JPS5927636B2 - 浮上分離装置 - Google Patents

浮上分離装置

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JPS5927636B2
JPS5927636B2 JP5929880A JP5929880A JPS5927636B2 JP S5927636 B2 JPS5927636 B2 JP S5927636B2 JP 5929880 A JP5929880 A JP 5929880A JP 5929880 A JP5929880 A JP 5929880A JP S5927636 B2 JPS5927636 B2 JP S5927636B2
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tank
raw water
flotation
scum
separation
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JP5929880A
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一豊 杉原
安秀 木野田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は廃水液中の溶存物質、懸濁曲物質、沈降腫物質
などを浮上分離させる浮上分離装置に関する。
従来、廃液中tこ溶解している重金属などを回収する方
法としては薬剤添加による重金属化合物としての沈澱法
、又はイオン化傾向利用の卑金属による沈澱法、或いは
電気分解による回収法等が一般的に行われている。
しかるに薬剤による沈澱法は生成沈澱物の特注からして
その分別に問題点があり、しかも沈澱スラッジの回収脱
水処理が難しい。
またイオン化傾向利用の卑金属による沈澱法は回収率と
回収スラッジ品位とは相反するはかりでなくその沈澱速
度が次第に低下し高回収率は期し難いのが通例である。
また電気分解法は液中の重金属品位低下につれ電流効率
は著しく低下するので限界があり充分な回収は期し得な
いのが実情である。
これらのいづれの方法をこおいても、それぞれ技術的に
問題点があるはかりでなく、経済的にも処理能力に比し
設備が大型化となるなどの欠点があり、適切な処理方法
の開発が望まれていた。
また廃水液に塩化アルミニウム、塩化鉄などを加えて水
酸化物を形成し、このように水酸化物を形成した廃水液
にエアーを注入しながら撹拌して微小な気泡を発生させ
、この気泡を水酸化物に接着させて浮上させる浮上法な
どもあるが、この方法では気泡に接着されていても水酸
化物のフロックであるため気泡との接着状態が不安定で
浮上分離の効率が悪く、また気泡の発生方法如何によっ
てはフロックがこわれてしまう欠点があり、一度浮上が
離した処理水の再処理はそのままでは難かしかった。
本発明はこのような欠点を改め廃水液中に営まれた重金
属などを効率よく小型の装置で低コストで分離できるよ
うにした装置を提供することを目的としている。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図中、1は処理すべき原廃水液あるいは後述するスカム
脱水槽からの濾過液(両者を含めて原水と記す。
)を貯溜する原水槽、2は原水槽1内の原水Aを条件付
与原水槽10へ送出するポンプ、3はパイプ、4は弁、
5は原水槽1内の原水Aの液面レベルを検知してポンプ
2の始動、停止のための信号あるいは原水Aの液面レベ
ルが高くすり過ぎるとアラームのための信号を送出する
レベル検知器である。
10は条件付与原水槽で、隔壁11,12゜13によっ
て4つの槽14〜17に分離され、隣り合う槽はそれぞ
れ連通穴18〜20によって連通されている。
第1の槽14には液面レベルが一定高さ以上とならない
ようにあるレベルを越えると原水槽1へ原水を環流する
オーバーフロー装置21が設けられている。
30は薬剤供給装置で、例えば原水中の重金属。
を硫化物として析出させてフロックを生成させる薬剤(
これをS剤と記す。
)を貯溜したS剤槽31と、気泡の発生及び接着を促進
させる薬剤(これをFC剤と記す。
)を貯溜したFC剤槽32とを備え、S剤はポンプ33
によって第2の。
槽15へ注入され、FC剤はポンプ34によって第3の
槽16へ注入される。
なおS剤とFC剤の注入の順序を逆Eこしてもよく、ま
た同時にしてもよい。
22は第2の槽15において原水と注入された。
S剤とを混合するために撹拌するポンプ、23はポンプ
22が設けられたパイプ、24は流量調整弁、25は第
3の槽16において注入されたFC剤を混合するために
撹拌するポンプ、26はポンプ25が設けられたパイプ
、27は流量調整弁で。
ある。
40は第1の浮上分離槽、50,60は第2の浮上分離
槽で、41,51.61は仕切板、42゜52.62は
浮上槽、43,53,63は分離槽、44.54,64
は分離槽43,53,63で分、離したスカムを排出す
るスカム排出口、45゜55.65は浮上分離したスカ
ムをスカム排出口44.54,64へと掻き出すスキマ
ー、46゜56.66はスカム排出口44,54,64
から排出されたスカムを受は入れて濾過布47.57゜
67によってスカムから液体を分離するスカム脱水槽、
48.58.68はスカム脱水槽46゜56.66で得
られる液体を原水槽1へ導くパイプである。
70は条件付与原水槽10の第4の槽17内の液体を第
1の浮上分離槽40の浮上槽42の下部へ導くパイプ、
71は第1の浮上分離槽40の分離槽43の下部からス
カムが分離した残溜水を第2の浮上分離槽50の浮上槽
52の下部へ導くパイプ、72は第2の浮上分離槽50
の分離槽53の下部からスカムが分離した残溜水を第2
の浮上分離槽60の浮上槽62の下部へ導くパイプ、7
3.74,75はパイプ70,71,72に設けられた
ポンプ、76.77.78はポンプ73゜74.75か
ら送出された液体を再びポンプ73゜74.75へ環流
する循環パイプ、80,82゜84は流量調整弁である
90は気体供給装置をなすエアポンプであって、調整弁
91,92.93を介してポンプ73゜74.75の上
流側直前のパイプ70,71 。
72へ空気を注入するものである。
94.95.96はそれぞれ浮上槽42の下部と第4の
槽17の下部、浮上槽52の下部と分離槽43の下部、
浮上槽62の下部と分離槽53の下部を連通ずる環流パ
イプであって、ポンプ73゜74.75の送出力にアン
バランスが生じた場合に環流することにより、第4の槽
17、第1の浮上分離槽40、第2の浮上分離槽50.
60の液面レベルを一定に保つ役割を担っている。
100は最終段の第2の浮上分離槽60の分離槽63の
下部からの処理水を貯溜して排出する排出槽で、レベル
調整器101によって第2の浮上分離槽60の液面レベ
ル(ひいては第4の槽17、第1の浮上分離槽40、第
2の浮上分離槽50の液面レベル)を調整できるように
なっている。
次に上記装置の作動を写真現像廃水の処理の場合を例に
とって説明する。
まず原水槽1内の原水Aはポンプ2によって条件付与原
水槽10の第1の槽14へ送られる。
レベル検知器5によってこの送出は制御されると共にオ
ーバーフロー装置21により第1の槽14には一定高さ
以上は貯溜されないようになっている。
第1の槽14に貯溜された原水は連通穴18から第2の
槽15へ流入し、第2の槽15内でS剤槽31からのS
剤を注入されポンプ22で撹拌される。
このS剤は生成化合物が気泡に接着しやすい特囲を具備
することが重要である。
原水が例えば写真現像廃液の如くチオ硫酸すl−IJウ
ムに銀が錯塩として溶解している場合、一例として水硫
化ナトリウム(NaSH)を添加すると硫化銀が析出さ
れる。
この硫化銀が析出してフロックとなった原水は連通穴1
9を通って第3の槽16へ導かれるこの第3の槽16内
でFC剤槽32からFC剤を注入されポンプ25で撹拌
される。
このFC剤は気泡の発生を促進させるとともにこの気泡
によってフロックを捕集しやすくするための薬剤である
なおS剤とFC剤の注入の順序はケースバイケースで逆
pこしても同時にしてもよい。
このよう1こした条件付与原水はポンプ73によってパ
イプ70を通って第1の浮上分離槽40の浮上槽42の
下部へ送うれる。
そしてこのポンプ73の直前でエアポンプ90からの空
気を注入されてポンプ73で撹拌されて微細な気泡が発
生し、フロックは気泡に接着し始める。
この空気の混合撹拌による微細気泡の混入は循環パイプ
76によって一層促進され浮上槽42に到る間にフロッ
クを気泡で捕集した浮上しやすい泡沫スカムとなる。
従って浮上槽42の底部に到達すると直ちに泡沫スカム
が浮上し、泡沫スカムBは分離槽43の表層上を押し流
されて圧縮、過密化されてスキマー45によってスカム
排出口44からスカム脱水槽46へ掻き出される。
スカム脱水槽46で脱水されたスカムが貯溜され、液体
はパイプ48によって原水槽1へ導かれる。
このようにスカムが浮上分離された残溜水は分離槽43
の下部からパイプ71fこよって第2の浮上分離槽50
へ導かれる。
この間、同様に空気の注入、ポンプ74による混合撹拌
、循環パイプ77による循環がなされる。
フロックは硫化物であるのでこわれ(こくくこの混合撹
拌1こより容易に気泡に接着するためS剤、FC剤の再
度の注入は必要でない場合が多い。
そして同様の過程で第2の浮上分離槽50でスカムを浮
上分離させ、残溜液はさらに後段の第2の浮上分離槽6
0でスカムを浮上分離する。
このよう(こ多段的にスカムを浮上分離した処理水は第
2の浮上分離槽60の分離槽63の下部から排出槽10
0を介して外部へ排出される。
そして銀はスカム脱水槽46 、56 。66から硫化
銀として回収される。
なお浮上分離槽の数は原水中の不純物の濃度、種類によ
り任意に選定される。
浮上分離槽40,50.60の液面レベルは排出槽10
0のレベル調整器101によってなされる。
即ちレベル調整器101でレベルを設定すると、第2の
浮上分離槽60,50、第1の浮上分離槽40、条件付
与槽10が環流パイプ96゜95.94で連通されてい
るため設定レベルに各種の液面レベルが調整される。
また流量調整弁80.82,84の開度は各ポンプの跣
能などによって調整される。
なお本装置は銀に限らず他の重金属その他の物質の分離
にも適用できる。
実施例 写真現像廃水について本発明を採用した結果の一例を示
すと第1表の通りである。
即ち、スカム中のAg品位は78.5%、回収率97.
5%とすばらしい成績を収めることができた。
本発明は以上の如く構成され、原水中の重金属などを気
泡に接着しやすい化合物として析出させるので一般廃水
処理における水酸化アルミニウムのフロックなどと異な
りポンプなどでいくら撹拌しても浮上団を損うことがな
い。
また第2段、第3段、・・・・・・と初段以外は薬剤を
注入しなくても空気を混入撹拌さえすれば液中に残存し
ているF C剤により気泡が充分に発生してフロックが
接着し、きわめて効率よく浮上分離させることができる
このように廃水液中の重金属などが高品位のスカムとし
て高能率で分離されるので装置を小型化でき低コストで
分離回収することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例の構成略図である。 1・・・・・・原水槽、5・・・・・・レベル検知器、
10・・・・・・条件付与槽、21・・・・・・オーバ
ーフロー装置、22゜25・・・・・・ポンプ、30・
・・・・・薬剤供給装置、31・・・・・・S剤槽、3
2・・・・・・FC剤槽、40・・・・・・第1の浮上
分離槽、50 、60・・・・・・第2の浮上分離槽、
42.52,62・・・・・・浮上槽、43 、53
、63・・・・・・分離槽、44,54,64・・・・
・・スカム排出口、45.55,65・・・・・・スキ
マー、46,56゜66・・・・・・スカム脱水槽、7
3.74.75・・・・・・ポンプ、76.77.78
・・・・・・循環ポンプ、90・・・・・・気体供給装
置、100・・・・・・排水槽、101・・・・・・レ
ベル調整器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原水を貯える原水槽と; この原水槽から送られてきた原水を貯える条件付与原水
    槽と; この条件付与原水槽中の原水へ原水中から重金属化合物
    ツブツクを析出させ且つ気泡の発生及び接着を促進させ
    る薬剤を注入する薬剤供給装置と;前記条件付与原水槽
    内の条件付与原水を撹拌する撹拌装置と; 前記条件付与原水から泡沫スカムを浮上分離させる第1
    の浮上分離槽と; この第1の浮上分離槽の泡沫スカム分離後の残溜水から
    さらに泡沫スカムを浮上分離させる1又は複数の第2の
    浮上分離槽と; 前記条件付与原水槽から第1の浮上分離槽への流過経路
    及び第1の浮上分離槽から第2の浮上分離槽への流過経
    路あるいは前段の第2の浮上分離槽から後段の第2の浮
    上分離槽への流過経路において気体を注入する気体供給
    装置と; 前記流過経路に設けられ、流過液体を気体供給装置から
    注入された気体と混合撹拌しつつ送出するポンプとを備
    えた浮上分離装置。
JP5929880A 1980-05-03 1980-05-03 浮上分離装置 Expired JPS5927636B2 (ja)

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JP2755601B2 (ja) * 1988-07-22 1998-05-20 株式会社東芝 電力変換装置

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