JPS5926349B2 - 安全二重インゼクタスプレ−装置 - Google Patents

安全二重インゼクタスプレ−装置

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JPS5926349B2
JPS5926349B2 JP8735776A JP8735776A JPS5926349B2 JP S5926349 B2 JPS5926349 B2 JP S5926349B2 JP 8735776 A JP8735776 A JP 8735776A JP 8735776 A JP8735776 A JP 8735776A JP S5926349 B2 JPS5926349 B2 JP S5926349B2
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gas
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ウオルフガング・シム
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一つの分離インゼクタが重力によつて供給さ
れる粉末と搬送ガスとよりなる搬送ガス−粉末混合物を
作るのに用いられ、他のイソセクタが火焔スプレー作用
をなすための、該搬送ガス−粉末混合物に後に混合され
る燃料ガス−酸素混合物を作るのに用いられる安全二重
インゼクタスプレー装置に関する。
一般に、粉末供給装置を備えたスプレー装置即ちガンは
等圧原理に従い機能する。
差圧原理は、これに伴う技術的問題がより複雑で解決す
るのが困難であるのでこれ迄あまり用いられていなかつ
た。一定圧即ち等圧原理を用いるスプレーガンは、この
ようなガンの逆火(backflash)による安全性
という点に於いていくらか不利益がある。
即ちスプレーガンの重要な部分を通つている爆発性ガス
混合物が逆火により爆発するという危険性がある。同様
の問題は以下に記載する様な差圧原理で作動するスプレ
ーガンに於いてもありうる。差圧スプレーガンの基本的
な機能は非常に簡単である。最終的な混合物を作る分流
成分は、最終的にトーチヘッドに送られる以前に、スプ
レーガン内のトーチ本体のある所に到達する。このよう
なスプレーガンはむしろ複雑な問題を有している。これ
らはさらに火焔及び/又は燃料ガスの粉末容器への逆火
の危険性の他に、満足な粉末供給、即ち適当な粉末の投
量または量及び粉末の混合の問題、ガンの種々の機械的
構成要素の調整、トーチヘッド内に送るための粉末を運
ぷ管内での疲労、及び粉末がスプレーされている間粉末
供給孔即ち管へ容器からの重力助力供給を一層確実にす
る、スプレー被覆される支持体に対する異なつた作業位
置で、スプレーガンを操作する可能性という問題を含ん
でいる。なめらかな単一金属コーテイングの処理が必要
である1又は2以上のベース金属部分即ち支持体(Su
bstrate)への金属粉末の火焔溶着(Flame
depOsitiOn)に於いて、前述の記載は重要で
ある。
本技術の公知例として、米国特許第2173484号、
同第2726118号、同第2786779号、同第2
961335号及びドイツ特許第1144563号(公
開)、及び同第1265630号がある。
本発明の1つの目的は差圧形スプレー装置の固有の欠点
を除去することにある。
更に1つの目的は必須部分の設計、構造及び組合せが、
爆発性ガスの混合物の逆火を確実に防止するようにする
ことで、しかも作動状態で調整及び操作が容易である差
圧型スプレー装置を提供することである。
これらの目的及び他の目的は添付図面を参照し説明して
行くによつて明らかになるであろう。
本発明は表面硬化コーチング、耐腐食コーチング、付着
コーチング(Abuild−UpcOating)等の
ような支持体にスプレーコーチングするのに利用される
安全二重インセクタスプレー装置に関するもので、この
スプレー装置は端部にノズルを備えたトーチヘツドを有
するトーチ本体を有する。該スプレー装置は、酸素と燃
料ガスを混合する第1のインセクタ手段と、それに結合
する酸素導管とそれと協働する燃料ガス導管を有し、そ
してこれらのガスは第1のインセクタ手段の前方に配置
されこれと結合する燃料ガス一酸素混合導管に導かれる
。スプレー粉末と、搬送ガス導管に供給されそこを通過
する搬送ガスとを混合するための第2のインセクタ手段
と結合されるガンと協働するように搬送ガス導管が設け
られており、この粉末と搬送ガスは第2のインセクタ手
段の先方に配置された搬送ガス一粉末混合導管に入り、
また粉末供給手段はトーチ本体と結合され粉末をそこを
通り第2のインセクタ手段に供給するように粉末供給中
は該搬送ガス導管と連絡する。
最後に、スプレー装置はトーチヘツドへ供給するための
、トーチ本体への燃料ガス一酸素混合物導管と搬送ガス
一粉末混合物導管とを結合する第1及び第2のインセク
タ手段先方の手段を提供する。
このことに関しては、トーチ本体(第4図参照)に結合
する手段はトーチ本体の端部のトーチヘツドに入る前に
、搬送ガス一粉末流と燃料ガス一酸素流とを混合する手
段を具備する。
2つの流れが混合する区域にはトーチヘツドに入る前に
2つの流れを一様に混合することを確実にするインセク
タを具備することが望ましい。
前述のシステムはインサイドミキシング (Insidemixing)、即ち、2つの流れ(搬
送ガス一粉末流と燃料ガス一酸素流)の混合がノズルで
燃焼せしめるためトーチヘツドに入る前に行なわれるこ
ととして説明する。
一方、排出流とトーチヘツド夫々の流れを別個にトーチ
ヘツドに導く分離管であつてもよく、混合はガスがノズ
ル(第2図参照)を出た後行なわれる。
このシステムはアウトサイドミキシング(0utsid
emixing)として説明される。本発明の前述のス
プレー装置は逆火の危険性が改善されるばかりではなく
、操作は簡単で、単純な構成の装置を提供するものでも
ある。搬送ガスは酸素導管を搬送ガス導管に結合する分
岐導管を用いることによつて、燃料ガスと共に用いる第
1のインセクタに供給された酸素で良く、また該搬送ガ
スは全く別の供給源からのアルゴン又は窒素のような別
のガスでも良い。酸素導管から導かれる分岐管は搬送ガ
ス管への酸素の流れを調整する調整弁を設けることがで
きる。「搬送ガス(Carriergas)」という語
は第2のインセクタに粉末を運ぶために用いられるガス
を意味するものである。
特別の実施例においては、酸素管と結合する分岐管から
ζ又は搬送ガスとしてアルゴン又は窒素を供給する分離
ラインから該搬送ガス管への搬送ガスの連続的な遊び流
即ち漏れ率流を確実にするための手段を設けることがで
きる。
その一つの手段として閉じている時、搬送ガス導管に遊
び流即ち漏れ率流を提供する調整弁を備えることができ
る。搬送ガスの連続的な漏れ率流を生ぜしめる他の手段
は、搬送ガスへ直接的に漏れ率部分を分流するための酸
素ガス導管に結合された分流管を備えたものである。
搬送ガスの遊び即ち漏れ率流は、粉末の火焔スプレーの
ため火焔を調節する最初の段階で粉末供給が調節される
際、逆火をより一層防ぐのに役立つ第2のインセクタへ
粉末の流を調節するための弁計量手段は、トーチ本体の
粉末供給部分で、搬送ガス導管内でそれと同軸的に配置
された長手方向に動くことができるピンを具備すること
ができる。
このような弁の詳細は以下添付図面を参照し説明する。
次に本発明の種々の実施例を添付図面について説明する
スプレーガンが3つの部分に図示され、中央トーチ部分
(第1図)は2つのインセクタを具備するのが好ましく
、該中央トーチ部分は第2図及び第4図に図示された前
方部分と、ガスを中央トーチ部分に供給する第3図に図
示された後方部分とに接続される。
このスプレーガンの外形形状が第1図乃至第4図に実施
例として図示され、比較的まとまつた形として第5図が
示されている。次に第3図を参照して説明すると、酸素
と燃料ガス(例えばアセチレン)が夫々連結部2A,3
Aを介してスプレーガンに供給され、ガスはハンドル内
の2B,3Bで略図的に示された導管を通り、ハンドル
の先方に示された導管2及び3に流出される。次に、第
1図を参照して説明すると、スプレーガンの中央部分が
図示され、導管2(酸素用)及び3(燃料ガス用)が第
1のインセクタ(燃料ガス一酸素インセクタ)1に通じ
ている。
この酸素導管2は弁15を介してインセクタの中央開口
部即ちスロート1Aと同軸的に通しており、このスロー
トを通過する酸素の流れが燃料ガス内に吸出され、イン
セクタ1のテーパの付けられた突出部の直前の領域34
で2つのガスが効果的に混合するように燃料ガス導管3
はインセクタを取囲んでいる環状チヤンバ3Cに接続さ
れている。
環状チヤンバ3Cはインセクタ本体にスペーサー即ち小
さなリブにより位置付けられている。燃料ガス一酸素混
合物は図示した如く接続流路9Aを介して燃料ガス一酸
素導管9に入る。燃料ガス一酸素混合物は、ガス及びス
プレー粉末がインサイドミキシングかアウトサイドミキ
シングかにより、第2図又は第4図に示された如く導管
9を通り流れる。どちらの場合でも、燃料ガス一酸素混
合物はトーチヘツド30(第2図又は第5図)に達し、
第2図及び第9図に示されている吹出口36を通つて火
焔としてトーチヘツドから出る。そして、この吹出口は
、第2図に示されるように、ガス一粉末導管10(例え
ば酸素搬送ガス)と同軸的に結合している搬送ガス一粉
末孔35の回りに同軸的に配置されている。トーチヘツ
ド30内の導管は耐摩耗性物質、例えば燃結タングステ
ンカーバイトのライナ39を具備するのが好ましい(第
1図、第4図及び第5図参照)。第2図のトーチヘツド
30への導管9及び10の直接的な結合は粉末及びガス
のアウトサイドミキシングを形成し、一方トーチヘツド
の以前の第4図に示される如きインセクタ部分21への
導管9及び10の連結は粉末及び流入ガスのインサイド
ミキシングを形成する。再び第1図を参照し説明すると
、トーチヘツドへの粉末の流れは粉末をトーチヘツドの
方に運ぶ搬送ガス(例えば酸素、アルゴン又は窒素)に
よりなされる。
粉末は、第1図に示したカツプリング即ち連結器31に
接続された容器8から重力によつて供給されるのが好ま
しく、この容器は第5図、第9図及び第10図に示すよ
うに配置される。第1図において、搬送ガスは、遮断弁
19が図示したように配置されたトーチ本体に入つてい
る導管14(外気用)に入つている気体を選択的に含め
ることができ、管14は図示したように搬送ガス導管5
に接続されている。しかし、望ましい実施例に於いて、
搬送ガスはバルブ15の後方から搬送ガス導管5に結合
された分岐ライン4を通つて酸素導管2から供給され、
遮断弁11がライン4に設けられている。
こうして、後により詳細に説明される粉末供給ステーシ
ヨン31Aに導管連続器38内のまつすぐな搬送ガス導
管5を介して搬送ガスとして用いられる酸素が流れる。
しかし乍ら搬送ガスは、搬送ガス一粉末導管10に移送
するため、粉末供給孔17を通つて重力により供給され
た粉末を拾い上げる。望ましい実施例に於いて、スプレ
ーガンは搬送ガスアイドリング安全装置、即ち導管2か
ら導管弁11を介して搬送ガス導管5に導かれるガスの
制御された漏れ率(1eakrate)を利用する。搬
送ガスのアイドリング即ち漏れ率流は幾つかの方法によ
りなされる。例えば、調整弁11(第7図参照)は、こ
の弁が閉じられている時、漏れ率流を確実にする手段を
具備することができる。
この弁はセツト手段即ちノブ11Aを具備し、ノブ11
Aは弁棒12Aに結合され、弁棒12Aは弁頭12Bを
有し、弁頭12Bはスリーブ12C内を上下に動き、そ
してスリーブ12Cはガス流入口及び排出口12Dを備
えた分岐ライン内に配置されている。この弁が閉じられ
た位置の時、所定の漏れ率で搬送ガスの連続的な流れを
可能にする細い孔又は溝12Eをこの弁が備えているの
が図示されている。連続的な漏れ率流即ち遊び流(Id
leflOw)は逆火を防ぐのに役立つ。遊び流を供給
する他の方法が第8図に略図的に図示されており、この
第8図はトーチヘツドノズルで吹付物(Spraypr
Oduct)を供給するように結合された構造の流れを
示す線図である。
従つて、ガスは開口位置で主制御弁18を介して流入さ
れる。この弁は一般に開口しており、一操作でスプレー
ガンへ流れるすべてのガスを止めるように用いることが
できる。従つて、弁19が開口している場合、容器から
搬送ガス一粉末導管10への粉末の重力助力供給をなす
容器8からの粉末供給孔17の後方に配置された搬送ガ
ス導管5への、弁19を介する流れによつて搬送ガスを
構成するよう設けられた搬送ガス供給ライン14(アル
ゴン、窒素等のガス用)が第8図に図示されている。
外側ライン14からの搬送ガスを用いる代りに、弁19
を閉じ、弁11を有する分岐ライン4を介し酸素ガス導
管から得られる搬送ガスを用いることができ、弁11は
その内部に前述した漏れ率手段即ちアイドリング手段を
設けることができる。しかしながら所望の漏れ率流が、
代りに所定の開口部の分流ライン13により供給でき、
開口部は弁11の側管をなし、粉末供給孔17を通り重
力供給された粉末と混合し搬送ガス一粉末混合導管10
に導かれる前に、搬送ガス導管5へ供給されてもよい。
導管10を通り供給される搬送ガス一粉末混合物と共に
、導管9を通リトーチヘツド30に供給される燃料ガス
一酸素の割合を制御するための調整弁15及び16を導
管2及び3がそれぞれもつている。第1図を参照するに
、導管5内の搬送ガスは、粉末供給孔17と連絡してい
る第2のインセクタ6内に流れ、そこで得られた搬送ガ
ス一粉末混合物は導管10内に流れる。
仮に、弁11は弁19の操作を必要とせず、インセクタ
6へ供給される粉末量を調整できるならば、スプレーガ
ンの取扱いは改善される。従つて、粉末供給孔17から
第2のインセクタに供給されるスブレ一粉末の量の調整
のため、それと協働する弁計量装置(Valvemet
eringdevice)を設けることは望ましいこと
である。このような弁計量装置は第5図、第6図に示さ
れている。
第5図を参照して説明すると、本発明の要素の新規な組
合せを利用する小じんまりしたスプレーガンは、例えば
、図示した如きハンドルとスブレ一されるべき工作物に
対し固定された物体上にスプレーガンを設けるための固
定スピンドルとを備えたトーチ本体を具備し、そしてこ
のトーチ本体は少し円錐状をなした固定突出軸45に回
転可能に支持されたカツプリング31Bによつてこのト
ーチ本体と結合された粉末容器8を有し、そして端部が
ノズルになつているトーチヘツド30を有する。注目さ
れる如く、カツプリング31Bは容器8の環状カラー8
Aの回りに装置され、このカツプリングは、トーチ本体
から上方向に延びている突出軸45と回転可能に嵌合す
る僅に円錐状をなしたカツプ状孔45Aを備えた軸方向
に延びた片寄り部分(0ffsetp0rti0n)3
1Cを有する。
この片寄り部分31Cはその中に粉末供給開口部を有し
、この開口部は粉末供給孔17と整合し、この粉末供給
孔17は第1図の番号6でより明確に示されている、ト
ーチ本体に配置された第2の粉末ガス混合インセクタと
連絡している。このインセクタに供給される粉末の量を
制御する弁計量手段は、搬送ガス管5に同軸的に支持さ
れ伸びたピン22を具備し、バルブセツトは弁調整手段
22Aによりなされ、この手段22Aは、それを操作す
ることにより長さ方向の内側及び外側にこのピンを動か
す。
このピンの先端は粉末供給孔17の下で、かつインセク
タ6の入口の後方に配置されている。このピンは第5図
にインセクタ区域24に延びているのが図示されている
。第6図の詳細な断面図に於いて、バルブピン22は、
端部23がインセクタ区域内でインセクタギャップ部3
7に実質上接しているのが図示されている。貫通孔27
(第6図)と、搬送ガスが通るよう少なくとも1つの交
叉孔オリフイス28を備えたバルブピン22を設けるこ
とは有効であり、このピン22はインセクタ区域24と
近傍のピン22の先端でガスケツト即ちブツシング29
の中をすべり接触し通つている。このガスケツトはイン
セクタ区域に搬送ガスが環状に流れるのを防ぎ、また細
かな粉末がこのヒソの調節ねじ山の間に入り、あるいは
ピン22に詰まつて動かなくなることを防ぐよう機能す
る。第5図乃至第8図に示した要素の組合せも第1図乃
至第4図に示されたスプレー装置に用いることができる
ことは明らかである。
再び第5図を参照し説明すると、粉末は粉末供給孔17
により供給され、この粉末供給孔17はこの粉末を粉末
入口20及び搬送ガス導管5に運び、そしてバルブピン
22は粉末入口に関して長さ方向に動かすことができ、
搬送ガス内で浮遊せしめられた粉末はインセクタ6によ
り搬送ガス一混合導管10に運ばれる。
容器8からの粉末はインセクタ区域24へ重力によつて
流れる。
このようにして、第6図に示された如く、ピン22は貫
通孔27と少なくとも1つの交叉孔オリフイス28を具
備し、搬送ガスがピンを通り流れ噴流として出てくるこ
とができる。第6図に示された如く、ピンの先端23が
粉末供給導管10の入口に直接接し、インセクタ部分3
7が実質上完全に閉じているので、粉末は流れることが
できない。粉末の流れは研摩作用を有し損傷の原因とな
るので、この流れは導管の中をできるだけ真つすぐに流
すべきであり、且つ、耐摩耗性物質及び交換可能な摩耗
部分を用いることが特に好ましい。
好ましい構造材料としては、トーチの長寿命及び操作土
の安全性の点で望ましい焼入れ耐摩耗性鋼、焼結硬金属
カーバイド(例えば、焼結タングステンカーバイド)等
がある。トーチヘツドに混合物として前記粉末及びガス
が供給されている間、インセクタ主要部が用いられるべ
きであり、この粉末の流れはインセクタを通り導管を通
り中央直線管路に進む。第4図に従い第1の(燃料ガス
一酸素)インセクタ及び第2の(搬送ガス一粉末)イン
セクタのトーチヘツドへの方向の先方で燃料ガス一酸素
混合物導管9と搬送ガス一粉末混合導管10を結合し、
導入区域21をインセクタ型構成とすることは効果的で
ある。
しかし、搬送ガス一粉末混合物の真つすぐなラインの流
れが、被覆される支持体即ち工作物に関するトーチの位
置を制限し、特に容器8が1つの場所のみに固定されて
いる場合にはトーチの位置を制限し得る。
容器8からの粉末が重力により粉末インセクタ内に移送
されるので、支持体でのトーチのねらい付けにおける水
平からのいかなる目立つた変動も粉末の重力による流れ
を防止し得る。従つて、被覆される支持体に関してトー
チの位置を補整し変化できるように、容器を多くの位置
にセツトあるいは調整できるような固定カツプリングを
備えた粉末容器を設けることは好ましい。第1図、第5
図、第9図及び第10図に一実施例が示されており、こ
れは粉末の重力供給をなすとき補助をする。第1図にお
いて、粉末容器をスプレー装置のトーチ本体に結合する
ためのカツプリング31が固定部54により垂直軸線か
ら片寄つているのが図示され、この固定部54はさらに
粉末供給ハウジング55に接続され、このハウジングは
粉末流を調整又は遮断するためのレバー56を有する。
第10図を参照して説明すると、粉末供給と同軸的に搬
送ガス管5に直線的に取付けられた固定可能な孔接続部
分38(第1図)に対する正規の位置からトーチがどの
ように傾けられているかによる、粉末供給孔17Aが粉
末容器8と重力供給関係にあるのが図示されている。他
の実施例に於いては、突出軸45の周りの片寄リカツプ
リングの回転により、容器8が異なつた位置に調節でき
るように、接続器即ちカツプリング31Aを軸のオフセ
ツト31Cを介して、固定された突出軸45に回転可能
に設けることができる。第10図に示されているように
着脱可能なカツプリング31Aは粉末遮断手段即ち装置
を備えるよう設計できる。
このような装置により、異なつた粉末を迅速に且つ安全
に取換えることができる。第10図に於いて、カツプリ
ング31Aは、このカツプワングが結合されたオJャZツ
ト40に入つたネジにより、回転可能に取付けられてお
り、又このカツプリングは図示した如く容器8にも接続
されている。第5図に示した固定された突出軸45の雌
型対応部分であるカツプ状孔即ち盲孔41をオフセツト
40は有する。カツプリング31Aのオフセツト40へ
の結合は、図示した如くガスケツトセパレータ44を介
して容易に行なわれ、このカツプリングはガスケツト4
4の対応する一致可能なオリフイス46を通り、粉末供
給孔17Aと、調整でき一致可能である、少なくとも1
つの粉末供給孔即ちオリフイス43を有する仕切部分4
7を有する。図示した位置では、粉末は孔43,46を
通り粉末供給孔17A又は17(第5図)へ容器8から
流れることができる。突出軸45(第5図)の軸線の囲
りにオフセツト40を回すことにより、トーチヘツドに
対する粉末容器の位置は前述した如く変わる。オフセツ
ト40に対して、容器が結合されているカツプリング3
1A(第10図)を単に回転することによつて、粉末オ
リフイス即ち孔43,46はもはや互いに整合していな
いので、゛容器がら−の粉末の流れは遮断される。トー
チを簡単に操作できるようにするため、主迅速作動ゲー
ト弁18(第5図及び第8図)が、燃料ガス導管又は酸
素導管の一方、又は両方、あるいは分離搬送ガスライン
の流れを調整するために、Fhl卿弁15及び16(燃
料及び酸素用)の後方に設けられている。
このようにして、主弁18により、トーチはこの1つの
弁操作によつて遮断でき、15及び16のような種々の
バルブを再びセツトする必要なしに、作動状態に戻すこ
とができる。第5図に於いて、スプレーガンのガス導管
がハンドルの上の点線で陰影として描かれている。
燃料ガス導管3は略図的に示されている如く弁16を通
り、インセクタ1に連絡する。一方、酸素は酸素導管2
を通過し、弁15を通り、そこより燃料ガスと酸素が所
定の率で混合される略図的に図示されたインセクタの中
央を軸線方向に進む。一方、搬送ガスとしての酸素は図
示した如く分岐ライン4で弁11を通り粉末供給部分に
供給するため導かれる。トーチヘツドノズルでの熱の発
生による作動中のトーチヘツドの過熱は避け難いので、
搬送ガス−粉末導管の壁に粉末が付着し、障害となりま
た金属支持体へ均一なコーチングをするのを防ぐように
、搬送ガス一粉末導管は充分過熱される。
この現象を極力防止するため、トーチヘツドは搬送ガス
ラインと結合する分岐導管(図示せず)から冷却ガスと
して混合しない搬送ガスを取入れるような構造になつて
いる。従つて、搬送ガスのわずかな一部が、断面図第1
1図及び第11図の線12−12に沿つた断面図第12
図に図示されたトーチヘツドに導かれる。注意すべきこ
とは耐摩耗性ケーシング即ち導管48(焼結タングステ
ンカーバイド等)がトーチヘツドを通りそれと同心的に
延びているのが図示されており、ケーシング48はリブ
即ちスペーサ49(第12図も参照)を具備している。
ケーシング48はトーチヘツドケーシング50(第12
図)を通りこのスペーサによつて自己一配置(Self
−10cating)の関係に延び、環状断面のガス流
孔51を設け、ガス流孔51は冷却材とし搬送ガスの一
部を受入れ、ケーシング48の延長としての(スペーサ
49Aを備えた)テーパの付けられたケーシング48A
を有するノズルヘツド内の対応リング状孔52に通じて
いる。前述した如く、搬送ガスは分岐ラインにより冷却
孔51に導かれる。この分岐ラインは、当業者の常套手
段にとつて自明であるので図示しない。トーチの作動中
、追従ガス圧力(FOllOwinggaspress
ures)を用いることができる。
酸素ガス圧力は約3乃至6気圧の間で変化でき、燃料ガ
ス圧力は約0.2乃至1気圧である。燃料ガス混合イン
セクタに供給される酸素の量と、粉末混合インセクタに
搬送ガスとして供給される酸素の量の比は3:7から7
:3まで変化できるが、1:1の比が特に好ましい。
搬送ガスが粉末混合インセクタに分離して供給される場
合、搬送ガスの供給圧力は前述の酸素を進めるに用いた
圧力と同じ程度又はそれ以上のものを用いることができ
る。本発明は以上好ましい実施例として説明してきたが
、本発明の精神及び範囲を逸脱することなしに、修正及
び変更ができることは当然である。
付記1.搬送ガス導管が第1のインセクタ以前で酸素導
管から搬送ガス導管に結合する分岐ラインを具備し、前
記酸素導管がこの搬送ガス導管への搬送ガスを提供する
特許請求の範囲第1項記載のスプレー装置。
2.酸素導管から搬送ガス導管への分岐ラインが、その
中に調整弁を具備する前項のスプレー装置。
3.分岐ラインがこれと協働するガス漏れ率手段を有し
、この分岐ラインの弁が閉じられている位置でさえ搬送
ガス導官を介して所定の漏れ率の酸素の遊び流を提供す
る前項記載のスプレー装置。
4.分岐ラインの弁が弁棒と弁頭を具備し、ガス漏れ率
手段が、この分岐ライン弁の弁頭に細い孔又は溝を具備
し、閉じられている位置でこの弁頭により所定の漏れ率
を提供するようになつている前項記載のスプレー装置。
5.ガス漏れ率手段が分岐ライン弁の側路をなす側路漏
れ率管で、搬送ガス導管と結合され、この酸素導管より
搬送ガス導管に酸素の連続的な漏れ率流を提供する前3
項記載のスプレー装置。
6.スプレー粉末と搬送ガスを混合するための第2のイ
ンセクタ手段が、スプレー粉末供給手段から、第2のイ
ンセクタへ供給されたスプレー粉末の量のスプレーノズ
ルへの通過を調節するための、それと協働する弁計量装
置を有する特許請求の範囲第1項記載のスプレー装置。
7.弁計量装置が、これらの間の−ギャツプを変化せし
めこれにより粉末供給手段から粉末インセクタ手段へ供
給された粉末の量を変えるための、粉末インセクタ手段
の開口部内をこれと同軸的に長手方向に動くことのでき
るピンであることを特徴とする前項記載のスプレー装置
8.粉末計量ピンがそれと同軸的に貫いている孔を有し
、そしてこの孔がこの粉末インセクタ手段と反対側端部
付近にその壁を横切つている少なくとも1つの孔オリフ
イスを備え、このオリフイスが搬送ガス導管と連絡して
いる前項記載のスプレー装置。
9.粉末計量ピンがこのピンの前方端部に配置されたそ
れと摺接するガスケツトを貫通し、粉末がこのピンの後
方に流れ及び目詰りになるのを防ぐ前項記載のスプレー
装置。
10.第1のインセクタ手段から導かれた燃料ガス−酸
素導管と、第2のインセクタ手段から導かれた搬送ガス
一粉末導管が、トーチヘツドに入る以前に結合し、管が
共に結合した区域が、全混合物がトーチヘツド及びその
ノズルに注入される以前に、搬送ガス一粉末流と燃料ガ
ス一酸素流の混合をするための第3のインセクタを規定
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスプ
レー装置。
11.搬送ガス一粉末導管と燃料ガス一酸素混合物導管
がトーチヘツドで結合され、搬送ガス一粉末流と燃料ガ
ス一酸素流の混合がトーチヘツドのノズルで効果的にな
される特許請求の範囲第1項記載の装置。
12.スプレー粉末供給手段がトーチ本体上の固定部に
よりトーチヘツドに結合された粉末容器を具備し、固定
部がそれを貫通している粉末供給孔を有している特許請
求の範囲第1項記載のスプレー装置。
13、粉末容器手段用固定部がトーチ本体から上方向に
突出した突出軸で、粉末容器がカツプリング手段を介し
て突出軸に設置され、突出軸が粉末容器と重力助力の連
絡をしそこに貫通している供給孔を有し、供給孔がトー
チ本体に入り第2のインセクタの後方の搬送ガス導管と
連絡している前項記載のスプレー装置。
14.粉末容器は突出軸にこれと一定角度の軸のオフセ
ツトをなすカツプリング手段を介して設置され、それに
よりスプレーされる支持体に対するスプレーの作動位置
により異なつた軸のオフセツト位置に容器を回転でき、
粉末容器の軸のオフセツト位置が容器から供給孔への動
力助力供給を規定する前項記載のスプレー装置。
15.粉末容器カツプリングが粉末容器から供給孔への
粉末の供給を遮断するための手段を具備する前項記載の
スプレー装置。
16.搬送ガス〜粉末混合導管が第2のインセクタから
ノズルへ直線的に配置されている特許請求の範囲第1項
記載のスプレー装置。
17.搬送ガス一粉末混合導管が耐摩耗性材料の交換可
能なライナである前項記載のスプレー装置。
18.全部のガスの供給を遮断する弁手段を具備する特
許請求の範囲第1項記載のスプレー装置。
19.トーチ本体のトーチヘツドが使用中このトーチヘ
ツドを効果的に冷却するための搬送ガス管からのガスを
受入れるための環状冷却チヤンバを有する特許請求の範
囲第1項記載のスプレー装置。
20.環状冷却チヤンバがトーチヘツド内の半径方向の
スペーサにより支持された耐摩耗性ケーシングにより形
成されている前項記載のスプレー装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2つのインセクタ手段を図示するスプレー装
置の中央部分の断面図で、この中央部分は燃料ガス及び
酸素への粉末の効果的なインサイド及びアウトサイドミ
キシングをするのに用いることができるようになつてい
る。 第2図は、粉末及びガスのアウトサイドミキシングが行
なわれるトーチヘツドの断面図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体にスプレーにより被覆するインゼクタスプレ
    ー装置において、端部にノズルを備えたトーチヘッドを
    有するトーチ本体と、前記スプレー装置と協同し且つ酸
    素と燃料とを混合するための第1のインゼクタ手段と結
    合される酸素導管と燃料ガス導管と、前記第1のインゼ
    クタ手段の前方に位置しこれと結合する燃料ガスと酸素
    との混合導管と、スプレー粉末を供給される搬送ガスと
    混合するための第2のインゼクタ手段に結合する前記ス
    プレー装置と協同する搬送ガス導管と、前記第2のイン
    ゼクタ手段の前方におかれている搬送ガス粉末混合導管
    と、前記トーチ本体に結合され搬送ガス導管および前記
    第2のインゼクタ手段とを連結するスプレー粉末供給手
    段と、前記第1および第2のインゼクタ手段の前方にあ
    つて前記搬送ガス粉末混合導管と前記燃料ガス酸素混合
    管とを前記トーチヘッドに結合する手段とを有する安全
    二重インゼクタスプレー装置。
JP8735776A 1976-07-23 1976-07-23 安全二重インゼクタスプレ−装置 Expired JPS5926349B2 (ja)

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JPH0784778B2 (ja) * 1986-06-26 1995-09-13 正 門田 モルタル充填式鉄筋継手スリ−ブ
JPH0791883B2 (ja) * 1986-06-26 1995-10-09 正 門田 モルタル充填式鉄筋継手スリ−ブ

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