JPS5927776Y2 - ヘヤ−ブラシ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、髪をすぐへヤーブラシの改良考案に係り、特
にブラシ体を設けたブラシ基板を上下方向へ湾曲するも
のとし、このブラシ基板の湾曲変化に従ってブラシ体の
全体が使用時には拡大して髪をすくと共に、不使用時に
は縮小して全体をコンパクトな形状となし、使い易く且
つ携帯に便利なヘヤーブランを目的とするもので゛ある
。

次に、本考案の実施例を示す図面について説明する。

第１図乃至第５図は、本考案の一実施例を示し、ゴム製
等の上下方向へ湾曲するブラシ基板１は、長手方向の両
側に取付部２を一体に有し、適宜数列の多数の透孔３を
穿設する。

合成樹脂製等の多数の突片４ａからなるブラシ体４は、
細長の台板４ｂの下面に等間隔多数の突片４ａを突設し
、一つの台板４ｂの突片４ａを上記ブラシ基板１の透孔
３に沿って挿通し、全列の透孔３の夫々に同数列の台板
４ｂの突片４ａを挿通して多数の突片４ａを下方へ突設
したブラシ体４を形成する。

ブラシ基板１の両側に一体に有する取付部２には取付部
２より長尺の係止杆５を夫々に挿通する。

面取付部２より突出した各係止杆５の突出端部には、ブ
ラシ基板１の面取付部２の対向間隔がブラシ基板１の平
坦状態における幅よりも狭い一定間隔に維持する保持部
材たる把手板６と固定板７を取り付ける。

詳細には、把手板６の両側近傍内に各係止杆５の一方端
部を嵌合固定するに、把手板６に固定する各係止杆５間
の幅をブラシ基板１が上下に湾曲し得るだけの幅、即ち
ブラシ基板１の平坦状態の幅より狭い間隔をもって把手
板６内に固定してブラシ基板１を把手板６に取り付ける
。

また、面取付部２より突出した各係止杆５の他方端部に
前記間隔が開くのを防止すべく固定板７を設けてなるも
のである。

第６図及び第７図は、ブラシ体を刷毛とした場合の他の
実施例を示し、ゴム製等の上下方向へ湾曲するブラシ基
板１１は、長手方向の両側にブラシ基板１１と間尺の取
付部１２を有すると共に、適宜数列の多数の透孔１３を
穿設する。

合成樹脂酸いは獣毛製等の刷毛１４ａからなるブラシ体
１４は、ブラシ基板１１の各透孔１３の上方より刷毛１
４ａを挿通して多数の刷毛１４ａを下方へ突設したブラ
シ体１４を形成する。

面取付部１２の各端面中央に、取付部１２より極めて短
尺の係止杆１５をその長さの略半分だけ夫々挿通する。

面取付部１２より突出した各係止杆１５の突出端部には
、ブラシ基板１１の面取付部２の対向間隔がブラシ基板
１１の平坦状態における幅よりも狭い一定間隔に維持す
る保持部材たる把手板１６と固定板１７を取り付ける。

詳細には、面取付部１２の同一方向一端部より突出した
各係止杆１５の突出端部を把手板１６の両側近傍内に嵌
合固定するに、把手板１６に固定する各係止杆１５間の
幅をブラシ基板１１が上下に湾曲し得るだけの幅、即ち
ブラシ基板１１の平坦状態の幅より狭い間隔をもって把
手板１６内に固定してブラシ基板１１を把手板１６に取
り付ける。

また、面取付部１２の反把手板１６方向より夫々突出し
た各係止杆１５の突出端部に前記間隔が開くのを防止す
べく固定板１７を設ける。

そしてブラシ体１４を設けたブラシ基板１１の上面にブ
ラシ基板１１と同時に上下に湾曲するカバー１８を設け
てなるものである。

而して、使用に際しては、第４図及び第７図に示すよう
に、手指でもってブラシ基板１，１１を上方より下方へ
押すと、ブラシ基板１，１１は両側の取付部２．１２に
挿通し、且つ保持部材たる把手板６，１６を固定板７，
１７によって各両端部を固定された係止杆５，１５を支
軸として下方へ湾曲し、ブラシ体４゜１４の全体を略放
射状に拡大するもので、この拡大されたブラシ体４，１
４をもって髪を容易にすくことができる。

また、不使用時には、第５図及び第７図の鎖線状態図に
示すように、ブラシ基板１，１１を下方より上方へ押す
とブラシ基板１，１１は各両端部を保持部材たる把手板
６，１６と固定板７，１７によって固定された係止杆５
，１５を支軸として上方へ湾曲し、ブラシ体４，１４の
全体をその中央部に集合するが如く縮小し、全体をコン
パクトな形状になし得るものである。

以上述べたように、本考案は、両側に取付部を有し上下
方向へ湾曲するブラシ基板、前記ブラシ基板に設けたブ
ラシ基板の湾曲変化に従って全体を拡大しまたは縮小す
るブラシ体、前記ブラシ基板の面取付部に挿通ずる係止
杆、面取付部の対向間隔を前記ブラシ基板の平坦状態に
おける幅よりも狭い一定間隔に維持すべく前記係止杆を
保持する保持部材とからなるので、ブラシ基板を下方へ
湾曲させるとブラシ体が拡大し、容易に髪をすくことが
できると共に、拡大したブラシ体は、ブラシ基板と同様
に湾曲状に拡大することにより曲面状となっている頭皮
を確実に掻くこともできる。

また、不使用時にはブラシ基板を上方へ湾曲させるだけ
でブラシ体を縮小することができ、全体をコンパクトな
形状となして携帯用として、またバンドバック等に容易
に収納することができる。

更に保持部材によって保持された係止杆を支軸に上方へ
湾曲したブラシ基板の縮小したブラシ体は、その中央を
中心に両側部が集合し、ブラシ体の先端部を中央に集め
て先端部間の空隙をほとんどなくすことができるので、
外方からの衝撃にあってもブラシ体の先端部等を損傷す
ることが少ない等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２図は同部
分を横断して示す平面図、第３図は同一部を破断して示
すブラシ体の拡大状態の底面図、第４図及び第５図は同
縦断側面図、第６図は他の実施例を示す縦断正面図、第
７図は同縦断側面図であり、図面中、１．１１はブラシ
基板、２，１２は取付部、４，１４はブラシ体、５，１
５は係止杆、６，１６は把手板を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両側に取付部を有し上下方向へ湾曲するブラシ基板、前
   記ブラシ基板に設はブラシ基板の湾曲変化に従って全体
   を拡大しまたは縮小するブラシ体、前記ブラシ基板の面
   取付部に挿通ずる係止杆、面取付部の対向間隔を前記ブ
   ラシ基板の平坦状態における幅よりも狭い一定間隔に維
   持すべく前記係止杆を保持する保持部材とからなるヘヤ
   ーブラン。