JPS5925989Y2 - 水圧式ピストンサンプラ−装置 - Google Patents

水圧式ピストンサンプラ−装置

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JPS5925989Y2
JPS5925989Y2 JP17610678U JP17610678U JPS5925989Y2 JP S5925989 Y2 JPS5925989 Y2 JP S5925989Y2 JP 17610678 U JP17610678 U JP 17610678U JP 17610678 U JP17610678 U JP 17610678U JP S5925989 Y2 JPS5925989 Y2 JP S5925989Y2
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JP
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pressure
water
sampler
hydraulic piston
chamber
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JP17610678U
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JPS5592796U (ja
Inventor
雄三 十枝
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中央開発株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ピストンに作用する水圧によってサンプラ
ーチューブを地盤中に挿入する水圧式ピストンサンプラ
ー装置に関する。
この考案の目的は、比較的低水圧にて作動させることが
でき、サンプラーチューブの地盤中への挿入長さを正確
に知ることができ、挿入速度を適切に制御することがで
き、不攪乱度の高い土質試料を採取することのできる水
圧式ピストンサンプラー装置を提供することにある。
第1図A、Bは、従来の水式ピストンサンプラーの挿入
方法を示す。
下端開放の水圧シリンダ3は、その上端をサンプラーヘ
ッド5に固定されている。
下部ピストン4は、空気抜きパイプ8の下端に固定され
、同空気抜きパイプ8の上端はやはりサンプラーヘッド
5に固定されている。
サンプラーチューブ6は、その上端を上部ピストン1に
固定されている。
上部ピストン1は、その中心部を貫通する空気抜きパイ
プ8及び外周の水圧シリンダ3と水密的に接し、かつ、
昇降自在である。
サンプラーヘッド5は中空のボーリングロッド2によっ
て支持され、該ボーリングロッド2を通じて、上部ピス
トン1の加圧室7が地上のポンプと連結されている。
上記構成の水圧式ピストンサンプラーの挿入方法として
は、まず第1図Aのようにサンプラーをポーリング孔9
中に下ろし、その下部ピストン4を孔底9aに着底させ
る。
そして、ボーリングロッド2を地上の反力受は装置(図
示省略)に支持させ、中空のボーリングロッド2を通じ
てポンプの圧力水を加圧室7へ供給する。
すると、サンプラーヘッド5、水圧シリンダ3、下部ピ
ストン4はいずれもボーリングロッド2によって地上の
反力受は装置で不動に支持されているので、相対的に上
部ピストン1が水圧によって下方に押し下げられる。
故に、該上部ピストン1と一体の関係にあるサンプラー
チューブ6が、第1図Bのように地盤中に挿入される。
かくして挿入される下端開放のサンプラーチューブ6中
に詰まった土10が、土質試料として採取されるのであ
る。
サンプラーチューブ6の全長が挿入されると、そのこと
は加圧室7へ送る水圧の急上昇によって確認され、挿入
の作業は終了する。
上記した少米の水圧式ピストンサンプラーは、中空のボ
ーリングロッド2を通じてポンプの圧力水を加圧室7へ
供給する構成であり、ボーリングロッド2の継目から漏
水し、漏水による圧力損失を生ずることに欠点がある。
即ち、サンプラーチューブ6の挿入に必要な加圧室7の
水圧は、通常約5kg/c♂程度でしかない。
にもかかわらず、地上のポンプ吐出圧力としては20k
g/cm2程度を必要とするのが普通であり、むやみと
大容量で強力なポンプを必要とする。
従って、サンプラーチューブ6の全長が挿入された場合
に起る水圧の急上昇も、ポンプ吐出圧力の大きさに希釈
されてはっきりとは確認しがたいのが実情である。
このため、サンプラーチューブ6の挿入長さが不十分の
まま終ったり、又はサンプラーチューブ6の全長が挿入
されているにもかかわらずいつまでも作業を続行するよ
うなことが往々にしである。
又、ポンプは全力運転されるのが普通であり、その吐出
圧力は脈動するので、サンプラーチューブ6の挿入速度
を制御することは不可能であり、土質試料の不攪乱度を
低下する原因となっている。
この考案の目的は、従来の水圧式ピストンサンプラーの
挿入方法における上記のような欠点をすべて解決するこ
とにある。
この考案の要旨は、サンプラーにおける上部ピストンの
加圧室と地上の水圧部とを耐圧ホースにより決して漏水
しないように連結し、圧力水の送水量を測定する要素及
び圧力水の流量を制御する要素を設置して戒る水圧式サ
ンプラー装置にある。
水圧部とは、加圧室へ送る水に所要の水圧を与える要素
、例えばポンプ又は圧力タンク等を意味する。
この考案の場合、水圧部及び圧力水の送水量を測定する
要素を量水計によって構成し、量水計の気圧室を圧気供
給部例えばコンプレッサーの圧気貯留タンクと連結し、
気圧によって所要の水圧を付与する実施態様が有力であ
る。
又、この考案は、圧力水の送水量を測定してサンプラー
チューブの地盤中への挿入長さを知り、同時に流量調節
によって挿入速度を制御しながらサンプリングを行える
ようにした点に特長がある。
以下にこの考案を、第2図と第3図の実施例により説明
する。
第2図は、この考案が適用される水圧式ピストンサンプ
ラー16の断面図を示す。
下端開放の水圧シリンダ3はその上端をサンプラーヘッ
ド5に固定され、下部ピストン4は空気抜きパイプ8に
よって同じくサンプラーヘッド5に固定されている点、
及びサンプラーチューブ6はその上端を上部ピストン1
に固定されている点、並びにサンプラーヘッド5は中空
のボーリングロッド2によって支持されている点は、第
1図の従来例の構成と共通する。
ただし、上部ピストン1の加圧室7は、耐圧ホース11
によって地上の水圧部と連結されている。
又、空気抜きパイプ8は、逆止弁12を介して中空のボ
ーリングロッド2と連通されている。
図中13は排気用の盲栓、14は上部ピストン1の下降
限界位置を規定するストッパ、15は空気抜き栓である
次に、第3図は、この考案の水圧式ピストンサンプラー
装置の全体図を示す。
上記構成の水圧式ピストンサンプラー16における上部
ピストン1の加圧室7と地上の水圧部、即ち量水計17
とは、耐圧ホース11によって連結されている。
図中18はサンプラー16の加圧室7と量水計17との
間に設置された流量制御弁であり、普通これは量水計1
7の継手部分に付属している。
量水計17は一種の圧力容器であり、垂直方向に目盛シ
リンダ19を有する。
又、量水計17において、上記サンプラー16の加圧室
7へ送る水の水面上に気圧室20が形成されている。
この気圧室20と、圧気供給部たるニアコンプレッサ2
2の圧気貯留タンクとが、パイプ23により連結されて
いる。
圧気供給部としては、ニアコンプレッサの他、窒素ボン
ベ等を利用することが可能である。
図中21は気圧室20の圧力計、24は量水計17の気
圧室20と圧気供給部たるニアコンプレッサ22とを連
結するパイプ23の途中に設置された圧気の圧力調整弁
、25は仕切弁である。
次に、上記水圧式ピストンサンプラー装置の使用方法に
ついと説明する。
まず地上においてサンプラー16を組み立て、それに耐
圧ホース11を接続する。
そして、圧力調整弁24を操作して量水計17の気圧室
20を低圧に保ち、サンプラー16の盲栓13をはずす
又、流量制御弁18を開き、低圧力水を加圧室7へ送り
、耐圧ホース11及び加圧室7の内部に残留している気
泡をすべて排除する。
次に、流量制御弁18と盲栓13とを閉じ、サンプラー
16はポーリングロツド2を継ぎ足しながらポーリング
孔9内に下ろし、下部ビスl−ン4を孔底9aに着底さ
せる。
なお、サンプラー16をポーリング孔9内に下ろすとき
、耐圧ホース11はそのところどころをバインド線によ
ってボーリングロッド2へ結束しておくのがよい。
ボーリングロッド2を地上の反力受は装置(図示省略)
に支持させたあと、量水計17に規定の水位まで注水し
、仕切弁25を開き、圧力調整弁24を調整して量水計
17内の水に所定の気圧を作用させる。
続いて、流量制御弁18を開いてサンプラー16の加圧
室7へ圧力水を送り、量水計17の水位降下を目盛シリ
ンダ19によって監視する。
サンプラー16にあっては、加圧室7へ供給された圧力
水の水圧によって上部ピストン1が押し下げられ、下端
開放のサンプラーチューブ6が地盤中に挿入される。
特に、量水計17の気圧室20は圧力調整弁24により
設定された一定の気圧に保持され、上部ピストン1の加
圧室7には耐圧ホース11を通じて一定水圧の圧力水が
漏れることなく供給される。
故に、サンプラーチューブ6は一定の力で地盤中に静的
に挿入され、その挿入速度は流量制御弁18の操作によ
っていかようにでも確実に制御することができるので、
不攪乱度の高い良質の試料を採取することができるので
ある。
かくして、水量計17の目盛シリンダ19の水位が所定
の位置に下がると、それはサンプラーチューブ6の全長
を挿入したことを意味するので、作業を終了する。
つまり、圧力水が全然漏れない以上、上部ピストン1の
下降ストローク即ちサンプラーチューブ6の挿入長さは
、加圧室7へ供給した水量に正確に換算でき、目盛シリ
ンダ19の目盛によって読み取ることができるのである
以上説明した通りであって、この考案によれば、サンプ
ラーの加圧室と水圧部(量水計)とを耐圧ホースによっ
て連結し、加圧室に供給する圧力水は決して漏らさず、
漏水による圧力損失を生じない構成としたから、水圧部
において付与するべき圧力水の水圧は上部ピストンの作
動に必要な程度とすることができる。
故に、大容量のポンプ、コンプレッサー等は無用であり
、系の全体を低圧用構造とすることのできる利点がある
又、この考案によれば、水圧部において付与される水圧
は静的な一定圧力とすることができるし、サンプラーチ
ューブの挿入速度は圧力水の流量によって適切に調節す
ることができ、量水計によって監視する給水量の如何に
よってサンプラーチューブの挿入長さを正確に知ること
ができ、従来よりもはるかに良質の不撹乱土質試料を確
実に採取できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは従来の水圧式ピストンサンプラーの構造
を挿入時の異なる段階において示す断面図、第2図はこ
の考案に係る水圧式ピストンサンプラーの構造を示す断
面図、第3図はこの考案の水圧式ピストンサンプラー装
置の全体を示す概念図である。 16・・・・・・サンプラー、7・・・・・・加圧室、
]7・・・・・・量水計、11・・・・・・耐圧ホース
、20・・・・・・気圧室、22・・・・・・コンプレ
ッサー(圧気供給部)、18・・・・・・流量制御弁、
24・・・・・・圧力調整弁、19・・・・・・目盛シ
リンダ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)サンプラーの加圧室と地上の水圧部とが耐圧ホー
    スによって連結され、圧力水の送水量を測定する要素及
    び圧力水の流量を制御する要素が設置されて成る水圧式
    ピストンサンプラー装置。
  2. (2)水圧部及び圧力水の送水量を測定する要素が目盛
    シリンダを有する量水計によって構成され、量水計の気
    圧室と圧気供給部とが連結されて成る実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の水圧式ピストンサンプラー装置。
JP17610678U 1978-12-19 1978-12-19 水圧式ピストンサンプラ−装置 Expired JPS5925989Y2 (ja)

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JP17610678U JPS5925989Y2 (ja) 1978-12-19 1978-12-19 水圧式ピストンサンプラ−装置

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JP17610678U JPS5925989Y2 (ja) 1978-12-19 1978-12-19 水圧式ピストンサンプラ−装置

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JPS5592796U JPS5592796U (ja) 1980-06-26
JPS5925989Y2 true JPS5925989Y2 (ja) 1984-07-28

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JP17610678U Expired JPS5925989Y2 (ja) 1978-12-19 1978-12-19 水圧式ピストンサンプラ−装置

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JP4787082B2 (ja) * 2006-06-20 2011-10-05 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 貫入式地盤試料採取装置
JP2012122239A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Osaka City Univ 水圧式サンプラーを用いたサウンディング装置及びサウンディング方法
JP5997563B2 (ja) * 2011-09-28 2016-09-28 清水建設株式会社 改良体測定装置
JP6812044B1 (ja) * 2020-06-03 2021-01-13 株式会社大阪防水建設社 造成ロッド及び流体吐出装置

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