JPS5926182A - 淡水化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の技術分野 本発明は海水等から真水を得る淡水化装置に関し、特に
、ヒートポンプ式冷凍機との組み合わせによって真水を
熱効率良く得る装置に関する。

（ロ）従来技術 ヒートポンプ式冷凍機との組み合わせによって真水を得
る海水淡水化装置（れ例えば特開昭５５−３９２８６号
公報に開示されているように、従来、知られている。

（ハ）従来技術の問題点 前記公報に開示されている従来の装置は、ヒートポンプ
式冷凍機の放熱作用（ヒートポンプ機能）を利用して真
水を得ているが、冷凍機の吸熱作用（冷凍機能）を有効
に利用していない欠点がある。

すなわちヒー・トボンプ式冷凍機から得られる冷凍エネ
ルギーを海に棄てているために、エネルギーの有効利用
がなされず、真水を得る際の熱効率が低下している問題
点があった。

に）問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点に鑑み、ヒートポンプ式冷凍機の
放熱作用を利用して海水等の被淡水化液を埠騰させ、分
離された水蒸気を被淡水化液で冷却凝縮して真水を得る
高温淡水化器と、被淡水化液を低温低圧下で気化さぜ、
分離された水蒸気をヒートポンプ式冷凍機の吸熱作用を
利用して冷却凝縮し、真水を得る低温淡水化器とを、ヒ
ートポンプ式冷凍機に組み合わせる構成とし、より熱効
率良く淡水化できる装置を提供したものである。

（ホ）実施例 以下に吸収式のヒートポンプ式冷凍機を用いた実施例を
示す図面に従い説明すると、（１）は、、、発生器（２
）、凝縮器（３）、蒸発器（４）、吸収器（５）等で構
成された公知の吸収式のヒートポンプ式冷凍機、（６）
は、海水等の被淡水化液の沸騰蒸発する高温蒸発容器（
７）と該容器からの水蒸気を液化する高温凝縮容器（８
）とで成る高温淡水化器、（９）は−被淡水化液の気化
する低温蒸発容器器）と該容器からの水蒸気を液化する
低温凝縮容器０１）とで成る低温淡水化器であり、該低
温淡水化器と前記ヒートポンプ式冷凍機（１）とは、低
温凝縮容器（ＩＩＩ及び蒸発器（４）に循環ポンプ（１
カ伺きの冷却媒体ｈｔｆａ：ｉを収納して熱的に組み合
わせてあり、前記高温淡水化器（６）とヒートポンプ式
冷凍機（１）とは、被淡水化液の流れるポンプ（挿付き
の第１液管０５）を高温凝縮容器（８）、吸収器（５）
、凝縮器（３）に逐次収納し、高温蒸発容器（７丁に接
続して熱的に組み合わせである。０６）は被淡水化液の
高温ａ縮容器（８）出口側の第１液％’（１５）から分
岐して低温蒸発容器（１０）へ接続した第２液管、（１
７１は高温蒸発容器（７）から被淡水化液源（図示せず
）へ被淡水化液を戻すポンプ０８）伺きの第１液戻し管
、ｑ９は低温蒸発容器器から第１液戻し”ｔｏηに接続
された第２液戻し管、■は高温凝縮容器（８）で液化し
た真水を取り出すポンプ（２Ｄ付きの第１水管、（２２
１は低温凝縮容器（１１）から第１水管ｉ＋へ接続され
た第２水管、？２３）及び（２４）は低温及び高温淡水
化器（９）、（６）内に溜る被淡水化液の溶存空気等不
凝縮ガスを適宜排出するだめの真空ポンプ（２）、（イ
）付きの排気管である。

□□□、（２８）、（至）及び田は、夫々、吸収式のヒ
ートポンプ式冷凍機（１）の駆動熱源管、吸収液循環路
、冷媒管路及び溶液熱交換器である。

斯る構成の淡水化装置において、冷凍能力自暴１０００
０　Ｋｃａ＃／ｈ、駆動熱量１５０００Ｋｏａ、ｇ／ｂ
　ノヒートポンプ式冷凍機（１）を用い、該冷凍機の発
生器（２）へ関℃の太陽熱利用温水を３０００６／ｈ供
給し、５℃の海水を高温凝縮容器（８）に４１６７４／
ｈ流した後、分流さけ−で低温蒸発容器０■に１６６７
１／ｈ導入し、高温蒸発容器（７）に２５００１／／１
１導入し、かつ、冷却媒体管＋１３）に水を３０００ｎ
／ｈ循環させて運転した場合、約６０．５１１Ａ’Ｌの
真水が得られる。すなわち、高温凝縮容器（８）の冷却
用に供された海水は凝縮潜熱で約３１υに昇温し、分流
して低圧（約２０朋Ｈｇ乃至ｚｓ＊＊Ｈｇ）の低温蒸発
容器０σ）に導入されて気化し、この気化した水蒸気が
低温凝縮容器（１１）において該容器へ約１９℃で流入
する冷却媒体（水）によって冷却されて液化し、第２水
管（２ｚから約１７．１！　≠（Ｊ／ｈの真水が得られ
る一方、低温蒸発容器［１０１において塩分の濃くなっ
た約δ℃の海水が第２液戻し管０９へ流出される。また
ヒートポンプ式冷凍機（１）の冷却用として分流した海
水は該冷凍機の吸収器（５）、凝縮器（３）を経て４１
υに昇温し、低圧（約（資）朋Ｈｇ乃至３５１１１ＷＨ
ｇ）の高温蒸発容器（７）に導入されて沸騰蒸発し、こ
の沸騰蒸発した水蒸気が高温凝縮容器（８）において該
容器にｚ℃で流入する海水で冷却されて液化し、第１水
管（イ）から約４３．３１／／ｈの真水糸掛られる一方
、高温蒸発容器Ｇｏ）ｉこおし１て塩分の濃くなった約
３１℃の海水が第１液戻し管０９へ流出されるのである
。　　　゛ 上記運転例から明らかなように、本発明淡水化装置は、
特開昭５５−４９２８６号公報に開示されている従来の
装置に較べ、ヒートポンプ式冷凍機（１）の駆動エネル
ギーに対する真水取得率が高く、熱効率良く真水を得ら
れることが分かる。

また、本発明淡水化装置においては、低温蒸発容器００
に導入する海水等の被淡水化液を図示のように高温凝縮
容器（８）出口から分流せしめる構成１こ限らず、吸収
器（５）出口若しくは凝縮器（３）出口から分流せしめ
る構成即ちヒートポンプ式冷凍機（１）の冷却用に供し
た後に分流せしめる構成（図示せず）にしてより効率良
く真水を得ることも可能であり、更にまた、低温凝縮容
器（１１１に供給する冷却媒体をより低温にする、ヒー
トポンプ式冷凍機（１）を用い、かつ海水を直接向から
低温蒸発容器０■へ導入し２、例えば１０ｔ−以下の／
＃涼飲料用に、低温淡水化器（９）から真水を得ること
も可能である。

尚、前記両淡水化器（６）、（９）は、図示のように−
の胴内に仕切壁を介して蒸発容器と凝縮容器とを形成す
る代りに立つの容器を水蒸気管で接続して形成（図示せ
ず）しても良い。

（へ）発明の効果 以上のように、本発明淡水化装置はヒートポンプ式冷凍
機の放熱作用を利用すると共に吸熱作用を利用するよう
に淡水化器を組み合わせたものであるから、ヒートポン
プ式冷凍機の駆動エネルギーに対する真水取得率が高く
、熱効率良く淡水化できる効果を有する。

また、本発明淡水化装置は、低温の真水を得ることも可
能であり、かつ、ヒートポンプ式冷凍機に太陽熱利用温
水等の低温熱源で駆動する吸収冷凍機を用いることによ
って、安価な運転費で真水を得ることができ、実用上有
益である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の一実施例を示した回路溝成概略説明図
である。尚、図中に表示した温度は一運転例での各部の
液温又は水温の概略の値を示したものである。 （１）・・・ヒートポンプ式冷凍機、（６）・・・高温
淡水化器、（７）・・・高温蒸発容器、（８）・・・高
温凝縮容器、（９）・・・低温淡水化器、００）・・・
低温蒸発容器、０１）・・・低温凝縮容器、０３）・・
・冷却媒体管、（１勺、０６１・・・第１、第２液管、
（２０１、（２り・・・第１、第２水管。 出願人　三洋電機株式会社外１名 代理人　　弁理士　佐野静夫　７二７、””’−、：、
、、−７，。 ・、・、７．） （・−、ユ゛５・パ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高温蒸発容器と高温凝縮容器とで成る高温淡水化
   器及び低温蒸発容器と低温凝縮容器とで成る低温淡水化
   器をヒートポンプ式冷凍機に組み合わせ、海水等の被淡
   水化液を前記高温凝縮容器の冷却用に供した後ヒートポ
   ンプ式冷凍機の冷却用に供して昇温ぜしめ、昇温された
   被淡水化液を前記高温蒸発容器に導いて沸騰させ、被淡
   水化液から分離した水蒸気を前記高温凝縮容器で液化せ
   しめて高温淡水化器より真水を得ると共に、被淡水化液
   を前記低温蒸発容器に導いて気化せしめ、被淡水化液か
   ら分離した水蒸気を前記低温凝縮器においてヒートポン
   プ式冷凍機からの低温冷却媒体によって液化せしめて低
   温淡水化器より真水を得るようにした淡水化装置。