JPS5924653Y2 - 容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は容器に関し、特に箱形容器を底辺が四角形のピ
ラミッド型四角錐体に形威し、貯金箱、小物入れとして
使用し得るとともにピラミッドパワーの効用をも得るこ
とができる容器に関するものである。

以下図面に従って本考案の一実施例を詳述する。

第１図乃至第３図において符号Ａは本考案に係る容器本
体を示す。

この容器本体Ａはその全体形状が底辺四角形のピラミッ
ド型四角錐体をなしており、底辺からの高さ約３分の１
の位置において上下に分割し、上部を四角錐状蓋体１、
下部を金型容器体２としである。

蓋体１と容器体２には、例えば蓋体１の両側縁に突設し
た舌片３を容器体２に形成した挿込溝４に挿込むことに
より着脱自在となっている。

蓋体１の内部は単なる空間となっており、また第４図示
の如く容器体２の上面は上板５によって平板状に閉じ、
容器体２のある側面を開口して、この開口部６から奥行
方向両側を隔壁７により仕切って収納空間８を形成し、
この収納空間８内には箱状収納体９を出し入れ可能に嵌
挿し、開口部６は蓋体１０により閉じ可能となっている
。

図中１１は上板５中央部に形成した投入口である。

本考案は上記構成であり容器本体Ａはピラミッド型四角
錐体としたことにより常態においては机、テーブル等に
おいて置物とすることができ、使用に際しては蓋体１を
容器体２から取り外し、投入口１１から内部の収納体９
に小銭を入れて貯金箱として使用でき、また開口部６か
ら収納体９を出し入れしてネクタイピン、カフスボタン
その他装置具等の小物入れとしても使用できるものであ
る。

また四角錐体は底辺から約３分の１の高さ位置において
蓋体１と容器体２に分割可能としたことにより、容器体
２上板５上面に例えばカミソリの刃を置いて蓋体１を装
着し、刃の錆発生を防止する等のピラミッドパワーの効
用を図ることができるものである。

第５図は本考案の他の実施例を示すものであって、前記
と同一部分は同符号を使用している。

本実施例においては四角錐状蓋体１を大型に形威し、金
型容器体２の四側面全面を被覆するように嵌め込み可能
としたものであり、このようにすることにより容器本体
Ａの外観を一体化することができるとともに蓋体１を安
定して容器体２に着脱可能であり、蓋体１０を必要とす
ることなく構造を簡単化することができる。

尚、容器本体Ａは適度の堅牢性と板厚を有する紙板によ
り折曲連設して形成してもよく、また合成樹脂、金属等
を素材として加工成型するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案容器の一実施例を示す正面図、第２図は
同平面図、第３図は蓋体と容器体の分解状態を示す斜視
図、第４図は容器体の斜視図、第５図は本考案の他の実
施例を示す一部破断斜視図である。 １は蓋体、２は容器体、 ９は収納体である。 ５は上板、 ６は開口部、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 四角錐体状容器本体Ａを蓋体１と容器体２に分割して着
   脱自在とし、容器体２の側面から奥行方向に形威した収
   納空間８内に箱状収納体９を出し入れ可能に嵌挿し、容
   器体２上板５には投入口１１を形成して成ることを特徴
   とする容器。