JPS592761B2 - ノズルヨクノコテイホウホウ - Google Patents

ノズルヨクノコテイホウホウ

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Publication number
JPS592761B2
JPS592761B2 JP13633175A JP13633175A JPS592761B2 JP S592761 B2 JPS592761 B2 JP S592761B2 JP 13633175 A JP13633175 A JP 13633175A JP 13633175 A JP13633175 A JP 13633175A JP S592761 B2 JPS592761 B2 JP S592761B2
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JP
Japan
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spacer
welding
inner ring
outer ring
nozzle blade
Prior art date
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Expired
Application number
JP13633175A
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English (en)
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JPS5260308A (en
Inventor
平和 横田
武志 小野田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13633175A priority Critical patent/JPS592761B2/ja
Publication of JPS5260308A publication Critical patent/JPS5260308A/ja
Publication of JPS592761B2 publication Critical patent/JPS592761B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 不発明は蒸気タービンのノズル翼の固定方法に関し、特
に電子ビーム溶接法により一体構造のダイヤフラムとし
てノズル翼を固定する方法に関する。
蒸気タービンとして軸流タービンを例に取り上げて説明
すると、第1図に於て高湿、高圧蒸気は蒸気井15から
ケーシング3に導入される。
ケーシング3の内部には回転体であるタービンロータ1
が設置され、軸方向に複数のディスク1aを有し、該デ
ィヌク1aの円周方向にそって蒸気の熱エネルギーを回
転エネルギーに変換すべき多数のタービンブレードをと
もなっている。
隣接するディスク1aの間にはタービンブレード2に流
入する蒸気流を整流する円環状に多数配列されたノズル
翼1を有するダイヤフラム4が配置されている。
第2図及び第3図はダイヤフラム4の全体構造を示す。
上半、下半ダイヤフラム4a 、4bはそれぞれ半円形
状であり、該ダイヤフラムはほぼ中央部の円周上に多数
配列されたノズル翼7とノズル翼7をささえる半円形状
のリングである外輪5゜内輪6とから成っている。
従来のダイヤフラム4の構造は第4図に示す如く、ノズ
ル翼7の翼形を嵌込むために、該ノズル翼γよりやや太
きめで同形状の孔をあげたスペーサ8にノズル翼7を挿
入して、該スペーサに固定するためにノズル翼70両端
面部とノズル翼挿入部ノスペーサ面をサブマージドアー
ク溶接法でスペーサ溶接9を行ない、次いで内輪6及び
外輪5にスペーサ8をサブマージドアーク溶接法にて本
溶接10を行なって組立て構成されていた。
コノ様な従来のノズル翼固定方法では、サブマージドア
ーク溶接による入熱が多いためスペーサ等の変形が大き
くなり、又スペーサと内輪及び外輪との本溶接のため大
きな開先部を必要とし、この開先部の全周にわたる本溶
接により変形がさらに大きくなるという欠点があった。
更にスペーサ溶接及び本溶接に必要な溶接工数が多く、
溶接に要する時間と費用が多くなるだけでなく、組立工
作業にも高度の技術を必要とする。
更にまた溶接ビードがスペーサの内外表面からはみ出る
ため機械力ロエ又はエアブライダグ等で仕上げする必要
があった。
この様なアーク溶接によるノズル翼固定法に代って、最
近電子ビームを使用してノズル翼を固定する方法が提案
されている。
このようなダイアクラム構成方法を第5図及び第6図に
示す。
これらの図において、ノズル翼7をスペーサ8に挿入后
ノズル翼7の端面をアーク溶接法にてスペーサ溶接9を
行ない、該スペーサ溶接部には外輪に設けた溝に嵌込ま
れるべく凹形の溝20を力n工している。
このため、アーク溶接の入熱が大きくなり溶接による変
形及び溶着ビードがスペーサの各外側の円周面からはみ
だすためのエアグライダ−1機械カロエ仕上等のカロエ
工数が大きい。
本発明の目的はこの様な従来技術の欠点を解消するため
、変形がなく比較的簡単な工程により構成できるノズル
翼固定方法を提供することにある。
すなわち本発明に係る内輪と外輪の間にノズル翼を固定
する方法は、ノズル翼と内輪及び外輪とノ間にスペーサ
を配置し、該スペーサにノズル翼端部を挿入する型を設
け、かつその型の位置にスペーサの内輪及び外輪の接す
る側に凹溝を形成し、更に内輪及び外輪にもその凹溝に
向い合う位置に凹溝を設け、スペーサと内輪及び外輪の
両端によって形成される空間に内輪及び外輪と同一材質
の溶着部材を配置し、この場合該溶着部材は少くとも一
部に空孔を残す様に配置し、スペーサと内外輪の接合面
を電子ビーム溶接法により加熱し前記溶着材を溶融して
スペーサ、ノズルおよび内外輪を固着する構成とする。
以下本発明に従うノズル翼固定法の一実施例を第7図乃
至10図に沿って説明する。
なお各図とも第1図乃至6図の各部と対応する部分には
同じ符号を付した。
第7及び第8図に特に分り易く示した如くノズル翼7と
内輪6及び外輪5の間にはスペーサ8゜8が配置されて
いる。
スペーサ8にはノズル翼7の端部を挿入する型15が形
成されている。
この型15の位置でスペーサ8の内輪6及び外輪5に接
する面には凹溝16が形成されている。
凹溝に向い合う位置で内輪6及び外輪5にはそれぞれ同
様な凹溝17,18が形成されている。
これらスペーサの凹溝16と内外輪の凹溝17,18に
よって形成される空間に内外輪と同材質の溶着部材13
が挿入される。
該溶着部材13は少なくとも一部に空孔14を残してお
く様に配置する。
この様に各部材を配置した後、スペーサ8と内輪6及び
外輪5との接合面を電子ビーム溶接法を用いて力目熱し
て、溶着部材13を溶解させる。
これによりノズル翼7、スペーサ8、内輪及び外輪5は
一回の溶接によって一体として固着される。
本例にあっては溶着部材13は、スペーサの凹溝16の
内外輪の凹溝17,18とによって形成される空間に清
い、全周に配置されたリング状の溶着板として構成され
る。
またその空孔14は、溶着板をなす溶着部材13の中央
部に形成されるようになっている。
上記構成であるから、本実施例のノズル翼固定方法は、
第1に、ノズル翼とスペーサのアーク溶接がないため溶
接熱による変形がないという利点ヲ持つ。
第2に、ダイヤフラムは全て組立て方式であるので取扱
いが容易である。
更に第3に、内輪、外輪の凹溝17,18とスペーサの
凹溝16とで形成される空間に溶着部材13を挿入する
ため、ノズル翼7と内輪6及び外輪5との、タービン軸
方向位置を正確に保持、することができ、精度よい組立
ができる。
第4に、溶着部材13の中央部に設けた空孔14により
ガス抜きが可能となり、よって電子ビーム溶接時に発生
するガスの流出が容易となって、ガスによるポロシティ
やスパイキングの様な欠陥の発生を防止できる。
第5に、上述の如くもともと上記構成により一回の溶接
によってノズル翼7、スペーサ8、内輪6及ヒ外輪5が
一体に固着されるので、スペーサ8とノズル翼7を内外
輪6,5に一度の溶接で固定するためのスペーサ溶接と
いうものは不用であり、機械カロ工工数が低減するとい
う効果がある。
上述の如く本発明のノズル翼の固定方法には、次の通り
の効果がある。
(イ)ノズル翼とスペーサのアーク溶接がないため溶接
熱による変形がない。
(ロ) ダイヤフラムは全て組立方式にできるので取扱
いが容易であり、かつもともとノズル翼、スペーサ、内
輪及び外輪を一度に溶接できるものである。
よってスペーサとノズル翼を内外輪に一度の溶接で固定
するためのスペーサ溶接というものが不用であるため卿
カロエ工数力1低減することから、比較的簡単な工程で
構成できる。
e)内外輪の凹溝とスペーサの凹溝とで形成される空間
に溶着部材を配置するので、ノズル翼と内輪、外輪との
タービン軸方向位置を正確に保持することができ、精度
のよい組立ができる。
に)溶着部材に設げた空孔により、電子ビーム溶接時に
発生するガスによるポロシティやスパイキング等の欠陥
が除去される。
なお当然のことであるが、本発明は図示実施例にのみの
適用に限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はダイヤフラムを備えた蒸気タービンの全体断面
図を示す。 第2図はダイヤフラムの全体図であり、第3図は第2図
のA−A断面部を示したものである。 第4図は従来形アーク溶接式ダイヤフラムの全体構造図
を示し、第5図は従来形の電子ビーム溶接法を取り入れ
たダイヤフラム構造を示し、第6図はスペーサへのノズ
ル翼取付構造を示す。 第7図乃至第10は本発明の一実施例を説明する図で、
第7図は該実施例におけるダイヤフラムの構造図であp
、第8図は第7図の構成部材をそれぞれ分解して示した
立体図であり、第9図は該ダイヤフラムに電子ビーム溶
接法を取り入れた図であり第10図はその電子ビーム溶
接部の詳細を示したものである。 5・・・外輪、6・・・内輪、7・・ノズル翼、8・・
・スペーサ、9・・・スペーサ溶接、10・・・本溶接
、11・一電子ビーム溶接線、20・・・溝、13・・
・溶接板、14・・・空孔、15・・・蒸気井。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数のノズル翼を内輪及び外輪の間に固定する方法
    において、前記ノズル翼と内輪及び外輪との間にスペー
    サを配置し、該スペーサは前記ノズル翼端部を挿入する
    型部分と紋型部分の位置で前記内輪又は外輪に接する側
    に凹溝とを備え、前記内輪及び外輪にも前記スペーサの
    凹溝と向い合う位置に凹溝が形成されており、前記スペ
    ーサと内輪及び外輪の凹溝により形成される空間に内輪
    及び外輪と同一材質の溶着部材を配置し、該溶着部材は
    少なくとも一部に空孔を残す様に配置して、前記スペー
    サと内輪及び外輪との接合面を電子ビーム溶接によりカ
    ロ熱し、前記溶着部材を溶解させ、それによって前記ノ
    ズル翼、スペーサと内輪とを固着させることを特徴とす
    るノズルの翼固定方法。
JP13633175A 1975-11-14 1975-11-14 ノズルヨクノコテイホウホウ Expired JPS592761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13633175A JPS592761B2 (ja) 1975-11-14 1975-11-14 ノズルヨクノコテイホウホウ

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JP13633175A JPS592761B2 (ja) 1975-11-14 1975-11-14 ノズルヨクノコテイホウホウ

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Publication Number Publication Date
JPS5260308A JPS5260308A (en) 1977-05-18
JPS592761B2 true JPS592761B2 (ja) 1984-01-20

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ID=15172714

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JP13633175A Expired JPS592761B2 (ja) 1975-11-14 1975-11-14 ノズルヨクノコテイホウホウ

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JP (1) JPS592761B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009001415A1 (ja) 2007-06-22 2008-12-31 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 静翼環およびこれを用いた軸流圧縮機
US8215904B2 (en) 2007-10-15 2012-07-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Assembling method of stator blade ring segment, stator blade ring segment, coupling member, welding method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009001415A1 (ja) 2007-06-22 2008-12-31 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 静翼環およびこれを用いた軸流圧縮機
US8215904B2 (en) 2007-10-15 2012-07-10 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Assembling method of stator blade ring segment, stator blade ring segment, coupling member, welding method

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JPS5260308A (en) 1977-05-18

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