JPS5925634Y2 - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
- Publication number
- JPS5925634Y2 JPS5925634Y2 JP4073477U JP4073477U JPS5925634Y2 JP S5925634 Y2 JPS5925634 Y2 JP S5925634Y2 JP 4073477 U JP4073477 U JP 4073477U JP 4073477 U JP4073477 U JP 4073477U JP S5925634 Y2 JPS5925634 Y2 JP S5925634Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- rod
- temperature
- molding machine
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は樹脂温制御装置を具備した射出成形機に関する
ものである。
ものである。
従来射出成形法に於ては、間歇運動による成形法のため
、同一ショット内であっても可塑化時に於ける個々の原
料樹脂はシリンダー内に於ける滞溜時間即ち可塑化され
る時間が異なる為受熱量が異なり、従って射出時の溶融
樹脂温度にかなりのバラツキが生じ成形品の品質に悪影
響を及ぼしていた。
、同一ショット内であっても可塑化時に於ける個々の原
料樹脂はシリンダー内に於ける滞溜時間即ち可塑化され
る時間が異なる為受熱量が異なり、従って射出時の溶融
樹脂温度にかなりのバラツキが生じ成形品の品質に悪影
響を及ぼしていた。
一方、一般に熱可塑性樹脂を可塑化する際に樹脂の剪断
速度を変化させると粘性による内部発熱の程度が変化し
樹脂温度そのものを変えられることが知られている。
速度を変化させると粘性による内部発熱の程度が変化し
樹脂温度そのものを変えられることが知られている。
本考案はこの点に着目して、射出ノズルに取り付けた温
度検出器により溶融樹脂温度を検出し、該検出温度に従
い補助シリンダー内の油圧を制御することにより、スク
リューに設けたロッドの先端と射出ノズルとの間隙を調
節し以って射出時の溶融樹脂温度のバラツキを僅少にし
て品質の高い成形品が得られる射出成形機を提供するこ
とを目的としている。
度検出器により溶融樹脂温度を検出し、該検出温度に従
い補助シリンダー内の油圧を制御することにより、スク
リューに設けたロッドの先端と射出ノズルとの間隙を調
節し以って射出時の溶融樹脂温度のバラツキを僅少にし
て品質の高い成形品が得られる射出成形機を提供するこ
とを目的としている。
而してその要旨は射出スクリュー及び射出ラムの軸線方
向に貫通孔が穿設され、該貫通孔にロッドが挿通され、
該ロッドの後端には、射出ラムの後方に設置された補助
シリンダーの内部に摺動可能な如くロッド本体よりも大
径になされた受圧部が設けられ、射出ノズルには温度検
出器が取り付けられ、該温度検出器により検出された温
度に基づいて補助シリンダーの油圧を制御してロッドを
前進又は後退させることにより、ロッドの先端と射出シ
リンダー内壁面との先端との間隙を調節する機構を具備
してなることを特徴とする射出成形機に存する。
向に貫通孔が穿設され、該貫通孔にロッドが挿通され、
該ロッドの後端には、射出ラムの後方に設置された補助
シリンダーの内部に摺動可能な如くロッド本体よりも大
径になされた受圧部が設けられ、射出ノズルには温度検
出器が取り付けられ、該温度検出器により検出された温
度に基づいて補助シリンダーの油圧を制御してロッドを
前進又は後退させることにより、ロッドの先端と射出シ
リンダー内壁面との先端との間隙を調節する機構を具備
してなることを特徴とする射出成形機に存する。
次に本考案射出成形機の一実施例を図面により詳細に説
明する。
明する。
第１図は本考案射出成形機の一実施例を示す概要図であ
り、ロッドが挿通された射出スクリュー及び射出ラムは
上半分のみ断面を表わす。
り、ロッドが挿通された射出スクリュー及び射出ラムは
上半分のみ断面を表わす。
射出スクリュー１及び射出ラム２の軸線方向には夫々の
貫通孔１１が穿設され、該貫通孔１１．に対して摺動可
能にロッド３が挿通されており、射出ラム２の後方には
補助シリンダー４が設置され、ロッド３の後端には補助
シリンダー４の内部に摺動可能な如くロッド本体３１よ
りも太径になされた受圧部３２が設けられており、射出
ノズル５にはサーモカップルからなる温度検出器６が取
り付けられている。
貫通孔１１が穿設され、該貫通孔１１．に対して摺動可
能にロッド３が挿通されており、射出ラム２の後方には
補助シリンダー４が設置され、ロッド３の後端には補助
シリンダー４の内部に摺動可能な如くロッド本体３１よ
りも太径になされた受圧部３２が設けられており、射出
ノズル５にはサーモカップルからなる温度検出器６が取
り付けられている。
尚、射出シリンダー及び射出ラムの貫通孔１１゜はロッ
ド３の両端には摺動される大きさになされているが製作
加工の容易化の為中央部では他より大径として遊びが設
けられている。
ド３の両端には摺動される大きさになされているが製作
加工の容易化の為中央部では他より大径として遊びが設
けられている。
又、温度検出器６により検出された温度に基づいて補助
シリンダー４の油圧を制御してロッド３を前進又は後退
させることによりロッド３の先端と射出シリンダ−７内
壁面先端との間隙８を調節する機構イ、が付与されてお
り、Ｔｉは射出ノズル５に於ける検出温度、Ｔは同じく
設定しようとする希望温度、穎は該希望温度設定器、△
Ｔは検出温度Ｔｉと希望温度Ｔとの差、△Ｐは成る時間
に於ける補助シリンダーの油圧Ｐｉと希望油圧Ｐとの差
、匹工＝二ヨは、前記△Ｔにより圧力Ｐｉを制御する装
置を示すものとする。
シリンダー４の油圧を制御してロッド３を前進又は後退
させることによりロッド３の先端と射出シリンダ−７内
壁面先端との間隙８を調節する機構イ、が付与されてお
り、Ｔｉは射出ノズル５に於ける検出温度、Ｔは同じく
設定しようとする希望温度、穎は該希望温度設定器、△
Ｔは検出温度Ｔｉと希望温度Ｔとの差、△Ｐは成る時間
に於ける補助シリンダーの油圧Ｐｉと希望油圧Ｐとの差
、匹工＝二ヨは、前記△Ｔにより圧力Ｐｉを制御する装
置を示すものとする。
第２図は前記間隙８を調節する機構イ、の一例を示すも
のである。
のである。
匡〕よ電圧と温度に関する「比例＋積分、動作」による
ＰＩ調節機構を示し、＞は前記偏差Δ丁の増巾器、５Ｅ
ＲＶはサーボ弁でポンプ■及びモーター［相］からの吐
出圧を必要な圧力に設定するリリーフ弁を有している。
ＰＩ調節機構を示し、＞は前記偏差Δ丁の増巾器、５Ｅ
ＲＶはサーボ弁でポンプ■及びモーター［相］からの吐
出圧を必要な圧力に設定するリリーフ弁を有している。
尚、本実施例では温度検出器６としてサーモカップルを
用いたが、他に赤外線温度計、抵抗温度計等通常用いら
れるすべての温度計が使用し得る。
用いたが、他に赤外線温度計、抵抗温度計等通常用いら
れるすべての温度計が使用し得る。
次に本考案射出成形機の使用態様を実施例に基づいて説
明する。
明する。
先ず最初、ロッド本体３１の先端は、射出スクリュー１
の先端と同じ位置に、即ち貫通孔１１の先端より入り込
ます又出退ぎぬ様な位置に設定されている。
の先端と同じ位置に、即ち貫通孔１１の先端より入り込
ます又出退ぎぬ様な位置に設定されている。
ホッパー９から供給された原料樹脂は射出スクリュー１
の回転により射出シリンダー７の内部で可塑化が行なわ
れ、可塑化された樹脂はスクリュー１の先端付近に滞溜
し、ロッド３は射出ラム２及び射出スクリュー１と共に
射出スクリュー１に対する前記位置を保ったまま後退す
る。
の回転により射出シリンダー７の内部で可塑化が行なわ
れ、可塑化された樹脂はスクリュー１の先端付近に滞溜
し、ロッド３は射出ラム２及び射出スクリュー１と共に
射出スクリュー１に対する前記位置を保ったまま後退す
る。
次に射出ラム２の前進により前記射出スクリュー１の先
端付近に滞留している樹脂を射出ノズル５を介して金型
１０内部の形窩１１に射出を開始する。
端付近に滞留している樹脂を射出ノズル５を介して金型
１０内部の形窩１１に射出を開始する。
射出過程に於て成る時間ｔｉに於ける前記間隙８を１１
、温度検出器６により検出された温度をＴｉとすると、
Ｔｉ即ち温度検出器６からの電圧に温度設定器ｍに入力
され、該温度設定器がらはＴｉと希望温度Ｔとの差△Ｔ
を出力し、Ｐ■調節機構匡１よ「比例＋積分、動作」の
調節作用を行ない、増巾器匹ｇヨにより、入力端子を増
巾しサーボ弁５ＥＲＶに出力し、該出力に応じてサーボ
弁はポンプ［Ｆ］、モーターＱ、及びリリーフ弁により
設定した油圧を補助シリンダー４の適宜の位置に加える
。
、温度検出器６により検出された温度をＴｉとすると、
Ｔｉ即ち温度検出器６からの電圧に温度設定器ｍに入力
され、該温度設定器がらはＴｉと希望温度Ｔとの差△Ｔ
を出力し、Ｐ■調節機構匡１よ「比例＋積分、動作」の
調節作用を行ない、増巾器匹ｇヨにより、入力端子を増
巾しサーボ弁５ＥＲＶに出力し、該出力に応じてサーボ
弁はポンプ［Ｆ］、モーターＱ、及びリリーフ弁により
設定した油圧を補助シリンダー４の適宜の位置に加える
。
即ちＴｉがＴより低い場合、即ちロッド３を前進させて
間隙８を小さくする必要のある場合、補助シリンダー４
に対して受圧部３２の後方に、前記△Ｐに見合うだけの
油圧を加え、逆の場合は受圧部３２の前方に油圧を加え
る。
間隙８を小さくする必要のある場合、補助シリンダー４
に対して受圧部３２の後方に、前記△Ｐに見合うだけの
油圧を加え、逆の場合は受圧部３２の前方に油圧を加え
る。
該圧力によって間隙８が調節され、該間隙８を流動通過
する樹脂には、適宜の剪断力が加わりそれに対応した発
熱量により樹脂温は希望の値に設定されるのである。
する樹脂には、適宜の剪断力が加わりそれに対応した発
熱量により樹脂温は希望の値に設定されるのである。
本射出成形機に於て制御するのは間隙８であり、温度を
検出する位置は射出ノズル５であり、両者同一部分では
ないが、樹脂の流動速度、温度検出精度、「温度差→圧
力差への変換精度」樹脂の剪断速度の変化による発熱量
等を考慮すると、温度を検出してから間隙を制御する迄
の遅延時間は極めて短く充分その目的を達成するもので
ある。
検出する位置は射出ノズル５であり、両者同一部分では
ないが、樹脂の流動速度、温度検出精度、「温度差→圧
力差への変換精度」樹脂の剪断速度の変化による発熱量
等を考慮すると、温度を検出してから間隙を制御する迄
の遅延時間は極めて短く充分その目的を達成するもので
ある。
本考案射出成形機は斜上の通り構成され、射出スクリュ
ー及び射出ラムの軸線方向に貫通孔が穿設され、該貫通
孔にロッドが挿通され、補助シリンダーにより該ロッド
を前進後退させることによりロッドの先端と射出シリン
ダー内壁面の先端との間隙を調節する機構を具備してな
るから、射出シリンダー内での滞溜時間が異なる樹脂が
次々と前記間隙を通過する際に射出ノズルに取り付けら
れた温度検出器の検出温度に基づいて前記間隙を調節す
ることにより、溶融樹脂温度を設定温度に制御すること
ができ極めて品質の良好な成形面を提供することができ
る。
ー及び射出ラムの軸線方向に貫通孔が穿設され、該貫通
孔にロッドが挿通され、補助シリンダーにより該ロッド
を前進後退させることによりロッドの先端と射出シリン
ダー内壁面の先端との間隙を調節する機構を具備してな
るから、射出シリンダー内での滞溜時間が異なる樹脂が
次々と前記間隙を通過する際に射出ノズルに取り付けら
れた温度検出器の検出温度に基づいて前記間隙を調節す
ることにより、溶融樹脂温度を設定温度に制御すること
ができ極めて品質の良好な成形面を提供することができ
る。
第１図は本考案射出成形機の一実施例を示す概要図であ
り、ロッドが挿通された射出スクリュー及び射出ラムは
上半分のみ断面を表わし、第２図は間隙を調節する機構
の一例を示すものである。 符号の説明、１：射出スクリュー、１１：貫通孔、２：
射出ラム、３：ロッド、３１：ロッド本体、３２：受圧
部、４：補助シリンダー、５：射出ノズル、６：温度検
出器、７：射出シリンダー、８：間隙。
り、ロッドが挿通された射出スクリュー及び射出ラムは
上半分のみ断面を表わし、第２図は間隙を調節する機構
の一例を示すものである。 符号の説明、１：射出スクリュー、１１：貫通孔、２：
射出ラム、３：ロッド、３１：ロッド本体、３２：受圧
部、４：補助シリンダー、５：射出ノズル、６：温度検
出器、７：射出シリンダー、８：間隙。
Claims (1)
- 射出スクリュー及び射出ラムの軸線方向に貫通孔が穿設
され、該貫通孔にロッドが挿通され、該ロッドの後端に
は、射出ラムの後方に設置された補助シリンダーの内部
に摺動可能な如くロッド本体よりも大径になされた受圧
部が設けられ、射出ノズルには温度検出器が取り付けら
れ、該温度検出器により検出された温度に基づいて補助
シリンダーの油圧を制御してロッドを前進又は後退させ
ることにより、ロッドの先端と射出シリンダー内壁面の
先端との間隙を調節する機構を具備してなることを特徴
とする射出成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4073477U JPS5925634Y2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4073477U JPS5925634Y2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 射出成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53135480U JPS53135480U (ja) | 1978-10-26 |
| JPS5925634Y2 true JPS5925634Y2 (ja) | 1984-07-27 |
Family
ID=28910006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4073477U Expired JPS5925634Y2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 射出成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925634Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3310771B2 (ja) * | 1994-04-22 | 2002-08-05 | 宇部興産株式会社 | 射出成形機の射出装置 |
-
1977
- 1977-03-31 JP JP4073477U patent/JPS5925634Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53135480U (ja) | 1978-10-26 |
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