JPS5926505B2 - ロツク防止制御装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、種々の車両車輪用の２つの同一に構成された
ロック防止制御ユニットが設けられており、これら制御
ユニットはそれぞれ、所属の車両車輪の回転特性を示す
出力信号を発生する少なくとも１つのセンサと、このセ
ンサからの出力信号に応動して出力制御信号を発生する
評価回路と、この評価回路からの出力信号に応動して、
所望の車輪のロックを防止するために車輪のブレーキに
おける制動圧力を変える制動圧力制御装置とから成って
おり、かつ更にロック防止制御装置の機能状態を、所定
の時間間隔で検査する検査回路装置が設けられている、
車両の車輪ブレーキ用ロック防止制御装置に関する。

ロック防止制御装置を検査する装置は例えばオーストｌ
）ア特許第２３２３３５８号明細書から公知である。

そこでは時々例えば自動車の始動に際し所定の車輪速度
経過に相応する信号が検査入力端子に供給され、この供
給された信号に基づいて所定の時間間隔で一定の結果が
発生するか検査される。

本発明の課題は、２つの同じロック防止制御ユニットか
ら成るロック防止制御装置において、ユニットの正確な
機能の検査を簡単にすることである。

この課題は本発明により、検査回路装置には、始動命令
に基づいて少な（とも１つの同じ検査信号を、前記の２
つのロック防止制御ユニットそれぞれに同時に供給する
信号発生器が設けられており、また前記の２つのロック
防止制御ユニットそれぞれにおける前記検査信号の作用
を、それぞれ□のロック防止制御ユニットの所定の相応
する個所からの出力信号を、出力信号の時間的な発生お
よび／または大きさに関して少なくとも近似的に一致す
るかについて比較することによってチェックしかつ比較
された２つの信号間に所定の値より大きい差異があれば
出力制御信号を発生する走査および検査装置が設けられ
ており、その際この走査および検査装置からの出力制御
信号は、ロック防止制御装置を遮断するおよび／または
警報信号を発生するために使用でき、かつ前記走査およ
び検査装置には、それぞれの前記制御ユニットに所属し
ている別個の論理回路が含まれており、この論理回路は
、入力検査信号の結果として所属の制御ユニットの種々
の個所において発生された信号を、論理信号ＩＴ Ｏ１
１および′Ｌ″の列が生じかつ入力信号の供給後所定の
時点での前記信号列の存在が、前記制御ユニットの種々
の個所における特定の信号の生成および／または消滅を
特徴付けるように結合し、また前記走査および検査装置
には、前記論理回路によって生じた２つの信号列の一致
を比較するための比較回路が含まれるようにしたことに
よって解決される。

本発明は２つの時間的に比較的近接している検査時点間
で２つのユニットに同じ誤差がおそら（生じないだろう
という認識に基づいている。

本発明により所定の時点において所定の結果が生じるか
どうかをテスト信号の発生後検査する検査装置を設ける
ことを回避できる。

これに対して本発明の場合は２つの制御ユニットの相応
する個所で信号変化が同じ時点で行なわれているかを検
査しさえすればよい。

この検査は非常に簡単に実施できる。

ロック防止制御装置の２つのユニットにおいて車輪減速
度、車輪加速度および／または車輪すべりに対する閾値
回路が用いられるので、２つのユニットに供給される信
号は各々の制御ユニットの個々の閾値回路の出力側に順
次出力信号が生じるように決められる。

この場合走査および検出装置は信号発生器の所望の出力
側に接続され相応する信号の発生の同時性が検査される
。

制動圧制御装置の相応する弁に対する制御信号の同時の
発生もこのように検査される。

前述の信号を発生するために２つの制御ユニットに供給
される信号は一定の車輪速度に相応する少な（とも１つ
の部分、減速に相応する少な（とも１つの部分、加速に
相応する少なくとも１つの部分とを有する。

本発明の有利な実施例によれば種々の導体に発生しそし
て制御すべき信号は論理回路により論理０およびＬ信号
の信号列が生じるように結合される。

この結合は、信号列が種々の導体における検査すべき信
号の生成および／または消滅を特徴付けるように選択さ
れなげればならない。

こうすれば次に、２つの制御ユニットに生じた信号列を
相互に比較する必要があるだけである。

少なくとも１つの大口弁および出口弁の制御に際し並び
に制御ユニット毎の所定の車輪遅延および車輪すべりを
越えた場合信号を発生するための構成部分が存在する際
、２つの弁の結合は排他的ＯＲゲートを介して行なわれ
、減速度信号およびすべり信号の結合はＡＮＤケートに
より行なわれ、これら２つのゲートの出力信号の結合は
排他りＯＲゲートを介して行なわれる。

ロック防止制御装置において更に、切換部材の長すぎる
応動の際制御装置を遮断する監視回路が利用される場合
には、監視のために設けられる時限素子を始動させるた
めの信号を発生する回路手段を付加的に設けることがで
きる。

この場合検査素子は、時定数の経過後も信号が生じてい
るかを監視する。

制御ユニットに別個の監視回路が配属されているときに
も、相応する信号が同時に発生するかについての監視を
行なうことができる。

時限素子がデジタル技術で構成されている（カウンタ）
場合、時限素子は検査過程を早めるために制御期間中よ
りも著しく高い周波数を有する制御パルス列で処理され
る。

２つの制御ユニットによって各々２つの車輪（前輪およ
び後輪）が制動圧力において制御されその際２つの車輪
から車輪の運動を表す記号が導出され所属の車輪に対す
る制御信号に処理する場合、検査に対するコストは、次
のように低減される。

即ち２つの制御ユニットにおいて相応する信号例えば２
つの減速度信号から、信号を交互に早いリズムで走査し
かつ走査された信号を結合することにより１つの信号を
発生させる。

このことは２つの制御ユニットにおいて同様に行なわれ
るので相応する信号の比較は依然として可能である。

次に本発明を図面を用いて詳細に説明する。

第１図には、各々測定値発生器１０乃至２０、変換器１
１乃至２１、信号処理装置１２乃至２２論理回路１３乃
至２３、入口弁１４乃至２４および出口弁１５乃至２５
から成る２つの制御ユニットを示す。

このユニットでデジタル式に処理される。

即ち変換器１１（乃至２１）で車輪の速度に相応するデ
ジタル信号が発生され信号処理装置１２乃至２２に供給
される。

こＮで信号は所定の車輪減速度−ｂ、車輪加速度＋ｂ１
、＋ｂ２および種々のすべり値十λ１ および＋λ２を
越えたときに発生される。

この信号は論理回路１３乃至２３で弁１４，１５乃至２
４，２５に対する制御信号に処理される。

装置を検査するために信号発生装置３０から例えば自動
車の始動に際し変換器１１および２１に検査信号が送出
される。

その際２つの制御ユニットの相応する構成群が同じ出発
位置を有するように確めなげればならない。

検査信号は、すべての検査すべき信号が例えば順次生じ
従って２つの制御ユニットにおいて相応する信号カ同時
に生じたかどうか検査できるように決められる。

第１図の実施例では検査開始のために車輪速度を記憶す
るデジタル記憶装置が高い車輪速度ｖ１に相応する位置
にセットされ、これに対しすべり形成に必要な基準値が
Ｏにセットされそれから変換器１１および２１にＶｌ
に比して小さな速度に相応する周波数が供給される。

変換器および信号処理装置で処理され、車輪速度ｖＲお
よび基準速度ｖＲｅｆに相応する信号はろ波されて発生
されるので（即ち、この大きさは所定の段階でのみ瞬時
の車輪速度に合わせられる）。

、第２図において左側に約３００ ｍ ｓｅｃまで図示
しである車輪速度■Ｒ乃ゝ至基準速度ＶＲｅｆに相応す
る信号経過が生じる（デジタル処理は図示されていない
）。

第２図の経過は２つのユニットに対し同じようにあては
まる。

車輪速度ｖＲの経過に基づいて速度ｖＲが入力信号によ
って与えられる速度Ｖ２ に一致するまでｔｌ にお
いて車輪減速度信号（−ｂ信号）が、第２図の相応する
列に示されるように星じる。

この信号は制御装置において人口弁が応動するように作
用しく列ＥＶ参照）、この応動はｔ２ で確実に復旧す
る。

というのは制御装置は安全上の理由からＴ１＝ （ｔ２
ｔｘ ）より長い大口弁の応動を許容しないからである
。

ｔ３において入力信号はこの信号が車輪速度Ｏに相応す
るように変化する。

これによりろ波された車輪速度ｖＲは所定の勾配で下降
する。

所定の速度低減に相応するｔ３後の時間△ｔの後に大口
弁１４乃至２４を応動させるーｂ−信号が生ずる（ＥＶ
−列）。

ｔ４ において第１のすべり閾値λ１を越え、出口弁（
ＡＶ−列）を応動させる相応する信号（λ１一列）が生
じる。

すぐ後で閾値λ２をも越えλ２一信号が発生する。

ｔ６において車輪速度ま入力量に合致する。

即ち車輪速度はｔ７において入力速度が再度Ｖ２にセッ
トされこれによりｖＲが再び増加しかつｖＲｏｆが速度
ＶＲに合うまで一定にとどまる。

速度上昇に伴い＋ｂ１一信号が発生し、そのあと少し遅
れて＋ｂ２一信号が発生する。

＋ｂ１一信号は圧力降下を終了（ＡＶ一端部）するよう
にし、＋ｂ２一信号はＴ２の間またＥＶ−弁（１４乃至
２４）を復旧させる。

本発明によれば２つの制御ユニットの監視すべき信号の
同時発生について検査される。

この場合これは各々の制御ユニットに対してこの信号を
特徴付けるパルス列を発生せしあそれからそのようにし
た生じた２つのパルス列を相互に比較することで行なわ
れる。

このパルス列はブロック１．’６乃至２６で発生される
。

このブロックにおいて例工ば信号−す、λ２．Ｅ■およ
びＡＶは式 ％式％（２） により結合される。

ブロック２６にはこのために必要なケート、即ち排他的
ＯＲゲート１および２並びにＡＮＤゲート３が図示され
ている。

装置２６の出力側に第２図の列ＴＭで表わされた信号列
が生ずる。

この信号列と素子１６の相応する信号列はコンパレータ
４に供給され、コンパレータで信号列が異なっている場
合にリレー５が応動する。

場合により制御装置の安全回路も、この安全回路の時限
素子の応動を監視することによ、り伸査しなければなら
ない。

時限素子は弁が時限素子の時定数より長（制御されたと
きに例えば信号を発生する。

第１図の実施例ではこの検査は他の機能検査の前に行な
われる。

安全回路の時限素子はブロック６に設けられ、ブロック
６は素子３０かものレリーズ信号を受は取り、同時にブ
ロック７の検査時限素子が始動する。

時限素子のおおよその−致が確認されると、素子３０は
制御装置の機能検査を始める。

制御ユニットに対し別個の安全回路が設けられている場
合相応する時限素子の出力も比較される。

第３図の実施例では制御ユニットだけが図示されている
。

ブロック１０′から１５′は例えばブロック１０から１
５に相応する。

しかしこの制御ユニットによって第２の車輪ブレーキの
制動圧力が制御されなげればならないので、別の測定値
発生器４０、変換器４１、信号処理装置４２、論理回路
４３および弁４４と４５が設けられる。

どのようにこの２つの制御チャネルの相応する信号から
１つの信号を発生できるかを、交互に制御され（端子４
８を介して）ゲート４６に一緒に供給される減速度信号
−ｂｖおよび−ｂＨ信号の例が示している。

即ち端子４７に−ｂ倍信号生じ、この信号は第１図の−
ｂ倍信号ように更に処理される。

相応して個々のユニットの２つの制御チャネルの別の信
号もまとめられる。

２つのチャネルの減速度信号が同じ長さであるが後輪の
入口弁の作用が１５０ｍ５ｅｃ后には遮断されないよう
にすると、後輪に所属する入口弁に対して長い、ｔ２
を越えて続く信号持続ＥＶ（従って破線で示す部分も含
む）が生じる。

２つのＥＶ−信号の重畳によりｔ２から第２図の列ＴＭ
においてｔ２ の所から示すパルス状の経過が生じる。

上述の実施例では１つの前輪が１つの前輪と比較され１
つの後輪が１つの後輪と比較され、その際車輪の分配は
対角線でまたは右側、左側で行なうことができる。

しかし制御装置に対して軸毎に対応させて行うこともで
きる（その際軸もセンサにより差動制御できる）、その
際制御装置さえ同じに構成されていれば本発明を適用で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブロック図、第２図は第１図
の回路を説明するための波形図、第３図は制御ユニット
毎に２つの測定値発生器を有する別の実施例を示す。 １０．２０，１０’、４０・・・・・・測定値発生器、
１１．１１’、２１，４１・・・・・・変換器、１２
、１２’。 ４２・・・・・・信号処理装置、１３，１３’、４３・
・・・・・論理回路、１４，２４，１４’、４４・・・
・・・入口弁、１５．２５，１５’、４５・・・・・・
出口弁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 種々の車両車輪用の２つの同一に構成されたロック
   防止制御ユニットが設けられており、該制御ユニットは
   それぞれ、所属の車両車輪の回転特性を示す出力信号を
   発生する少なくとも１つのセンサと、該センサからの出
   力信号に応動して出力制御信号を発生する評価回路と、
   該評価回路からの出力制御信号に応動して、所属の車輪
   のロックを防止するために車輪のブレーキに討ける制動
   圧力を変える制動圧力制御装置とから成っており、かつ
   更にロック防止制御装置の機能状態を、所定の時間間隔
   で検査する検査回路装置が設けられている、車両の車輪
   ブレーキ用ロック防止制御装置において、検査回路装置
   には、始動命令に基づいて少なくとも１つの同じ検査信
   号を、前記の２つのロック防止制御ユニットそれぞれに
   同時に供給する信号発生器が設けられており、また前記
   の２つのロック防止制御ユニットそれぞれに対する前記
   検査信号の作用なしらべるためそれぞれのロック防止制
   御ユニットの所定の相応する個所からの出力信号を、出
   力信号の時間的な発生および／または大きさに関して少
   なくとも近似的に一致するかについて比較するようにし
   かつ比較された２つの信号間に所定の値より大きい差異
   があれば出力制御信号を発生する走査および検査装置が
   設けられており、その際該走査および検査装置からの出
   力制御信号は、ロック防止制御装置を遮断するおよび／
   または警報信号を発生するために使用でき、かつ前記走
   査および検査装置には、それぞれの前記制御ユニットに
   所属している別個の論理回路が含まれており、該論理回
   路は、入力検査信号の結果として所属の制御ユニットの
   種々の個所において発生された信号を、論理信号°゛０
   ′′および＋１ Ｌ”の列が生じるように結合するよう
   に構成され、その際入力信号の供給後所定の時点での該
   信号列の存在が、前記制御ユニットの種々の個所におけ
   る特定の信号の生成および／または消滅を特徴付けるよ
   うに論理結合構成され、また前記走査および検査装置に
   は、前記論理回路によって生じた２つの信号列の一致を
   比較するための比較回路が含まれていることを特徴とす
   る車両車輪ブレーキ用ロック防止制御装置。 ２２つの制御ユニットはそれぞれ、少な（とも１つの車
   両車輪に対する車輪速度低減、車輪速度増加および車輪
   すべりに関する制御信号を発生するための閾値回路を含
   んでおり、また信号発生器によって発生されかつ制御ユ
   ニットに供給される検査信号は、各制御ユニットの個々
   の閾値回路の出力側で出力信号が連続的に発生するよう
   に設定されており、また走査および検査装置は、場合に
   よっては生じることがある相応する出力信号の同時の発
   生を検査するために、前記閾値回路の出力側に接続され
   ている特許請求の範囲第１項記載のロック防止制御装置
   。 ３ 制動圧力制御装置はそれぞれ、車輪制動圧力を変え
   るための少なくとも１つの弁を含んでおり、また２つの
   制御ユニットに供給される検査信号叫２つの前記制御ユ
   ニットの評価回路によって前記弁のうち当該する弁を操
   作するための出力制御信号がそれぞれ発生されるように
   設定されており、また走査および検査装置は、前記弁に
   対する出力制御信号の同時の発生を検査するために、前
   記弁に対する出力制御信号に応動する特許請求の範囲第
   １項記載のロック防止制御装置。 ４ 信号発生器は、所定の車輪速度に相応する値を有す
   る少なくとも１つの信号部分、車輪速度低減に相応する
   値を有する信号部分および車輪速度増加に相応する値を
   有する信号部分を含む検査信号を発生する特許請求の範
   囲第１項記載のロック防止制御装置。 ５ 制動圧力制御装置はそれぞれ、所属の評価回路の第
   １の出力側および第２の出力側に接続された少な（とも
   １つの大口弁および出口弁を含んでおり、また前記評価
   回路Ｑ′！、所定の車輪減速度を越えているときには減
   速信号を発生しかつ所定のすべり値を越えているときに
   は車輪すべり信号を発生する手段を含んでおり、また論
   理回路はそれぞれ、所属の評価回路の第１の出力側およ
   び第２の出力側にそれぞれ接続されている２つの入力側
   を有する第１の排他的ＯＲゲートと、前記の減速信号お
   よびすべり信号が供給される２つの入力側を有するＡＮ
   Ｄゲートと、前記の第１の排他的ＯＲケートの出力側お
   よびＡＮＤゲートの出力側に接続されている２つの入力
   側を有しかつ出力側が比較回路に接続されている第２の
   排他的ＯＲゲートとを含んでいる特許請求の範囲第１項
   記載のロック防止装置。 ６ 更に付加的な監視回路が設けられており、該監視回
   路は評価回路における特定の回路素子が長すぎる期間の
   間応動するとき所属の制御ユニットを遮断する時限素子
   を含んでおり、また信号発生器は更に、前記監視回路に
   供給されて前記の時限素子を作動させる別の検査信号を
   発生するための手段を含んでおり、かつ前記の別の検査
   信号によって、所定の時間内で前記時限素子の時定数が
   経過するかをチェックするための別の検査素子が設けら
   れている特許請求の範囲第１項記載のロック防止制御装
   置。 ７ 制御ユニットはそれぞれ、２つの異なった車両車輪
   における制動圧力を別個ＶＣ調整するための２つの制御
   チャネルを含んでおり、また各制御ユニットにおいて、
   前記の２つのチャネルからの信号成分を交互に含む組合
   わせ信号を形成するために前記の各制御チャネルにおけ
   る相応する信号を高速かつ交互に走査するための手段が
   設けられており、前記組合わせ信号は比較のために走査
   および検査手段に供給されるようにした特許請求の範囲
   第１項記載のロック防止制御装置。 ８ 種々の車両車輪用の２つの同一に構成されたロック
   防止制御ユニットが設けられており、該制御ユニットは
   それぞれ、所属の車両車輪の回転特性を示す出力信号を
   発生する少な（とも１つのセンサと、該センサかもの出
   力信号に応動して出力制御信号を発生する評価回路と、
   該評価回路からの出力制御信号に応動して、所望の車輪
   のロックを防止するために車輪のブレーキにおける制動
   圧力を変える制動圧力制御装置とから成っており、かつ
   更にロック防止制御装置の機能状態を、所定の時間間隔
   で検査する検査回路装置が設けられている、車両の車輪
   ブレーキ用ロック防止制御装置において、検査回路装置
   には、始動命令に基づいて少な（とも１つの同じ検査信
   号を、前記の２つのロック防止制御ユニットそれぞれに
   同時に供給する信号発生器が設けられており、また前記
   の２つのロック防止制御ユニットにおける前記検査信号
   の作用を、それぞれのロック防止制御ユニットの所定の
   相応する個所からの出力信号を、出力信号の時間的な発
   生および／または大きさに関して少な（とも近似的に一
   致するかについて比較することによってチェックしかつ
   比較された２つの信号間に所定の値より大きい差異があ
   れば出力制御信号を発生する走査および検査装置が設け
   られており、その際該走査および検査装置からの出力制
   御信号は、ロック防止制御装置を遮断するおよびまたは
   警報信号を発生するために使用でき、また更にロック防
   止制御装置には付加的な監視回路が設けられており、該
   監視回路は前記評価回路における特定の回路素子が長す
   ぎる期間の間応動するとき所属の制御ユニットを遮断す
   るための時限素子を含んでおり、また前記信号発生器は
   更に、前記監視回路に設けられた前記時限素子を作動す
   るための別の検査信号を発生する手段を含んでおり、か
   つ検査信号によって前記時限素子の時定数が所定の時間
   内で経過するかをチェックするための別の検査素子が設
   けられている、ことを特徴とするロック防止制御装置。 ９ 時限素子は、パルス列で処理されるデジタルに構成
   された素子であり、また信号発生器はロック防止制御装
   置の通常の作動期間中使用される周波数より著しく高い
   周波数を有するパルス列から成る別の検査信号を発生す
   るパルス発生器である特許請求の範囲第８項記載のロッ
   ク防止制御装置。 １０ 種々の車両車輪用の２つの同一に構成された。 ロック防止制御ユニットが設けられており、該制御ユニ
   ットはそれぞれ、所属の車両車輪の回転特性を示す出力
   信号を発生する少なくとも１つのセンサと、該センサか
   らの出力信号に応動して出力制御信号を発生する評価回
   路と、該評価回路からの出力制御信号に応動して、所属
   の車輪のロックを防止するために車輪のブレーキにおけ
   る制動圧力を変える制動圧力制御装置とから成っており
   、かつ更にロック防止制御装置の機能状態を、所定の時
   間間隔で検査する検査回路装置が設けられている、車両
   の車輪ブレーキ用ロック防止制御装置において、検査回
   路装置には、始動命令に基づいて少なくとも１つの同じ
   検査信号を、前記の２つのロック防止制御ユニットそれ
   ぞれに同時に供給する信号発生器が設けられており、ま
   た前記の２つのロック防止制御ユニットそれぞれにおけ
   る前記検査信号の作用を、それぞれのロック防止制御ユ
   ニットの所定の相応する個所からの出力信号を、出力信
   号の時間的な発生および／または大きさに関して少な（
   とも近似的に一致するかについて比較することによって
   検出しかつ比較された２つの信号間に所定の値より大き
   い差異があれば出力制御信号を発生する走査および検査
   装置が設けられており、その際該走査および検査装置か
   らの出力制御信号は、ロック防止制御装置を遮断および
   ／または警報信号を発生するために使用でき、また制御
   ユニットはそれぞれ２つの異なった車両車輪における制
   動圧力を別個に調整するための２つの制御チャネルを含
   んでおり、かつ各制御ユニットにおいて、２つのチャネ
   ルからの信号の成分を交互に含んだ組合わせ信号を形成
   するために前記の各制御チャネルにおける相応する信号
   を高速かつ交互に走査するための手段が設けられており
   、また前記組合わせ信号は比較の目的で前記の走査およ
   び検査装置に供給するようにした、ことを特徴とするロ
   ック防止制御装置。