JPS5927237B2 - 脱気器付多段蒸発装置 - Google Patents

脱気器付多段蒸発装置

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Publication number
JPS5927237B2
JPS5927237B2 JP6784878A JP6784878A JPS5927237B2 JP S5927237 B2 JPS5927237 B2 JP S5927237B2 JP 6784878 A JP6784878 A JP 6784878A JP 6784878 A JP6784878 A JP 6784878A JP S5927237 B2 JPS5927237 B2 JP S5927237B2
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JP
Japan
Prior art keywords
chamber
cylinder
stage
deaerator
evaporation
Prior art date
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Expired
Application number
JP6784878A
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English (en)
Other versions
JPS54159377A (en
Inventor
幸三 岩本
操六 川上
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Gadelius KK
Original Assignee
Gadelius KK
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Publication date
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Publication of JPS54159377A publication Critical patent/JPS54159377A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低温度の温海水を用いて海水淡水化を行う装置
に適用する脱気器付多段蒸発装置に関するものである。
本装置は直径の異なる3種類の竪型円筒によシ構成し最
内円筒内の上部を脱気室とし、下部を気液分離器とし最
内円筒中央には温海水供給管を内蔵し、最内円筒と中間
円筒との間の空間を蒸発室とし、中間円筒と最外円筒と
の間の空間を凝縮室とし、最内円筒と中間円筒の外壁に
等間隔に複数の矩形の仕切壁を放射状に配設することに
より複数の蒸発室及び凝縮室を構成することを特徴とす
るもので装置の小型化、据付面積の減少、構造が簡単等
の利点を有し、小型の海水淡水化装置として新規な脱気
器付多段蒸発装置を提供することを目的としている。
従来、高温の海水を用いて海水淡水化が行われていたが
、近来、省エネルギーの見地から、温排水の利用、太陽
熱の利用等による海水の淡水化のだめの多段全蒸装置が
多く開発されている。
然しなから、このような低温度の温海水を利用した小型
海水淡水化装置で脱気器、気液分離器、多段蒸発器等を
個々別々の容器で製作すれば製作費、及び据付費も高く
なると共に据付面積も大きくなり、大型海淡装置で造ら
れた淡水のコストに比べ非常に高くなる欠点があった。
本発明はかかる欠点を解決するため、脱気器、気液分離
器、多段蒸発器等を1つの容器内に内蔵、しかも構造簡
単で狭い空間でも据付可能な小型海水淡水化装置に適す
る脱気器付多段蒸発装置を提供するものである。
次に、本発明の1実施例の構造の詳細を説明する。
第1図は本発明の1実施例である脱気器付6段蒸発装置
の一部断面斜視図、第2図は第1段蒸発室、凝縮室及び
最終段蒸発室、凝縮室を示す断面図、第3図は第2図の
B−B線に沿う断面図、第4図は第2図のC−C線に沿
う断面図、第5図は第2図のD−D線に沿う断面図、第
6図は凝縮室の拡大図である。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図に見る如く、
竪型円筒形の最外円筒1を次第に直径の減少する同心状
の中間円筒2及び最内円筒3にて区画し3つの空間を形
成し、最内円筒の空間の上部を充填材の入った脱気室4
と下部を気液分離室5とし、その中心部に温海水供給管
6を内蔵し、中間空間と外側空間のそれぞれを6個の矩
形の仕切壁7,8,9,10等にて区画し中間空間に形
成した6つの蒸発室を、又、外側空間には第6図に示す
様な断面をもつ凝縮室を6つ形成する。
この凝縮室は各段ごとに15等の上部火室、16等の上
部蒸気室、17等の凝縮氷室、18等の下部氷室で構成
されており、上部氷室と下部氷室とを冷却水管19にて
接続し、又、上部蒸気室と凝縮氷室とを蒸気管20にて
接続されている。
温海水は第1図及び第2図に示す如く、温海水流人口3
9よシ流入し、温海水供給管6を上昇し多孔板21にて
均等流とし充填材でみたされた脱気室4に流入し、降下
しなから脱気が行なわれ、大部分の溶存ガスを放出した
温海水は多孔板22を経て受皿23にたl)、降水管の
渦吸引現象にて脱気ガスと脱気きれた海水とが降水管2
4を気液二相状態で降下し気液分離室5に流入し脱気ガ
スのみを分離し、温海水のみは最内円筒3と環状仕切板
25との隙間を通り、最内円筒管下部に設けられた開孔
26を通り第1段蒸発室38に流入する。
第1段蒸発室に流入した温海水は第3図、第4図に見る
如く蒸発室下端に取付けられている矩形のバッフル板2
7に沿って上昇し、バッフル板上端から下端に向って降
下と共に蒸発を行い、温度降下した温海水は次段との仕
切壁8の下端に設けた開口より次段蒸発室29に流入し
蒸発室下端に取付けられたバックル板28に沿って上昇
し、バッフル板上端から下端に向って降下しながら蒸発
を行う。
このようなジグザグ運動を各蒸発室で繰返しながら6段
の蒸発室を反時計方向に移動し最終蒸発段より温海水流
出口30より気液分離室の脱気ガスを送気管31を介し
て吸引しながら蒸発室外に流出する。
各段の蒸発室で蒸発した蒸気は第1図、第2図及び第6
図で示す様に各蒸発室の中間円筒2の上部に設けられた
開口32を通り上部蒸気室16に流入し、冷却水管19
と蒸気管20の間の空間を降下し々から冷却水管190
表面に凝縮し、凝縮水は凝縮水室17にたまシ管33よ
り室外に流出する。
非凝縮性ガスは管34より室外の抽気器にて吸引される
一方、冷却水は冷水入口管35より下部氷室18に入り
冷却水管19内を上昇し第6段目の蒸発室で蒸発した蒸
気と熱交換し温度上昇して上部水室15に入り時計方向
に流れ、上部氷室と下部氷室とを接続する管3Gを降下
し前段と次段とをしゃ断する矩形の仕切壁9で仕切られ
た次段の下部氷室に入シ、前段と同様に冷却水管内を上
昇、第5段目の蒸発室で蒸発した蒸気と熱交換を行い、
上部氷室に入る。
このように冷却水の流れは上下流を繰返し各段で温度上
昇して第1段目の蒸気と熱交換を行い管37よシ室外に
放出される。
上述の如く本願発明に係る脱気器付多段蒸発装置は3種
類の直径の異なる竪型円筒にて脱気器、気液分離器と複
数の矩形の仕切壁を中間空間及び外側空間に取付けるこ
とにより複数の蒸発室及び凝縮室を形成する比較的簡素
な構造を有し、製作も容易で製作経費も低置で、しかも
据付も容易で、造水効率も高い等優れた効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例である脱気器付6段蒸発装置
の一部断面斜視図、第2図は第1段蒸発室、凝縮室及び
最終段蒸発室、凝縮室を示す断面図、第3図は第2図の
B−B線に沿う断面図、第4図は第2図のC−C線に沿
う断面図、第5図は第2図のD−D線に沿う断面図、第
6図は凝縮室の拡大図である。 尚、図中の主要部の符号は次の通りである。 1・・・・・・最外円筒、2・・・・・・中間円筒、3
・・・・・・最内円筒、4・・・・・・脱気室、5・・
・・・・気液分離室、6・・・・・・温海水供給管、7
,8,9,10・・・・・・仕切壁、15・・・・・・
上部水室、16・・・・・・上部蒸気室、17・・・・
・・凝縮水室、18・・・・・・下部水室、19・・・
・・・冷却水管、20・・・・・・蒸気管、21,22
・・・・・・多孔板、23・・・・・・受皿、24・・
・・・・降水管、25・・・・・・環状仕切板、26・
・・・・・開孔、27・・・・・・バッフル板、29・
・・・・・次段蒸発室、30・・・・・・温海水流出口
、31・・・・・・送気管、32・・・・・・開口、3
5・・・・・・冷水入口管、36,37・・・・・・管
、38・・・・・・第1段蒸発室、39・・・・・・温
海水流入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直径が異なる3種類の竪型円筒により構成され、最
    内円筒内の上部を脱気室として下部を気液分離室とし、
    最内円筒の中央に温海水供給管を内蔵し、最内円筒と中
    間円筒との空間を蒸発室とし、中間円筒と最外円筒との
    間の空間を凝縮室とし、最内円筒と中間円筒の外表面に
    複数の矩形の仕切壁を放射状に配設することにより複数
    の蒸発室及び凝縮室としたことを特徴とする脱気器付多
    段蒸発装置。
JP6784878A 1978-06-07 1978-06-07 脱気器付多段蒸発装置 Expired JPS5927237B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6784878A JPS5927237B2 (ja) 1978-06-07 1978-06-07 脱気器付多段蒸発装置

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JP6784878A JPS5927237B2 (ja) 1978-06-07 1978-06-07 脱気器付多段蒸発装置

Publications (2)

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JPS54159377A JPS54159377A (en) 1979-12-17
JPS5927237B2 true JPS5927237B2 (ja) 1984-07-04

Family

ID=13356778

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6784878A Expired JPS5927237B2 (ja) 1978-06-07 1978-06-07 脱気器付多段蒸発装置

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JP (1) JPS5927237B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6219440U (ja) * 1985-07-20 1987-02-05
JPS62148688U (ja) * 1986-03-07 1987-09-19

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6219440U (ja) * 1985-07-20 1987-02-05
JPS62148688U (ja) * 1986-03-07 1987-09-19

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JPS54159377A (en) 1979-12-17

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