JPS5926944Y2

JPS5926944Y2 - フ−ドプロセツサ

Info

Publication number: JPS5926944Y2
Application number: JP1979183356U
Authority: JP
Inventors: 一男前沢
Original assignee: 東芝テック株式会社
Priority date: 1979-12-27
Filing date: 1979-12-27
Publication date: 1984-08-04
Also published as: JPS5698142U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、果実や野菜等を細断するフードプロセッサ
に関するものである。

この種のものは多目的に使用されるため、チョッピング
カッタやスライスカッタやすり下ろしカッタ等多くのカ
ッタを付属品として備えている。

また、レモン等の柑橘類を二分して絞るコーン等を付属
品として備えたものが存する。

これらのカッタやコーン等は容器の底から突出する駆動
軸に互換性をもって取付けられるものである。

一方、カッタ類は蓋を閉じて駆動するものであるが、コ
ーンを使用する場合は蓋を開き回転するコーンにレモン
等を手で押し付けて使用するものである。

すなわち、蓋を開けた状態でもモータを駆動し駆動軸を
回転させることができるものである。

したがって、鋭利なカッタをセットしたときに蓋を閉じ
ないまま駆動することがあり、きわめて危険である。

この考案は上述のような点に鑑みなされたもので、カッ
タを使用するときは蓋を閉じない限すモータを駆動する
ことができず、コーン等を使用するときにのみ蓋を開け
たままモータを駆動することができる安全性の高いフー
ドプロセッサをうろことを目的とするものである。

この考案は、コーンを使用するときは駆動軸に直結連結
することができずフィルタの回転軸を介して連結し、フ
ィルタの作動部により電源回路中の安全スイッチを閉路
炉し、したがって、コーンの使用時に開蓋状態で駆動軸
を回転させることができ、カッタはフィルタの回転軸に
互換性がなくフィルタを外して駆動軸に直接連結するし
かなく、したがって、蓋を閉じその作動部により安全ス
イッチを閉路にしなげれば駆動軸を回転させることがで
きないようにし、使用者の注意力の有無に拘らず安全性
を高めうるよ５に構成したものである。

この考案の一実施例を第１図ないし第４図に基いて説明
する。

１はベースで、このベース１の一側にはモータ２を収納
するモータ収納室３が形成され、横長の基部にはそのモ
ータ２に連結された伝動部材（図示せず）を収納する伝
動室４が形成され、その上面他側には伝動部材を介して
前記モータ２に連結された駆動軸５を突出させた環状の
膨出部６が形成されている。

この膨出部６には上部開口の容器７が保持されている。

この容器７の底には前記駆動軸５を突出させる筒８が一
体的に形成されている。

この容器７は、ピストン９が挿入される材料投入筒１０
を有する蓋１１により閉塞されている。

この蓋１１の外周には閉止位置において前記モータ収納
室３に形成したスリット状の孔１２に突出して安全スイ
ッチ１３のアクチェータ１４を押圧する作動部である突
片１５が形成されている。

また、前記ベース１には電源スィッチ１６のつまみが突
出されている。

この電源スィッチ１６と前記安全スイッチ１３と前記モ
ータ３とは第４図に示すように電源１７に対して直列に
接続されている。

ついで、それぞれカッタであるチョッピングカッタ１８
とスライスカッタ１９とが設けられている。

これらのカッタ１８．１９は、前記駆動軸５に廻り止め
されつつ軸方向には着脱自在に直接連結される連結部で
ある連結孔２０が形成されている。

駆動軸５及び連結孔２０はＤｌなる直径の円の一部を切
欠した０字形の断面形状である。

また、第３図に示すように、前記容器７の開口縁に保持
されるフランジ２１と、前記モータ収納室３の孔１２に
突出して前記安全スイッチ１３のアクチェータ１４に干
渉する作動部である突片２２と、底部に位置する複数の
スリット状の細孔２３とが形成されフィルタ２４が設け
られている。

このフィルタ２４の中心には回転軸２５が軸受２６によ
り回転自在に保持されている。

この回転軸２５の下端には前記駆動＠５に廻り止めされ
つつ軸方向には着脱自在に連結されるカップリング２７
が設けられ、上端には円の両側をカットした断面形状を
してコーン２８を廻り止めしつつ軸方向には着脱自在に
支持する支持部２９が形成されている。

この支持部２９のカットした部分の幅Ｄ２は前記駆動軸
５の直径Ｄ１より大きい。

このような構成において、第１図に示すよう駆動軸５に
チョッピングカッタ１８を挿着した場合には容器７に蓋
１１を閉止位置で連結しない限り安全スイッチ１３がＯ
Ｎにならないので、電源スィッチ１６をＯＮにしてもモ
ータ２は駆動しない。

第２図に示すスライスカッタ１９もその連結孔２０をも
って直接駆動軸５に連結されるが、やはり、蓋１１を取
付けない限りモータ２を駆動することはできない。

第３図に示すように、コーン２８はＤｌとＤ２とが寸法
も違い形状も異なるので駆動軸５に直接連結することは
できない。

まず、チョッピングカッタ１８やスライスカッタ１９を
外して駆動軸５にフィルタ２４の回転軸２５をカップリ
ング２７によって連結し、回転軸２５の支持部２９にコ
ーン２８を連結する。

この状態ではフィルタ２４の突片２２がアクチェータ１
４を押して安全スイッチ１３をＯＮに維持するので、電
源スィッチ１６をＯＮにすることにより蓋１１を閉じな
くてもモータ２を駆動することができる。

そして、回転するコーン２８にレモン等を二つに切って
押し付けることにより果汁を絞り出す。

カスはフィルタ２４に保持され、澄んだ液のみが容器７
の底に溜まる。

このように、コーン２８を使用する場合にはフィルタ２
４によって安全スイッチ１３をＯＮにするので、フィル
タ２４の装着を忘れることはない。

もちろん、フィルタ２４の回転軸２５にコーン２８を固
定的に支持してもよい。

また、フィルタ２４の存在により蓋１１を閉じなくても
モータ２を駆動することができるが、コーン２８を回転
軸２５から外しても、その支持部２９とカッタ１８．１
９の連結孔２０とは形状も寸法も異なるので、それらの
カッタ１８．１９をフィルタ２４の回転軸２５に連結す
ることはできない。

したがって、どのようにしても、蓋１１を開けてカッタ
１８．１９を回すことは不可能で、安全性はきわめて高
い。

第５図に示すように、フィルタ２４の回転軸２５の上部
にピン３０を挿通して支持部３１を形成した場合には、
コーン２８に回転軸２５と嵌合する嵌合孔３２及びピン
３０に係合する一文字状の切欠３３を形成する。

ピン３０の長さｌは駆動軸５の直径Ｄ１より大きい。

また、第６図に示すように、コーン２８に断面四角形の
軸部３４を形成した場合には、フィルタ２４の回転軸２
５に断面四角形の孔による支持部３５を形成する。

この場合支持部３５の径Ｄ３は駆動軸５の径Ｄ１より大
きくする。

このように、第５図及び第６図に示した支持部３１．３
５のいずれもカッタ１８．１９の連結孔２０とは寸法も
形状も異なるので連結することは不可能である。

したがって、安全性に対して前述した通りの効果がある
。

また、第７図に示すように、フィルタ２４から回転軸２
５を外し、その中心空間からスライスカッタ１９を故意
に駆動軸５に連結することが考えられるが、フィルタ２
４の内周の少なくとも一部にスライスカッタ１９の下降
を阻止するリブ３６を形成することにより、やはり蓋１
１を閉じずにモータ２を回す危険を防止しうる。

同様に、回転軸２５を外したフィルタ２４の中心からチ
ョッピングカッタ１８を駆動軸５に故意に連結しようと
しても、フィルタ２４の内方の筒部３７等にリブ３８を
形成することによってチョッピングカッタ１８の下方へ
の動きを阻止し、駆動軸５への連結を防止することがで
きる。

第８図には、駆動軸５に直接連結される連結筒３９を有
するコーン２８が示されているが、その連結筒３９にフ
ィルタ２４を下から支えるリング状のストッパ４０を固
定しておくことにより、コーン２８はフィルタ２４と一
体的に着脱される。

すなわち、フィルタ２４のみをセットして安全スイッチ
１３を故意にＯＮに維持しうるようにし、フィルタ２４
の中心からカッタ１８．１９を駆動軸５に連結すること
は回避される。

この考案は上述のように構成したので、コーンは安全ス
イッチをＯＮにする動作部を有するフィルタの回転軸を
介して駆動軸に連結されるので、蓋を開けてコーンを駆
動することができ、他のカッタはフィルタの回転軸に互
換性がなくフィルタを外して駆動軸に連結するしかなく
、これにより、蓋の作動部により安全スイッチを閉路に
して閉蓋状態でしかモータを駆動することができず、し
たがって、使用者の注意力の有無に拘らず、開蓋状態で
カッタを回す危険を確実に回避することができる効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示すものでチョッピング
カッタを装着した状態の一部を断面にした正面図、第２
図はそのスライスカッタの一部を断面にした正面図、第
３図はそのコーンを使用する状態の一部の縦断正面図、
第４図はその電気回路図、第５図及び第６図はそのフィ
ルタの支持部の変形例を示す一部を切欠した縦断正面図
、第１図はそのフィルタの変形例を示す一部の縦断側面
図、第８図は他の例を示す一部の縦断側面図である。２・・・モータ、５・・・駆動軸、７・・・容器、１１
・・・蓋、１３・・・安全スイッチ、１５・・・突片（
作動部）、１８・・・チョッピングカッタ（カッタ）、
１９・・・スライスカッタ（カッタ）、２０・・・連結
孔（連結部）、２２・・・突片（作動部）、２４・・・
フィルタ、２５・・・回転軸、２８・・・コーン２９
・・・支軸部、３１・・・支持部、３５・・・支持部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

モータに連結された駆動軸を底部から垂直に突出させる
容器とこの容器の上部開口面を開閉する蓋とを設け、こ
の蓋の外周部にその蓋の閉止位置では前記モータの電源
回路中の安全スイッチを閉路にする作動部を設け、前記
駆動軸に直接連結される連結部を有するカッタを設け、
前記駆動軸に連結される回転軸が回転自在に支承される
とともに外周部に前記安全スイッチを閉路に維持する作
動部が形成されたフィルタを設け、このフィルタの前記
回転軸の上部に前記カッタ以外の果汁絞り用のコーン等
が連結される支持部を設けたことを特徴とするフードプ
ロセッサ。