JPS5925489Y2 - 絶縁電線屑分離装置 - Google Patents

絶縁電線屑分離装置

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JPS5925489Y2
JPS5925489Y2 JP6371481U JP6371481U JPS5925489Y2 JP S5925489 Y2 JPS5925489 Y2 JP S5925489Y2 JP 6371481 U JP6371481 U JP 6371481U JP 6371481 U JP6371481 U JP 6371481U JP S5925489 Y2 JPS5925489 Y2 JP S5925489Y2
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昭 中根
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【考案の詳細な説明】 本考案は、裁断破砕された絶縁電線屑を、導体層と絶縁
被覆屑とに分離する絶縁電線屑分離装置に関する。
一般に、銅を導体とする使用済み絶縁電線は、銅を再使
用する目的で、例えば裁断破砕装置により裁断破砕され
た後、銅屑と絶縁被覆屑とに分離されている。
従来、裁断破砕された銅屑と絶縁被覆屑とは、その比重
の相違を利用して、風力や水を使用し分離されていたが
、風力を利用する場合には装置が非常に大がかりとなる
割には特に銅屑が小粒のときには、分離効率が悪く、ま
た水を利用する場合には、銅屑の乾燥処理か6要となり
、銅屑が酸化して黒色化し商品価値が低下するという欠
点があった。
そこで、第1図に示すような、コロナ放電を利用した電
線屑分離装置が提案されている。
図において、1は、両端を支持され、図示しない駆動機
構により矢符方向に5Q rpmで回転駆動される水平
配置された3QQmmφの陽電極ローラ〔O■〕を示し
ており、この陽電極ローラ1の図で右上方には、裁断破
砕装置により砕断破砕された絶縁電線屑2を、このロー
ラ1上へ供給する、例えば、ベルトコンベアーのような
搬送装置3が水平配置されている。
なお、搬送装置3の終端部には、絶縁電線屑2を、陽電
極ローラ1の中心軸を通る垂直面上に供給する案内板4
が配置されている。
また陽電極ローラ1の絶縁電線屑2供給位置から回転方
向に沿って3個のコロナ放電陰電極5C−50KV)が
陽電極ローラ1の周面に近接して配置されている。
このコロナ放電陰電極5と搬送装置3との間には、コロ
ナ放電陰電極5から放出される電子が搬送装置3側へ侵
入するのを防止するため電子遮蔽板6が配設されている
そして、陽電極ローラ1の左側方には、その上端を、こ
の陽電極ローラ1の中心軸を通る水平面が通る陽電極ロ
ーラ1の周面に近接して傾斜配置された銅屑案内板7が
設けられており、この銅屑案内板7の下端部下方には、
銅屑受容器8が配置されている。
また、陽電極ローラ1の下方には逆くの字状に折り曲げ
られ上端部9aをこの陽電極ローラ1周面に摺接させた
絶縁被覆屑案内板9が図で左下がりに傾斜して配設され
ており、この絶縁被覆屑案内板9の下端部下方には、絶
縁被覆屑受容器10が配置されている。
なお、ここで絶縁被覆屑案内板9の上端部9aは陽電極
ローラ1との摺接を確実にするために、硬質弾性ゴムで
形成するのが望ましい。
以上のように構成された電線屑分離装置を用いて裁断破
砕された絶縁電線2からの銅屑−2aと絶縁被覆屑2b
との分離は以下述べるようにして行なわれる。
すなわち、搬送装置3によって運搬された銅屑2aと絶
縁被覆屑2bとは、この搬送装置3の案内板4から陽電
極ローラ1のほぼ上端外周上に落下する。
このようにして、陽電極ローラ1に落下した絶縁被覆屑
2bは、陽電極ローラ1に吸引されて、この陽電極ロー
ラ1の回転にともない、絶縁被覆屑案内板9の先端部9
aまで運搬され、この先端部9aにおいて掻き落とされ
た後、この絶縁被覆屑案内板9に沿って移動し、絶縁被
覆屑受容器10に収納される。
なお、ここで絶縁被覆屑2bが陽電極ローラ1に吸引さ
れるのは、コロナ放電陰電極5のコロナ放電によって絶
縁被覆屑2bが負に帯電し、陽電極ローラ1に静電気の
吸引力により吸引されるためである。
一方、搬送装置3から陽電極ローラ1に落下した銅屑2
aは、陽電極ローラ1の回転により遠心力を付与されて
、銅屑案内板7に飛び込み、この銅屑案内板7に沿って
移動し、銅屑受容器8に収納される。
すなわち、銅屑2aはコロナ放電により一時的に負に帯
電するが、陽電極ローラ1と接触すると、導電体である
ため自由電子が、この陽電極ローラ1に放出されて、負
の帯電が解消し、銅屑2aと陽電極ローラ1の間には吸
引力が作用しなくなるのである。
しかしながら、このように構成された電線屑分離装置で
は、陽電極ローラ1から飛び出す銅屑2aの水平方向へ
の飛距離は非常に小さいものであり、かつ、陽電極ロー
ラ1と絶縁被覆屑2bとの吸引力が弱いため、絶縁被覆
屑2bの一部は銅屑2aとともに水平方向に飛び出すた
め絶縁電線屑2の分離効率が非常に悪いという欠点があ
った。
さらに、絶縁電線屑2に比較的大粒の大粒銅屑が含まれ
ているときには、大粒銅屑は、陽電極ローラ1から銅屑
案内板7に飛び出さず、そのまま落下するため、大粒銅
屑を絶縁被覆屑2bから分離することができないという
欠点があった。
また特公昭46−18065号公報には、電導塵の異な
る各種の粒子を含む粒状材料をコロナ放電により帯電さ
せるとともに、これを接地されたローラ上に供給して電
導塵の低い粒子をこのローラ表面に静電気的に吸着させ
る一方、このローラに近接して高圧陰電極を配置し、電
導塵の高い粒子を静電気的に吸引して両者を分離するよ
うにした高圧選別法に関する発明が開示されている。
しかしながら、このような高圧選別法を導体層と絶縁被
覆屑とからなる絶縁電線屑の分離に用いた場合には、導
体層が通常比重8.9の重い銅からなり、かつQ、5m
mφ×6〜7m以上の大粒のものが含まれているため、
静電気的な反撥力だけでは分離に必要なロールからの飛
距離を得ることができず、完全な分離が困難であった。
このような導体層の分離は、ロールと高圧陰電極間の距
離を小さくしたり、両者間の電位差を大きくすればある
程度改善できるが、この場合ロールと陰電極間で放電が
起き易くなる上に、特に重量の大きい大粒のものはこの
方法でも完全に分離できないという難点があった。
本考案は、かかる事情に対処してなされたもので、短い
長さに裁断破砕された導体層と絶縁被覆屑とからなる絶
縁電線屑を連続的に搬送する搬送装置と、この搬送装置
により搬送される絶縁電線屑に圧縮空気を給送し、この
絶縁電線屑を大粒の導体層と大粒の導体層以外の屑とに
分離する風力選粒装置と、水平配置され駆動機構により
回転駆動される陽電極ローラと、この陽電極ローラの上
端周面上へ前記風力選粒装置により分離された大粒の導
体以外の絶縁電線屑を供給する搬送装置と、前記陽電極
ローラ上の絶縁電線屑供給位置近傍へ前記陽電極ローラ
周面と対向配置されたコロナ放電陰電極と、前記陽電極
ローラの回転方向側方に上端を該陽電極ローラ周面に近
接させて傾斜配置された導体屑案内板と、この導体屑案
内板の下方に上端を前記陽電極ローラ周面に周設させて
配置された絶縁被覆屑案内板と、前記導体屑案内板とコ
ロナ放電陰電極間の陽電極ローラ周面に近接配置された
絶縁被覆を有する高圧陰電極ローラとを有する絶縁電線
屑分離装置を提供しようとするものである 以下本考案の詳細を第2図に示す一実施例について説明
する。
なお、第2図において第1図と共通する部分は同一符号
で示されている。
第2図において、絶縁電線屑2を陽電極ローラ1へ供給
する搬送装置11は、符号12で示される絶縁電線屑2
を搬送する搬送板を備えており、この搬送板12の下面
には、搬送板12を加振する例えば電動式バイブレータ
から成る加振機13の加振部14が当接されている。
なお、ここで搬送板12には、第3図に断面図で示すよ
うに、搬送方向に沿って、例えば、深さ2mmの5Rの
円弧からなる溝15゜15・・・・・・が例えば10m
mの間隔をおいて等間隔で形成されている。
搬送板12の搬送方向と反対端上方には、第2図および
第2図に示す搬送装置11の上面図である第4図に示す
ように、搬送板12の搬送方向と直角方向の搬送板12
巾の約半分の排出口16長さを有する絶縁電線屑供給ブ
ロワ17が排出口16を搬送板12の片側半分にわたり
搬送板12に対向させて配設されている。
また、搬送板12のほぼ中央の絶縁電線屑供給ブロワ1
7の搬送方向延長線上方には、第5図に示すようにスリ
ット状の空気吹出口18を有する空気給送管19が水平
方向に搬送方向と約30°の角度をもって傾斜配置され
ている。
この空気給送管19の吹出口18は、垂直方向に対して
約20°の角度をもって搬送板12の内側に向けて配設
されており、絶縁電線屑供給ブロワ17から排出され搬
送板12上を搬送される絶縁電線屑2のうち、大粒の銅
屑を除いて絶縁被覆屑と細粒の銅屑とを搬送板12の反
対側に吹きとばし両者を分離する作用をする。
なお、このとき反対側に吹きとばされた絶縁被覆屑と細
粒の銅屑とが搬送板12から落下しないように搬送板1
2の図で下端縁には図示しない遮蔽板が立設されている
搬送板12の絶縁電線屑供給ブロワ17の反対端下方に
は、搬送板12で搬送されて来る大粒の銅屑を大粒銅屑
受容器(図示せず)へ案内する大粒銅屑案内板20が、
第4図で左下がりに、かつ、はぼ電線屑供給ブロワ17
と同じ巾をもってこの電線屑供給ブロワ17に対向して
配設されている。
また、大粒銅屑案内板20の内側端に隣接して搬送板1
2で搬送されてくる、大粒の銅屑を分離された電線屑を
陽電極ローラ1上端に案内する案内板21が、前記大粒
銅屑案内板20より急角度で、第4図で左下がりに、か
つ、はぼ、大粒銅屑案内板20の内側端から搬送板12
の図の下端までの巾で配設されている。
さらに第2図において、コロナ放電陰電極5と銅屑案内
板7との間には、厚さ3mmの例えばゴムからなる高圧
絶縁体22 Hにより外周を被覆された160mmφの
高圧陰電極ローラ22が陽電極ローラ1と45mmの間
隙を有して平行に近接配置されている。
この高圧陰電極ローラ22は、高圧絶縁体22 aへの
塵の付着を防止するため図示しない駆動機構により5
rpmの回転数で回転駆動される。
なお、第2図に示す電線屑分離装置:よ、搬送装置11
を前述のように構成し高圧陰電極ローラ22を配置した
ことを除いて第1図に示した電線屑分離装置と同様に構
成されているので、これ以外の部分については説明を省
略する。
以上のように構成された電線屑分離装置では、絶縁電線
屑供給ブロワ17から、加振機13により振動される搬
送板12上に供給された絶縁電線屑2は、搬送板12の
絶縁電線屑供給ブロワ17の延長上に形成される搬送路
(以下搬送路Aという)に沿って大粒銅屑案内板20へ
向けて搬送されるが、空気給送管19の下方において、
空気給送管19の吹出口18から吹出す圧縮空気により
、絶縁電線屑2のうち比較的重量の大きい0.5φ×6
〜7mm以上の大粒銅屑を除いて搬送板12の案内板2
1延長上に形成される搬送路(以下搬送路Bという)に
向けて吹き飛ばされるため、吹き飛ばされなかった大粒
銅屑のみが、さらに搬送路Aに沿って搬送された後大粒
銅屑案内板20に案内されて(図示しない)大粒銅屑受
容器に収容される。
なお、ここで搬送板12には、第3図に示したように、
搬送方向に沿って溝15.15・・・・・・が形成され
ているので搬送時に絶縁電線屑20大粒銅屑は、この溝
15゜15・・・・・・に収納される形となり、空気給
送管19からかなり高圧の圧縮空気を吹出しても大粒銅
屑は搬送路Bに向けて吹き飛ばされることはなくなり、
大粒銅屑の分離効率を向上することができる。
一方、搬送路Aから搬送路Bに吹き飛ばされた大粒銅屑
を除去された絶縁電線屑2は、さらに搬送路Bに沿って
搬送された後、案内板21に案内されて、陽電極ローラ
1のほぼ上端外周上に落下する。
陽電極ローラ1に落下した絶縁電線屑2は、第1図を用
いてすでに述べたようにして分離されるが、この実施例
においては、前述のようにコロナ放電陰電極5と銅屑案
内板7との間には高圧陰電極ローラ22が配設されてい
るため、陽電極ローラ1から銅屑案内板7へ飛び込む、
銅屑2aの水平方向への飛距離は、従来に比較して飛躍
的に増大する。
すなわち、例えば、平均長さ3.5mmに裁断破砕され
た絶縁被覆外径2mmφ、銅片径Q、5mmφの絶縁電
線屑2の場合には、水平方向平均飛距離は150mmと
なり、第1図に示した装置で分離を行なうときに比較し
て、その平均飛距離は約2倍以上になっている。
この理由は、銅屑2aは、高圧陰電極ローラ22と陽電
極ローラ1との間を通過するときに、いわゆる静電誘導
現象により、高圧陰電極ローラ22側は正に帯電し、陽
電極ローラ1側は負に帯電するが、銅屑2aが陽電極ロ
ーラ1に接触すると、負の帯電を形成している自由電子
が、この陽電極ローラ1に流れ込み、銅屑2aは全体的
に正の電荷を帯び、陽電極ローラ1との間に強い反発力
を生しるとともに、高圧陰電極ローラ22との間には吸
引力が生じるためと考えられる。
また、コロナ放電陰電極5によって負に帯電した絶縁被
覆屑2bは、高圧陰電極ローラ22と陽電極ローラ1と
の間を通過するときに、負に帯電した高圧陰電極ローラ
22によって反発され、よりいっそう確実に陽電極ロー
ラ1に吸引される。
さらに、また、高圧陰電極ローラ22は、高圧絶縁体2
2 aにより外周を被覆されているので、この高圧陰電
極ローラ22を陽電極ローラ1に接近させても、これら
の間に放電現象が生ずることがなく、高圧陰電極ローラ
22と陽電極ローラドとの間隙を実施例のように例えば
45mmと非常に小さく設定することができ、銅屑2a
に大きな静電誘導を生せしめることができる。
第2図と共通部分には同一符号を用いて示される第6図
は、本考案の他の実施例を示すもので、第2図を用いて
説明した電線屑分離装置の陽電極ローラ1の図で左下方
には、この陽電極ローラ1とほぼ同様に構成されている
が、この陽電極ローラ1より小径の第2の陽電極ローラ
23と第3の陽電極ローラ24とがそれぞれ各ローラの
回転軸を結ぶ面を傾斜させて一定間隔をあけて配置され
ている。
第2および第3の陽電極ローラ23.24の左側方には
、銅屑案内板7とほぼ平行にそれぞれ第2および第3の
銅屑案内板25.26が配置されており、銅屑案内板7
および第2の銅屑案内板25の下方には、それぞれ3個
のコロナ放電陰極27.28が第2および第3の陽電極
ローラ23,24に近接平行配置されている。
また、第2および第3の陽電極ローラ23,24の右上
方には、それぞれ下端部が、この陽電極ローラ23,2
4に摺接された案内板27 、28が傾斜して配設され
ている。
さらに、第2の陽電極ローラ23の右下方には、逆くの
字状に折り曲げられた上端部がこの第2の陽電極ローラ
23に摺接された第2の絶縁被覆屑案内板28が第3の
陽電極ローラ24と絶縁被覆屑案内板9の間を通って傾
斜して配設されており、また、第3の陽電極ローラ24
の下方には上端部を、この第3の陽電極ローラ24に摺
接された第3の絶縁被覆屑案内板29が配置されている
そして、第3の銅屑案内板26の左右両端には案内板3
0および31が垂設されており、左側に位置する案内板
30の下端下方には、銅屑受容器32が配置されている
案内板31と第3の絶縁被覆屑案内板29との間には、
への字形状をした案内板33が配置されており、この案
内板33の左端および案内板31の下端下方には、第1
の絶縁被覆屑受容器34が配置されている。
また、案内板33の右端および絶縁被覆屑案内板9.2
8.29の下端下方には、第2の絶縁被覆屑受容器35
が配置されている。
以上のように構成された電線屑分離装置では、陽電極ロ
ーラ1と銅屑案内板7との間に落下した一部の銅屑2a
と絶縁被覆屑2bとは、案内板27に沿って第2の陽電
極ローラ23上に落下し、第1図を用いて説明したと同
様にして、銅屑2aと絶縁被覆屑2bとは分離され、銅
屑2aは第2の銅屑案内板25を通り銅屑受容器32に
落下する。
一方、第2の陽電極ローラ23に吸引された絶縁被覆屑
2bは、第2の絶縁被覆屑案内板28に沿って落下し、
第2の絶縁被覆受容器35に収容される。
さらに、第2の陽電極ローラ23と第2の銅屑案内板2
aとの間に落下した一部の銅屑2aと絶縁被覆屑2bと
は、案内板28に沿って第3の陽電極ローラ24上に落
下し、第1図を用いて説明したようにして銅屑2aと絶
縁被覆屑2bとは分離され、銅屑2aは、第3の銅屑案
内板26を通り銅屑受容器32に落下する。
一方、第3の陽電極ローラ24に吸引された絶縁被覆屑
2bは、案内板29と33の間を落下し、第2の絶縁被
覆屑受容器35に落下する。
また、第3の陽電極ローラ24と第3の銅屑案内板33
との間に落下した一部の銅屑2aと絶縁被覆屑2bとは
第1の絶縁被覆屑受容器34に落下する。
以上のように構成されたこの実施例では、陽電極ローラ
1と銅屑案内板7との間に落下する、一部の銅屑2aと
絶縁被覆屑2bとは第2および第3の陽電極ロール23
.24により順次分離されるため、第1の絶縁被覆屑受
容器34に落下する銅屑2aと絶縁被覆屑2bとの混合
物は極端に減少し、分離効率を高めることができる。
以上述べたように本考案の電線屑分離装置によれば、風
力によ゛り比較的分離容易な大粒銅屑を陽電極ローラへ
至る搬送路からあらかじめ分離し、大粒銅屑の除去され
た絶縁電線屑から銅屑と絶縁被覆屑とを分離するため、
従来の電線屑分離装置では、絶縁被覆屑から分離できな
かった大粒銅屑を容易に分離することができる。
さらに、本考案の電線屑分離装置によれば、陽電極ロー
ラから銅屑は確実に水平方向に飛び出すとともに、その
飛距離は増大し、かつ、絶縁被覆屑は確実に陽電極ロー
ラに吸着されるので、従来の電線屑分離装置と比較して
銅屑の分離効率が大巾に向上する。
なお、以上の実施例では、搬送装置を構成する振動板に
空気給送管から圧縮空気を噴出し、大粒銅屑を分離する
例について説明したが、本考案はかかる実施例に限定さ
れることなく、例えば第1図と共通する部分には同一符
号を付された第7図に示すように、例えばベルトコンベ
アからなる搬送装置3で運搬され搬送装置3端から落下
している絶縁電線屑2の側方から空気給送装置36から
の圧縮空気を吹き付け、そのまま落下する大粒銅屑37
を大粒銅屑案内板38により大粒銅屑受皿39に収容し
、一方圧縮空気により側方へ吹き飛ばされた比較的重量
の軽い中小銅屑および絶縁被覆屑のみを案内板40によ
り陽電極ローラ1の上端外周に案内するように構成して
も良い。
【図面の簡単な説明】
第1は従来の電線屑分離装置の一実施例の概略を示す側
面図、第2図は本考案の電線屑分離装置の一実施例を示
す側面図、第3図は第2図に示す搬送板の拡大横断面図
、第4図は第2図に示す搬送装置の平面図、第5図は第
2図に示す空気給送管の正面図、第6図および第7図は
本考案の他の実施例を示す側面図である。 1・・・・・・陽電極ローラ、2・・・・・・絶縁電線
屑、2a・・・・・・銅屑、2b・・・・・・絶縁被覆
屑、3・・・・・・搬送装置、5・・・・・・コロナ放
電陰電極、7・・・・・・銅屑案内板、8・・・・・・
銅屑受容器、9・・・・・・絶縁被覆屑案内板、10・
・・・・・絶縁被覆屑受容器、11・・・・・・搬送装
置、12・・・・・・搬送板、17・・・・・・絶縁電
線屑供給ブロワ、19・・・・・・空気給送管、22・
・・・・・高圧陰電極ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 短い長さに裁断破砕された導体層と絶縁被覆屑とからな
    る絶縁電線屑を連続的に搬送する搬送装置と、この搬送
    装置により搬送される絶縁電線屑に圧縮空気を給送し、
    この絶縁電線屑を大粒の導体層と大粒の導体層以外の屑
    とに分離する風力選粒装置と、水平配置され駆動機構に
    より回転駆動される陽電極ローラと、この陽電極ローラ
    の上端周面上へ前記風力選粒装置により分離された大粒
    の導体以外の絶縁電線屑を供給する搬送装置と、前記陽
    電極ローラ上の絶縁電線屑供給位置近傍へ前記陽電極ロ
    ーラ周面と対向配置されたコロナ放電陰電極と、前記陽
    電極ローラの回転方向側方に上端を該陽電極ローラ周面
    に近接させて傾斜配置された導体層案内板と、この導体
    層案内板の下方に上端を前記陽電極ローラ周面に周設さ
    せて配置された絶縁被覆屑案内板と、前記導体層案内板
    とコロナ放電陰電極間の陽電極ローラ周面に近接配置さ
    れた絶縁被覆を有する高圧陰電極ローラとを有すること
    を特徴とする絶縁電線屑分離装置。
JP6371481U 1981-05-01 1981-05-01 絶縁電線屑分離装置 Expired JPS5925489Y2 (ja)

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