JPS5923767B2 - 解凍・冷蔵装置 - Google Patents

解凍・冷蔵装置

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JPS5923767B2
JPS5923767B2 JP58122883A JP12288383A JPS5923767B2 JP S5923767 B2 JPS5923767 B2 JP S5923767B2 JP 58122883 A JP58122883 A JP 58122883A JP 12288383 A JP12288383 A JP 12288383A JP S5923767 B2 JPS5923767 B2 JP S5923767B2
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JP
Japan
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water
container
fish
thawing
housed
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JP58122883A
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JPS5931647A (ja
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靖 新田
武 林
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Kyoei Zoki Co Ltd
Original Assignee
Kyoei Zoki Co Ltd
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Publication of JPS5923767B2 publication Critical patent/JPS5923767B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容器内に収容した冷凍魚などの低温魚体を、容
器内の水温を均一化することによって解凍を含み一様な
温度で冷蔵することが可能な装置に関する。
魚と氷水とわ容器内に収納して保冷し、必要に応じて魚
を解凍することが水産業界では汎く行われているが、解
凍に際しては0次のことが前提条件とされている。
その一つは凍結魚の解凍はなるべく低温度下で行うのが
鮮度保持上好ましいことであり、次には容器内の水温分
布がムラとなったのでは早く解凍した魚体の鮮度が急速
に低落するばかりでなく、全部の解凍が終るまで取り出
せないなどの不都合がある点から容器内を均一な水温に
保持しなければならないことであり、さらには魚体の損
傷を避けるために解凍のための水流を緩速にする必要が
あることが挙げられる。
一方、解凍の後の冷蔵の場合も大きい水槽内に収容した
多量の魚体の温度は必らずしも均一ではなく砕氷が十分
に混在していない部分は魚体温度が高く、そのため魚体
内蔵部分の消化酵素の作用によって消化が活発になり、
腐敗が進み、これが発熱をもたらす悪循環を繰り返して
、益々温度の不均一化につながることが知られており、
従って解凍はもとより低温下での冷蔵においても容器内
の温度分布の均一化をはかることは肝要とされている。
従来のこの種装置は数十キログラムから数十トンもの冷
凍魚を一括して解凍し冷蔵する比較的大形の構造のもの
では、解凍を早めるために水道水を送り込んでいたが、
これでは魚の収容量を可能な限り多クシ、氷水量も極力
少くさせる収容状態が普通であるところから冷凍魚の撹
拌が充分行われなくて、局部的に大巾な温度差を生じ、
ある個所のものは非常に解凍が困難となって、冷凍魚の
全部が解凍するのに長時間を余儀なくされるだけでなく
、早く解凍した魚体の鮮度が落ちるなどの欠点があった
また、水の吹出圧と供給流量とを増大することによって
攪拌効果と急速解凍効果とをねらったものも提案されて
はいるが、単に水道水の吹出圧および流量を増加するだ
けでは大容量の解凍容器全体に一様に攪拌することは実
際上不可能である。
伺となれば、水道水が吹出される付近の流速の速い部分
が特に強く攪拌され、その位置から遠去かるに従って急
激に流速が低下して殆ど攪拌されなくなるからであって
、流量を増加させて解決しようとしてみても、その実を
多く期待できないことはもとより、容器内の水温が急上
昇し良好な解凍ができないし、消費水量の増加による不
経済な面があって好ましくなかった。
また、吹出圧を高くすると、吹出口近辺の魚体が激しく
攪拌されて魚体同士の衝突により損傷を受は品質の低下
を招く問題があって適切な手段とは云い難いものである
本発明はかかる事実に対処して、低温冷蔵装置に要望さ
れる前記条件を満足させることが可能な新規な装置をこ
こに案出するに至ったものであって、特に魚が収容され
る容器を含んで水循環流路を形成して多孔板等の水は通
過するが魚体は通過しない多孔様体を介して水を容器内
に導入かつ容器内から導出する構造となすとともに、前
記容器内におりる流水の方向を反転し得るごとく成した
構成を特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面にもとづいて詳述する。
第1図および第2図は本発明の1実施例に係る解凍・冷
蔵装置の1例を示すものであって、容器1と攪拌用ポン
プ2とを要素とした水循環流路を形成して、容器1内に
は魚が密に収容されるようになっている。
そして魚の保冷を行う場合には容器1内に魚と氷水を収
容した状態にするが、この場合容器1と攪拌用ポンプ2
とを接続するための流通ダクト3゜3内には0℃近辺の
冷水が充填した状態となる。
前記容器1は流通ダクト3と連通する対向両側壁部を多
孔板等水は通過するが魚体は通過し得ない多孔様体4に
て形成して流通ダクト3側に水だりが流通し、魚体およ
び氷塊が入り込むことのないようにしている。
しかしてこの例は容器1、攪拌用ポンプ2、流通ダクト
3からなる水循環流路が防熱構造の水槽5内にコンパク
トに収められて、流通ダクト3が多孔板4からなる対向
両側壁部の側方と底壁の下方とを取り巻いた迂回路に形
成されるとともに、水中型の攪拌用ポンプ2を、この流
通ダクト3の中間部に配設した構造となしている。
上記攪拌用ポンプ2は各型式のポンプが適用可能である
が、水中型のものとしてはスクリューインペラ型等の軸
流ポンプが好適であり、それ等ノ各種ポンプのうちで吐
出部と吸込部とを回転翼の正転、逆転によって転換し得
る可逆型のものを使用することが要件である。
なお、上記例の如き水中型の場合にはポンプ部を流通ダ
クト3内に配設して、水槽1の壁部を水密的に貫通した
ポンプ軸に対してモータ6を連結するようにすればよい
第1図中、7は反転制御用タイマーであす、2〜3分程
度の反転周期によってモータ6を交番的に正・逆転する
ために備えられたものである。
上述の構造になる解凍冷蔵装置は、通常は永との混在下
で0℃に保持された魚あるいは別の冷凍装置で零下10
℃程度に冷凍された魚が容器1内に積層した状態で収容
され保冷装置として利用されるが、解凍及び解凍後の保
冷の必要があるときには、適宜な手段によって流通ダク
ト3内に所定レベルまで水を充填した後、攪拌ポンプ2
を前記タイマー7によって3分程度の所定時間毎に正逆
の交互繰り返し運転させる。
かくすることにより、流通ダクト3内の水流は実線ある
いは破線の流れを交番的に繰り返し図において左側針る
いは右側の多孔板4を通って解凍室として機能する容器
1内に流入し、積層状態に存する冷凍魚体を攪拌しつつ
横流となって緩やかにかつ均一して流動した後、右側あ
るいは左側の多孔板4を通って流通ダクト3に流出する
この場合、流水の方向を可逆でなく一定としたのでは、
多孔板4,4のうち流出側の多孔板40部分に魚体が集
まって目詰り状を呈し流通が悪くなったり、魚体が攪拌
されなくて静止状態の魚体間に形成される固定的な流通
路を水が通過する不都合があるが、上記装置は魚体の目
詰り状態な来すまでに流れ方向を転換させるようにして
いるので、魚体の撹拌効果が大であり、さらに均一に分
散した水流が形成される特長を有し、しかも多孔板通過
後に水流が減速されて緩やかな水流となるために、解凍
が平均的に、かつ速やかに行われもなお、攪拌ポンプ2
に低揚程大容量型のスクリューインペラポンプなどの軸
流ポンプを使用すれば、緩速で、かつ豊富な水の流動が
可能となり、平均した解凍作用に加えて、魚体の激しい
衝突を避けることによる損傷防止が果される利点を有し
て誠に好都合である。
なお、解凍が完了した後も、攪拌ポンプ2を運転し続け
ることによって多孔様体4から噴出する水の流れで水槽
5内の水温な0℃近辺の温度に平均化させることが可能
であって等温保冷が行なえるものであり好ましい運転態
様である。
ところで、−10℃以下の低温に保冷された凍結魚の場
合は、常温水によって解凍後冷蔵すると、攪拌ポンプ2
の駆動後約5分経過した時点で、0℃の水となって解凍
に長時間を要することが充分予想される。
かかる場合には第3図に示したように温度検知器8によ
って嗣水の温度を検知し、常温水または温水を加えて循
環水の温度を僅かに上昇させるよう制御する手段を付加
することによって簡単に解決できるものであり、かかる
手段の採用も赤本発明装置に随時採用して頗る好適であ
る。
次に第3図に示した装置は目的ならびに機能に関して前
記例装置と変ることがなく、本発明装置の例として挙げ
たものであり、水槽5内に容器1と流通ダクト3の一部
とを収納し、流通ダクト3の過半部および可逆型攪拌ポ
ンプ2とを水槽5外に設けた点が構造上第1図々示装置
と異るに過ぎない。
この装置は例えば零下10℃以下の保冷を行う保冷槽に
若干0攻変を施すことによって、解凍冷蔵装置に兼用さ
せることが極めて簡単に行えるなどの特長を備えている
本発明は以上述べた構成ならびに作用を有するものであ
って、多孔様体4を水循環流路の途中に介設したことに
より、容器1内の魚体が器外に移動するような不都合は
解消される。
また、多孔様体4を介して流水を拡散的に容器1内に流
入させ、かつ、器外に流出させるようにしたから、魚体
の周囲を流動する水の流速は緩やかとなるし、隅々に亘
る各部に平均した水流速分布が得られて攪拌による魚体
の損傷は未然に防がれると共に、容器1内のどの部分を
とっても温度が均一化した保冷運転が可能となり、従っ
て解凍を必要とするときには解凍の遅速差を無くシ、捷
だ、低温下での冷蔵は一様な温度を保持することができ
て、その結果、品質の高い鮮魚を安定的に冷蔵し得る。
さらに、循環水流を交互に反復させて流れ方向の転換を
行わせることにより、魚体が一個所に集積して目詰り状
を呈し、水の流れを悪くしたり、温度分布の不均一を来
したりするのを確実に防止し得るばかりでなく、安定し
た攪拌効果をも奏し、このように本発明は種々のすぐれ
た特長を発揮して頗る有用な解凍・冷蔵装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1実施例に係る略本断面正面図、
第2図は同じく断面側面図、第3図は本発明装置の例の
略本断面正面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・攪拌ポンプ、3・・
・・・・流通ダクト、4・・・・・・多孔様体、5・・
・・・・水槽、6・・・・・・モータ、7・・・・・・
反転制御用タイヤ−18・・・・・・温度検知器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚が収容される容器を含んで水循環流路を形成して
    、水は通過するが魚体は通過し得ない多孔様体を介して
    水を前記容器内に導入かつ、容器内から導出する構造と
    なすとともに、前記容器内の流水の方向を反転し得るご
    とく成したことを特徴とする解凍・冷蔵装置。 2 魚が収容される容器を含んで形成した前記水循環流
    路が、吐出部と吸込部とを転換し得る可逆型撹拌用ポン
    プを備えている特許請求の範囲第1項記載の解凍・冷蔵
    装置。 3 可逆型攪拌用ポンプがスクリュー型インペラを備え
    たポンプである特許請求の範囲第2項記載の解凍・冷蔵
    装置。 4 魚が収容される容器を含み形成した前記水循環流路
    が、容器と攪拌用ポンプとを接続するための流通ダクト
    を備えて1つの水槽内に収められている特許請求の範囲
    第2項記載の解凍・冷蔵装置。 5 攪拌ポンプがタイマーによって交番的に自動正逆運
    転される原動機を軸結して有する特許請求の範囲第2項
    、第3項または第4項記載の解凍冷蔵装置。
JP58122883A 1983-07-05 1983-07-05 解凍・冷蔵装置 Expired JPS5923767B2 (ja)

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JP58122883A JPS5923767B2 (ja) 1983-07-05 1983-07-05 解凍・冷蔵装置

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JP58122883A JPS5923767B2 (ja) 1983-07-05 1983-07-05 解凍・冷蔵装置

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JPS5931647A JPS5931647A (ja) 1984-02-20
JPS5923767B2 true JPS5923767B2 (ja) 1984-06-05

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JP58122883A Expired JPS5923767B2 (ja) 1983-07-05 1983-07-05 解凍・冷蔵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011200187A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Iwate Prefecture 冷凍品の解凍装置

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JPS5931647A (ja) 1984-02-20

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