 いろいろな添加物を実施例1で得た液状補充物のいくつ
かと混ぜ合せてブレンドとし一連の実験をした。
さらに詳しくは実施例1で作った補充物のうちの14の
ものをいろいろな割合で糖蜜と混合し、いくつかのブレ
ンドの蛋白合成価を測定した。
これらの実験の結果を表Vに示すが、蛋白合成価は約3
0%の蛋白当量を有する慣用の精密/尿素ブレンドから
なるコントロール(68,0%の糖蜜、10.0係の尿
素、19,0係の水および3.0係のリン酸を一緒にブ
レンドしたもの)の百分率で示した。
この蛋白合成のデータを検討すれば、すべての場合に、
本発明の反応を受けた液状補充物によって、混合物から
誘導されうる蛋白の量が著しく増大されうることが判る
別の一連の試験では、その他のブレンド用添加物(商標
Ma s o n e xで米国イリノイ州シカゴのM
asonite社から販売されている木材のヘミセルロ
ース・エキストラクト;チーズホエイ;およびビール製
造廃液)を、本発明のテン粉/NPN液状補充物と混合
し、個々のブレンドの蛋白合成価を測定した。
各場合に糖蜜およびリン酸を加熱処理後の補充物に添加
したが、その他の添加物(チーズホエイ、ビール製造廃
液、ヘミセルロース・エキストラクト)は加熱処理前の
スラリーに加えた。
この一連の試験の結果(A24〜31)を表■に示す。
表■の結果を検討すれば、各場合に未処理コントロール
に比べて、種々の飼料原料(添加物)とブレンドして処
理した製品からは、実質上回等またはそれ以上の蛋白合
成結果が得られることが判実施例 3 同一の飼料に本発明の液状補充物;固型テン粉−NPN
飼料;犬豆荒粉;および慣用尿素−精密混合物;のそれ
ぞれを補充したものを用いて比較生育特性を測定するた
めに生育試験をした。
実験はロフト当り6頭の80ツトの牛を用いて行なった
各調製飼料を合計12頭に与えた。さらに詳しくは、各
蛋白補充剤を毎日与えるサイロ保蔵餌にふりかけ、千草
は自由に摂取できるようにし、消費量を記録して各ロフ
ト当りの合計餌料消費量を決定した。
実験動物は最初および4週間の間隔で体重を測り、90
日間の実験期間にわたって成績を評価した。
体重測定助出ま、28日目、56日目、84日目および
90日目の終りであった。
この実験で用いた液状補充物は加熱温度約2850F(
140°C)で前記の方法で、ジェットクツカーで作り
、次いで糖蜜および酸を加えた。
この液状補充物に用いた個々の成分を表■に示す。
表■には各成分および全体についての全消化可能栄養(
TDN)が示されている。
全体についてのTDNは24.10である。
下記の表■には、糖蜜/尿素・試験補充物の成分および
TDN値が示されている。
この場合、表示成分を単に混合して、未処理状態でサイ
ロ保蔵餌料に加えた。
この糖蜜/尿素補充物の合ifL’DN値は46.24
である。
この試験の間に与えた固型テン粉−NPN飼料は米国カ
ンサス州ハツチンソンのファー・マー・社(Far−M
ar−co、Ltd)の製品であり、そのTDN値は7
9.5であった。
この製品は米国特許第3,642,489号の方法によ
り処理された、こ申牟うりやんベースの押出成形飼料で
PE値が約44であった。
この試験で与えられた大豆荒粉補充物は市販品であり、
そのTDN値が78.0であった。
それぞれの試験生鮮には、計量したサイロ保蔵飼料、こ
うりやん、および特定の補充物を与えて、窒素およびエ
ネルギー基準を一日当りについて同等にした。
しかし、千草は動物が自由に摂取するようにする必要が
あったことにより、各動物群によって消費された平均の
一日当りTDN値には若干の差異があった。
各試験動物群についての平均の一日当り摂取量は表■に
示す通りであり、表■には各群についての平均の一日当
りTDN値も示しである。
この点に関して、大豆荒粉群と固型飼料群とのTDN値
は液状補充群のTDN値よりも著しく多いが、精密・尿
素群のそれは液状補充物群よりもわずかに高い点に注意
がなされるべきである。
この試験の結果は表Xに示される通りであり、慣用品に
比較して本発明の液状補充物の高効率が示されている。
これに関連して、最も良好な全体平均取得体重が本発明
の液状補充物の使用によって得られたこと、しかもこの
最良の取得体重は、本発明の液状補充物群の合計給餌の
平均TDNがすべての場合に他の比較群の平均TDNよ
りも低かったにもかかわらず得られたことは注目すべき
ことである。
もちろん、少ないTDN値によって本発明の液状補充物
を用いての生育結果は他の補充物を用いての結果よりも
劣るのではないかということが推量されがちである。
従ってこの試験において、本発明の液状補充物が慣用の
補充物に比較して成長率を相乗的に増大させたことは全
く予想外のことである。
尿素の如きNPN物質が微生物蛋白に変化する際に、テ
ン粉の存在が繊維素または糖類の存在よりもはるかに高
度にその変化を増大させること、ならびに加熱処理テン
粉が原料テン粉よりも好ましいことは知られている。
従って、テン粉−NPN押出固型製品および本発明の液
状補充物が液状糖蜜−尿素補充物よりもすぐれている理
由は容易に説明できる。
しかし、本発明の液状補充物は上記の押出固型製品より
も少ない熱処理テン粉原料を含んでいた。
この結果に対する理由は完全には理解できないが、本発
明の方法によりテン粉およびNPN源を処理(すなわち
、直接攪流水蒸気でジェットクツカー中で)すると、米
国特許第3.642,489号のような慣用押出法で製
造されるものと基本的に異なるテン粉−NPN製品が製
造されるものと仮想される。
本発明の液状製品は、押出加熱法で作られる固型製品と
比較して第−胃微生物によって異なった形式で代謝され
るものと一*理論付けされる。
さらには、この異なった処理方法によって誘起されるテ
ン粉変化は、第−胃微生物によって押出処理されるもの
よりも容易に利用される液状形態の分解テン粉を生成さ
せうる。
この理由は第−胃微生物群がNPN源から微生物蛋白を
合成するときにいろいろな糖類およびデン粉類を異なっ
た効率で用いることが知られているからである。
最後に液状補充物は第一胃中により一層均一に分布され
ること、およびそれによって補1 光物の利用が促進さ
れることも考えられる。
もちろん、本発明の範囲を特定の操作理論に限定する意
図はないので、上記の仮想は単に本発明の液状補充物の
成長誘導活性について現在考えられる最良の説明として
解釈されるべきである。
実施例 4 個々のテン粉−尿素混合物についての処理条件の蛋白合
成効果を測るためにこの実験を行なった。
表℃に試験した四つの組成および個々の蛋白合成結果を
示す。
組成Iは、本発明の液状補充物であり、加熱温度約28
5°F(141°G)において、表■の補充物に関して
記載した操作でジェット加熱処理した。
組成■および■は米国カンサス州ハツチンソンのファー
・マー・(Far −Mar )社製のこうりやんベー
スの固型のテン粉−NPN押出製品(PE=約70)を
用いた。
組成■の場合、混合物に9、(ト)係尿素を与えるに足
る量の固型押出物を用いた(この尿素量は組成Iと同じ
である)。
他方、組成■は18.12%の加熱処理テン粉を与える
に足る固型押出物を用い(このデン粉量は組成Iと同じ
)、別に尿素を加えて組成■の尿素含量を9.901
wt%とじた。
組成■および■に用いた固型押出物は水の添加前に約1
00ミクロンの平均粒度に粉砕して、それから作った最
終補充物がスラリー状になるようにした。
組成■は素材粉砕とうもろこし、尿素および他の成分(
組成Iと同じ量)を単に混ぜ合せたものであった。
この組成は全く加熱処理をしなかった。上記の各補充物
について生体外蛋白合成試験をした。
各補充物1gを秤量し、培養器に入れ、20m1の緩衝
液および10罰の第一胃液を加えた。
この培養管にブンゼン弁付の栓をした。
培養管を39℃で4時間培養した。
4時間後、試料を遠心分離し、遠心分離後の残渣をメタ
ノールで洗浄した。
メタノール洗浄後の残渣、初期試料および第一胃液の三
者を分析した。
第−胃および補充物中に存在する蛋白に関して補正を行
なった。
各組成について二試料を試験した。
表に示した平均蛋白合成結果から、本発明の液状補充物
で最大の蛋白合成が行なわれたが、素材混合物では少な
い蛋白合成しか得られなかったことが判る。
押出処理、申・粉砕、テン粉−尿素原料を含む二つの組
成は上記の素材混合物と本発明の水蒸気加熱処理製品と
の中間の値を与えた。
従って、本発明による処理によって、テン粉−NPN組
成物から誘導される蛋白に実質的な影響が与えられるこ
とが判る。
実施例 5 この実施例の目的は、本発明の液状補充物と加熱処理お
よび未処理精密−尿素補充物との生体外微生物蛋白合成
の比較することである。
液状補充物は実施例4の組成Iと全く同じであり、糖蜜
−尿素補充物は表■に特定した糖蜜−尿素組成物と同じ
成分であり、本発明の液状補充物および加熱処理糖蜜−
尿素組成物は温度約285’F(141°C)で第2図
に示した型式のジェットクツカーで加熱処理した。
この実験では、毎日2回4ポンドの穀物混合物および4
ポンドのアルファルファ千草を与えられている乳牛(第
−胃に管を挿入した乳牛)から朝の給餌前に第一胃液を
採取した。
本発明の液状補充物(II)、未処理精密−尿素補充物
(1g)、および加熱処理糖蜜−尿素補充物(1g)を
それぞれ秤量して50m1!のプラスチック製遠心分離
管に入れた。
10rrLlの第一胃液(inoculum )およ
び20m1の無機緩衝液を各遠心分離管に加えた。
容管を39℃で4時間培養した。
そしてその培養後、遠心分離管を15分間遠心分離処理
した。
上澄液を捨て、遠心分離残渣を25m1のメタノールに
再懸濁させ15分間遠心分離した。
上澄液を再び捨て、遠心分離残渣をケルダール・フラス
コに移して、マクロ・ケルダール窒素分析し、また、同
残渣を風袋を秤った15m1ビーカーに移して残ってい
る全乾燥物を測定した。
各基質のブランク試験および第一胃液のブランク試験を
行なった。
メタノール洗浄培養物の遠心分離残渣の値からブランク
試験の値を差引くことにより、培養中に起きた蛋白合成
を推定した。
各基質のブランク試験は上記と同様に行なったが、各ブ
ランクは30m1の無機緩衝液中で39°Cにおいて4
時間行なった。
第一清液のブランク試験は直接高速遠心分離して、その
直後の第一胃液のメタノールエキストラクションを捕集
した。
第2の実験は、78.75係の千草、19.75係のこ
うりやん粒、0.6%の塩、0.6%のリン酸ニカルシ
ウム、0.05%のビタミン補強剤、および0.025
%の糖蜜を含む基礎餌料からなる基質を用いた。
7.5部の基礎餌料に本発明の液状補充物または未処理
精密−尿素補充物のいずれか1部を加えた。
(基礎餌料+液状補充物)の1gまたは(基礎餌料+未
処理精密−尿素補充物)の19を前記の操作により第一
胃液とともに培養した。
基質のそれぞれから合成された微生物蛋白の量を表■に
示す。
未処理精密−尿素補充物よりも本発明の液状補充物から
合成された微生物蛋白がはるかに大量であることは明か
である。
さらには、285°F(141°C)のジェットクツカ
ーで上記精密−尿素補充物を水蒸気加熱処理しても微生
物蛋白合成は増加せずむしろ減少した。
表■の結果を検討すると、本発明の液状補充物は、単に
糖蜜および尿素からなる処理または未処理混合物と比較
して向上した蛋白合成特性を有し、より良好なエネルギ
ー源を与えることが明かである。
実施例 に の実施例の目的は、本発明の液状補充物の乳牛飼料補充
物としての使用を示し、そして典型的な糖蜜−尿素の市
販液状補充物と比較したときの本発明の補充物の相対値
を見ることにある。
二つの平衡化した乳牛の群を二回反転実験に用いた。
群Iには16頭の乳牛、群■には17頭の乳牛を用いた
予備期間中、両群の乳牛には、アルファルファ千草およ
び標準的家畜餌料(14係蛋白質含有)を与えた。
この千草および家畜餌料は随意に与えた。
二群の平衡化においては、予備期間の最後の5日間に記
録した牛乳産出量を平均した。
予備期間の次に、両群に低蛋白千草を与えた。
この千草は随意に与え、各群の消費量を毎日記録した。
穀物餌料も随意に与え、与えた量を毎日記録した。
穀物餌料はそのままの状態で11係の蛋白を含んでいた
穀物餌料は、こうりやんs 7.3 %、小麦ミドリン
ゲス5係、大豆荒粉5%、リン酸カルシウム剤1.0%
、石灰1.o%、微量ミネラル含有塩0.5%およびビ
タミンA、 D剤0.2チの組成であった。
使用液状補充物は、実施例4のものと同じ成分を含み、
同じ方法で作ったものであり、糖蜜−尿素補充剤は前記
表■のものと同一であった。
各補充物を各乳牛の穀物餌料に注ぎかけた。
1回の給餌当り1頭の乳牛に2.5ポンドの割合で補充
物を与えた(1日当り5ポンド)。
牛乳生産量に対する本発明の液状補充物と慣用糖蜜−尿
素補充物の効果を、表XIに示す。
期間1の最初の3週間は、平均1日当り牛乳生産量は二
つの補充物について同様であった。
しかし第4および5週中に乳牛生産量の減少傾向は、本
発明の補充物よりも精密−尿素補充物の方が大であった
期間2の最初の3週間は、牛乳生産量の減少は両群共に
再び同様な傾向であまた。
しかし期間2の第4および5週の間に牛乳生産量の減少
は、本発明の補充物を与えた牛よりも精密−尿素補充物
を与えた牛について著しく犬であった。
この傾向は期間3中にも再び繰返され、第4および5週
に液状補充物を与えた群については小減少であり、精密
−尿素補充物を与えた群については大減少であった。
上記の傾向は、期間1,2および3において毎回餌を切
り換たので著しく、液状補充物を与えた群は精密−尿素
補充物を与えた群よりも牛乳生産量の減少は小さかった
このことは、効果が群の効果ではなく、この発明の補充
物によるものであることを示すものである。
すべての乳牛は前進的な牛乳分泌の結果により時間とと
もにその牛乳生産量の減少があることは理解されるべき
である。
期間1および2の最初の3週間中の5係〜6係の減少は
1.前進的牛乳分泌により予期される通常の減少と同程
度である。
(期間3の最初の3週間中の生産量の増大は、試験期間
が夏期であったけれども、その間に起った涼しい気候に
帰因する)。
しかし期間1,2および3において、精密−尿素補充物
についての減少は、それぞれ45チ、37チおよび63
チであって、本発明の補充物についての減少よりも大で
ある。
このことによって、精密−尿素補充物が乳牛生産のため
に充分な蛋白を供給しえなかったこと、およびこのよう
な蛋白の供給が本発明の補充物によって一層良好に行な
われたことが示唆される。
糖蜜−尿素補充物を与えた牛に蛋白不足が表われるのに
ほぼ3週間かかることも明かである。
従つm−で、本発明の補充物が低品位の栄養価の低い餌
料を与えられている乳牛のための蛋白源として糖蜜−尿
素補充物よりもすぐれていることは明かである。
実施例 7 本発明の液状補充物を反すう動物に安全に与えることが
できることを確認するため毒性試験を行なった。
試験補充物は18.12%の粉砕とうもろこしく約10
0ミクロンの平均粒度)、9.90%の尿素、12.9
4%の糖蜜、2.91%のリン酸および56.13%の
水からなっていた。
これらの成分を、表■の補充分に関して記した操作で約
285下(141℃)の温度においてジェットクツカー
で直接水蒸気によって水蒸気加熱処理した。
液状補充物を、体重100にg当り尿素50.9を与え
る割合で動物に与えた。
補充物を、第−胃に通した管によって試験牛の第一胃中
へ直接導入した。
第−胃のpHおよびアンモニア濃度ならびに血中アンモ
ニア濃度を一定間隔で測定して、補充物が毒性を示すか
否かを見た。
6頭の試験牛のそれぞれにおいて、毒性の徴候は全く観
察されなかった。
結果を表XIVに示す。実施例 8 じゃがいもおよびもろこしのテン粉源を用いて液状補充
物を作り、それらの蛋白合成効果を本発明によるとうも
ろこし・ベースの液状補充物との比較において測定した
この試験で用いたじゃがいもテン粉は、ポテトチップ製
造廃液から得たものであり、微細な糊状組成であった。
この廃液は0.23%の粗蛋白、55係の水分および0
.05%の灰分を含んでいた。
比較実験におけるとうもろこしおよびもろこしは約10
0ミクロンの平均粒度に粉砕した。
各場合に、温度285°F(141’C)において前述
の型式のジェットクツカーで6組成を加熱処理した。
試験に用いた各成分と蛋白合成結果を表Xvに示す。
表Xvを検討すれば、じゃがいもテン粉を使用すること
によって、とうもろこしや他の穀物源を用いるよりも一
般に比較的大きな乾燥物含量を有する液状補充物を作る
ことが可能になる。
さらには、じゃがいもおよびもろこしから誘導されつる
微生物蛋白は少なくとも実質上同じであり、多くの場合
にとうもろこしから得られる蛋白を越えることを、蛋白
合成データが示していることは意義
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に適した装置のフローシートであ
り、第2図は本発明に実施に使用しうる水蒸気加熱処理
器の断面図である。 12・・・・・・スラリータンク、16・・・・・・水
蒸気加熱処理器、26・・・・・・水煮気送管、22・
・・・・・スラリー導管、38・・・・・・管状加熱領
域、58・・・・・・ニードル弁、56・・・・・・ス
ロート、53・・・・・・撹流帯域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反すう動物によって摂取されうる実質上未ゼラチン
    化デン粉含有飼料原料のある量および反すう動物筒−胃
    微生物によってアンモニアに加水分解されしかる後に微
    生物蛋白に変化しうる特性をもつ非蛋白態窒素含有物質
    のある量からなる固形分と水とからなる水性スラリーを
    作り; 撹流帯域を与える加熱領域を通して該スラリー流を連続
    的に導入するとともに同時にかつ連続的に該帯域を通し
    て水蒸気流を導入して、大気圧以上の圧力で該スラリー
    中の少なくともデン粉含有飼料原料の部分を直接的にか
    つ撹流的に加熱し、分解し、ゼラチン化させるとともに
    デン粉含有飼料原料を該スラリー中に存在する非蛋白態
    窒素含有物質と緊密な接触関係にもたらすことにより、
    反応を受けた飼料補充物を生成させ; 該加熱領域から該飼料補充物を取り出す;工程からなる
    高栄養性、液状のデン粉・非蛋白態窒素含有反すう動物
    飼料用補充物の製法。 2 高栄養性、液状のデン粉・非蛋白態窒素含有反すう
    動物飼料用補充物であって、 約40〜96重量%の水と、該補充物の残部をなし該水
    中に実質上均一に懸濁している固形分からなり、 該固形分が動物によって摂取されうるデン粉含有飼料原
    料と第−胃微生物によってアンモニアに加水分解されし
    かる後に微生物蛋白に変化しうる特性をもつ非蛋白態窒
    素含有物質とからなり、大気圧以上の圧力下で水性スラ
    リーとして直接水蒸気によって同時に処理して該非蛋白
    態窒素の存在下に該デン粉含有飼料原料を撹流的に加熱
    し、分解し、ゼラチン化したものであることを特徴とす
    る反すう動物飼料用補充物。
JP51106182A 1975-09-04 1976-09-04 反すう動物飼料用デン粉・非蛋白態窒素液状補充物およびその製法 Expired JPS5928377B2 (ja)

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