JPS5925585Y2 - 中子砂処理装置 - Google Patents

中子砂処理装置

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Publication number
JPS5925585Y2
JPS5925585Y2 JP9656779U JP9656779U JPS5925585Y2 JP S5925585 Y2 JPS5925585 Y2 JP S5925585Y2 JP 9656779 U JP9656779 U JP 9656779U JP 9656779 U JP9656779 U JP 9656779U JP S5925585 Y2 JPS5925585 Y2 JP S5925585Y2
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JP
Japan
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core sand
casting
incinerator
core
sand
Prior art date
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Expired
Application number
JP9656779U
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English (en)
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JPS5618164U (ja
Inventor
清 大沢
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は中子砂処理装置に関する。
一般に、鋳造にあたって製品の内部形状を得るために使
用された中子砂は、鋳造後の鋳物に振動を加えることに
よって除去されており、この振動を加える前処理として
中子砂を焼く処理が行なわれている。
これは中子砂表面に付着している粘着剤を燃焼させて砂
粒相互の結合力を失なわせ、これによって中子砂の崩壊
性を良好にしようとするものである。
ところが、たとえば、4サイクルシノンダーヘツドのジ
ャケット中子のような複雑な形状をした内部に用いられ
る中子では内部の中子砂まで熱が伝わらないので焼却炉
内における燃焼が効果的に行なわれない。
すなわち、中子砂を焼くための酸素の供給が限られた部
分からしか行なわれず、開口面の中子砂を焼き終えてこ
れを脱落させるか、あるいは砂粒相互間に間隙を生じさ
せるかしなければ更に内部の中子砂を焼くことはできな
かった。
したがって、従来では鋳物の内部形状を得るために使用
された中子砂はこれを焼くために約6〜10時間にわた
って焼却炉内に鋳物を滞留させなければならず、多額の
燃料費を要すると共に長時間にわたる作業時間を費やさ
なければならなかった。
また、砂焼きを能率良く行なうためには、同時に多量の
鋳物に対する砂焼きを行なわなければならないので、大
型の焼却炉あるいは多数の焼却炉が必要となり設備費が
高価となる。
さらに、焼却炉を大型にした場合にはひとりの作業者に
よって多工程を管理するのは不可能であり、また焼却炉
を複数にした場合には多数の作業者を必要とする欠点が
あった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、鋳物に付着した中子砂を焼く焼却炉内に
上記鋳物の中子砂に向けて高圧空気を吹き付ける空気吹
出手段を配装することにより、中子砂の露出面を高圧空
気によって崩壊し、中子砂を効率良く処理する中子砂処
理装置を提供することにある。
以下、図示の実施例を参照しながら本考案を詳細に説明
する。
第1図および第2図は焼却炉1と冷却室2とを並設した
本考案の中子砂処理装置を概念的に示したもので、上記
焼却炉1と冷却室2との内部を共通に移動する搬送手段
3を備えたものである。
上記焼却炉1および冷却室2はそれぞれ入口側および出
口側に遮蔽扉4□、4□、43が設けられ、該遮蔽扉4
□によって上記焼却炉1および冷却室2間が互いに仕切
られている。
上記遮蔽扉4□、4□、43は上端に設けられたワイヤ
ロープ5によって開閉されるもので上記搬送手段3をた
とえば跨ぐようにして閉じるものである。
上記焼却炉1および冷却室2は上部に排気口6、下部に
ホッパー7が設けられ、かつ該焼却炉1の内部には空気
吹出手段8が設けられている。
該空気吹出手段8は焼却炉1の外部に配置されたコンプ
レッサー等(図示せず)と、上記搬送手段3に沿って配
管された高圧空気吹出し用パイプ9とで構成されている
このパイプ9は該パイプ9の長平方向に沿って所定の間
隔で設けられた複数のノズル(図示せず)から高圧空気
を吹出すものである。
」1記搬送手段3は装置枠体10に支持されたたとえば
スラツl〜コンベア等のコンベアで、電動機等の駆動源
11に連繋された鎖車12□、12゜間にコンベア本体
13を張設しである。
123,124は補助鎖車である。上記装置枠体10の
下面には上記ホッパー7の下方において開口したホッパ
ー14が設けられている。
上記ホッパー7.14にはそれぞれ蓋7a、14aが設
けられている。
15は鋳造後のたとえばシリンダーヘッド等の鋳物であ
る。
次に上記構成による本考案の作用を説明する。
鋳造後のたとえばシリンダヘッド等の鋳物15には第3
図のように内部形状を得るために使用された中子砂16
が充満している。
そこで、これら鋳物15の中子砂16表面に高圧空気が
当たるように上記パイプ9のノズル位置を予め調整して
おく。
次に、遮蔽扉4□、4゜、43を開放し、搬送手段3を
駆動して焼却炉1内に鋳物15を移動させ、これを加熱
する。
そして、鋳物15の中子砂16表面付近が適度に燃焼し
たら、パイプ9のノズルから高圧空気を吹き付ける。
高圧空気の吹き付は時間は1゜5〜2秒程度とし、タイ
マーによって所定間隔で吹き付ける。
これによって、中子砂16の表面は崩壊し、新たな表面
が現われ、この新たな表面は直接酸素が供給されるので
約109程度の極めて短時間で半焼は状態となる。
そして、この様な半焼は状態になった時、再び高圧空気
を中子砂16の表面に吹き付けて崩壊する。
この崩壊された中子砂16は高圧空気によって外部に吹
き飛ばされ、搬送手段3の隙間から下方に落下してホッ
パー7に溜まる。
こうして、鋳物15は図示矢印の順で移動して行き、最
後に中子砂16を除去された鋳物15は冷却室2内に搬
送され適度に冷却された後、製品として取出される。
以上、述べたように本考案による中子砂処理装置によれ
ば適度に焼かれた中子砂に対して高圧空気を吹き付けて
これを強制的に除去するので、従来の装置に比べて3分
の1以下の極めて短時間で中子砂の処理を行なうことが
できる。
また、処理時間の短縮によって燃料消費量を従来の3分
の1以下に低減でき大幅な低廉化を図ることができる。
処理能力の向上によって焼却炉の小型化を図れ、これに
伴なう設置スペースの削減化を図ることができる。
さらに焼却炉の小型化によって鋳造機の近くに設置可能
となり、これによって鋳造直後の鋳物が冷えないうちに
焼却炉内に収容できるので焼却炉内における昇温時間の
短縮および昇温エネルギーの節約を図ることができる。
またさらに、焼却炉の小型化に伴ない鋳造作業者の作業
範囲を拡大でき、砂落し、堰切断および仕上げ工程まで
行なうことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例による中子砂処
理装置を示す概念断面図で、第1図は縦断面図、第2図
は横断面図である。 第3図は鋳物に対するノズルの配置態様を示す概念断面
図である。 1・・・・・・焼却炉、2・・・・・・冷却室、3・・
・・・・搬送手段、8・・・・・・空気吹出手段、9・
・・・・・高圧空気吹出し用パイプ、15・・・・・・
鋳物、16・・・・・・中子砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳物に付着した中子砂を焼く焼却炉内に上記鋳物の中子
    砂に向けて高圧空気を吹き付ける空気吹出手段を配装し
    たことを特徴とする中子砂処理装置。
JP9656779U 1979-07-13 1979-07-13 中子砂処理装置 Expired JPS5925585Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9656779U JPS5925585Y2 (ja) 1979-07-13 1979-07-13 中子砂処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9656779U JPS5925585Y2 (ja) 1979-07-13 1979-07-13 中子砂処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5618164U JPS5618164U (ja) 1981-02-17
JPS5925585Y2 true JPS5925585Y2 (ja) 1984-07-26

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ID=29329386

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JP9656779U Expired JPS5925585Y2 (ja) 1979-07-13 1979-07-13 中子砂処理装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139917A (ja) * 1982-02-16 1983-08-19 Toyoda Mach Works Ltd 部品分配装置

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JPS5618164U (ja) 1981-02-17

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