JPS5926877B2 - ヒ−トパイプの製造方法 - Google Patents
ヒ−トパイプの製造方法Info
- Publication number
- JPS5926877B2 JPS5926877B2 JP12966776A JP12966776A JPS5926877B2 JP S5926877 B2 JPS5926877 B2 JP S5926877B2 JP 12966776 A JP12966776 A JP 12966776A JP 12966776 A JP12966776 A JP 12966776A JP S5926877 B2 JPS5926877 B2 JP S5926877B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat pipe
- tube
- metal tube
- grooves
- pipe manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は管端部の密閉を容易にしたヒートパイプの製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
従来のヒートパイプは第1図に示す如く、金属管1の両
端部にキャップ2,2′をロウ接した後、一方のキャッ
プ2に穿設した挿通孔3から内部の空気を脱気し、次い
でここから作動液4を注入した後、ロウ材9で密閉する
ことにより製造されていた。
端部にキャップ2,2′をロウ接した後、一方のキャッ
プ2に穿設した挿通孔3から内部の空気を脱気し、次い
でここから作動液4を注入した後、ロウ材9で密閉する
ことにより製造されていた。
しかしながら上記の如き製造方法では金属管1の端部に
キャップ2,2′を嵌入してロウ接する場合、そのロウ
接部分が多いためピンホールなどを発生してリークを生
じ易く、しかもキャップ2゜2′の内面には作動液の帰
還を促進する条溝やウィックを設けることができないた
め熱輸送量が少ない問題がある。
キャップ2,2′を嵌入してロウ接する場合、そのロウ
接部分が多いためピンホールなどを発生してリークを生
じ易く、しかもキャップ2゜2′の内面には作動液の帰
還を促進する条溝やウィックを設けることができないた
め熱輸送量が少ない問題がある。
更に上記ヒートパイプにフィンを差込む場合、キャップ
2,2′の嵌入により拡大した管端部外面を切削して仕
上げ加工しなければならず、製造工程が煩雑となるなど
の欠点があった。
2,2′の嵌入により拡大した管端部外面を切削して仕
上げ加工しなければならず、製造工程が煩雑となるなど
の欠点があった。
本発明はかかる点に鑑み種々研究を行なった結果、管内
全長にわたって条溝を施した金属管の一端又は両端を絞
り加工して細目を形成した後、細目を形成した一端を密
閉し、次いで開口した他端から金属管の内部に作動液を
注入した後、減圧状態で前記開口端を密閉することを特
徴とするヒートパイプの製造方法である。
全長にわたって条溝を施した金属管の一端又は両端を絞
り加工して細目を形成した後、細目を形成した一端を密
閉し、次いで開口した他端から金属管の内部に作動液を
注入した後、減圧状態で前記開口端を密閉することを特
徴とするヒートパイプの製造方法である。
以下本発明の詳細な説明する。
第2図に示す如く、予め金属管1の内面に毛細管作用を
なす条溝13を形成した後空芯状態でヘラを押当てる方
法あるいは凹溝を形成したダイス内に押込む方法などに
より金属管1の両端を絞り加工して半球状にし、その中
央部に夫々細口8゜8′を形成する。
なす条溝13を形成した後空芯状態でヘラを押当てる方
法あるいは凹溝を形成したダイス内に押込む方法などに
より金属管1の両端を絞り加工して半球状にし、その中
央部に夫々細口8゜8′を形成する。
次に一方の細口8をロウ接して密閉した後、開口した他
方の細口8′から作動液4を注入し、しかる後内部を真
空ポンプにより脱気し、次いでこの細目8′をシール用
プラグ5で密閉してヒートパイプとするものである。
方の細口8′から作動液4を注入し、しかる後内部を真
空ポンプにより脱気し、次いでこの細目8′をシール用
プラグ5で密閉してヒートパイプとするものである。
このようにして得られたヒートパイプはキャツプを必要
とせず、しかもその封口部分が極めて小さいので、製造
が容易であると共に、耐圧性に優れたものである。
とせず、しかもその封口部分が極めて小さいので、製造
が容易であると共に、耐圧性に優れたものである。
またこのヒートパイプは毛細管作用をなす条溝13が管
端部まで形成されているので、十分に作動液4が吸上げ
られ熱輸送量を増大させることができる。
端部まで形成されているので、十分に作動液4が吸上げ
られ熱輸送量を増大させることができる。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例
予め内面に条溝加工をした外径25.4W、肉厚1.2
W、長さ2000Mの脱酸鋼管を用意する。
W、長さ2000Mの脱酸鋼管を用意する。
この条溝の形状は幅0.15w1、深さ0.2mの断面
矩形状をなし、これをピッチ0.4謬で形成しまたもの
である。
矩形状をなし、これをピッチ0.4謬で形成しまたもの
である。
次にこの脱酸鋼管の両端を空芯でヘラ絞り加工して第2
図に示す如く半球状とし、その中央部に夫々細目を形成
する。
図に示す如く半球状とし、その中央部に夫々細目を形成
する。
次に一方の細口をろう接した後、他方の細口より作動液
として蒸留水を200CC,注入し、これを加熱して沸
騰状態で細口をシール用プラグにより密閉してヒートパ
イプとした。
として蒸留水を200CC,注入し、これを加熱して沸
騰状態で細口をシール用プラグにより密閉してヒートパ
イプとした。
このヒートパイプは第1図に示す従来の両端キャップ型
ヒートパイプに比べて製造コストで約30%削減するこ
とができた。
ヒートパイプに比べて製造コストで約30%削減するこ
とができた。
また内圧破損圧力は] 80 Ky/cr?tと優れた
耐圧性を示した。
耐圧性を示した。
また熱輸送量を測定するために一方の端部を100′I
gllの範囲にわたって集中的に加熱し、他端の100
謬を水冷し、中央部をアスベスト布で断熱しながら水温
の上昇温度を調べた。
gllの範囲にわたって集中的に加熱し、他端の100
謬を水冷し、中央部をアスベスト布で断熱しながら水温
の上昇温度を調べた。
この結果130℃の加熱温度でその熱輸送量は従来の両
端キャップ型ヒートパイプに比べて約15%上昇してい
た。
端キャップ型ヒートパイプに比べて約15%上昇してい
た。
更にヒートパイプの内面状態を確認するために端部を切
断して観察したところ、半球状の端部内面に連続した高
密度の条溝が形成されていた。
断して観察したところ、半球状の端部内面に連続した高
密度の条溝が形成されていた。
以上説明した如く本発明に係るヒートパイプの製造方法
によれば、管端部を絞り加工して細目を形成することに
よりキャップ部分を一体的に形成して生産性を向上させ
ることができると共に、ロウ接待の加熱による熱影響や
ロウ接不良を少なくして耐圧性を向上させることができ
る。
によれば、管端部を絞り加工して細目を形成することに
よりキャップ部分を一体的に形成して生産性を向上させ
ることができると共に、ロウ接待の加熱による熱影響や
ロウ接不良を少なくして耐圧性を向上させることができ
る。
また管内面の端部まで管内面全長にわたって条溝が存在
しているため熱輸送量従来のものより著しく大きい。
しているため熱輸送量従来のものより著しく大きい。
更に本発明方法により得られたヒートパイプは従来の両
端キャップ型ヒートパイプの如く、キャップの挿入によ
り拡大した管端部を仕上加工することなく、容易にフィ
ンを取付けることができ得るなど顕著な効果を有するも
のである。
端キャップ型ヒートパイプの如く、キャップの挿入によ
り拡大した管端部を仕上加工することなく、容易にフィ
ンを取付けることができ得るなど顕著な効果を有するも
のである。
第1図は従来方法により製造した両端キャップ型ヒート
パイプの断面図、第2図は本発明方法により両端を絞り
加工して製造したヒートパイプの断面図である。 1・・・・・・金属管、2,2′・・・・・・キャップ
、3・・・・・・挿通孔、4・・・・・・作動液、5・
・・・・・シール用プラグ、8.8′・・・・・・細口
、9・・・・・・ロウ材、13・・・・・・条溝。
パイプの断面図、第2図は本発明方法により両端を絞り
加工して製造したヒートパイプの断面図である。 1・・・・・・金属管、2,2′・・・・・・キャップ
、3・・・・・・挿通孔、4・・・・・・作動液、5・
・・・・・シール用プラグ、8.8′・・・・・・細口
、9・・・・・・ロウ材、13・・・・・・条溝。
Claims (1)
- 1 管内全長にわたって条溝を施した金属管の両端を絞
り加工して細目を形成した後、細口を形成した一端を密
閉し、次いで開口した他端から金属管の内部に作動液を
注入した後、減圧状態で前記開口端を密閉することを特
徴とするヒートパイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12966776A JPS5926877B2 (ja) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | ヒ−トパイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12966776A JPS5926877B2 (ja) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | ヒ−トパイプの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5354346A JPS5354346A (en) | 1978-05-17 |
JPS5926877B2 true JPS5926877B2 (ja) | 1984-07-02 |
Family
ID=15015160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12966776A Expired JPS5926877B2 (ja) | 1976-10-28 | 1976-10-28 | ヒ−トパイプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926877B2 (ja) |
-
1976
- 1976-10-28 JP JP12966776A patent/JPS5926877B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5354346A (en) | 1978-05-17 |
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