JPS5927613B2 - 活性炭保持基材の製造方法 - Google Patents

活性炭保持基材の製造方法

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JPS5927613B2
JPS5927613B2 JP2297679A JP2297679A JPS5927613B2 JP S5927613 B2 JPS5927613 B2 JP S5927613B2 JP 2297679 A JP2297679 A JP 2297679A JP 2297679 A JP2297679 A JP 2297679A JP S5927613 B2 JPS5927613 B2 JP S5927613B2
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JP
Japan
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activated carbon
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pulp
water
holding base
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JP2297679A
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JPS55114343A (en
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四郎 「峰」
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CHIYODA FELT KK
MINE EIZAI KK
Original Assignee
CHIYODA FELT KK
MINE EIZAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、活性炭を多量に付着した活性炭保持基材に関
するものである。
詳しくは、高い含有率で基材に活性炭を保持し、気体、
液体等の被吸着物質に対する高い吸着能を有する活性炭
保持基材の製造方法に関するものである。
活性炭はその効果面から見れば、本質的に非常に細かい
粉末として使用することが好ましいが、粉末状のものは
空中に飛散したり他に付着したりして取扱い難い。
そこでシート状、塊状或いは棒状にして使用することが
考えられ、そのうちシート化する方法としては、従来天
然セルロース繊維□ の水中分散液に、活性炭、天然ゴ
ムラテックス若しくは合成ゴムラテックスを添加しpH
を3.5〜5.5に調整して抄紙していた。
しかしこのような抄紙法では、活性炭を多量に保持させ
ることができなく、シートの吸着能もおのずから小さい
ものであった。
また塊状或いは棒状に活性炭を大量に付着させる方法も
従来なかった。
そこで本発明者らは、もつと多量に活性炭を保持させる
方法につき鋭意検討の結果、特定のバインダーを用いれ
ば良いことを見出し本発明を完成した。
すなわち本発明の要旨は、繊維密度0.03〜0、3
g/iの不織布に、■水又は硫酸エステル塩水溶液に浸
漬した活性粒子、■アクリル酸エステルを主成分とする
バインダーおよび■水又は硫酸エステル塩水溶液に浸漬
した活性炭に対して1〜20重量%のパルプを保持させ
乾燥することにより、活性炭保持量1ooy/=以上の
シート状物又は活性炭保持量500 g/11以上の塊
状物を得ることを特徴とする活性炭保持基材の製造方法
にある。
以下に本発明の詳細な説明するに、本発明では基材とし
て不織布を用い、しかも、この不織布の繊維密度は0.
03〜0.3 ji/crj、好ましくは004〜o、
o7gictiであることが必要である。
ここで「繊維密度」とはJISP8118の規格に準拠
して、次式によって算出した数値のことである。
上記範囲より大きい繊維密度を有するものは、活性炭が
繊維間に保持されずに、表面に皮膜を形成するので、通
気性および通水性を有する不織布は得られない。
また上記範囲より小さい繊維密度を有するものは、不織
布自体の強度か弱すぎること、及び活性炭が繊維にから
みつき難く保持量が少なくなってしまう。
これら不織布としては、パルプ、木綿、レーヨン、アセ
テート等のセルロース繊維、或いはポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアクリロニトリル、ナイロン、ポリエ
ステル等の合成繊維の1種又は2種以上からなるものが
使用され得るが、特にパルプ繊維からなる不織布が好ま
しい。
このような不織布は、乾式法によって水の存在なくすき
上げたものが好ましい。
湿式法の如く水の存在下すき上げたものは、不織布表面
が滑らかなため活性炭が内部まで保持され難い3不織布
は1枚だけで使用しても良いが、場合によっては2枚、
3枚と重ねて使用するのも良い。
このような基材に水又は濃度5〜20重量%の硫酸エス
テル塩水溶液に浸漬した活性炭粒子、バインダーおよび
水又は濃度1〜20重量%の硫酸エステル塩水溶液に浸
漬したパルプを保持させる6活性炭粒子は例えば、基材
が不織布である場合には厚さ0.5 mynの不織布1
d当り100〜200I保持され、不織布がこの2倍の
厚さであると活性炭も2倍用いられる。
活性炭は細かく粉砕されている方が、表面積も大きくな
り吸着性能がアップし好ましい。
この活性炭粒子をあらかじめバインダー、パルプと共に
水又は硫酸エステル塩水溶液に浸漬しておく。
硫酸エステル塩水溶液を用いると、基材に対する付着性
が向上し好ましい。
バインダーとしてはアクリル酸エステルを主成分とする
ものが用いられ、アクリル酸エステルの具体例としては
、例えばアクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどが挙
げられ、これらのアクリル酸エステルを主成分とするバ
インダーは通常、ノニオン系又はアニオン系界面活性剤
により分散されている。
このようなバインダーには、更に場合によってロート油
などの硫酸エステル塩を添加してもよい。
更に本発明ではパルプを添加する。
パルプには木材パルプ、わらパルプ、竹パルプ、エスパ
ルトパルプ、リンターパルプなどがあり、本発明ではこ
れらのいずれもが使用できるが、主として機械パルプ(
MP)、ケミカルパルプ(CP)、セミケミカルパルプ
(sep )、グランドパルプ(GP)、サルファイド
パルプ(SP)、クラフトパルプ(KP)などの木材パ
ルプが使用され、使用量は活性炭の5〜20重量%であ
る。
本発明では、このパルプの併用により活性炭との相乗効
果で吸着容量の高い基材を製造することができる。
また、本発明の場合には、活性炭として、特殊なものを
用いなくても、このパルプの影響により優れた品質のも
のを得ることができる。
以上の活性炭粒子、バインダーおよびパルプをよく混合
し、この分散液を刷毛、ローラーなどで基材に付着保持
させる。
また基材を活性炭分散液に浸漬することによって保持さ
せても良い。
所定量基材に保持させたならば、乾燥して水分を除去す
る。
すると活性炭保持基材ができあがり、この基材からは、
使用中活性炭がこぼれ落ちることもない。
このような本発明方法により製造される活性炭保持基材
は、活性炭をシートの場合にはioo、y/、1以上、
塊状の場合には(不織布を複数枚、重ねて使用した場合
)500g/1以上含むことができ、このような多量の
活性炭を有する基材は従来存在しなかったものである。
その為優れた吸着性能を示す。
この優れた性能を生かし、空気清浄用フィルター、靴用
中敷、水浄化用フィルター、冷蔵庫用脱臭剤などに使用
できる。
以下に本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例により限定
されるものではない。
実施例 ロート油300gを水3,000 、!il’に溶解し
、そこへ活性炭2,000 、!li’を浸漬した(分
散液1)。
アクリル酸ブチルとアクリル酸エチルとの混合物を界面
活性剤で分散させた液(分散液2)を3.000 、p
(樹脂成分49.8重量%)準備した。
木材のケミカルパルプ100g、ロート油50gを水1
,000gに添加し分散させた(分散液3)。
乾式法によって製造された繊維長さ3〜5mm、厚さ0
.5 mm、秤量40j!/rrr”繊維密度0.08
g/COの不織布を準備した。
次に分散液2と分散液3とを混合し、さらにそこへ分散
液1を添加混合し、これを不織布に刷毛によりこすりつ
け、活性炭等を不織布の表面および内面に保持させた後
、乾燥して活性炭シートとした。
試験例 ペンゾールの飽和蒸気中に上記実施例で得た活性炭シー
ト及び市販の活性炭シートを3日間置きペンゾールの吸
着量を測定した。
実施例の活性炭シートは278〜/milペンゾールを
吸着したにもかかわらず、市販の活性炭シートは111
■/ml吸着したのみで、本発明によって製造された活
性炭シートの優秀さがよく判った。
比較例 実施例の方法において、木材のケミカルパルプを含有す
る分散液3を省略して、実施例と全く同様な方法で活性
炭シートを製造した。
この活性炭シートを用いて実施例の試験例と同様なペン
ゾール吸着テストを行なったところ、吸着量は120〜
/mlであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ■水又は硫酸エステル塩水溶液に浸漬した活性炭粒
    子、■アクリル酸エステルを主成分とするバインダーお
    よび■水又は硫酸エステル塩水溶液に浸漬した活性炭に
    対して1〜20重量%のパルプを含有する分散混合液を
    調製し、この混合液を繊維密度0.03〜0.39/i
    の不織布に塗布するか、又は、この混合液中に前記不織
    布を浸漬させた後、これを乾燥することにより、活性炭
    保持量1009/Cr?を以上のシート状物又は活性炭
    保持量500 j!/1以上の塊状物を得ることを特徴
    とする活性炭保持基材の製造方法。 2 バインダーがアクリル酸エステル、界面活性剤およ
    び硫酸エステル塩を含有する組成物であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP2297679A 1979-02-26 1979-02-26 活性炭保持基材の製造方法 Expired JPS5927613B2 (ja)

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JPS55114343A JPS55114343A (en) 1980-09-03
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EP0851790B1 (en) * 1995-07-28 2001-12-05 Rhodia Inc. The application of dry spreadable water dispersible granule compositions

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JPS55114343A (en) 1980-09-03

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